拡張視覚復号型暗号は,復号にあたって計算を必要とせず,視覚のみによって秘密画像を見ることのできる画像である.その例として,何らかの画像が印刷された透明シートを重ねると,それまではなかった秘密画像が浮かび上がるものなどがある.これまで連続階調画像を暗号化するとハーフトーニングなどの処理が加わるため画質の劣化が避けられなかった.本研究では,連続階調画像を対象とした拡張視覚復号型暗号をターゲットに,暗号画像自体にも連続階調利用する新たな暗号化方式を試みた.
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【配分額】3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)