紛争後社会における規範伝播の政治性に関する実証研究
【研究キーワード】
治安部門改革 / 規範伝播 / SDGs / ジョージア / コンゴ民主共和国 / 平和構築 / 国連 / 国際協力 / 規範 / 紛争解決 / コンストラクティビズム
【研究成果の概要】
令和3年度は過年度に実施したジョージアとコンゴ民主共和国の事例研究についての文献収集・精査と言説分析結果を取りまとめた。この際、昨年度行った学会発表の際などに受けた規範研究および治安部門改革の専門家からのコメントをもとに、当研究の理論面での課題を明らかにすることに努めた。
今年度の研究成果の一部は「武器と市民社会」研究会セミナー(2021年12月1日、オンライン開催)、広島市立大学シンポジウム Policing in Transitional and Post-conflict Countries (2022年3月15日、オンライン開催)にて発表した。ジョージアの事例研究成果の一部はRoutledgeより英文編著書の一章として出版した(“Non-state armed actors and state-building: The symbiotic relationship between paramilitary forces and the state in post-Soviet Georgia (1991-2012)”, in Hristov, J., Sprague, J. and Tauss, A. (eds.) The Political Violence of Capital: Paramilitary Formations in Global Perspective pp. 201-215 2022.01 Routledge)。
当該年度に執筆したSDGsについての研究成果も編著書の一章として年内にRoutledgeより出版される。この事例研究はで、治安部門改革に関して行っていた「ローカル・アクターと国際アクターとの間の関係性や相互作用に着目し両者がお互いにどのような影響を与えたかという因果的過程の追跡および検証」をSDGsに関しても実施した。
【研究代表者】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2020-04-01 - 2024-03-31
【配分額】4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)