文学と法のグラマトロジー:日本語文学と法・制度の境界横断を中心に
【研究キーワード】
文学と法 / 日本語文学 / 翻訳翻案 / 法と文学 / LGBTQ / 台湾・韓国・日本法 / 比較文学 / 国際情報交換 / 植民地文学 / 法・制度 / 境界横断 / 植民地支配 / 台湾、中国、韓国 / アメリカ、ドイツ / 翻訳や翻案 / ポストコロニアル / 国際研究者交流 / 多国籍 / 日本語文学、法・制度 / 境界横断、比較文学
【研究成果の概要】
2020年から2021年は、コロナ渦の中資料調査に制限があったものの法学者を中心に研究集会と国内外で成果発表を行った。研究分担者全員を集め台湾や日本のジェンダー・LGBTQ法・制度を中心に議論及び考察を深めた。「文学と法におけるLGBTQ」というシンポジウムを開催し、小説家・翻訳者の李琴峰氏を演説していただき、台湾や、日本、韓国の文学に描かれる法制度について集中的に議論を行った。この研究会を通して、台湾のLGBTQ法改正の過程において他の国々と違って、作家、政治家や政治と関わる特に多くの女性の運動活動が浮き彫りになり一方日本の場合は一般市民まではジェンダー、LGBTQの方・制度に関する法・制度の意識が高いものの法律改正までに至ってないことがわかった。
個別実績 研究代表としてセンは、2021年9月6日に同志社大学FGSSセンターと共催にてシンポジムを開催し、台湾出身の李琴峰氏の「台湾日本のLGBTQ文学と法制度」という題材での一般公開の講演会を開き、研究集会を開いた。日本国内で明治以降の文学における法制度を言及する日記や小説・戯作などの資料調査を行い、国際学会16th EAJS(ゲント)オンラインでのパネル発表を行った。
棚村 シンポジムでは棚村法専門家は台湾での同性婚法の成立が日本にどのような影響を与えているかについて報告した。本澤 日独のジェンダー政策家族政策について調査を行った。加藤 研究集会に発表者に対してコメンテーターを担い、満州とロシア語圏との関わりの文学テキストの調査を行った。姚 芥川龍之介の中国滞在及び作品の検閲や出版法について調査を行った。逆井 アジア知識人とアメリカ文化政策との関係性の比較研究を考察した。菅野 アメリカと日本の映画におけるジェンダーと法について調査を行った。金 開催した研究会で日本や韓国、台湾を中心に比較的に文学と法の視点から報告した。
【研究代表者】