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研究分野:生物学 に関係する研究一覧:127件
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発表日:2026年8月20日 この記事は2026年9月3日号以降に掲載されます。
1
フグ仔魚の新たな生存戦略を解明
―ほぼ毒性のないフグ毒類縁体「TDT」が捕食者を瞬時に退ける「警告シグナル」として機能―
この記事は2026年9月3日号以降に掲載されます。
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発表日:2026年8月19日
2
小さいけれど、いないと困る!最小タンパク質の機能解明
リボソーム異常が細胞や個体に与える影響理解の手掛かりに
・リボソームタンパク質注1)の中で最も小さいタンパク質RPL41の機能は不明であった。・RPL41を欠損してもヒト培養細胞とマウスは生存可能であることが分かった。・RPL41はリボソームの構造ダイナミクスの安定化や翻訳エラーの抑制、アミノ酸配列の長いタンパク質の恒常性維持に重要であることが分かった。 名古屋大学大学院理学研究科および環境医学研究所の松本 有樹修 教授と同大学大学院理学研究科の市原 知哉 助教、平田 実奈 博士後期課程学生、北海道大学大学院水産科学研究院(研究当時:東北大学)の横山 武司 准教授、東北大学...
キーワード:タンパク質合成/リボソームタンパク質/リボソームRNA/ダイナミクス/電子顕微鏡/電子顕微鏡法/リボソーム/哺乳類/rRNA/アミノ酸配列/クライオ電子顕微鏡/動態解析/RNA/アミノ酸/マウス/培養細胞/立体構造/立体構造解析/遺伝学
他の関係分野:工学総合生物農学医歯薬学
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発表日:2026年8月19日 この記事は2026年9月2日号以降に掲載されます。
3
高齢者の血清で筋細胞の加齢変化を培養下で再現、機能性成分の評価利用へ
~ケルセチンが加齢による筋力低下を軽減する可能性~
この記事は2026年9月2日号以降に掲載されます。
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発表日:2026年8月7日
4
捉えた!胃がん原因菌ピロリ菌の病原性装置の形成過程
~複合計測でリアルタイム可視化、抗病原性戦略の開発に期待~
・胃がんや胃潰瘍の原因菌であるピロリ菌が、病原性タンパク質を宿主細胞へ送り込むために使う巨大な分子装置「IV型分泌装置(CagT4SS注1))」。その中核構造(周辺質リング複合体-外膜コア複合体、PRC-OMCC注2))を試験管内で再構成し、部品タンパク質が段階的に組み上がっていく経路のモデルを世界で初めて提唱した。・異なる三つの計測手法を組み合わせた「複合計測」により、部品タンパク質の「組み立ての途中経過」を形・柔らかさ・動きの側面から時間を追って捉えた。・本測定・解析手法は、CagT4SSに限らず多様な巨大タンパク質複合体...
キーワード:核構造/水溶液/重水素/高速AFM/タンパク質複合体/質量分析/AFM/ナノメートル/原子間力顕微鏡/電子顕微鏡/病原性/クライオ電子顕微鏡/高速原子間力顕微鏡/細胞膜/発がん/Helicobacter pylori/in vitro/生体分子/立体構造/胃がん
他の関係分野:数物系科学化学総合理工工学農学医歯薬学
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発表日:2026年8月7日
5
雨が降ると河川水中の硝酸が増えるメカニズムを解明
・雨が降ると河川水中の硝酸(NO3–)注1)濃度が著しく増えることが古くから知られていたが、そのメカニズムは未解明だった。・降雨に伴う硝酸同位体組成注2)の変動を観測し、上流に位置する森林域の土壌、しかも亜表層に蓄積されていた硝酸の流出が原因であることを解明した。・本研究の成果を踏まえると、降水量が増えることで森林域からの窒素栄養塩注3)の流出量が増大すると予想される。また降雨に伴って濃度が増大する硝酸の同位体組成を調べることで、その上流に位置する森林域...
キーワード:沿岸海洋/硝酸イオン/海洋/湖沼/富栄養化/原子核/陽子/中性子/同位体/同位体組成/アンモニア/光合成/NOx/水環境/栄養塩/環境問題/相変化/有機物/リン酸/土壌学/生態系/土壌/プランクトン/漁業/植物プランクトン/赤潮/微生物/大気汚染/体組成/アミノ酸
他の関係分野:環境学数物系科学化学工学農学医歯薬学
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発表日:2026年8月7日
6
海洋性ビブリオ菌のべん毛モータータンパク質FliLの動態を解明
~細菌が持つ極小分子モーターが効率よく回転する分子機構の解明に期待~
・細菌の運動器官であるべん毛モータータンパク質FliLの構造動態を解析し、柔軟なリング構造を形成することを世界で初めて発見・べん毛モーターが効率よく回転し、細菌の運動性を制御する分子機構の理解のヒントとなる知見を提供 名古屋工業大学生命・応用化学類の錦野達郎助教、大阪大学大学院理学研究科の竹川宜宏助教、今田勝巳教授、生命創成探究センターのBurton-Smith Raymond特任助教、村田和義特任教授、名古屋大学大学院理学研究科の小嶋誠司教授、内橋貴之教授、本間道夫名誉教授らは、海洋性ビブリオ菌のべん毛モータータンパク質FliLの構造動態を明らかにし...
キーワード:海洋/モータータンパク質/タンパク質複合体/トルク/モーター/原子間力顕微鏡/電子顕微鏡/病原性/クライオ電子顕微鏡/高速原子間力顕微鏡/分子モーター/細胞膜/運動器/分子機構/イオンチャネル/構造変化/生体分子/膜タンパク質/細菌
他の関係分野:環境学工学農学医歯薬学
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発表日:2026年8月4日
7
生きた植物で実証--同じ「色」の蛍光を「寿命」で見分ける
~より多くのタンパク質を同時に識別、植物の多重イメージング活用へ~
・蛍光波長(色)が極めて類似している複数の蛍光タンパク質注1)を、蛍光が減衰する速さ(蛍光寿命注2))」の違いに基づいて明瞭に識別できることを示した。・生きた植物細胞の中でも、複数種類の同系色蛍光タンパク質を同時に識別でき、赤色・緑色のいずれの蛍光タンパク質にも適用できることを示した。・蛍光の「色」と「寿命」という異なる二つの情報を組み合わせることで、植物細胞で同時に観察できる対象を増やせる可能性を示した。 名古屋大学トランスフォーマティブ生命分子研究所(ITbM)の青山 剛士 研究員、杉本 渚 ...
キーワード:蛍光寿命/励起状態/コケ植物/環境問題/遺伝子操作/蛍光タンパク質/寿命/ライブイメージング/遺伝子
他の関係分野:数物系科学化学工学医歯薬学
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発表日:2026年7月31日
8
光の色で細胞を"診る"新技術を開発!
― 生きた細胞内の分子凝縮体の状態を可視化、がん化に伴う状態異常の検出にも成功 ―
金沢大学新学術創成研究機構の羽澤勝治准教授、理工研究域物質化学系の添田貴宏教授、ナノ生命科学研究所(WPI-NanoLSI)のウォング・リチャード教授らを中心とする分野横断的な研究グループは、名古屋大学大学院医学系研究科分子腫瘍学の鈴木洋教授、台湾・国立成功大学、米国南カリフォルニア大学等と連携し、生きた細胞内の「分子凝縮体」の微小環境を、これまでにない明るさで可視化できる蛍光プローブ「PyLUMI(パイルミ)」の開発に成功しました。細胞の中では、タンパク質などの分子が膜を持たずに集まる「生体分子凝縮体(※1)」と呼ばれる構造体が形成され、遺伝子発現や細胞分裂などさまざまな生命活動...
キーワード:相分離/ピレン/生細胞/悪性化/紡錘体/光プローブ/核小体/ストレス顆粒/腫瘍学/染色体/染色体不安定性/微小環境/微小管/がん化/がん細胞/プローブ/蛍光プローブ/細胞周期/細胞分裂/生体分子/創薬/ストレス/遺伝子/遺伝子発現
他の関係分野:数物系科学化学工学総合生物医歯薬学
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発表日:2026年7月30日
9
筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(ME/CFS)の客観的診断に資する血中細胞外小胞の成分を発見
〜特発性疲労やうつ病との識別・病態解明へ一歩進展〜
・血中の細胞外小胞(EV:Extracellular Vesicle)内マイクロRNA(miRNA)の包括的解析により、ME/CFS特異的なバイオマーカー候補(miR-21-5p, let-7f-5p, miR-26b-5p, miR-20a-5pなど)を特定しました。・機械学習モデルを用いた解析によって、ME/CFS患者を判別が難しいとされていた疲労病態(特発性慢性疲労(ICF)やうつ病)と高精度に識別可能であることを示しました。・変動したmiRNAの機能解析により、神経系のネットワーク障害や代謝・内分泌系の機能異常など、ME/CFSにおける全身性の病態メカニズムとの...
キーワード:機械学習/神経系/マイクロ/マイクロRNA(miRNA)/機能解析/バイオバンク/細胞外小胞/日常生活/病態解明/RNA/血液/内分泌/miRNA/うつ/うつ病/バイオマーカー/遺伝子/遺伝子発現/慢性疾患
他の関係分野:情報学工学医歯薬学
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発表日:2026年7月15日
10
乳酸菌Lactobacillus paragasseri SBT2055が線虫の加齢に伴う学習行動の低下を抑制することを見出しました
雪印メグミルク株式会社 (本社:東京都港区 代表取締役社長:佐藤 雅俊)と国立大学法人東海国立大学機構 名古屋大学大学院理学研究科の野間 健太郎 准教授らの研究グループは、Caenorhabditis elegans*1 (以下、線虫)を用いて、雪印メグミルクが保有する乳酸菌Lactobacillus paragasseri SBT2055(以下、SBT2055)が、加齢による学習能力(連合学習能*2)の低下を抑制すること、さらにその作用メカニズムの一端を明らかにしました。本研究は、SBT2055が加齢...
キーワード:学習行動/温度勾配/性行動/たんぱく/神経活動/連合学習/感覚神経/ニューロン/神経機能/寿命/ストレス応答/神経細胞/ストレス/加齢
他の関係分野:複合領域数物系科学総合生物医歯薬学
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発表日:2026年7月15日
11
ニワトリ生殖細胞の発生を制御する遺伝子を発見
~希少品種や絶滅危惧鳥類の遺伝資源保存技術の向上に期待~
・ニワトリの遺伝資源保存に不可欠な『始原生殖細胞(PGC)』注1)の体外培養・株化効率が、レトロウイルス様遺伝子『ENS-1/ERNI』の発現量と相関していることを発見した。・PGCにおいてCRISPRi注2)を用いてENS-1/ERNIの制御配列である『Soprano LTR』注3)を抑制すると、細胞の恒常性維持に関わる遺伝子群の発現が低下し、DNA損傷に対して異常な細胞周期の停止を起こして増殖が低下することを突き止めた。・Soprano...
キーワード:初期胚/遺伝情報/塩基配列/生殖/胚発生/モーター/レトロトランスポゾン/トランスポゾン/哺乳類/ゲノム編集技術/遺伝資源/始原生殖細胞/生殖細胞/ニワトリ/プロモーター/CRISPR/レトロウイルス/受精/受精卵/卵子/エンハンサー/ゲノム編集/凍結保存/DNA損傷/幹細胞/血液/細胞周期/精子/発現調節/ウイルス/ゲノム/遺伝学/遺伝子/遺伝子発現
他の関係分野:工学総合生物農学医歯薬学
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発表日:2026年7月14日
12
膜タンパク質の折り畳みを補助する新しい品質管理機構を発見
~構造の安定性と機能性のジレンマを解消~
・膜貫通タンパク質の正常な折り畳みを補助する新しい品質管理機構を発見した。・酵母注1)のPbr1タンパク質が小胞体において、折り畳みが難しい多重膜貫通タンパク質Fks1注2)に寄り添って、その新規合成を補助することを明らかにした。・Pbr1は酸化還元酵素と配列相同性を有するが、推定される活性部位の配列が特殊であり、酵素反応非依存的あるいは非典型的な反応様式で働く可能性がある。 名古屋大学大学院理学研究科の小原 圭介 准教授は、長岡技術科学大学の大矢 禎一 特任教授、トロント大学のCharles B...
キーワード:品質管理/陽子/タンパク質品質管理/酸化還元酵素/ゴルジ体/出芽酵母/酸化還元/モデル生物/親水性/Saccharomyces cerevisiae/機能性/細胞壁/シャペロン/細胞膜/酵素反応/アミノ酸/小胞体/生体膜/創薬/膜タンパク質/感染症/真菌
他の関係分野:複合領域数物系科学工学総合生物農学医歯薬学
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発表日:2026年7月13日
13
「動くDNA」の遺伝子発現調節スイッチ機能を発見
~リポ多糖投与の解析から機序解明、ヒトの細菌感染反応の理解へ〜
・バクテリアの細胞壁成分であるリポ多糖(LPS)注1)をヒトの免疫細胞(単球注2))に与えると、遺伝子をオンにするスイッチ(エンハンサー注3))が活性化するが、その時にAlu注4)と呼ばれるレトロトランスポゾン注5)が関わることを発見した。・Aluはヒトゲノムに約120万コピーあるが、その共通配列の中にMEF2と呼ばれる転写因子の結合配列が含まれており、進化の過程でAluがヒトゲノム内にMEF2結合部位を増やしてきたことが分かった。・Aluを含むエンハンサーが制...
キーワード:バクテリア/遺伝子発現調節/塩基配列/霊長類/ヒストン/レトロトランスポゾン/トランスポゾン/細胞壁/微生物/エピゲノム変化/クロマチン/ヒトゲノム/外傷/白血球/エンハンサー/RNA/ファージ/マウス/マクロファージ/リポ多糖/遺伝子発現制御/高次構造/細菌感染/受容体/樹状細胞/転写因子/発現制御/発現調節/免疫応答/免疫寛容/免疫細胞/ゲノム/遺伝子/遺伝子発現/細菌/脂質
他の関係分野:数物系科学工学総合生物農学医歯薬学
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発表日:2026年7月10日
14
プラスチック製ボトルキャップに乗ったゴカイ達の航海記録
~付着生物相・同位体分析・海流モデルから海洋ごみ生態系の漂流の道のりを推定~
・海洋ごみとして浮いていたプラスチック製ボトルキャップ内に小さな海洋生態系が作られていることを発見。・キャップ内部では大型のゴカイが城のような三次元構造を形成。この構造が多様な生物のすみかとなっていたと考えられる。・解析の結果、キャップがフィリピン周辺で捨てられ、少なくとも約70日漂流し、日本の海域にたどり着いた可能性を示した。・漂流の履歴をさまざまな手法を組み合わせて推定することで、海洋ごみ由来の外来種侵入の経路推定や防除につながる。 名古屋大学大学院理学研究科附属臨海実験所の自見 直人 講師、産業技術総合研究所、国立科学博物...
キーワード:海洋汚染/海洋/外来種/生物多様性保全/酸素同位体/酸素同位体比/同位体/同位体比/生物群集/シミュレーション/プラスチック/環境情報/同位体分析/海洋生物/生態系/サンゴ礁/海洋生態/海洋生態系/生物多様性
他の関係分野:環境学数物系科学工学農学
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発表日:2026年7月3日
15
加齢に伴う糖鎖変化を臓器横断的に解明
― 老化関連糖鎖変化とリソソーム酵素との関連を示唆 ―
老化機構研究チームの赤阪啓子研究員、萬谷博研究部長らは、名古屋大学・糖鎖生命コア研究所の花松久寿特任講師、古川潤一特任教授らと共同で、マウス複数臓器における加齢に伴うN型糖鎖変化を解析しました。本研究成果はNature Portfolio傘下のオープンアクセス専門誌 「npj Aging」 に掲載されました。 ・マウスにおけるN型糖鎖の加齢変化を臓器横断的に解析しました・加齢に伴い、短鎖N型糖鎖(パウチマンノース型糖鎖)*1など特定の糖鎖群が複数の臓器に共通して増加することを発見しました・パウチマンノース型糖鎖の増加と...
キーワード:オープンアクセス/脊椎動物/生合成経路/生合成/加齢変化/老化細胞/寿命/脊椎/肺気腫/分子機構/モデルマウス/マウス/リソソーム/腎障害/創薬/培養細胞/加齢/健康長寿/動脈硬化/老化
他の関係分野:情報学農学医歯薬学
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発表日:2026年7月1日
16
脳が全身の脂肪消費をコントロールする仕組みを解明
― 生活習慣病の予防につながる新たな代謝制御メカニズムを発見 ―
・脳の視床下部室傍核にあるNos1ニューロンが、単にエネルギー消費を増やすのではなく、全身の脂肪消費を選択的に高めることを発見しました。・Nos1ニューロンは、自律神経の一つである交感神経を通じて、脂肪組織や筋肉などの代謝を調節していました。・Nos1ニューロンは、マウスの休息期である昼間に脂肪消費を高めるリズムをつくっていました。・Nos1ニューロンによる脂肪消費は、マウスが体重を維持するために必要でした。 鳥取大学医学部統合生理学分野の近藤 邦生准教授(元 生理学研究所 助教)、椙山女学園大学の箕越 靖彦教授(生理学研究所 ...
キーワード:エネルギー消費量/生活リズム/生殖/エネルギー消費/コネクトミクス/視床/視床下部/肥満症/ニューロン/脂肪組織/筋肉/交感神経/マウス/内分泌/自律神経/生活習慣病/生理学/糖尿病
他の関係分野:複合領域工学医歯薬学
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発表日:2026年6月26日
17
"島流し"にあったノコギリクワガタは、なぜ巨大な武器を手放したのか
~ゲノム解析で解き明かす、遺伝子の流動とオスの大アゴ進化の関係~
・ノコギリクワガタ類は、伊豆諸島において、本土から遠い島ほどオスの“武器”である大アゴ(おおあご)が小型化し、最南端の八丈島の集団で最も顕著に縮小していた。・ノコギリクワガタの全ゲノム配列を解読し、本土と伊豆諸島の集団間で比較した。・ハチジョウノコギリでは、成長因子であるインスリンの受容体遺伝子(InR2注1))が大アゴサイズ縮小をもたらした遺伝子の一つであることを示した。・本土集団から伊豆諸島中間集団へは遺伝子流動注2)が生じていたが、八丈島の集団は14.9万年前からこれ...
キーワード:海洋/性選択/ゲノム配列/遺伝子流動/遺伝的変異/インスリンシグナル/インスリン受容体/機能解析/遺伝子機能解析/ゲノム解析/成長因子/インスリン/受容体/ゲノム/遺伝子/全ゲノム解析
他の関係分野:環境学農学医歯薬学
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発表日:2026年6月24日
18
イノシシの先祖はブタだった?下顎骨の出土遺跡から解明
現代日本の野生イノシシは、弥生時代のブタの遺伝子を受け継いだ
・島根県松江市の西川津(にしかわつ)遺跡出土の資料から、弥生時代のイノシシ類に家畜ブタが含まれていることを確認した。・下顎骨の形態や年齢構成の分析により、当遺跡ではブタ飼育と野生イノシシ狩猟が併存していたことが明らかになった。・さらにブタの形態を持つ資料に飼育個体と野生個体の混在が確認され、飼育ブタの再野生化と在来イノシシとの交雑を経て、現代の野生イノシシにその遺伝的影響が残ったと考えられる。 名古屋大学博物館ならびに大学院情報学研究科の新美 倫子 准教授は、元島根県埋蔵文化財調査センターの内田 律雄 氏との共同研究で、島根県松江市の西川津...
キーワード:情報学/イノシシ/家畜化/安定同位体比/安定同位体/同位体/日本列島/同位体比/個体群/弥生時代/頭蓋骨/コラーゲン/遺伝子
他の関係分野:情報学複合領域環境学数物系科学医歯薬学
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発表日:2026年6月23日
19
沖縄・粟国島で巨大な環状ペプチド「テルクファゾリンA」を発見
-化学的手法とゲノム情報を組み合わせて、難解な天然物の構造を解明-
・沖縄県粟国島に生息する海洋シアノバクテリアから巨大な環状ペプチドを発見・従来法では解析が困難な巨大環状ペプチドに対し、化学的手法とゲノム情報を統合的に活用する戦略により難解な構造決定に成功・巨大環状ペプチドの収束的な化学合成に成功し、構造決定の正しさを実証 名古屋大学大学院生命農学研究科博士課程3年の田口黎武(前所属:慶應義塾大学大学院理工学研究科修士課程2年)、中央大学理工学術院の岩崎有紘准教授(前所属:慶應義塾大学理工学部専任講師)、慶應義塾大学理工学部の末永聖武教授らの研究チームは、沖縄県粟国島で採集した海洋シアノバクテリア...
キーワード:海洋/南西諸島/バクテリア/シアノバクテリア/光合成/質量分析/シミュレーション/分光分析/海洋シアノバクテリア/海洋天然物/構造決定/海洋生物/アミノ酸配列/ゲノム情報/アミノ酸/環状ペプチド/ゲノム
他の関係分野:環境学数物系科学総合理工工学総合生物農学医歯薬学
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発表日:2026年6月19日
20
ジベレリン合成と細胞分裂が連動する茎伸長制御の新たな分子メカニズムを解明
〜従来説を更新するモデル提案、作物収量向上への応用に期待〜
・モデル植物のシロイヌナズナを用いて植物ホルモン「ジベレリン(GA)注1)」による茎伸長の制御機構を解明。・茎伸長の開始時に先端部でGA合成遺伝子GA20ox1注2)の発現が上昇し、活性型ジベレリンGA4注3)が蓄積することを発見。・これにより、茎内部の細胞分裂が活性化し、その後の表皮細胞の伸長を誘導する新たな仕組みを明らかにした。・本成果は、作物の草丈制御や収量性向上への応用が期待される。 名古屋大学大学院生命農学研究科の...
キーワード:生殖/植物ホルモン/変異体/シロイヌナズナ/抵抗性/生合成/ホルモン/成長期/イミン/細胞分裂/遺伝子
他の関係分野:農学医歯薬学
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発表日:2026年6月17日
21
海鳥は「将来の繁殖」のために「今の繁殖」をあきらめるのか?繁殖・生存・渡りの間でエネルギーを柔軟に配分する仕組みを実証
・世界でも数少ない大規模野外操作実験により、生活史戦略の因果関係を検証。・251羽の野生海鳥を対象に、繁殖期の操作から、渡り行動・翌年の繁殖成功・生存率まで追跡。・高いエネルギー負荷を受けた個体は、その年の繁殖成功を犠牲にする一方、渡りの飛行距離を伸ばし、翌年の繁殖成功を高めた。・しかし生存率は低下しており、「将来の繁殖」と「生存」のトレードオフを実験的に実証。・動物が繁殖・生存・渡りの間でエネルギーを柔軟に再配分する「エネルギー柔軟性」という新しい概念を提唱。 名古屋大学大学院環境学研究科の中嶋 千夏 博士後期課程...
キーワード:海洋/因果関係/気候変動/北太平洋/トレードオフ/野外実験/海洋環境/バイオロギング/子育て
他の関係分野:環境学数物系科学工学農学医歯薬学
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発表日:2026年6月15日
22
設計図なしでバラバラな細胞たちをパズルのように組み立てる
〜教師データなしに変異体の遺伝子発現マップを予測する機械学習法〜
・変異体の1細胞計測データから、空間トランスクリプトームを教師データなしで予測する機械学習技術(ZENomix)を開発・ZENomixは、変異体の空間トランスクリプトームを高精度で予測する・ZENomixを活用した空間変動遺伝子スクリーニング法で新規Nodal制御遺伝子を同定した・変異体・疾患の1細胞計測データに適用することで、生物学/疾患研究に幅広い応用が期待される 遺伝子が体の中のどこで、どのように働いているかを知ることは、疾患や生命のメカニズムを解き明かすために重要です。近年、「空間トランスクリプトミクス」と呼ばれる計測技...
キーワード:機械学習/空間データ/初期発生/計測技術/一細胞計測/一細胞/変異体/消化管/発生生物学/新規遺伝子/内胚葉/骨格筋/病態解明/RNA/スクリーニング/トランスクリプトーム/トランスクリプトミクス/ハイブリダイゼーション/ラット/創薬/遺伝子/遺伝子発現
他の関係分野:情報学数物系科学工学総合生物農学医歯薬学
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発表日:2026年6月12日
23
植物ホルモン「サイトカイニン」の長距離輸送の新たなメカニズムを解明
-植物の離れた器官の成長を人為的に操作することが可能に-
・根から葉へのサイトカイニンの長距離輸送を調節する遺伝子「AHK3」を発見した。・接ぎ木技術を用いて、根のみでAHK3遺伝子の機能を低下させたことで、離れた器官の葉の成長が増加した。・AHK3遺伝子は作物増産における有力なターゲットになることが期待される。 島根大学大学院自然科学研究科博士後期課程の門田宏太(現 岡山大学 資源植物科学研究所 特別研究員PD)、島根大学総合科学研究支援センターの蜂谷卓士准教授、中川強教授らの研究グループは、中部大学の鈴木孝征教授、理化学研究所の小嶋美紀子技...
キーワード:アブラナ科/栄養応答/物質輸送/栄養塩/モデル生物/カルス/ペプチドホルモン/リン酸/植物ホルモン/シロイヌナズナ/細胞膜/ホルモン/サイトカイニン/受容体/小胞体/転写因子/ストレス/遺伝子
他の関係分野:工学総合生物農学医歯薬学
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発表日:2026年6月12日
24
銀の粒子でDNAを自在に切断・連結する革新技術を確立
~従来の2〜5倍以上の効率で合成、医療・農業などへの応用に道~
・mRNAがんワクチンや遺伝子治療を可能にするmRNAライブラリ注1)の構築、人工タンパク質医薬品や人工ゲノム作物の開発など、多様な社会的応用の基盤となる「ゲノムDNA合成法注2)」を確立。・酵素を用いずに、銀ナノ粒子注3)で任意の長さ・配列のDNA接着末端注4)を自在に作製。・一般的な制限酵素法と比べて2〜5倍以上の高いDNA連結効率を達成。 21世紀の医療・農業・環境分野が直面する課題の解決には、生物の設計図である「長鎖DNA」を自在に合成できるかど...
キーワード:ゲノムDNA/塩基配列/銀ナノ粒子/ボトルネック/ナノメートル/ナノ粒子/長鎖DNA/人工タンパク質/機能性/微生物/がんワクチン/mRNA/スクリーニング/遺伝子治療/抗菌剤/抗原/生理活性/ゲノム/ワクチン/遺伝子/抗体
他の関係分野:化学工学総合生物農学医歯薬学
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発表日:2026年6月11日
25
クローン病の腸管線維化を抑える線維芽細胞を発見
―線維芽細胞を標的とした新たな薬物治療の可能性―
・クローン病患者の腸管狭窄部では、線維芽細胞の特徴が変化し、線維化(組織が硬くなること)の抑制にはたらくMeflin陽性線維芽細胞が有意に低下することを発見しました。・動物モデルを用いて、MeflinがWNT5A-ROR2経路を介して、腸管線維化の進行を抑制することを明らかにしました。・既存薬である合成レチノイドAM80の投与が、クローン病患者由来の線維芽細胞をMeflin陽性に変化させること、およびマウスモデルにおいて、Meflin陽性線維芽細胞を増加させることで線維化の進行を抑制する可能性を示しました。 名古屋大学大学院医学系研究科消化...
キーワード:クローン/消化管/クローン病/マウスモデル/動物モデル/病理/病理学/線維芽細胞/マウス/レチノイド/薬理学/手術/線維化/動物実験/難病
他の関係分野:農学医歯薬学
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発表日:2026年6月4日
26
細胞1つの元素量を測る新手法、軟X線で実現
――海洋植物プランクトンに含まれる酸素量をピコグラムの精度で計測――
◆海洋植物プランクトン細胞1つに含まれる元素量を定量する計測手法を新開発の軟X線分光顕微鏡を用いて開発しました。◆これまで測定が難しかった軽元素である酸素について、単一細胞レベルでの絶対質量測定をピコ(1兆分の1)グラムの精度で実現しました。◆本手法は炭素や窒素など他の元素にも適用可能であり、細胞内元素分布や化学状態を可視化する新たな分析基盤として、生命科学を含む様々な物性研究への貢献が期待されます。 東京大学物性研究所のJordan Tyler O’Neal特任研究員(研究当時)と木村隆志准教授、竹尾陽子助教、同大学大学院農学...
キーワード:分析技術/海洋/陽子/軽元素/軟X線/放射光/X線分光/光合成/軟X線分光/有機デバイス/海洋循環/地球環境/マイクロ/分解能/一細胞/一細胞/海洋微生物/環境応答/プランクトン/植物プランクトン/微生物/SPECT/高分解能
他の関係分野:環境学数物系科学工学総合生物農学医歯薬学
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発表日:2026年5月29日
27
動物はなぜ決まった時間に休眠するのか
― 概日時計による脳内制御機構を解明 ―
・動物が厳しい環境を生き延びるために用いる低代謝状態「休眠」のタイミングを、脳の概日時計が制御している仕組みを解明した。・視交叉上核注1)から視索前野へ投射する抑制性神経が、休眠の誘導を調節することを発見した。・視交叉上核のAVP注2)神経における抑制性神経シグナルを障害すると、正常な休眠誘導ができなくなることを明らかにした。 名古屋大学環境医学研究所の小野 大輔 講師、宮崎 翔太 博士研究員、Tsai Chang-Tin(ツァイ チャンティン)博士後期課程学生らの研究グループは、明治大学、生理学...
キーワード:宇宙科学/視交叉上核/神経ペプチド/生存戦略/エネルギー消費/神経活動/哺乳類/概日時計/ニューロン/救急医療/神経伝達物質/GABA/アミノ酸/イミン/マウス/神経回路/神経細胞/概日リズム/生理学
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発表日:2026年5月29日
28
薬が効かない耐性菌を光でピンポイント撃退!
世界的脅威アシネトバクターに対する新たな感染症治療へ
・既存の抗生物質が効かない多剤耐性菌注1)(病原性アシネトバクター・バウマニ)に対する、新たな治療戦略を開発。・「トロイの木馬」による標的デリバリー:細菌が自身の生存に必要な栄養(ヘム)を取り込むためのタンパク質を運び屋として利用し、光で活性化する殺菌薬(金属錯体)を細菌内部へ“密輸”することに成功。・標的菌に青色光を当てることで細菌の内部で活性酸素種注2)を発生させ、多剤耐性菌を最大99.999%死滅させる強力な「光殺菌(光線力学療法注3))」を実証。 ...
キーワード:放射光/金属錯体/青色光/酸素分子/光照射/病原菌/病原性/パンデミック/ヘモグロビン/活性酸素/活性酸素種/血液/光線力学療法/光増感剤/抗生物質/増感剤/多剤耐性/多剤耐性菌/感染症/細菌/薬剤耐性
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発表日:2026年5月20日
29
データから疾患進行の個人差を読み解く
〜進行の「速さ」と「進み方」の違いを捉える新手法を開発〜
・疾患進行の個人差を、「どのように進むか」という進行経路と、「どのくらいの速さで進むか」という進行速度に分けて捉える新しい機械学習手法DiSPAHを開発・四肢発症型ALS患者の縦断データを解析した結果、進行経路が異なる複数のサブグループが存在し、さらに各サブグループの中でも進行速度にばらつきがあることを発見・進行速度に関連する遺伝的特徴や疾患の背景にある分子レベルの仕組みの一端を解明・DiSPAHから得られる情報はALS関連機能低下リスクの評価に役立ち、初期の臨床情報や遺伝情報から将来の進行を見通す手がかりとなる可能性を示唆 名...
キーワード:データ駆動/機械学習/情報学/遺伝情報/筋萎縮/予後予測/神経変性/神経変性疾患/臨床試験/筋萎縮性側索硬化症 /個別化医療/慢性疾患
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発表日:2026年5月20日
30
原子の整列か、膜の崩壊か
― FePd磁性薄膜の相転移と形態進化を支配する結晶成長の法則を解明―
・次世代高記憶密度磁気デバイス材料として期待されるFePd薄膜において、高性能化に必要な「原子の整列(規則化)」と、材料が劣化する「膜の崩壊(デウェッティング)」が互いに競合するメカニズムを解明しました。・これまで性能低下が課題であった「魔の中間温度域(300~400℃)」において、積層欠陥やナノサイズの空隙が発生する原因を、理論計算と原子レベルの観察により明らかにしました。・この発見により、高品質なFePd薄膜を安定して製造するための「最適な温度と時間のレシピ」が明確になり、超高密度ストレージや省電力デバイスの実現が加速します。 富山大学...
キーワード:表面エネルギー/異方性/相転移/速度論/形態進化/磁気異方性/材料科学/メモリ/磁性薄膜/微細化/垂直磁気異方性/シミュレーション/ナノサイズ/結晶成長/磁気記録/第一原理/第一原理計算/電子顕微鏡/電子顕微鏡観察/量子力学/結晶構造/パラジウム
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発表日:2026年5月19日
31
植物が過酸化水素シグナルを感知する仕組みを解明
~銅イオンに依存した新たな酸化還元状態の感知機構~
・植物における過酸化水素シグナルの感知に必須な細胞膜受容体CARD1の細胞外領域の立体構造を、クライオ電子顕微鏡注1)を用いて決定した。・CARD1は、ロイシンリッチリピートドメイン上の高度に保存された3つのヒスチジン残基注2)を利用して銅イオンを保持していた。・CARD1が保持する銅イオンが、過酸化水素の感知に必須であることを明らかにした。 名古屋大学トランスフォーマティブ生命分子研究所(WPI-ITbM)のAnuphon Laohavisit(ラオハビシット アヌポン) 特任准教授、藤本 和宏...
キーワード:酸化還元状態/ロイシン/電子線/銅イオン/3次元構造/環境問題/極低温/金属イオン/酸化還元/電子顕微鏡/生体内/細胞応答/酸化酵素/リン酸/環境ストレス/クライオ電子顕微鏡/ロイシンリッチリピート/病原体/細胞膜/ROS/アミノ酸/キナーゼ/シグナル分子/スーパーオキシド/ラジカル/リガンド/リン酸化酵素/活性酸素/活性酸素種/構造生物学/受容体/生体分子/立体構造/ストレス/遺伝学/遺伝子
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発表日:2026年5月14日
32
ヒトiPS細胞で「動く遺伝子」を制御する新機構を提唱
~Yamanaka転写因子群がLINE-1発現を抑制する可能性を示唆~
・ヒトiPS細胞注1)において、多能性維持を行う転写因子注2)POU5F1(OCT4)、SOX2、NANOなどが若いLINE-1注3)配列へ結合することを発見した。・POU5F1などをノックダウンするとLINE-1発現が上昇し、多能性維持転写因子がLINE-1転写を抑制的に制御している可能性が示された。・それぞれの細胞の発生プログラムに従ってエピジェネティックに活性化したLINE-1の発現量が、その細胞で重要な働きを行う転写因子群によって適切な範囲に維持されているという、LINE-1と宿主細胞の新たな制御...
キーワード:塩基配列/初期発生/転移因子/レトロトランスポゾン/トランスポゾン/iPS細胞/ゲノム安定性/ヒトゲノム/LINE-1/RNA/幹細胞/多能性幹細胞/転写因子/転写制御/ゲノム/ヒトiPS細胞/遺伝子/神経疾患/老化
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発表日:2026年5月11日
33
酸素極小層から深海まで続くマンガン酸化の実態を解明
――セリウム同位体が明らかにする海洋中の新しい物質循環モデル――
・海水およびマンガンクラスト中のセリウム(Ce)安定同位体比の鉛直分布を初めて明らかにした。・酸素極小層(OMZ)内部を含め、深海に至るまで連続的にマンガン酸化物が形成されることを実証した。・海洋中のマンガン循環と希土類元素の挙動を統合的に理解する新しいモデルを提案した。 東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻のLi Wenshuai博士研究員(研究当時、現中国地質大学(武漢)教授)、高橋嘉夫教授(兼:同大学アイソトープ総合センター センター長)、海洋研究開発機構の中田亮一主任研究員、柏原輝彦主任研究員、高知大学海洋コア国際研究所の臼井...
キーワード:酸素濃度/安定同位体比/海洋/高エネルギー/SPring-8/XAFS/マンガン酸化物/安定同位体/加速器/希土類元素/地球化学/同位体/同位体分別/放射光/北西太平洋/スペクトル/同位体比/惑星/惑星科学/吸収スペクトル/西太平洋/X線吸収微細構造/マンガン/希土類/局所構造/レアアース/海底鉱物資源/海洋環境/酸化物/微細構造/トレーサ/物質循環/アイソトープ/ナノテクノロジー/バイオテクノロジー/ランタノイド
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発表日:2026年4月24日
34
光で結合・解離をスイッチできる小分子とタンパク質のペアをゼロから創る新手法
―光による細胞機能操作や医療応用に新たな可能性―
・望みの性質を持つ光スイッチ分子と、それに特異的に結合するタンパク質のペアを、ゼロから人工的に創り出す手法を開発。・青色光と紫色光に応答して可逆的に形を変える光スイッチ分子を設計し、その一方の構造にのみ結合する人工タンパク質タグを創出。・開発したペアを動物細胞に応用し、情報伝達、細胞運動、遺伝子発現、受容体活性、細胞分化など、さまざまな機能を光でスイッチングできることを実証。細胞の光操作技術に新たな道を拓く。 光を用いて細胞内の特定の生体分子の機能を操作する技術は、生命の仕組みを解明するための研究ツールや、疾患を治療するための技術として大き...
キーワード:光応答性/光応答/光受容/光受容タンパク質/青色光/光スイッチ/人工タンパク質/進化分子工学/細胞運動/光操作/細胞分化/受容体/生体分子/遺伝子/遺伝子発現
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発表日:2026年4月23日
35
"世界初、マウスES細胞から生殖内分泌を司る視床下部KNDyニューロンの分化誘導に成功"
~更年期障害、視床下部性無月経、不妊症の病態解明と治療応用に期待~
・マウスES細胞※1から、生殖中枢を司る視床下部※2KNDyニューロン※3の分化誘導※4に世界で初めて成功しました。・KNDyニューロンの特徴であるキスペプチン※5、ニューロキニンB、ダイノルフィンAの共発現を確認しました。・培養上清中へのキスペプチン分泌を確認し、作製細胞が機能的特徴を有することを示しました。・PCOS、視床下部性無月経※6、更年期症状などの病態解明や新規治療法開発に役立つ基盤技術として期待されます。...
キーワード:マウス胚/キスペプチン/生殖/哺乳類/運動神経/視床/視床下部/新規治療法/differentiation/ニューロン/排卵/不妊症/ホルモン/思春期/病態解明/胚性幹細胞/ES細胞/in vitro/マウス/幹細胞/神経細胞/創薬/内分泌/分化誘導/ストレス/睡眠/糖尿病
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発表日:2026年4月18日
36
低ブドウ糖環境下によるCAR-T細胞の機能不全を克服する オンデマンド型代謝強化CAR-T細胞を開発
―抗腫瘍効果の向上と安全性をマウスモデルで検証―
・これまで膠芽腫のがん組織は極度の低ブドウ糖環境にあり、CAR-T細胞の機能が著しく低下する可能性が示唆されていましたが、本研究によりその実態が明らかになりました。・低ブドウ糖環境によるCAR-T細胞の機能不全を克服するため、ブドウ糖を高効率に取り込む細胞膜タンパク質 (ブドウ糖膜輸送体) GLUT3を必要に応じて発現させるオンデマンド型代謝強化CAR-T細胞 (On-d GLUT3 CAR-T細胞)の開発に成功しました。・On-d GLUT3 CAR-T細胞について、ヒトの脳腫瘍を模した膠芽腫マウスモデルで検証した結果、腫瘍の根治を達成するなど、高い抗腫瘍効果が認めら...
キーワード:がん研究/膜輸送/グルコース/神経系/膜輸送体/システム制御/遺伝子改変/輸送体/CD8/微生物/細胞膜/がん免疫/マウスモデル/脳神経外科/膠芽腫/T細胞/マウス/抗腫瘍効果/腫瘍免疫/膜タンパク質/免疫学/遺伝子/疫学/脳腫瘍
他の関係分野:複合領域工学総合生物農学医歯薬学
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発表日:2026年4月18日
37
海洋が大気中のCO₂を吸収・固定する能力を解明
~深海へ沈む「マリンスノー」の特性と季節変動がカギ~
・沈降粒子注1) (マリンスノー)の窒素同位体比注2)を用いて、海洋の基礎生産力注3)の季節変動を高い時間分解能で復元した。・深さ500mでの炭素隔離効率注4)は、亜寒帯域ではほぼ一定である一方、亜熱帯域では季節によって大きく変動することが明らかになった。・鉱物成分注5)が粒子の沈降速度や壊れにくさを左右し、粒子凝集体の破砕を通じて炭素フラックスの鉛直減衰注6)を制御する新たな仕組みを提案した。 名古屋大学宇宙...
キーワード:フラックス/海洋/食物連鎖/時間分解/季節変動/同位体/北太平洋/太陽/同位体比/光合成/太陽光/時間分解能/地球環境/シリカ/トラップ/栄養塩/炭酸カルシウム/二酸化炭素/二酸化炭素/分解能/有機物/生態系/プランクトン/植物プランクトン/カルシウム/凝集体
他の関係分野:環境学数物系科学総合理工工学農学医歯薬学
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発表日:2026年4月18日
38
統合失調症の新たな治療戦略を発見
―副作用が少ない新規治療薬開発に期待―
・Rhoキナーゼ2の働きを選択的に抑える薬剤が、統合失調症に関連する認知機能の障害や行動の異常を改善しました。・KD025の口からの投与は、効果がみられる量では、非選択的Rhoキナーゼ阻害薬で課題となる血圧低下や、従来の抗精神病薬で問題となることがある錐体外路症状、高プロラクチン血症、高血糖を認めませんでした。・Rhoキナーゼ2を標的とした治療が、従来の治療薬では課題となっていた副作用を抑えつつ、統合失調症の認知機能の障害などに対する新しい治療法の開発につながる可能性が示されました。 国立大学法人東海国立大学機構 名古屋大学大学院医学系研究科医...
キーワード:産学連携/プロラクチン/遺伝情報/スパイン/記憶・学習/統合失調症/Rhoキナーゼ/治療標的/脳科学/ゲノム解析/ホルモン/神経伝達物質/モデルマウス/病態解明/キナーゼ/マウス/血液/抗精神病薬/神経細胞/創薬/副作用/薬理学/ゲノム/バイオマーカー/遺伝子/血圧/神経疾患/精神疾患/統合失調症患者/認知機能
他の関係分野:複合領域総合生物医歯薬学
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発表日:2026年4月10日
39
沈み込み帯誕生時の地殻形成プロセスを示す岩石・地球物理学的証拠を発見
―海底下の「2つの地殻」を可視化―
・伊豆・小笠原海溝で掘削された岩石の物理特性を調べた結果、沈み込み帯誕生直後の海底拡大によってできた岩石と、拡大終結後の火山活動でできた岩石とでは、割れ目の多さと地震波速度※1が大きく異なることを突き止めた。・岩石の物理特性をもとに海底下の地震波速度構造※2を読み解くことで、地殻の中に「初期にできた地殻」と「後からできた地殻」が重なって分布していることを初めて示した。・岩石試料の物理特性と地震波速度構造を結びつける新しい手法により、海底の広域的な内部構造を推定できるようになったことは、過去の掘削コア試料や観測データから沈み込み...
キーワード:先端技術/極地/海洋/海洋科学/環境変動/地下構造/数理科学/物質科学/IODP/テクトニクス/プレートテクトニクス/マグマ/火山活動/火山岩/地球深部/地球内部/地球内部構造/地震波/地震波速度/地震波速度構造/沈み込み/沈み込み帯/内部構造/日本列島/深海底/地球環境/地球環境変動
他の関係分野:複合領域環境学数物系科学工学農学
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発表日:2026年4月9日
40
超高感度次世代シーケンスで若年性骨髄単球性白血病の「微小クローン」を可視化
~見逃されてきた遺伝子変異が予後不良と強く関連~
・若年性骨髄単球性白血病(JMML)は、乳幼児に発症する治療が難しい希少な白血病です。・本研究では、高感度な新しい解析技術を用いて、従来の検査では十分捉えきれなかった、微細な遺伝子変異を、網羅的に検出しました。・その結果、診断時にごく一部の白血病細胞にしか存在しない遺伝子変異であっても、患者さんの病気の進行や治療成績に大きく影響することが分かりました。・本研究の成果は、JMMLの重症度をより正確に見極め、治療方針を決める新たな手がかりになると期待されます。 名古屋大学大学院医学系研究科小児科学の髙橋 義行 教授、村松 秀城 准教授、佐...
キーワード:最適化/クローン/リスク評価/JAK/遺伝子異常/遺伝子解析/骨髄/次世代シーケンサー/白血病/遺伝子/遺伝子変異/小児/乳幼児
他の関係分野:情報学工学医歯薬学
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発表日:2026年4月8日
41
エンベロープウイルス粒子を検出するサンドイッチELISAを実現
―脂質膜結合性リガンドの利用により「タンパク質」検出を「ウイルス粒子」検出に変換―
・生化学において標的の検出や定量に広く用いられているサンドイッチELISAに適用可能な脂質膜結合性検出リガンドを開発し、A型インフルエンザウイルス(IAV)粒子の検出を実現しました。・通常の抗体型検出リガンドとは異なり、遊離タンパク質には一切応答せず、IAV粒子を特異的に検出するため、ウイルス粒子の機能(感染力)評価が可能です。・併用する抗体やDNAアプタマー(注4)を変更することで様々なウイルス粒子計測にも有用です。 A型インフ...
キーワード:分析技術/両親媒性/PCR法/ELISA法/粒子計測/機能性/脂質膜/ELISA/ウイルス学/機能解析/脂質二重膜/ウイルス感染症/酵素反応/PCR/インフルエンザ/インフルエンザウイルス/プローブ/リガンド/ウイルス/ゲノム/感染症/抗体/脂質
他の関係分野:環境学化学工学農学医歯薬学
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発表日:2026年4月7日
42
体温から電気を取り出す、世界最高性能の有機熱電材料を実現
充電不要な人体装着型センサー用電源素子の普及へ前進
・フラーレン分子と三酸化モリブデンナノクラスターから成る新奇ナノ複合体を創製。・巨大熱電効果を利用することで、導電率σに対して熱伝導率κが増加しない低σ領域でパワーファクター注1)を最大化することに成功。・有機熱電材料としては世界最高の性能指数zT = 0.81を実現。 名古屋大学大学院工学研究科の中谷 真人 准教授、尾上 順 教授らの研究グループは、名古屋大学未来材料・システム研究所の小川 智史 准教授および電...
キーワード:熱電効果/ナノクラスター/モリブデン/トレードオフ/ナノ複合体/環境発電/熱電素子/複合化/電気伝導/導電率/熱電材料/熱電変換/センサー/金属酸化物/酸化物/電気伝導率/熱伝導/熱伝導率/フラーレン
他の関係分野:数物系科学化学工学医歯薬学
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発表日:2026年4月1日
43
細胞を使うことなく受容体膜タンパク質の人工進化に成功
-阻害剤感受性を10倍向上させたGタンパク質共役型受容体 「アデノシン2A受容体」の新規変異体を同定し、細胞種特異的なシグナル制御を実現-
・従来は困難だったヒト由来Gタンパク質共役型受容体(GPCR)の実験室内人工進化を無細胞タンパク質合成系とナノディスク技術の組み合わせで実現・新規「アデノシンA2A受容体(A2AR)」変異体を同定。哺乳動物細胞内で内因性リガンドであるアデノシンへの応答性を保持しながら、阻害剤感受性を10倍以上に向上・新規変異体を用いることで、A2ARシグナルを細胞種選択的に制御できることを実証・細胞を用いることなく、GPCR変異体ライブラリーサイズを約1兆(10¹²)規模に拡大可能に...
キーワード:最適化/化学物質/タンパク質合成/塩基配列/シミュレーション/タンパク質合成系/無細胞タンパク質合成系/リボソーム/RNAポリメラーゼ/変異体/進化分子工学/哺乳動物/遺伝子工学/細胞膜/アデノシン/シグナル伝達系/細胞内シグナル/mRNA/ホルモン/神経伝達物質/分子機構/次世代シーケンサー/GPCR/Gタンパク質/Gタンパク質共役型受容体/in vitro/RNA/ケミカルバイオロジー/スクリーニング/リガンド/受容体/阻害剤/創薬/創薬化学/膜タンパク質/遺伝学/遺伝子
他の関係分野:情報学環境学工学総合生物農学医歯薬学
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発表日:2026年3月31日
44
遺伝性神経難病の超早期病態を解明
~超早期治療で神経変性の抑制が期待できる~
・成人発症の神経難病である球脊髄性筋萎縮症*1(SBMA) のモデルマウス*2において、出生直後より興奮性シナプス*3遺伝子の増加と運動ニューロン*4の過興奮が生じていることを明らかにしました。・患者から樹立したiPS細胞*5由来の運動ニューロンでも、同様の神経過興奮がみられました。・核酸医薬*6を用いて超早期に過興奮を抑制すると、運動ニューロン変性*7が改善しました。 名古屋大学大学院医学系...
キーワード:遺伝情報/塩基配列/シナプス/抑制性シナプス/アンドロゲン受容体/神経内科学/iPS細胞/ニューロン/運動機能/筋萎縮/筋肉/骨格筋/モデルマウス/アンドロゲン/マウス/運動ニューロン/核酸医薬/幹細胞/凝集体/受容体/神経細胞/神経変性/多能性幹細胞/遺伝子/加齢/新生児/難病
他の関係分野:総合生物医歯薬学
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発表日:2026年3月28日
45
屋内外の光で発電!カーボンナノチューブ電極の両面型太陽電池
ペロブスカイト太陽電池の実用化へOsaka Metroで実証実験を開始
・カーボンナノチューブ(CNT)薄膜透明電極を用いた両面受光型注1)・半透明ペロブスカイト太陽電池注2)(CNT-PSC)の長期耐久性実証実験をOsaka Metro本社にて開始する。・下部透明電極に酸化インジウムスズ(ITO)電極注3)、上部裏面電極注4)に単層カーボンナノチューブ(SWCNT)注5)薄膜透明電極注6)を用いた独自構造により、屋外光および室内光の双方から発電可能である。・10 cm角(100 cm²)のセミモジュ...
キーワード:太陽/ディスプレイ/光環境/太陽光/ペロブスカイト太陽電池/ハイブリッド材料/単層カーボンナノチューブ/ペロブスカイト/電子デバイス/透明性/光電変換/太陽電池/電気伝導/電池/カーボン/電気伝導性/カーボンナノチューブ/ナノ材料/実証実験/耐久性/炭素材料/導電性/ナノチューブ/インジウム/活性酸素
他の関係分野:数物系科学化学総合理工工学総合生物医歯薬学
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発表日:2026年3月28日
46
概日時計を操る化合物で植物の開花期を精密制御
・多くの植物は日長を指標に開花期を決めている。・日長測定の基礎である概日時計を遅くする低分子化合物により、アオウキクサの開花誘導を精密制御し、また最大で2時間以上(開花期換算で2カ月)も変化させた。・化合物ツールによる定量的な開花制御を実証したことで、農業分野での応用も期待できる。 名古屋大学大学院生命農学研究科の前田 明里 日本学術振興会特別研究員PD(受入機関:名古屋大学)、村中 智明 助教、中道 範人 教授、同大学トランスフォーマティブ生命分子研究所の佐藤 綾人 特任准教授、京都大学大学院理学研究科の伊藤 照悟 助教、小山 時隆 准教...
キーワード:季節変化/植物生理学/環境問題/生体内/変異体/シロイヌナズナ/概日時計/ホルモン/時計遺伝子/分子機構/イミン/阻害剤/低分子化合物/遺伝子/遺伝子発現/概日リズム/生理学
他の関係分野:複合領域工学総合生物農学医歯薬学
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発表日:2026年3月24日
47
捕食性原生生物が土壌微生物群集を制御する普遍的な仕組みを初めて実証
― 原生生物の「捕食」を活かした環境調和型・次世代農業へ ―
・捕食性原生生物(捕食者)が、土壌微生物群集の組成を左右する普遍的な要因であることを世界で初めて実証。・捕食者は優占細菌を選択的に捕食し、多様な細菌が共存しやすい群集を形成。さらに、種ごとに異なる方向へ群集を誘導することを解明。・この仕組みを活用することで、施肥・農薬を抑えつつ、養分循環の効率化や病原菌の抑制などを実現する新たな土壌管理技術が期待される。 国際農研、新潟大学、名古屋大学大学院生命農学研究科の村瀬 潤 教授ら共同研究グループは、微生物を食べるアメーバなどの単細胞生物(捕食性原生生物、以下「捕食者」)による捕食が、土壌中の微生物...
キーワード:オープンアクセス/環境リスク/炭素循環/微生物群集/環境調和/生物群集/ボトムアップ/地球環境/マイクロ/環境負荷/生産性/病原菌/原生生物/生態系/生物間相互作用/土壌/土壌微生物/微生物/ウイルス/マイクロバイオーム/環境因子/細菌
他の関係分野:情報学環境学化学工学農学医歯薬学
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発表日:2026年3月19日
48
土器の三次元形状を深層学習で解析する新手法を開発 食器としての観点から須恵器を分析、古代日本の食習慣に迫る
・土器の三次元(3D)点群データを用いて形態学的分類を行う深層学習(ディープラーニング)注1)モデルを開発し、二次元形状の解析では実現できなかった分類に成功した。・猿投窯注2)出土の須恵器注3)917点の点群に対して高精度で分類が可能なことを示した。・PCA注4)、階層クラスタリング注5)、3D Grad-CAM注6)によって分類の解釈性を高めた。・須恵器の形態学的変化が食習慣の変化に関連している可能性を指摘した。・...
キーワード:視覚化/3Dデータ/AI/クラスタリング/ディープラーニング/ニューラルネットワーク/主成分分析/情報学/深層学習/人工知能(AI)/古墳時代/ノイズ/朝鮮半島/形態学/テクスト/文化遺産/CAM/ニューラルネット/技術革新/神経回路/食習慣
他の関係分野:情報学複合領域数物系科学工学農学医歯薬学
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発表日:2026年3月19日
49
有用な酵素を世界最小・最速で開発する新技術
食品・医薬・エネルギー分野への酵素利用拡大に期待
・酵素注1)活性を指標とした世界最小スケールかつ最速の酵素開発技術を発明。・酵素とその遺伝情報(mRNA)1分子複合体を形成させ、活性ある酵素分子をその遺伝子とともに取得可能。・環境負荷の低い酵素プロセスや、バイオセンサーなどの有用酵素開発を加速。 酵素は食品や洗剤をはじめ、医薬品や化学製品、燃料などの製造に多く使われており、環境負荷の低い触媒としてその利用範囲は世界的に増大しています。名古屋大学大学院生命農学研究科のDAMNJANOVIC Jasmina(ダムナニョヴィッチ ヤスミナ) 准教授、中野 秀雄...
キーワード:スループット/ディスプレイ/酸化還元反応/酸化還元酵素/ハイスループットスクリーニング/遺伝情報/診断薬/還元反応/センサー/バイオセンサー/環境負荷/酸化還元/ハイスループット/変異体/酵素活性/酵素反応/mRNA/スクリーニング/遺伝子/抗体
他の関係分野:情報学化学工学総合生物農学医歯薬学
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発表日:2026年3月18日
50
情報の安定性と信号強度の両立を実現
―保磁力最大約10倍を達成、次世代省エネ磁気メモリへ―
・従来は困難とされてきた、磁石の強さ(磁化)と情報の保持能力(保磁力)の両立を、独自の「ナノ傾斜設計」により実現しました。・従来の均一材料と比べ、磁化を維持したまま、保磁力を従来の最大約10倍に向上させることに成功しました。・大強度陽子加速器施設J-PARC MLFと3GeV高輝度放射光施設NanoTerasu(ナノテラス)(注4)を連携活用した解析により、全体の性能向上を実現するメカニズムが明らかになりました。・デジタル社会の拡大に伴う消費電力増...
キーワード:パートナーシップ/陽子/量子スピン/J-PARC/加速器/中性子/放射光/磁場/太陽/円二色性/トレードオフ/磁気円二色性/マンガン/スピンデバイス/メモリ/省エネ/材料設計/スピン/ナノスケール/ナノメートル/原子力/ルテニウム
他の関係分野:複合領域数物系科学化学工学医歯薬学
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発表日:2026年3月17日
51
体内時計の精度はタンパク質に内蔵されていた
―シアノバクテリアの時計の本質を解明―
・体内時計の「環境に左右されない正確さ」が、タンパク質の時計に内蔵されていることを実証・20種類以上の時計タンパク質「KaiC」の周期変異体を使って、細胞内と試験管内の両方で高い周期精度を確認・細胞内では細胞環境が地球環境に合わせてわずかに周期を微調整している可能性が示唆され、人工的な生物時計の設計や、生物時計の精密な時間制御技術の開発につながる可能性に期待 大阪大学大学院理学研究科(名古屋大学高等研究院 客員研究員)の伊藤(三輪)久美子特任助教、関西医科大学医学部の岡野(今井)圭子講師、立命館大学生命科学部の寺内一姫教授、名古屋大学の故近...
キーワード:環境変化/バクテリア/シアノバクテリア/光合成/生物時計/地球環境/変異体/体内時計/in vitro/細菌
他の関係分野:複合領域数物系科学工学農学医歯薬学
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発表日:2026年3月17日
52
イネの成長ホルモンを"貯める"しくみを発見
~代謝調整経路を究明、環境変動に強い作物の品種開発に寄与~
・イネにおいて、植物ホルモン「オーキシン注1)」の新しい代謝分岐経路を発見。・配糖体酵素「IAAspGT注2)」への自然変異がイネの成長やバイオマス配分に影響する。・作物の環境応答性や生産性改良への応用が期待される。 名古屋大学大学院生命農学研究科の榊原 均 教授、同大学生物機能開発利用研究センターの芦苅 基行 教授、永井 啓祐 准教授、保浦 徳昇 特任准教授(研究当時)、同大学農学国際教育研究センターの犬飼 義明 教授らの研究グループは、理化学研究所 環境資源科学研究センター(CSRS)の小嶋 ...
キーワード:環境変動/グルコース/器官形成/生産性/環境応答性/オーキシン/植物ホルモン/食品産業/イネ/バイオマス/環境応答/生合成/成長ホルモン/ホルモン/アミノ酸/インドール/グルタミン酸/酸化反応/遺伝学
他の関係分野:環境学工学総合生物農学医歯薬学
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発表日:2026年3月17日
53
神経回路の「設計原理」は存在するのか?
〜遺伝子の濃度勾配でコードされる脳内配線地図をデータ駆動で解読〜
・脳の神経細胞は、どのようなルールでつながっているのかを、実際の脳データを使って解析・神経配線データと脳内の遺伝子発現データから、神経の行き先を表現する「遺伝子の濃度勾配でコードされた脳内配線地図」を読み解く新しい解析手法 SPERRFY を開発・この脳内配線地図を使うことで、実際の脳内の配線パターンを高い精度で再現・脳全体の大まかな接続構造と局所的な細かい接続構造が、階層的な濃度勾配によって制御されている可能性を示唆・神経回路形成に関わる可能性の高い遺伝子候補を体系的に抽出でき、脳発生や神経疾患研究への応用が期待 ...
キーワード:データ駆動/軸索投射/霊長類/神経回路形成/脳発生/歯学/マウス/ラット/神経科学/神経回路/神経細胞/創薬/遺伝子/遺伝子発現/神経疾患/認知機能
他の関係分野:情報学総合生物医歯薬学
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発表日:2026年3月17日
54
酸素存在下でも生育する光合成細菌の高効率エネルギー変換機構を解明
多くの光合成細菌にとって酸素は有害ですが、海洋性紅色非硫黄細菌は酸素存在下でも生育できます。この細菌において光合成を担うタンパク質複合体の構造をクライオ電子顕微鏡で観察したところ、新たな膜タンパク質を発見し、酸素存在下でも効率よくエネルギー変換できる仕組みの一端を解明しました。光合成細菌は光合成の際に酸素を発生しませんが、太陽光エネルギーを高効率で化学エネルギーへ変換する能力を持ちます。また、植物が利用しない近赤外光を利用でき、淡水や海水、温泉など多様な環境に適応しています。中でも海洋性紅色非硫黄細菌Rhodovulum sulfidophilum は、酸素存在下で...
キーワード:光エネルギー/海洋/近赤外/太陽/タンパク質複合体/光合成/光合成細菌/電子伝達/太陽光/赤外光/水処理/電子顕微鏡/排水処理/分解能/モデル生物/遺伝子改変/エネルギー変換/クライオ電子顕微鏡/バイオテクノロジー/近赤外光/膜タンパク質/硫化水素/遺伝子/細菌
他の関係分野:環境学数物系科学総合理工工学総合生物農学医歯薬学
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発表日:2026年3月11日
55
天然の細菌を"だまして"ダイオキシンなど汚染物質を分解
遺伝子操作なしで豊富な微生物を活用する環境浄化の新戦略
・天然の土壌細菌を“そのままの姿”で用い、細菌がもつ酸化酵素の働きを外部から与える分子(デコイ分子)で制御することで、芳香族汚染物質の分解を実現。・脂肪酸に似せたデコイ分子により、酸化酵素シトクロムP450は汚染物質を“基質として認識するよう誘導され”、水酸化反応を実行。・遺伝子操作を伴わないため、遺伝子組み換え生物に適用される厳しい法規制を受けることなく運用でき、既存の豊富な微生物資源をそのまま活用できる可能性を秘めた新たなバイオレメディエーション注 1)戦略。 名古屋...
キーワード:環境汚染/ダイオキシン/環境汚染物質/環境浄化/芳香族/芳香族化合物/シトクロム/クロム/ベンゼン/メディエーション/バイオレメディエーション/分解能/組み換え/生体内/酸化酵素/P450/枯草菌/遺伝子組み換え/土壌/生物資源/生物多様性/微生物/遺伝子操作/シトクロムP450/酸化反応/脂肪酸/遺伝子/細菌
他の関係分野:環境学化学工学総合生物農学医歯薬学
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発表日:2026年2月26日
56
新たな視点:加齢に伴う血液の変化「クローン性造血」が大動脈瘤を悪化させる仕組みを解明
~免疫細胞に着目した治療戦略の可能性~
・加齢に伴って生じるクローン性造血*1が、大動脈瘤(りゅう)の拡大を促進することを明らかにした。・大動脈瘤悪化の機序として、クローン性造血の原因遺伝子の一つであるTet2*2に変異を有するマクロファージ*3が破骨細胞*4様細胞へと分化し、血管壁の弾力を保つエラスチン*5を分解することで大動脈瘤を増悪させることを見出した。・この過程に関与するRANK-RANKLシグナル*6を、遺伝学的手法または阻害剤により抑制することで、動物モデルにおける...
キーワード:クローン/突然死/differentiation/ステント/ステントグラフト/炎症反応/大動脈瘤/動物モデル/動脈瘤/大動脈/骨細胞/RANKL/エラスチン/ファージ/マクロファージ/幹細胞/血液/骨代謝/阻害剤/破骨細胞/免疫細胞/薬理学/遺伝学/遺伝子/遺伝子変異/加齢/危険因子/手術/造血/動物実験
他の関係分野:医歯薬学
・維管束(根と水や栄養を運ぶ組織)を持たないコケ植物ゼニゴケにおいて、独自開発した生体イメージング技術により、仮根から吸収されたリンが植物体内部へ短時間で移動する様子をリアルタイムで可視化することに成功した。・ゼニゴケの仮根を高純度で分離・解析する手法を組み合わせることで、仮根特異的に発現する遺伝子群を明らかにした。・コケ植物の仮根はこれまで植物体を地面に固定するための器官と考えられてきたが、維管束植物の根毛と似たような役割も担っている可能性を示しており、今後、植物の進化や栄養吸収のしくみに関する研究の発展が期待される。 神戸大学大学院理...
キーワード:コケ植物/ゼニゴケ/維管束/モデル生物/生体イメージング/遺伝子
他の関係分野:総合生物医歯薬学
名古屋大学 研究シーズ