三層構造ビスマス系高温超伝導体の高品質単結晶育成法の研究
【研究分野】物性Ⅱ
【研究キーワード】
ビスマス系高温超伝導体 / 単結晶 / 擬ギャップ / c軸抵抗率 / 負の磁気抵抗 / 超伝導ゆらぎ / 量子臨界点 / Bi-2223単結晶 / Bi-2212単結晶 / 単結晶育成 / Pbドーピング / 温度勾配
【研究成果の概要】
3枚のCuO_2面(n=3)を持つ銅酸化物高温超伝導物質Bi_2Sr_2Ca_2Cu_3O_<10+δ>(Bi-2223)は、CuO_2面の多層化に伴う高温超伝導体の超伝導転移温度Tcの向上の要因を探る上で格好の材料である。本研究では、この物質の大型で高品質な単結晶を育成することに見通しを得た。また、高温超伝導理論の最大の争点である擬ギャップ(常伝導状態で低エネルギーの状態密度が減少する現象)の起源について、超伝導とは競合するなんらかの秩序形成を意味する可能性を、磁場中のc軸抵抗率の測定から実験的に明らかにした。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
藤井 武則 | 東京大学 | 低温センター | 助教 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2008
【配分額】4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)