琉球列島の更新世以降の環境変動に対する陸棲哺乳類の生態学的応答と形態進化
【研究分野】文化財科学
【研究キーワード】
琉球列島 / 化石 / 脊椎動物 / リュウキュウジカ / 古生態学 / 更新世 / メゾウェア分析 / ニホンジカ / 安定同位体
【研究成果の概要】
本研究では、後期更新世の琉球列島から発掘された化石シカ類2種(リュウキュウジカ、リュウキュウムカシキョン)について、形態分析および安定同位体分析による古生態復元を行った。化石シカ類は出土サイトによって歯牙のサイズに違いがあること、同一サイトでは2種とも木本植物の葉を主体とする食性であるが、リュウキュウジカの方がイネ科草本を採食する頻度が高かったと推定され、同所的な2種でのニッチ分化が示唆された。
【研究代表者】
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2010 - 2012
【配分額】2,201千円 (直接経費: 1,693千円、間接経費: 507千円)