新・高機能な電気磁気応答物質および現象の開拓
【研究分野】物性Ⅱ
【研究キーワード】
電気磁気効果 / マルチフェロイクス / トロイダルモーメント / 六方晶フェライト / 電気四極子 / ドメイン構造 / カイラリティ / 物性実験 / 電気時期効果 / スピングラス
【研究成果の概要】
本研究課題では,絶縁性磁性体におけるエネルギー損失の少ない磁性の絡んだ未踏の複合電子物性の創成を目的とした。特に,電場による磁性の制御といった電気磁気効果に関連した新物質・新物理現象の発見および従来を越える高機能な電気磁気効果の実現をねらった。具体的な成果として,(1)フェライト磁石類似の鉄酸化物における電気磁気効果を利用した室温での不揮発的な磁化の電圧制御,(2)トロイダルグラスという新規なガラス状態の概念の提唱,(3)電気四極子配列の鏡像異性の提唱およびその実験的実証,(4)高圧力印加による磁気誘起電気分極の巨大化などといった,電気磁気効果に関連した種々の新物質・新物理現象を実現させた。
【研究代表者】
【研究協力者】 |
若林 裕助 | 大阪大学 | 大学院基礎工学研究科 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
木村 健太 | 大阪大学 | 大学院基礎工学研究科 | 助教 | (Kakenデータベース) |
田中 良和 | 理化学研究所 | 放射光科学総合研究センター | 専任研究員 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2017-03-31
【配分額】46,020千円 (直接経費: 35,400千円、間接経費: 10,620千円)