本研究は、所与のゲーム構造に対する人々の認識を、主として実験手法によって研究したものである。ゲームモデルに直面した人々の選択行動を調べ、さらにその評価を尋ねることによって、モデルに対する認識と人々の行動基準を明らかにした。
研究成果として、個人の認識に基づく社会的効用を含めた誘因と個人の獲得金銭最大化の誘因の意思決定への影響が、ゲーム構造や個人によって大きく異なることが判明した。相手のもつ誘因に対する予想や判断に関しての分析を現在、続行中である。これらの研究成果は論文2編としてまとめられ査読付き国際学術誌に投稿準備中である。 関連する理論研究についても5編以上が査読付き国際誌に出版決定した。
【研究分担者】 |
Veszteg Robert (VESZTEG Robert) | 早稲田大学 | 政治経済学術院 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
|
【研究協力者】 |
宇都 伸之 | 早稲田大学 | 政治経済学術院 | 助手 |
|
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【配分額】4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)