古代東アジアにおける建築技術の重層性と日本建築の特質
【研究分野】建築史・意匠
【研究キーワード】
古代東アジア / 建築史 / 発掘遺構 / 復元 / 技術 / 古代建築 / 東アジア / 建築技術 / 造営体制 / 唐・遼・金 / 組物 / 古代建築史 / 発掘 / 中国 / 日本建築史 / メンテナンス / 日本
【研究成果の概要】
高級技術のなかでも国家造営である寺院と宮殿の技術を発掘遺構をもとに検討し、相互の技術的な関連性を明らかとした。東アジアの発掘遺構・現存遺構の事例と日本の事例を比較することで、技術伝播の状況を探り、東アジアにおける日本の古代建築の特質を明らかとした。
寺院建築に関しては金堂を中心に検討し、国庁と比較することで、金堂・正殿ともに桁行規模によって格差をつけており、古代における建築の表現方法、設計方法の一端を明らかにすることができた。東アジアの建築技術に関しては、古建築調査により、奈良時代の建築と唐代~遼・金代の建築を比較し、組物と梁・桁・隅木の関係性から、野屋根の発生以前の東アジア建築を概観できた。
【研究代表者】
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【配分額】13,130千円 (直接経費: 10,100千円、間接経費: 3,030千円)