昭和20年代中学就学者への調査に基づく継続的外国語学習を促進する教授法・教材開発
【研究キーワード】
生涯学習 / 学習機会 / 学習継続の要因 / 学習環境 / 成人教育 / ダイバーシティ / 継続的学習 / 生徒への調査 / 教材開発 / 戦後英語教育
【研究成果の概要】
2021年度においては、COVID-19拡大のため、分担者・協力者との打ち合わせ等は、ほとんどオンラインで行った。また、当初の分担に従って、これもオンラインにより、先行研究の調査とアンケート項目の策定を行った。先行研究については、就学中の学習者に関する motivation、学習継続を可能にする要因、学習環境に関する研究は比較的多くあり、この中で、研究上、また理論上の基盤になる文献の整理と絞り込みが行えた。生涯学習、また成人学習での場合、さらに、それを一般的就学期に身に着けた学習方法、学習環境の構築等、学習継続に資する要件と関連付けた先行研究については、ほとんどなく、本研究の価値を再確認するに至った。その間、杉本がEMIに関する論文を、また教育政策については、青田が論文を発表した。
学習継続の要因についても、再分析し検討した。昨年度の「シニア層の学習機会が拡大する中で、授業担当者のうちの少なからぬ数が、研究に直接従事していなかったり、また、一線を退いた形になっていたりする状況、つまり、教授には注力するが、学習者を研究対象と考えて対応している機会が少ないのではないか」との仮説の検証については、時間的制約もあり、本研究とは別に教授者にアンケートを行うなどして調査する必要があるとの結論に至った。
2021年年度も、オンラインと、少ない対面の機会をとらえ、分担者とアンケート実施に関する進捗状況の確認、今後の、特に COVID-19 への対応に伴う研究計画の修正について討議した。その結果として、先行研究の更なる調査と並行し、アンケート項目の確定、各研究者の所属機関でできる範囲で、その問いの実効性について検討することとなった。そのとりまとめは、2022年度前半で行う事となった。また、各研究者は、その間の成果を利用して、論文、学会発表、著作活動を行った。
【研究代表者】