不動点理論に基づく機械学習アルゴリズムの構築とその無線通信システムへの応用
【研究分野】通信・ネットワーク工学
【研究キーワード】
信号処理 / 移動体通信 / 機械学習 / 情報通信工学 / 時変計量適応射影劣勾配法 / 射影勾配作用素 / 複数領域適応学習 / 無線通信 / 低ランク適応フィルタ
【研究成果の概要】
不動点理論に基づいて、以下の成果を得た。(1)低ランク適応アルゴリズムを導出し、その収束解析を与えるとともに、少ない計算量で収束速度を大幅に向上できることを示した。(2)「時間変化する計量」という新しい概念を提案し、数多くの適応アルゴリズムの収束性を統一的に解析するための一般的枠組みを構築した。(3)「Feasibility Splitting」という既存の概念を適応信号処理に新たに導入することで、複数の領域で表現された情報を効率的に利用できる適応学習アルゴリズムを導出し、その収束解析を与え、SIMO/MIMO無線通信システムにおける有効性を実証した。
【研究代表者】
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2008 - 2011
【配分額】4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)