火山噴火の3次元降灰モデル開発と災害予測システムの提案
【研究分野】自然災害科学・防災学
【研究キーワード】
火山噴火 / 噴煙 / 火山灰 / 災害予測 / 数値モデル / 火山災害 / 火山噴煙 / 数値シミュレーション / 大型計算機 / 火山
【研究成果の概要】
爆発的な火山噴火では、噴煙が大気中を拡大し、火山灰が地表に堆積する。噴煙拡大ダイナミクスと火山灰降灰メカニズムの理解を目的に、数値の開発と、それを用いた大規模数値シミュレーションを行った。任意の大気条件の中で噴煙の流体成分と火山灰粒子を同時に解く3次元数値モデルを開発し、計算プログラムの高速化を行った。その結果、大規模噴火(ピナツボ1991年噴火)、中規模噴火(ケルート2014年噴火)、小規模噴火(新燃岳2011年噴火)といった幅広い噴火事例の噴煙高度や堆積分布などの観測データを再現することができた。また、噴煙高度に与える風の影響を定量化し、単純なモデルに必要な経験的パラメータを決定した。
【研究代表者】
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【配分額】4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)