情報ネットワークを媒介して共鳴するユーザの集団挙動の理解と対策
【研究分野】情報ネットワーク
【研究キーワード】
スペクトルグラフ理論 / ラプラシアン行列 / 有向グラフ / ネット炎上 / フラッシュクラウド / ネットワーク / 共鳴 / ノード中心性 / 情報通信工学 / 情報ネットワーク / 結合振動子 / 運動エネルギー / 相互作用 / ユーザ行動
【研究成果の概要】
ユーザとネットワークの共鳴現象の特性を理解し,システムの安定運用技術に結びつけることを目的として研究を進め,以下の成果を得た.
まず,ユーザ間の相互作用の強さの非対称を考慮し,特定のクラスの有向グラフに対して振動モデルを導入した.その際に,ノード毎の振動エネルギーがノード中心性の概念の拡張を与えることを明らかにした.更に,振動モデルを一般の有向グラフに拡張し,振動エネルギーが発散する現象としてネット炎上をモデル化し,その対策方法を明らかにした.
次に,ユーザとサーバ間で生じるフラッシュクラウドのような負荷集中について,被験者を用いた実験による特性評価と振動モデルによるモデル化を行った.
【研究代表者】