開発途上コミュニティのための分散協調型学習アナリティクス
【研究キーワード】
学習アナリティクス / 分散協調 / 開発途上コミュニティ / クラウドソーシング / 教育 / 教育支援システム
【研究成果の概要】
本研究では、申請者らのグループが開発した学習アナリティクス、クラウドソーシング、DTN(Delay Tolerant Networking)の技術を拡張・統合し、様々な学習空間において効率良く学習データを収集・転送し、有用フィードバックを提供できる分散協調型の学習アナリティクスプラットフォームの研究開発を行う。アフリカの教育機関と連携してユーザ中心の手法でデザイン・開発を行い、開発途上地域におけるエビデンスに基づ く教育改善に貢献することを目指す。
2020年度は、ユーザ中心の手法に基づいて要求仕様を整理するために、東アフリカ3カ国(タンザニア、ケニア、ウガンダ)の関係者と遠隔会議システムを用いて打ち合わせを行い、タンザニアの状況について現地研究者の協力を得て情報収集を行なった。また、アクティブラーニングに基づきデータを効率よく取得することのできるクラウドソーシング手法の検討を行なった。さらに、DTN(Delay Tolerant Networking)によるデータ転送の実現可能性を検討するために、ナイロビ(ケニア)の人流データを研究代表者らが提案するモビリティデータのネットワーク分析手法に基づいて可視化・分析を行ない、分散協調型のデータ収集ネットワークのアーキテクチャに関する検討を行なった。学習履歴データに基づく学習活動の分析と、学習者向け推薦システムのユーザインタフェースの開発と評価も行なった。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
瀬崎 薫 | 東京大学 | 空間情報科学研究センター | 教授 | (Kakenデータベース) |
畑埜 晃平 | 九州大学 | 基幹教育院 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
西山 勇毅 | 東京大学 | 空間情報科学研究センター | 講師 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2020-04-01 - 2025-03-31
【配分額】44,200千円 (直接経費: 34,000千円、間接経費: 10,200千円)