心理臨床家の相互学習を活性化する「対話の場」の設計とその効果に関する研究
【研究分野】臨床心理学
【研究キーワード】
臨床心理学 / 情報学 / 家族療法 / リフレクティング・プロセス / コミュニケーション / 身振り / ジェスチャー / 臨床教育 / 心理臨床家 / リフレクテイング・プロセス / 心理臨床家養成
【研究成果の概要】
本研究は,臨床家が臨床心理面接という「対話の場」を設計する際に,熟練した臨床家の技は,クライアントとの間のどのような相互作用パターン(対話の行い方の様式)として立ち現われてくるのかということについて,初心の臨床家との比較,検討を行い,次の2点を明らかにした。1.セラピストの相互学習を推進,活性化するモデルを設計し,面接という対話の実践と研究の往還の中で,学習者自身が実用可能な知識の発見と共有を可能にすることを確認した。2.セラピストとクライアント間で生起する対話の齟齬の解消と,面接の成功が相関することを発話と身振りの量的分析と質的分析から明らかにした。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
井上 雅史 | 山形大学 | 大学院・理工学研究科 | 助教 | (Kakenデータベース) |
古山 宣洋 | 国立情報学研究所 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2009
【配分額】4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)