東南アジア大陸部少数民族は言語文化アイデンティティをどのように維持発信しているか
【研究キーワード】
逐次刊行物データベース / 少数民族言語 / 東南アジア大陸部 / データベース / 逐次刊行物 / 図書館ネットワーク
【研究成果の概要】
本科研プロジェクト初年度にあたり、研究計画に即して下記の研究活動を実施した。
①データベース開発と資料情報集約に係るハイブリッド型研究会を5月、6月、7月、9月、11月、1月の6回開催。データベース開発(以下DB)については、各分担者・研究協力者から寄せられた資料情報をもとに、DB入力フォーマットを策定し、メンバー間で試験的に入力し仕様の改良を重ねた。また、ラオスの海外研究協力者に試験入力を依頼し、その結果を仕様に反映させた。
資料情報集約については、主にミャンマー少数民族チン族・シャン族の事例を元に、課題として浮かんできた母語と使用文字の乖離、インターネット上の情報源保存について対応可能な入力フォーマットを策定した。また、出版物の文献索引を資料情報源として使用することとし、ベトナム研究専門書から廃刊となった逐次刊行物資料情報を収集した。
②研究活動を紹介するための国際ワークショップをオンライン開催。本研究プロジェクトが開発している東南アジア逐次刊行物DBを紹介するため、2月3日オンラインワークショップを開催し、10カ国105名、27機関が参加した。
③『東南アジア逐次刊行物の現在』のリポジトリ公開。本研究プロジェクトの発端に係る『東南アジア逐次刊行物の現在』(2021年刊行)は長らく絶版になっていたが、新たに再刊の辞を追加して京都大学紅リポジトリ(https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/handle/2433/267914)で公開した。
【研究代表者】