代数的性質を用いた新しい統計解析手法の開発
【研究分野】統計科学
【研究キーワード】
代数統計学 / 漸近統計学 / 情報幾何学 / 高次元データ解析 / 漸近的統計理論 / 計算機代数 / 幾何学的統計学 / 漸近理論 / 統計的推測 / 国際情報交換 / ベイズ統計学
【研究成果の概要】
代数的な統計モデルに対する,全く新しい代数的な推定量を提案し,その推定法手式とその解(推定値)を計算する方法を実際に示した.この推定量は漸近有効性と尤度方程式の低次性の両方を実現する.これは,「統計学的な有効性と代数計算の簡便性のトレードオフの解析」という全く新しい研究の可能性を示したという点でも重要である.一方,デンドログラムデータの幾何学的な特徴を用いた新しい検定手法を提案し,その理論的妥当性を示した.また,それを用いて,被験者群間の英単語心内辞書の差異の有無を検定した.本研究は,複数の国際会議や論文で発表された.
【研究代表者】
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【配分額】4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)