極値理論を用いた高分位点の推定に関する理論と方法論の研究とその経済学への応用
【研究分野】経済統計学
【研究キーワード】
セミパラメトリック法 / ブートストラップ / コピュラ / マルコフ転換モデル / 平滑推移モデル / MCMC / 国際金融市場の従属構造 / 金融政策 / 極値理論 / 高分位点
【研究成果の概要】
高分位点推定に関して、極値理論を用いた推定量に関する研究を行い、極値理論から導出される高分位点推定量の性質の分析と推定精度の改善を試みた。具体的には、極値順序統計量に関するブートストラップ法を極値理論に基づいた高分位推定量に応用することを提案し、その有効性を確認した。また、マルコフ転換モデルや平滑推移モデルなどの時系列モデルに、多変量の従属関係を分析するために注目されているコピュラという概念を融合する方法を提案し、提案したモデルを用いて、国際金融市場における極値の従属構造を分析した。
【研究代表者】
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2006 - 2008
【配分額】2,780千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 180千円)