IoT・AI利活用人材育成のためのプロトタイプ構築法と分野横断実装教育の研究
【研究キーワード】
IoT / AI / 教育システム / プロトタイピング / イノベーション / PBL / アセスメント / オンライン / M2M / プロトタイプ / 教育 / 分野横断
【研究成果の概要】
国際PBLをメタバースを用いオンラインで実施した。これに加え、オンライン国際PBLの理工系大学での実施状況に関して調査研究を行い発表した。国際会議に3件の論文が採択された。芝浦工業大学では、高校生向けにIoTプロトタイプ構築講座のオンライン版を開発し2校に対して実施し、その有効性を確認した.その成果は,情報処理学会の教育コンテストで優秀賞を受賞した。国際会議3件の発表を行い、内1件がベストペーパー賞を受賞した。サイバー大学では、IoT入門(講義)で879名、IoTゼミナール(演習)で37名を、遠隔(非同期)授業形式で育成した。IoTゼミナールの7年半に渡る基本系と発展系の取り組み成果を論文「オープン環境によるIoTプロトタイプ構築の取り組みと適用事例」として発表した。東京大学では,学部3年生を対象「農業IoT概論」の授業をオンラインで行った。農業におけるIoTの利用の実例について解説し,実習では学生にマイクロコンピュータとブレッドボード,センサ,LED,抵抗などを郵送し,プログラミングとプロトタイプ作成を行った。また学生が,農業農村工学会・農業農村情報研究部会で発表を行った。福井工業大学では、福井県立大学 生物資源学科と連携し,農業をテーマとしたIoTコラボ実習を実施した.福井工大の情報系学生が,イチゴ栽培観察のIoT植物育成監視装置を開発する過程で,IoTプロトタイプ開発実習の教育成果を確認した.これは,大学教育連携の取り組みとして,地方新聞の一面トップで紹介された.M2M・IoT研究会との連携で、AI・機械学習を各分野に利活用するための教育法の開発と実践を行った。AI基礎、教材プロトタイプ、応用プロトタイプ構築の3段階によるAI教育手法を開発し、中小企業技術者向けの実習教育を行った。また、UXデザイン手法に基づくAIニーズ創出法を、2つの大学にて実践した。
【研究代表者】