気候・社会・生態系の変動に対応した感染症リスク評価モデルの構築
【研究分野】環境リスク制御・評価
【研究キーワード】
感染症 / リスク評価 / 途上国都市 / 洪水 / 気候変動 / 下痢症 / デング熱 / DALY / 土地利用 / 国際研究者交流 / インドネシア / フィリピン
【研究成果の概要】
アジアの途上国都市を想定し、気候変動や社会変動の影響を考慮した洪水起因の感染症リスクの定量評価モデルを構築した。まず,洪水時の行動を考えたQMRAを基本とし、家庭内における二次感染を考慮したモデルにより、ノロウイルス感染リスクを算出した。次に,気候パラメータにもとづくデング熱のリスク評価モデルを、デング熱罹患率の季節変動と都市内での空間変動に着目しながら,機械学習アルゴリズムを用いて構築した。
最後に,現地でのインタビュー調査により,洪水時に頻発する感染症の種類とそれに対する住民の感情を明らかにした。その結果にもとづいてDALYの算出手法を改良し、洪水時の感染症による経済損失を評価した。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
渡部 徹 | 山形大学 | 農学部 | 教授 | (Kakenデータベース) |
渡辺 幸三 | 愛媛大学 | 理工学研究科 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【配分額】40,560千円 (直接経費: 31,200千円、間接経費: 9,360千円)