バーチャルリアリティ構築環境に関する人間工学的設計・評価
【研究分野】ヒューマンインタフェース・インタラクション
【研究キーワード】
バーチャルリアリティ / アバター / ソフトウェアエンジニアリング / マーシャルアーツ / クロスモダリティ / オーグメンテッドリアリティ / ユーザインタフェース
【研究成果の概要】
本研究では、VR・ARアプリケーションの構築を容易にするための知見の創出を目的として、VR・AR開発者向けのアンケートを作成し、ソフトウェアエンジニアリングに関する調査を行った。現在もデータ収集・解析を継続しているが、VRアプリケーションを構築するためのケーススタディを実施し、ソフトウェアエンジニアリングに関する実践的な知見を得ることができた。
まず、フルボディアバター向けのスタンドアロン型VRシステムを開発し、VRユーザインタフェースを構築するためのアプローチとして物理シミュレーションの活用を提案した。この成果は、2019年に開催されたIEEE VRカンファレンスにて発表を行った。
次に、フルボディアバターツールの実施例として、マーシャルアーツのVRトレーニングアプリケーションを開発した。これは、物理的にシミュレートされた仮想の対戦相手を格闘技のトレーニングに活用する、先駆的な試みといえる。
さらに、クロスモダリティを活用してユーザ体験を向上する、疑似的な重さ感覚を提示するアプローチについて検討を行った。これらマーシャルアーツのVRトレーニングアプリケーションと疑似触覚アプローチについては、それぞれ2020年に開催されたIEEE VRカンファレンスにて発表した。
【研究代表者】
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2018-11-09 - 2020-03-31
【配分額】1,100千円 (直接経費: 1,100千円)