確率論理学習に基づく統一的意思決定モデルの構築と経済実験データへの応用
【研究分野】経済学、経営学およびその関連分野
【研究キーワード】
帰納的ゲーム理論 / ゲーム論理 / 動的認識論理 / 経験 / 資産取引実験 / コミュニケーション / 事例ベース推論 / 事例ベース意思決定理論 / ゲーム理論 / 帰納的学習 / 確率論理学
【研究成果の概要】
意思決定理論の帰納的アプローチの理論構築と実証・実験データに基づく検証を行った。理論構築では、動的ゲーム論理の枠組みにUnawareness構造を導入し、獲得した情報と既に保持していたが関連性を認識していなかった情報を区別する体系を構築し、取引データを説明する行動モデルの基礎を与えた。
実証・実験データ分析では、資産市場取引実験及び経験財の取引行動のデータを分析した。資産市場取引においては、取引主体の予測の自信度が資産取引を活性させることが観察された。経験財消費データでは、消費がもたらす満足予測の自信度をデータとして得られなかったが、価格感応度が高い消費行動を観察した。
【研究代表者】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2017-06-30 - 2020-03-31
【配分額】6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)