省エネ行動における非価格要因の経済分析:構造アプローチと実験アプローチの融合
【研究分野】経済政策
【研究キーワード】
省エネ行動 / 構造推定 / 社会実験 / 社会規範 / ピア効果 / スマートメーター / 省エネルギー / 情報提供 / 環境経営 / 環境経済学 / フィールド実験 / 主観的幸福度 / リバウンド / 実験経済学 / 構造推定分析 / 家計 / 原子力発電 / ベイズ推定 / 離散選択モデル
【研究成果の概要】
個人の省エネ行動促進における非価格要因の研究を、構造推定と社会実験の二つのアプローチを用いながら、いくつかのテーマに分けて実施した。個人の省エネ行動の分析を通じて、価格だけではなく、社会規範も重要な要素であることが示された。ただし、効果を厳密に測定するには、内生性を考慮できる構造推定アプローチが有効であることが示された。また、実験アプローチでは、民間ホテルでの社会実験を行った。節電分だけを環境NGOに寄付するような利他性に訴える方法が、宿泊者の省エネ行動につながることも示された。ただし、自分自身が節電分の便益を得る場合も、やはり大きな節電効果を持つことも示された。
【研究代表者】