地理的マルチレベル現象の解明に向けた基盤的データの構築
【研究分野】人文地理学
【研究キーワード】
インターネット調査 / 社会調査 / マルチレベルデータ / 大都市 / 国勢調査 / 系統的社会観察 / 統計調査 / 社会調査法 / 地理情報システム(GIS) / 回収率 / 人文地理学
【研究成果の概要】
人々の意識や行動は、その人が暮らす地域の影響を受ける。本研究では、こういった個人と地域の関係性を定量的に捉える目的で、両者の情報を併せもつ地理的マルチレベルデータを構築し、そのデータの分析および公開を行った。本調査では日本の大都市居住者3万人のデータを収集し、詳細住所情報に基づく分析から、人々の意識・行動にみられる多様な地域差や、そういった差を生み出す地域環境との関係を明らかにした。また、関連する基礎研究として、社会調査の回収率低下が地域分析に与える影響や、インターネット環境を利用した新しい調査法の有用性を明らかにした。
【研究代表者】