マルチハザードを受ける道路ネットワークのライフサイクルレジリエンスと対策優先度(国際共同研究強化)
【研究分野】構造工学・地震工学・維持管理工学
【研究キーワード】
レジリエンス / マルチハザード / 南海トラフ / 道路ネットワーク / 橋梁 / 盛土 / リスク / 信頼性 / ライフサイクル / 構造信頼性 / フラジリティ解析 / サステナビリティ
【研究成果の概要】
南海トラフ地震による強震動と津波を受ける道路ネットワークのリスク・レジリエンス評価手法を提案し,構造物の補強優先度判定への適用例を提示した.道路構造物の被災により生じる経済的損失からリスク,地震後の交通機能の低下と回復時間からレジリエンスをそれぞれ定量化した.信頼性評価では,Monte Carlo法に基づく確率計算の中で,断層運動の予測からハザード強度の推定,さらには構造物の脆弱性評価に伴う一連の不確定性を考慮した.ケーススタディでは,南海トラフ地震の影響域にある道路ネットワークを対象に提案手法を適用することで,リスク・レジリエンスを判断指標として構造物の補強優先度を同定できることを示した.
【研究代表者】
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
【研究期間】2017 - 2019
【配分額】14,040千円 (直接経費: 10,800千円、間接経費: 3,240千円)