植生遷移に伴う落葉広葉樹林生態系機能の環境応答特性の変遷とその変動機構の解明
【研究分野】森林科学
【研究キーワード】
植生遷移 / 炭素循環 / 水循環 / 環境応答 / 落葉広葉樹 / 葉群フェノロジー / 生態系機能 / 蒸散量 / 気候変動 / 環境応答特性 / 樹液流
【研究成果の概要】
本研究の目的は植生遷移に伴う落葉広葉樹林生態系機能の環境応答特性の変遷とその変動機構をフィールド観測と生態系モデルによって解明することである。ダケカンバ(遷移初期種)とミズナラ(遷移中後期種)を重点的に調査したところ、(1)両種の葉群フェノロジーの相違性が、植物生理特性や蒸散特性に影響を与えること、(2)ダケカンバ林からミズナラ林への遷移を想定した場合、水循環よりも炭素循環への影響が大きいことが示唆された。本研究により、生態系機能の現状診断と変動予測の高度化を図る上で、樹種別の葉群フェノロジーおよび水・炭素循環の環境応答特性と、優占種の変遷に着目することが重要であることが示された。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
永井 信 | 国立研究開発法人海洋研究開発機構 | 地球環境観測研究開発センター | 主任研究員 | (Kakenデータベース) |
村岡 裕由 | 岐阜大学 | 流域圏科学研究センター | 教授 | (Kakenデータベース) |
吉竹 晋平 | 岐阜大学 | 流域圏科学研究センター | 助手 | (Kakenデータベース) |
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【研究協力者】 |
大塚 俊之 | |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【配分額】16,770千円 (直接経費: 12,900千円、間接経費: 3,870千円)