運動の獲得と学習に介入するスポーツ・シミュレーション科学
【研究分野】知能ロボティクス
【研究キーワード】
運動の獲得と学習 / スポーツ科学 / シミュレーション科学 / 運動トレーニングの数理 / ビッグデータ / ディジタルヒューマンモデル / シミュレーション / 運動トレーニング / バイオメカニクス / ビデオモーションキャプチャ / データマイニング / クラウドコンピューティング
【研究成果の概要】
だれもが科学的にスポーツに取り組むことができるための情報技術の研究開発を行った。ビデオモーションキャプチャーは革新的な技術である。本研究の成果は、ビデオモーションキャプチャーによる運動解析の基盤技術を確立したことである。トップアスリートがスタッフに囲まれて時間をかけて行っていた科学的運動解析は複数台のビデオカメラで撮影するだけで可能になり、だれもが手の届くものになった。リアルタイムでの筋活動の可視化、体育館やグラウンドでのチームスポーツの全選手の全身動作の3次元の記録などが手の届くところまで近づいた。
【研究の社会的意義】
流れるようなリズムの動作や、素早い動きなどの優れた身体能力に近づくためにトレーニングを客観的で科学的な方法でやりたいと思う人は多い。また、けがをしないように体を守りながらより速く走り、より高く飛ぶことも、だれもがレベルに応じて上達を楽しみながら取り組めるようになる。老化による体や動作の変化を記録して観察することによって、健康寿命を延ばすことができる。私たち人間は意識しない場合でもまわりの人たちの観察をして多くの情報を得ている。ビデオモーションキャプチャーはロボットが人間を見守る技術としてもなくてはならない技術となるだろう。
【研究代表者】