琵琶湖水圏生態系に影響を与える金属配位子の特定と生産者の解明
【研究分野】環境動態解析
【研究キーワード】
環境質定量化 / 微量元素 / 有機配位子 / 琵琶湖 / 化学スペシエーション / 環境質定量化・予測
【研究成果の概要】
Pseudopolarographyにより、淡水中の“強い”配位子検出を試みた。琵琶湖北湖と手賀沼で採取した湖水を分析した結果、琵琶湖表面水ではEDTAと同程度の安定度を持つ配位子の存在が示唆された。1m、15mの試料については、さらに条件安定度定数の対数値が30を超える非常に高い安定度を持つ配位子の存在が示された。手賀沼採取試料では、採水直後に銅を添加した試料で、方法の限界値でも反応しない配位子の存在(硫化物の可能性)が示された。24時間経過後に銅を添加した試料は琵琶湖と同程度の安定度をもつ”強い”配位子の存在を示した。淡水において普遍的に”強い”配位子が存在している可能性が示された。
【研究代表者】
【研究協力者】 |
小畑 元 | 東京大学 | 大気海洋研究所 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
TANVEER Ahmed | 滋賀県立大学 | 大学院環境科学研究科 | 博士後期課程(2013年3月修了/">(Kakenデータベース) |
小山 和香 | 滋賀県立大学 | 大学院環境科学研究科 | 博士前期課程(2年次在学中/">(Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【配分額】4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)