脳機能計測によるデザインプロセスの検討
【研究分野】デザイン学
【研究キーワード】
デザイン / 感性 / 創造性 / NIRS / 近赤外線分光法 / デザインプロセス
【研究成果の概要】
デザインプロセスを脳活動の面から検討し,能動的な感性の働きである創造的活動の理解に貢献することを目的とした。Finkeの創造性テストを用いた実験によって,デザイン活動におけるツールや制約条件の差違が,脳血流におよぼす影響を,近赤外線分光法(NIRS)によって観測出来る可能性が示唆された。また,本研究では,デザイン活動を行う際の脳血流を計測するにあたり,体動や脈動に含まれるノイズ除去の問題などの解決を目指してある程度の手応えを得ることが出来た。ただし,アイデアの発散や収束,ひらめきなど,細分化されたデザインプロセスの検討には至れなかったため,それらは今後の課題とする。
【研究代表者】
【研究協力者】 |
加藤 健郎 | 慶応義塾大学 | 理工学部 | 講師 | (Kakenデータベース) |
|
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【配分額】3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)