国際フロー解析を基盤としたアジアにおけるリン資源ガバナンス
【研究分野】環境影響評価・環境政策
【研究キーワード】
リン資源 / 国際貿易 / マテリアルフロー / アジア / ガバナンス / 産業連関分析 / マテリアルフロー分析 / リン / 資源ガバナンス / 国際情報交換
【研究成果の概要】
本研究では産業連関モデルを基盤としてリンのマテリアルフローと接続した統合リン資源循環モデル(IPCIO)の開発を行った。リン鉱石や、リン酸・リン酸塩といった中間製品や、鉄鋼スラグ・下水汚泥といった二次資源部門を新設、あるいは既存の行・列の各部門を細分化することで、サプライチェーンを通じたリン関連財の需給を定量評価可能にした。
さらにGLIOモデルを用いて日本の最終需要が引き起こす貿易を通じたバーチャルリン消費の推計を行った。リン資源の需給逼迫を背景として、未利用のリン資源に着目をしてリンの持続可能な循環を考える必要があることが定量情報をもとに示された。
【研究代表者】