有価物回収型排水処理技術の基盤となる細菌硫黄飢餓応答機構の解析
【研究分野】応用微生物学
【研究キーワード】
応用微生物 / 細菌 / 環境 / 硫酸飢餓応答 / 有機硫黄化合物代謝 / ジメチルスルホン / メタンスルホン酸 / 転写調節
【研究成果の概要】
細菌は通常は最も利用しやすい無機硫酸イオン(SO^<2->_4)を硫黄源とする。しかし「硫酸飢餓」と呼ばれる硫黄欠乏状態に陥ると、その環境に存在する様々な有機化合物を分解して硫黄源とする。我々は、細菌が有する硫黄飢餓応答のメカニズムを上手く制御することで、近年成長著しい電子工業分野において洗浄剤として使用されているジメチルスルホキシドを含有する排水から、メタンスルホン酸を高効率で生産可能な生物学的廃水処理システムの構築を最終的な目的としている。
【研究代表者】
【研究連携者】 |
山根 久和 | 東京大学 | 生物生産工学研究センター | 教授 | (Kakenデータベース) |
野尻 秀昭 | 東京大学 | 生物生産工学研究センター | 准教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【配分額】3,870千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 570千円)