経営と情報の統合に関する研究
【研究分野】商学・経営学
【研究キーワード】
経営 / 情報 / 経営情報学 / 情報システム / 情報技術 / 人工知能 / 推論 / 論理 / 画像処理 / 昇進・昇格パターン / 企業風土 / 帰属意識 / CAI / 情報科学 / データベース / 情報利益 / 形式論理
【研究成果の概要】
本研究は, 本学における「経営情報学」確立の方向への努力の一環である. 研究は, 「経営学」と「情報学」の二つの領域に分かれるが, 両者を結ぶ共通概念は, 「情報」である.
●経営学の領域に属する研究成果には, つぎのようなものがある.
1.経営全般に関するもの
(1)経営における意志決定システムとしての組織の分布と, 組織革新における情報の役割
(2)経営活動のコントロールにおける情報の役割
2.経営の各機能分野に関するもの
(1)マーケティング活動のための情報システムの現状分析と将来展望
(2)財務活動における情報利用の有効性とそれに伴なう利益の分析
(3)人事管理のための人事情報データ利用を目指すコンピュータの活用
(4)流通管理における社会の情報化の進展の影響による変化の予測
●情報学の領域に属する研究成果には, つぎのようなものがある.
1.経営における情報利用全般に関するもの
(1)情報技術進歩の成果の活用に対する動向追跡
2.情報技術の進歩に貢献するもの
(1)組織記憶としてのデータベースの高度化のための理論的研究
(2)プログラミング教育支援のための知的CAI開発のための基礎研究
(3)会計情報システムにおける会計取引文の意味解析に関する研究
(4)コンピュータ・ヴィジョンにおける目標追跡行動に関する研究
(5)経営科学・統計学における重要な算法を支える理論に関する研究
上記の各テーマにおいて, 将来の研究方向をも示唆する発展性のある研究成果が得られた.
【研究代表者】