西アジア先史農耕社会の考古学:社会史構築へ向けての比較研究
【研究分野】考古学
【研究キーワード】
先史学 / 西アジア / 新石器時代 / 石器 / 農耕牧畜 / 世帯 / 社会史 / 農耕起源 / 先史考古学 / 国際情報交流 / 考古学 / アゼルバイジャン / シリア / ヨルダン / カナダ / アメリカ / 新石器
【研究成果の概要】
西アジアの初期農耕社会を考古学的に明らかにするために、環境の異なる 3 地域(ヨルダン、シリア、アゼルバイジャン)における新石器時代遺跡(紀元前約 9-5千年)から出土した石器の種類や製作技術を調べると共に、土壌内の微細遺物を分析し、石器づくりや貯蔵などの場所を推定する研究を行った。この時期に発達した世帯規模の社会集団は、日常の生産・貯蔵・消費活動だけでなく、遠方から輸入した黒曜石を用いた専業的石器製作、そしてそれを支える技術伝承においても重要な役割を担っていたことを示す証拠を得た。
【研究代表者】
【研究連携者】 |
西秋 良宏 | 東京大学 | 総合研究博物館 | 教授 | (Kakenデータベース) |
バニング エドワード | トロント大学 | 人類学科 | 教授 |
マハール リサ | カリフォルニア大学バークレー校 | 人類学科 | 准教授 |
ポルティヨ マルタ | バルセロナ大学 | 先史・古代・考古学科 | ポスドク研究員 |
|
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2011 - 2012
【配分額】4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)