デュアルユース概念の科学技術社会論的検討
【研究分野】科学社会学・科学技術史
【研究キーワード】
デュアルユース / 軍事研究 / 科学技術の両義性 / 専門家の社会的責任 / 科学技術技術史 / 質問紙調査 / 科学技術社会論 / 科学技術史 / ネットワーク分析 / デュアルユース研究 / 軍民両用性 / 用途両義性 / 軍民両用研究 / 社会調査 / 政策研究
【研究成果の概要】
文献・インタビュー・質問紙調査等によって、日本におけるデュアルユース概念の特徴は以下のように概括された。1)用途両義性と軍民両用性の連続性がない。2)軍民両用研究ではなく軍事研究に着目している。3)資金出資組織によって軍事研究か否かを判断する「入口議論」に傾いている。4)「両義性がある」ことが、軍民両用研究を肯定(追認)する根拠にも、否定する論拠にもなっている。5)核兵器や化学兵器、バイオテロといったイメージが中心。
これらの成果は学会・シンポジウムで10回発表し、論文6本、書籍5冊、一般記事等3本として公開した。また、一般向けイベント主催・登壇5件を行い、本件に関する議論を広く社会に発信した。
【研究代表者】