食品非栄養性成分によるエピジェネティクスを介した子孫の健康維持に関する研究
【研究分野】食生活学
【研究キーワード】
エピジェネティクス / 食品ポリフェノール / トランスクリプトーム / 代謝ストレス / 食と栄養 / 機能性食品 / 分子代謝学 / 発現制御
【研究成果の概要】
親の代謝ストレスが子へエピジェネティックに遺伝することに関する証拠が集積されつつある。代謝ストレスは食品ポリフェノールで緩和される。我々はレスベラトロール(RSV)が雄マウスのアルコール性脂肪肝を軽減することを見出した。この雄を通常の雌と交配して得た仔の血中中性脂肪値はエタノール(E)群で高く、エタノール+RSV(ER)群は対照(C)群と変わらなかった。仔の肝臓トランスクリプトームはC群とE群が分離し、C群とER群は分離しなかった。父精子と仔肝臓のゲノムメチル化シトシンの分布は群間で差が見られた。このようなエピジェネティック修飾が次世代に伝播し、代謝的表現型を引き起こしている可能性がある。
【研究代表者】
【研究連携者】 |
近藤 隆 | 理化学研究所 | 統合生命医科学研究センター | 上級研究員 | (Kakenデータベース) |
岡田 晋治 | 東京大学 | 大学院・農学生命科学研究科 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【配分額】8,450千円 (直接経費: 6,500千円、間接経費: 1,950千円)