貧困削減と切花輸出産業の発展:ケニアとエチオピアの事例
【研究分野】経済政策
【研究キーワード】
貧困削減 / 切花産業 / エチオピア / ケニア / 園芸作物 / アフリカ / 雇用創出 / ネットワーク / 技術採用 / 販路開拓 / 園芸産業 / 販路
【研究成果の概要】
発展途上国の貧困削減はいまや世界的な重要課題である。付加価値の高い野菜や果物、花卉などを生産する園芸産業は、貧困層に対する雇用創出や所得改善の面から注目されている。我々は、貧困問題の深刻なサブサハラ・アフリカにおいて近年急速に成長する切花産業について独自の調査を繰り返し行い、企業や労働者に関する極めて貴重なパネルデータを収集した。最新の計量経済学的な手法により厳密に定量分析を行ったところ、切花産業の発展プロセスは企業数の増加から企業規模の増大に切り替わってきたこと、その背後には、経営の効率化と切花の販路の選択やパフォーマンスのカイゼンがあることが明らかになった。また労働者の所得や満足度も高い。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
鈴木 綾 | 東京大学 | 大学院新領域創成科学研究科 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
松本 朋哉 | 小樽商科大学 | 商学部 | 教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【配分額】17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)