自動化とSensemakingの観点から捉える教師の熟達過程に関する研究
【研究分野】教育工学
【研究キーワード】
教師の熟達化 / 大学教職課程 / 自動化 / Sensemaking / ワーキングメモリ
【研究成果の概要】
本研究は教師の授業をする力量の形成と熟達化の過程を,授業経験の積み重ねによる教授行動の“自動化”と授業者が個々の授業中に何に気づきその 気づいた内容にどのような意味を付与するのかという“Sensemaking”という2つの観点から捉えるものである。
教員志望の教職課程大学生と初任者教員を対象として,授業を撮影した動画と授業者の生理的指標から得られる心理的作業負荷をキューとした精緻なリフレクションの内容を収集し,授業者の思考内容と意志決定を分析,検討した。そして教師として成長,熟達化する中で,教 師が授業をしながら何を意識するようになるのかと,何を意識しなくなっていくのかを明らかにした。
【研究代表者】