鳥類の個体認知における視覚-聴覚統合の認知基盤と神経基盤に関する研究
【研究分野】認知科学
【研究キーワード】
比較認知心理学 / 比較脳科学 / 個体認知 / カラス / 優劣関係 / 脳地図
【研究成果の概要】
本研究では,行動と脳科学の融合的手法を用い,カラスの高い知性を支える個体認知のメカニズム解明を試みた。行動研究では,カラスの視・聴覚,双方における個体認知を見出した。脳解剖学研究では,カラス脳地図を作成し,脳の全容を世界で初めて描出した。他個体との対面時に活性化する脳部位を同定し,外套-海馬-中隔系が関与していること見出した。この成果は,霊長類とは独立に進化した鳥の知性について,行動・脳の融合的理解への足がかりとなる。
【研究代表者】
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2007 - 2008
【配分額】3,690千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 390千円)