本研究ではクロスセクション方向の次元Nと時系列方向の次元Tがどちらも大きな「大規模パネル・データ」の統計的分析手法の開発とそれらを応用した実証分析を行うことが研究の主眼である。理論的な側面では,NとTの両方を無限大に発散させる漸近論およびNを固定したTに関する漸近論を駆使し,パネル・データ分析のための新たな分析手法を開発した。これらの手法を用いた実証分析も行っており,本研究の成果は,国内外の計量経済学の理論・実証の両面で注目を集めており,国際的に大きなインパクトを与えた。今後は,本研究で開発した手法を用いた実証分析が広く行われ,大規模パネル・データを用いた分析が盛んに行われていくと期待される。
【研究分担者】 |
早川 和彦 | 広島大学 | 大学院社会科学研究科 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
奥井 亮 | 京都大学 | 経済研究所 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
山本 庸平 | 一橋大学 | 大学院経済学研究科 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究協力者】 |
HADRI Kaddor | Queen&/39;s University Belfast | Queen&/39;s Management School | Emeritus Professor |
山形 孝志 | University of York | Department of Economics and Related Studies | Professor |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【配分額】13,520千円 (直接経費: 10,400千円、間接経費: 3,120千円)