キーワードオークションの理論研究:現行制度はいかなる合理的を有するか
【研究分野】理論経済学
【研究キーワード】
オークション / インターネット検索エンジン / 広告 / ゲーム理論 / コンピュータシミュレーション / 一般化第二価格オークション / VCGメカニズム / 制度
【研究成果の概要】
本研究プロジェクトの目的は、キーワードオークションに関するゲーム理論・コンピュータシミュレーションを用いた分析を通じて、現行制度にどのような合理性があるのかを明らかにすることである。第一の発見は、上位の広告枠ほどクリックに関する限界収入が大きいという点である。これにより、現行の「上位の広告がハイライトされている」、「表示される広告枠に制限がある」ことに対する理論的な説明ができたことになる。第二の発見は、検索エンジンが、広告主たちの現在の入札額を明らかにしないという環境(入札額秘匿環境)を選択することで、検索エンジンの収益が高まっている可能性があるということである。
【研究代表者】
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2011 - 2013
【配分額】1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)