動詞の屈折形態と統語位置に関する通時的・共時的研究
【研究分野】英語学
【研究キーワード】
形態論 / 統語論 / 屈折形態 / 定動詞 / 移動 / 情報構造 / 語彙機能文法 / パラダイム / 国際情報交換
【研究成果の概要】
異なった言語の構造的特徴を比較対照し,そこに見られる共通点や差異に理論的な説明を与える比較統語論の分野において,時制を標示する定動詞の現れる位置が言語間で異なることは1970年代末より議論されてきている.本研究課題では,生成文法理論において動詞の「移動」として説明が与えられることが多いこの現象に,語彙特性の違いという観点からの提案を行う.さらに当該現象に関する同一言語の方言間の違いや言語構造の経年変化も屈折形態の豊かさの消失という語彙特性から説明ができることを示す.
【研究代表者】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【配分額】2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)