手触りによる物質認知と感情喚起のメカニズム
【研究分野】生物物理・化学物理
【研究キーワード】
触覚 / 摩擦 / 感情 / 認知 / 表面・界面物性 / 感性情報学 / 皮膚
【研究成果の概要】
ヒトがモノに触れた時に人体に加わる外部刺激が触覚を生み、感情を喚起するプロセスを明らかにした。特に皮膚表面での摩擦現象との関係に着目した。その結果、ヒトは摩擦抵抗の周期変動によって喚起されるキュキュっと感に基づいて水を認知していること、この時、マイスナー小体とパチニ小体と呼ばれる触覚受容器が重要な役割を果たすことを示した。さらに、毛皮・木・皮膚などの生体物質特有の触感を明らかにしただけでなく、化粧用スポンジや石鹸の使用感の支配因子を明らかにした。本研究の成果は繊維・化粧品・自動車からロボットや情報機器まで様々な商品の設計指針となるであろう。
【研究代表者】
【研究連携者】 |
前野 隆司 | 慶應義塾大学 | 大学院システムデザイン・ マネジメント研究科 | 教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2010-10-20 - 2014-03-31
【配分額】3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)