マイクロ波を用いた新しい動作計測システムの提案と能楽を対象とした検証
【研究分野】知覚情報処理
【研究キーワード】
情報システム / 人間情報学 / 人間計測 / 動作計測 / マイクロ波 / 身体技法 / 伝統芸能 / 可視化
【研究成果の概要】
実時間で3次元測位を行えるマイクロ波を用いた動作計測システムを開発し,最大距離100m程度,測位精度1mmの計測が可能であることを明らかにした.また,能楽のハコビのスキル分析を行い,歩数と歩幅による調整およびタメの技があることを見出した.これらの技をリズムとテンポの生成に用いて,序破急のハコビが生み出されている可能性を発見した.さらに伝統芸能の第一線の実演家を対象にして,基本的な技法と達人の技法について言語化を試みた結果,3つの特徴を発見できた.以上から能楽における身体技法の可視化・言語化に関わる基盤技術と技の伝授の難しさの解消に貢献する知見を得ることに成功した.
【研究代表者】
【研究分担者】 |
植田 一博 | 東京大学 | 総合文化研究科 | 教授 | (Kakenデータベース) |
土井 靖生 | 東京大学 | 総合文化研究科 | 助教 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【配分額】17,030千円 (直接経費: 13,100千円、間接経費: 3,930千円)