tRNA擬態タンパク質・翻訳Gタンパク質複合体によるリボソーム機能拡張機構の解明
【研究分野】機能生物化学
【研究キーワード】
リボソーム / 翻訳制御 / 遺伝暗号 / 直行性 / タンパク質合成 / tRNA擬態タンパク質 / 翻訳終結 / mRNA品質管理 / 直交性
【研究成果の概要】
真核細胞におけるtRNA擬態分子複合体の機能インターフェース解明を行った。まず、出芽酵母では不活性な異種eRF3を用いた変異体分離と解析を行い、tRNA擬態分子eRF1とeRF3およびリボソームとの分子間機能相互作用部位を同定した。次に、リボソーム上でのeRF1によるコドン特異的認識機構の解明のために、保存性eRF1-L123アミノ酸残基の網羅的変異体解析を行った。その結果一連の変異体は、一残基部位のみの変異で新規な終止コドン認識パターンを示した。eRF1とリボソームとのドッキングモデルから、この残基がリボソーム遺伝暗号解読部位のRNA機能残基との相互作用により機能することが示唆された
【研究代表者】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【配分額】18,070千円 (直接経費: 13,900千円、間接経費: 4,170千円)