境界国家・ラオスの生存と発展:政治・経済・社会のアクターと大メコン圏
【研究分野】応用経済学
【研究キーワード】
経済政策 / 地域研究 / 東南アジア / 経済発展 / 地域経済 / アセアン後発国 / 中所得国の罠 / ランドブリッジ国 / 境界国家 / 国際河川 / 人材育成と教育 / インフラ整備 / 産業クラスター / ランドブリッジ(内陸)国 / 社会主義政権の変容 / グレーターメコン(GMS)圏 / 政治・経済・社会のアクター / 経済発展と地方自治
【研究成果の概要】
本研究では、今後の東アジアの動向を決定付けていくのは、日中韓といった地域の中の大国の動向ではなく、内陸国でランドブリッジと呼ばれる多くの国と国境を接する「境界国家」のラオスのような中小国の動向であるとの仮説の検証を行った。
特に、これら中小国の庶民意識の中にすら兼ね備えられている「パワーバランス感覚」が大陸諸国には存在し、周囲に位置する大国を競わせて自己の地域における利益を引き出していく手腕、近隣国各々との繋がりを持つ集団が存在しても、それら集団は最終的には、ラオスという地域のために連絡を取り合い、ラオスという地域の利益を図るという点で一致協力する柔軟性を持つ点に着目し研究成果を得た。
【研究代表者】