共分散構造分析の応用的研究に関して特段に重要な最新トピックに関する教授法の研究
【研究分野】教育心理学
【研究キーワード】
共分散構造 / 構造方程式 / 心理統計 / 教育測定 / 多変量解析 / 共分散構造分析 / 高次積率 / データマイニング / 母数の推定 / 非統制 / 識別問題
【研究成果の概要】
構造方程式モデリングには, 従来, 以下の3つの大きな問題点があった。(1) 正規性(Normality)(2) 識別性(Identifiability)(3) 同値モデル(Equivalent model) 心理統計学には、大まかに「1次の積率(平均)の構造化による分散分析から、2次の積率(共分散)の構造化による共分散構造分析へ」という流れがあった。それを延長して、高次の積率を構造化すると、(1) ほとんど, どんな分布でも漸近的に有効な推定量が構成でき、(2) 実質科学的に要請があるパス図に関して解と適合度が一意に求まり、(3) 同値モデルに遭遇せずに、適合度の観点からライバル仮説を比較できる、という驚くべき性質が現れる。上記3つの問題点は、実用的な意味からは、ほぼ全面解決することを示した。
【研究代表者】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2005 - 2008
【配分額】4,140千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 540千円)