分散並列システム上でのモンテカルロ法と分散疑似乱数発生
【研究分野】数学一般(含確率論・統計数学)
【研究キーワード】
疑似乱数 / Mersenne Twister / 既約多項式 / セルオートマトン
【研究成果の概要】
1.有限体係数多項式の数論を用いて、周期2^<19937>-1,623次元均等分布性をもつ、コンパクトで高速な疑似乱数発生法Merssene Twisterを提唱し、C および Fortranプログラムとして実現した。これは、世界的に利用が進んでいる。
2.分散システム上で使用するために、同一プログラムで異なる初期値を使用した場合の性質を調べた。
3.独立な乱数を生成するため、性質の良いパラメータをできるだけ多数求めておくことが望ましい。しかし、パラメータ探索には長時間かかるため、探索アルゴリズムの検討を行った。
4.2元体上線形な次状態関数をもつ簡単なセルオートマトンが、極大周期m系列になるための条件を調べた。これにより、周期2^<859433>-1のセルオートマトンが容易にインプリメントでき、LSIのセルフテストに有用ではないかと思われる。
【研究代表者】