大気中の亜硝酸の高感度オンサイト計測装置の開発
【研究分野】環境動態解析
【研究キーワード】
亜硝酸 / オンサイト計測 / 分光計測 / 環境計測 / レーザー分光 / 大気化学
【研究成果の概要】
亜硝酸は(HONO)はOHラジカルのソースであるとともに室内における汚染物質である。HONOは反応性が高い不安定物質であり、新たなHONOの高感度・高精度計測手法の開発が望まれている。本研究では、中赤外域でのキャビティリングダウン吸収分光法(CRDS)および紫外域でのパルス型差分吸収分光法(DOAS)をこれまで環境動態把握が困難であったHONOの新しい計測技術として確立する。CRDSについては、中赤外域の吸収を用いた場合のHONOの検出下限と吸収断面積を明らかにした。一方、DOASについては、システムの改良等により検出下限の向上を図った。両手法ともに、大気濃度レベルのHONOの観測が可能である結果を得た。本研究においてはHONOの合成法についても検討を行い、純度の高いHONO合成法を確立した。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
林 瑠美子 | 東京大学 | 環境安全本部 | 助教 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010 - 2012
【配分額】18,980千円 (直接経費: 14,600千円、間接経費: 4,380千円)