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研究分野別サイレントキーワード
「放射線」サイレントキーワードを含む研究
【情報学】人間情報学:社会的認知放射線を含む研究件
❏放射線・原子力の科学的認知・社会的認知調査および教育システムの構築(25350264)
【研究テーマ】科学教育
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】井上 浩義 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (10213175)
【キーワード】放射線 / 教育 / 科学的認知 / 社会的認知 / 小中高校生 (他16件)
【概要】本研究課題においては、福島第一原発事故後に、国民の放射線・原子力に関する認知、知識等が事故前とどのように変化したかを調査し、それに従った放射線・原子力教育教材の作成を行うことを目的とした。教科書調査および中学校へのアンケート調査に関して、解析を終え、学会発表を行なった。現在、他の内容と併せて論文発表を準備中である。これまで作成した教材の教育効果を検討するために、毎年小学5年生~中学3年生を対象とし...
❏小中高校生が作成する社会認知のための原子力・放射線教育教材の開発(22500865)
【研究テーマ】科学教育
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】井上 浩義 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (10213175)
【キーワード】原子力 / 放射線 / 原子力事故 / 福島県 / 小中高校生 (他13件)
【概要】本研究課題では、小中高校生等が自ら作成する教育単位ごとの原子力・放射線教材の開発プログラムを開発し、教育用教材として供し、原子力・放射線の科学的理解につなげることを目的とした。本研究課題では、これら教材を作成すると共に、横浜市および福岡市で原子力・放射線教育活動を行った。また、これらの教材を用いて、福島県民や ASEANの若者たちへ原子力・放射線学習を展開し、本研究課題の社会的意義を確認できた。...
【複合領域】人間医工学:オージェ電子放射線を含む研究件
❏クラスターDNA損傷に対する細胞内修復動態と損傷の局在化メカニズム(15H02823)
【研究テーマ】放射線・化学物質影響科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】横谷 明徳 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 高崎量子応用研究所 東海量子ビーム応用研究センター, 上席研究員(定常) (10354987)
【キーワード】クラスターDNA損傷 / EGFP / ライブセルイメージング / 修復速度 / 放射線トラックエンド (他27件)
【概要】X線照射したEGFPプラスミドを“非照射”の細胞導入し、ライブセル観察によりEGFP蛍光の発現速度の低下から難修復性のクラスターDNA損傷が生じていることを示した。また軟X線を照射しながら水和デオキシリボース(dR)からの脱離イオンを測定し、水分子が分子の激しい分解を抑制すること、またその理由がdRから配位水への高速のプロトン移動によることを分子動力学計算により示した。さらに放射線トラックエンドで...
❏ガン細胞が取り込んだ非放射性薬剤から電子線を放出させ患部のみを照射する技術の開発(25282152)
【研究テーマ】医用システム
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】小栗 慶之 東京工業大学, 科学技術創成研究院, 教授 (90160829)
【キーワード】低侵襲ガン治療 / 吸収線量 / 放射線増感剤 / オージェ電子 / X線吸収端 (他34件)
【概要】一般にガンの放射線治療においては,ガン細胞だけでなく正常細胞も照射を受けるため,副作用として放射線障害が発生する.しかしガン細胞に重元素を含む非放射性薬剤を取り込ませた後,適当なエネルギーの単色X線を照射すると,重元素から多量の二次電子が発生して,がん細胞のみを内部照射できる.この方法の実現可能性を調べるため,重元素を模擬した金属薄膜に陽子線励起単色X線を照射し,薄膜周辺の線量分布を測定したところ...
【複合領域】科学教育・教育工学:小中高校生放射線を含む研究件
❏放射線・原子力の科学的認知・社会的認知調査および教育システムの構築(25350264)
【研究テーマ】科学教育
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】井上 浩義 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (10213175)
【キーワード】放射線 / 教育 / 科学的認知 / 社会的認知 / 小中高校生 (他16件)
【概要】本研究課題においては、福島第一原発事故後に、国民の放射線・原子力に関する認知、知識等が事故前とどのように変化したかを調査し、それに従った放射線・原子力教育教材の作成を行うことを目的とした。教科書調査および中学校へのアンケート調査に関して、解析を終え、学会発表を行なった。現在、他の内容と併せて論文発表を準備中である。これまで作成した教材の教育効果を検討するために、毎年小学5年生~中学3年生を対象とし...
❏小中高校生が作成する社会認知のための原子力・放射線教育教材の開発(22500865)
【研究テーマ】科学教育
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】井上 浩義 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (10213175)
【キーワード】原子力 / 放射線 / 原子力事故 / 福島県 / 小中高校生 (他13件)
【概要】本研究課題では、小中高校生等が自ら作成する教育単位ごとの原子力・放射線教材の開発プログラムを開発し、教育用教材として供し、原子力・放射線の科学的理解につなげることを目的とした。本研究課題では、これら教材を作成すると共に、横浜市および福岡市で原子力・放射線教育活動を行った。また、これらの教材を用いて、福島県民や ASEANの若者たちへ原子力・放射線学習を展開し、本研究課題の社会的意義を確認できた。...
【複合領域】科学教育・教育工学:原子力事故放射線を含む研究件
❏放射線・原子力の科学的認知・社会的認知調査および教育システムの構築(25350264)
【研究テーマ】科学教育
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】井上 浩義 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (10213175)
【キーワード】放射線 / 教育 / 科学的認知 / 社会的認知 / 小中高校生 (他16件)
【概要】本研究課題においては、福島第一原発事故後に、国民の放射線・原子力に関する認知、知識等が事故前とどのように変化したかを調査し、それに従った放射線・原子力教育教材の作成を行うことを目的とした。教科書調査および中学校へのアンケート調査に関して、解析を終え、学会発表を行なった。現在、他の内容と併せて論文発表を準備中である。これまで作成した教材の教育効果を検討するために、毎年小学5年生~中学3年生を対象とし...
❏小中高校生が作成する社会認知のための原子力・放射線教育教材の開発(22500865)
【研究テーマ】科学教育
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】井上 浩義 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (10213175)
【キーワード】原子力 / 放射線 / 原子力事故 / 福島県 / 小中高校生 (他13件)
【概要】本研究課題では、小中高校生等が自ら作成する教育単位ごとの原子力・放射線教材の開発プログラムを開発し、教育用教材として供し、原子力・放射線の科学的理解につなげることを目的とした。本研究課題では、これら教材を作成すると共に、横浜市および福岡市で原子力・放射線教育活動を行った。また、これらの教材を用いて、福島県民や ASEANの若者たちへ原子力・放射線学習を展開し、本研究課題の社会的意義を確認できた。...
【複合領域】科学教育・教育工学:放射線教育放射線を含む研究件
❏意思決定プロセスの最適化のための国際共有リスク認知力向上モジュールの開発(19KK0057)
【研究テーマ】
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
【研究期間】2019-10-07 - 2022-03-31
【研究代表者】飯本 武志 東京大学, 環境安全本部, 教授 (80302678)
【キーワード】リスク認知 / 意思決定 / 教育モジュール / アジア太平洋地域 / 放射線 (他9件)
【概要】放射線を対象とした「リスクリテラシー醸成モジュール」を国内外モジュールと組み合わせて、魅力的な新しい国際モジュールとして完成させた。このモジュールを中等学校で適用することを想定し、アジア太平洋地域の7カ国にてその実効性に関するアンケート調査をした。化学物質や生物バイオ等のリスクソースにも視野を広げ、リスクマネジメントのプロセスも考慮して、中等学校レベルの教育資料を整備した。成果の水平展開と総括を目...
❏放射線・原子力の科学的認知・社会的認知調査および教育システムの構築(25350264)
【研究テーマ】科学教育
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】井上 浩義 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (10213175)
【キーワード】放射線 / 教育 / 科学的認知 / 社会的認知 / 小中高校生 (他16件)
【概要】本研究課題においては、福島第一原発事故後に、国民の放射線・原子力に関する認知、知識等が事故前とどのように変化したかを調査し、それに従った放射線・原子力教育教材の作成を行うことを目的とした。教科書調査および中学校へのアンケート調査に関して、解析を終え、学会発表を行なった。現在、他の内容と併せて論文発表を準備中である。これまで作成した教材の教育効果を検討するために、毎年小学5年生~中学3年生を対象とし...
【複合領域】科学教育・教育工学:科学的認知放射線を含む研究件
❏放射線・原子力の科学的認知・社会的認知調査および教育システムの構築(25350264)
【研究テーマ】科学教育
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】井上 浩義 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (10213175)
【キーワード】放射線 / 教育 / 科学的認知 / 社会的認知 / 小中高校生 (他16件)
【概要】本研究課題においては、福島第一原発事故後に、国民の放射線・原子力に関する認知、知識等が事故前とどのように変化したかを調査し、それに従った放射線・原子力教育教材の作成を行うことを目的とした。教科書調査および中学校へのアンケート調査に関して、解析を終え、学会発表を行なった。現在、他の内容と併せて論文発表を準備中である。これまで作成した教材の教育効果を検討するために、毎年小学5年生~中学3年生を対象とし...
❏小中高校生が作成する社会認知のための原子力・放射線教育教材の開発(22500865)
【研究テーマ】科学教育
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】井上 浩義 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (10213175)
【キーワード】原子力 / 放射線 / 原子力事故 / 福島県 / 小中高校生 (他13件)
【概要】本研究課題では、小中高校生等が自ら作成する教育単位ごとの原子力・放射線教材の開発プログラムを開発し、教育用教材として供し、原子力・放射線の科学的理解につなげることを目的とした。本研究課題では、これら教材を作成すると共に、横浜市および福岡市で原子力・放射線教育活動を行った。また、これらの教材を用いて、福島県民や ASEANの若者たちへ原子力・放射線学習を展開し、本研究課題の社会的意義を確認できた。...
【複合領域】一般理論:リスク放射線を含む研究件
❏被害・リスク・合理性をめぐる記述性/規範性の交差を通じた災害復興のための哲学構築(26284002)
【研究テーマ】哲学・倫理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】一ノ瀬 正樹 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 教授 (20232407)
【キーワード】因果 / 責任 / 放射線 / 避難弱者 / 震災関連死 (他15件)
【概要】研究代表者の一ノ瀬は、「因果と責任」という古典的対関係を、原発事故後の被害の責任性という問題に沿って、現代哲学的に分析した。最終成果として、『福島はあなた自身』と題する報告書を2018年2月に発表し、避難弱者や震災関連死について、予防の不在という観点から、原因指定の適切性の度合いという問題を論じた。 榊原は、災害復興のための「ケアの現象学」を構想・展開した。鈴木は、哲学的な「復興」概念構築へ向けて...
❏放射線被ばくに対する不安が心理的健康と発達に及ぼす影響のメカニズムの解明(26285148)
【研究テーマ】教育心理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】筒井 雄二 福島大学, 共生システム理工学類, 教授 (70286243)
【キーワード】原発事故 / 心理的影響 / 放射線不安 / 放射線ストレス / 母子 (他17件)
【概要】2011年に発生した福島第1原発(1F)の事故が福島で生活する母子にどのような心理的影響を与えたのかを明らかにすることを研究の目的とした。 1F事故による放射能汚染に起因すると考えられる放射線不安や心理的ストレスは福島で暮らす母子に少なくとも事故後5年間は継続して観察された。チェルノブイリ事故当時,小さな子どもの母親であり現在50歳代の女性は,事故後30年が経過した時点でも心理的不安やストレスが強...
【複合領域】一般理論:災害放射線を含む研究件
❏被害・リスク・合理性をめぐる記述性/規範性の交差を通じた災害復興のための哲学構築(26284002)
【研究テーマ】哲学・倫理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】一ノ瀬 正樹 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 教授 (20232407)
【キーワード】因果 / 責任 / 放射線 / 避難弱者 / 震災関連死 (他15件)
【概要】研究代表者の一ノ瀬は、「因果と責任」という古典的対関係を、原発事故後の被害の責任性という問題に沿って、現代哲学的に分析した。最終成果として、『福島はあなた自身』と題する報告書を2018年2月に発表し、避難弱者や震災関連死について、予防の不在という観点から、原因指定の適切性の度合いという問題を論じた。 榊原は、災害復興のための「ケアの現象学」を構想・展開した。鈴木は、哲学的な「復興」概念構築へ向けて...
❏災害後の人々の移動とアソシエーションの人類学・社会学的研究(24520922)
【研究テーマ】文化人類学・民俗学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】辰巳 頼子 清泉女子大学, 文学部, 准教授 (20407381)
【キーワード】避難 / 移動 / 文化人類学 / 社会学 / 災害 (他9件)
【概要】福島第一原発事故以降、福島県から首都圏、茨城県等に避難した人々(いわゆる「自主避難者」を中心に)について調査を行い、避難経路や避難先の人々とのつながりを調査するとともに、先行事例との比較検討も行った。避難者がどのように元の場所、あるいは新しい場所とのつながりを回復するか、をプロジェクトを通じてのテーマとした。重要なことは、放射線をめぐるリスクを巡って人々が分断される中、どのように「生きる条件」を共...
【環境学】環境解析学:突然変異放射線を含む研究件
❏In vivo, in situ突然変異検出系を用いた環境および放射線リスク評価(25220102)
【研究テーマ】放射線・化学物質影響科学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2013-05-31 - 2018-03-31
【研究代表者】野田 朝男 公益財団法人放射線影響研究所, 分子生物科学部, 副部長 (40294227)
【キーワード】放射線誘発突然変異 / ノックインマウス / トランスジェニックメダカ / 体細胞突然変異 / 生殖細胞突然変異 (他16件)
【概要】個体内で起こる体細胞や生殖細胞の突然変異を、生体内の組織構築の「場」を壊すことなく検出する事をモデル動物にて実現した。これにより、放射線や環境変異原の暴露により生じる細胞の突然変異リスクについて、被ばく後の時間と組織内の三次元的情報を加えて計測することが可能となった。本システムは、組織をすりつぶしてDNAを抽出するといった従来法に対しては革命的である。我々の方法は、体内で起こる細胞の突然変異を生き...
❏放射線によるクラスターDNA損傷の構造と難修復特性の研究(21310041)
【研究テーマ】放射線・化学物質影響科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】横谷 明徳 独立行政法人日本原子力研究開発機構, 原子力科学研究部門先端基礎研究センター, 研究主席 (10354987)
【キーワード】クラスターDNA損傷 / 放射線 / シンクロトロン放射光 / イオンビーム / DNA修復 (他21件)
【概要】クラスターDNA損傷の構造と生成機構の解明を目指し、生化学的手法と分光学的手法の両面から様々な放射線照射したDNA試料の分析を行った。その結果、イオンビーム照射により生じるクラスターDNA損傷の収率を決定するとともに、コンピュータシミュレーションによるデータ解析と損傷生成モデルの構築を行った。さらに高輝度軟X線放射光ビームラインに設置されたEPR装置を用いて、DNA中の元素の内殻電子の励起に特有な...
❏個体内生細胞における電離放射線誘発突然変異の可視化と放射線応答修飾因子の探索(21241016)
【研究テーマ】放射線・化学物質影響科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2009
【研究代表者】三谷 啓志 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (70181922)
【キーワード】放射線 / 突然変異 / メダカ / マウス / 細胞死
【概要】放射線によるDNA損傷に対しては、DNA修復機構と細胞周期チェックポイント制御機構、損傷をもつ細胞を安全に排除するためのアポトーシス機構が協調して働いている。これに関わる遺伝子機能の多く同定されているが、個体レベルでの突然変異生成の組織特異性や、栄養条件や環境条件により放射線誘発突然変異生成にどのような差が生じるかについては今後の課題である。本年度は、個体内の生細胞を最終的対象するための解析モデル...
【環境学】環境解析学:環境変異原放射線を含む研究件
❏In vivo, in situ突然変異検出系を用いた環境および放射線リスク評価(25220102)
【研究テーマ】放射線・化学物質影響科学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2013-05-31 - 2018-03-31
【研究代表者】野田 朝男 公益財団法人放射線影響研究所, 分子生物科学部, 副部長 (40294227)
【キーワード】放射線誘発突然変異 / ノックインマウス / トランスジェニックメダカ / 体細胞突然変異 / 生殖細胞突然変異 (他16件)
【概要】個体内で起こる体細胞や生殖細胞の突然変異を、生体内の組織構築の「場」を壊すことなく検出する事をモデル動物にて実現した。これにより、放射線や環境変異原の暴露により生じる細胞の突然変異リスクについて、被ばく後の時間と組織内の三次元的情報を加えて計測することが可能となった。本システムは、組織をすりつぶしてDNAを抽出するといった従来法に対しては革命的である。我々の方法は、体内で起こる細胞の突然変異を生き...
❏突然変異生成機構の分子遺伝学的解析:メダカを用いた分子・個体レベルでの解析系(16201011)
【研究テーマ】放射線・化学物質影響科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】藤堂 剛 京都大学, 放射線生物研究センター, 教授 (90163948)
【キーワード】突然変異体 / TILLING / メダカ / 逆遺伝学 / 環境変異原 (他9件)
【概要】環境因子の生物影響を考える上で、突然変異は重要な位置を占める。本研究は、突然変異生成機構の制御メカニズムを個体レベル・組織レベルで解析する事を最終目標として、メダカをモデル生物として用いた新たな解析系を構築する事を目指したものである。この新たなシステム構築の一環として、メダカにおける「逆遺伝学的手法の確立」と「組織特異的遺伝子発現系の確立」を目指した。前者については、TILLING法に依るメダカ突...
【環境学】環境解析学:放射線影響放射線を含む研究件
❏放射線環境における伝熱劣化(19H02645)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】岡本 孝司 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授 (80204030)
【キーワード】限界熱流束 / 伝熱劣化 / 照射効果 / 原子力安全 / 放射線 (他10件)
【概要】放射線を照射した伝熱面で、伝熱劣化現象が発生しうること が実験的に確認された。実験は、ガンマ線または電子線照射した銀伝熱面、アルミ伝熱面、炭素鋼伝熱面を中心として、表面の沸騰現象がどのように変化するかを伝熱実験及び画像解析によって評価した。本現象は、特に沸騰気泡と伝熱面の関係が重要であることを見出し、核沸騰状態を維持するための液膜の挙動に着目した。照射による表面の微細構造の状態変化が、沸騰核の生成...
❏メダカをモデルとする低線量率被ばくがもたらす全身性炎症反応の解明(18H04135)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】三谷 啓志 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (70181922)
【キーワード】放射線 / 炎症 / 遺伝子 / メダカ / 精巣卵 (他18件)
【概要】野生型メダカに7日間にわたって総線量100mGyのガンマ線を照射した。全身の連続組織切片を用いて各器官の組織変化を調べた。B型精母細胞の数の減少と、鰓上皮の増殖の低下が観察された。精巣卵形成には、線量率効果がなく、50mGy急性照射で精巣卵が生成された。トランスクリプトーム解析では、解糖系やペントースリン酸経路に関連する遺伝子の発現が抑制されていた。また、抗酸化に重要な役割を果たすNADPHの産生...
❏メダカをモデルとしたDNA損傷応答に及ぼす環境ストレスの影響(15F15382)
【研究テーマ】放射線・化学物質影響科学
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2015-11-09 - 2018-03-31
【研究代表者】三谷 啓志 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (70181922)
【キーワード】メダカ / 放射線 / ホルモン / 紫外線 / 細胞死 (他14件)
【概要】メダカは、飼育の容易さと飼育環境の温度域も広く、海水耐性も強いことから環境毒性試験に広く用いられている。本研究では、放射線、紫外線、内分泌撹乱物質、重金属による刺激後のメダカから血液を採取して血球におけるDNAダメージと血清内での分子変化の解析から生物影響を解明し、突然変異体と野生型を比較することで関連する遺伝子機能を明らかにすることを目指した。 本年度は、成魚の紫外線UVA照射による急性生物影響...
【環境学】環境解析学:DNAラジカル放射線を含む研究件
❏クラスターDNA損傷に対する細胞内修復動態と損傷の局在化メカニズム(15H02823)
【研究テーマ】放射線・化学物質影響科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】横谷 明徳 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 高崎量子応用研究所 東海量子ビーム応用研究センター, 上席研究員(定常) (10354987)
【キーワード】クラスターDNA損傷 / EGFP / ライブセルイメージング / 修復速度 / 放射線トラックエンド (他27件)
【概要】X線照射したEGFPプラスミドを“非照射”の細胞導入し、ライブセル観察によりEGFP蛍光の発現速度の低下から難修復性のクラスターDNA損傷が生じていることを示した。また軟X線を照射しながら水和デオキシリボース(dR)からの脱離イオンを測定し、水分子が分子の激しい分解を抑制すること、またその理由がdRから配位水への高速のプロトン移動によることを分子動力学計算により示した。さらに放射線トラックエンドで...
❏放射線によるクラスターDNA損傷の構造と難修復特性の研究(21310041)
【研究テーマ】放射線・化学物質影響科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】横谷 明徳 独立行政法人日本原子力研究開発機構, 原子力科学研究部門先端基礎研究センター, 研究主席 (10354987)
【キーワード】クラスターDNA損傷 / 放射線 / シンクロトロン放射光 / イオンビーム / DNA修復 (他21件)
【概要】クラスターDNA損傷の構造と生成機構の解明を目指し、生化学的手法と分光学的手法の両面から様々な放射線照射したDNA試料の分析を行った。その結果、イオンビーム照射により生じるクラスターDNA損傷の収率を決定するとともに、コンピュータシミュレーションによるデータ解析と損傷生成モデルの構築を行った。さらに高輝度軟X線放射光ビームラインに設置されたEPR装置を用いて、DNA中の元素の内殻電子の励起に特有な...
【環境学】環境解析学:トラック構造放射線を含む研究件
❏重粒子線トラック内における酸素および活性酸素の生成収量(21810038)
【研究テーマ】放射線・化学物質影響科学
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】山下 真一 独立行政法人日本原子力研究開発機構, 先端基礎研究センター, 博士研究員 (20511489)
【キーワード】放射線 / 重粒子線 / 水 / 酸素 / スーパーオキシド (他8件)
【概要】重粒子線トラック内での酸素および活性酸素の生成収量(収率)を測定・評価するために、液体試料に種々の放射線を照射した際に発生する気体をそのまま分析できるオンライン気体分析装置を製作し、これと並行して、電子スピン共鳴(ESR)法により新規に開発されたスピントラップ剤を利用することでスーパーオキシドを検出する方法も確立した。 前者の取り組みでは、酸素よりも収量が高くて検出が容易な水素の生成を検出すること...
❏放射線によるクラスターDNA損傷の構造と難修復特性の研究(21310041)
【研究テーマ】放射線・化学物質影響科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】横谷 明徳 独立行政法人日本原子力研究開発機構, 原子力科学研究部門先端基礎研究センター, 研究主席 (10354987)
【キーワード】クラスターDNA損傷 / 放射線 / シンクロトロン放射光 / イオンビーム / DNA修復 (他21件)
【概要】クラスターDNA損傷の構造と生成機構の解明を目指し、生化学的手法と分光学的手法の両面から様々な放射線照射したDNA試料の分析を行った。その結果、イオンビーム照射により生じるクラスターDNA損傷の収率を決定するとともに、コンピュータシミュレーションによるデータ解析と損傷生成モデルの構築を行った。さらに高輝度軟X線放射光ビームラインに設置されたEPR装置を用いて、DNA中の元素の内殻電子の励起に特有な...
【環境学】環境解析学:クラスターDNA損傷放射線を含む研究件
❏クラスターDNA損傷に対する細胞内修復動態と損傷の局在化メカニズム(15H02823)
【研究テーマ】放射線・化学物質影響科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】横谷 明徳 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 高崎量子応用研究所 東海量子ビーム応用研究センター, 上席研究員(定常) (10354987)
【キーワード】クラスターDNA損傷 / EGFP / ライブセルイメージング / 修復速度 / 放射線トラックエンド (他27件)
【概要】X線照射したEGFPプラスミドを“非照射”の細胞導入し、ライブセル観察によりEGFP蛍光の発現速度の低下から難修復性のクラスターDNA損傷が生じていることを示した。また軟X線を照射しながら水和デオキシリボース(dR)からの脱離イオンを測定し、水分子が分子の激しい分解を抑制すること、またその理由がdRから配位水への高速のプロトン移動によることを分子動力学計算により示した。さらに放射線トラックエンドで...
❏放射線によるクラスターDNA損傷の構造と難修復特性の研究(21310041)
【研究テーマ】放射線・化学物質影響科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】横谷 明徳 独立行政法人日本原子力研究開発機構, 原子力科学研究部門先端基礎研究センター, 研究主席 (10354987)
【キーワード】クラスターDNA損傷 / 放射線 / シンクロトロン放射光 / イオンビーム / DNA修復 (他21件)
【概要】クラスターDNA損傷の構造と生成機構の解明を目指し、生化学的手法と分光学的手法の両面から様々な放射線照射したDNA試料の分析を行った。その結果、イオンビーム照射により生じるクラスターDNA損傷の収率を決定するとともに、コンピュータシミュレーションによるデータ解析と損傷生成モデルの構築を行った。さらに高輝度軟X線放射光ビームラインに設置されたEPR装置を用いて、DNA中の元素の内殻電子の励起に特有な...
【環境学】環境解析学:塩基損傷放射線を含む研究件
❏クラスターDNA損傷に対する細胞内修復動態と損傷の局在化メカニズム(15H02823)
【研究テーマ】放射線・化学物質影響科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】横谷 明徳 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 高崎量子応用研究所 東海量子ビーム応用研究センター, 上席研究員(定常) (10354987)
【キーワード】クラスターDNA損傷 / EGFP / ライブセルイメージング / 修復速度 / 放射線トラックエンド (他27件)
【概要】X線照射したEGFPプラスミドを“非照射”の細胞導入し、ライブセル観察によりEGFP蛍光の発現速度の低下から難修復性のクラスターDNA損傷が生じていることを示した。また軟X線を照射しながら水和デオキシリボース(dR)からの脱離イオンを測定し、水分子が分子の激しい分解を抑制すること、またその理由がdRから配位水への高速のプロトン移動によることを分子動力学計算により示した。さらに放射線トラックエンドで...
❏放射線によるクラスターDNA損傷の構造と難修復特性の研究(21310041)
【研究テーマ】放射線・化学物質影響科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】横谷 明徳 独立行政法人日本原子力研究開発機構, 原子力科学研究部門先端基礎研究センター, 研究主席 (10354987)
【キーワード】クラスターDNA損傷 / 放射線 / シンクロトロン放射光 / イオンビーム / DNA修復 (他21件)
【概要】クラスターDNA損傷の構造と生成機構の解明を目指し、生化学的手法と分光学的手法の両面から様々な放射線照射したDNA試料の分析を行った。その結果、イオンビーム照射により生じるクラスターDNA損傷の収率を決定するとともに、コンピュータシミュレーションによるデータ解析と損傷生成モデルの構築を行った。さらに高輝度軟X線放射光ビームラインに設置されたEPR装置を用いて、DNA中の元素の内殻電子の励起に特有な...
【環境学】環境解析学:電離放射線放射線を含む研究件
❏自然免疫機構を標的とした新規放射線性消化管症候群の治療法の開発(17H04257)
【研究テーマ】放射線科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】植松 智 大阪市立大学, 大学院医学研究科, 教授 (50379088)
【キーワード】放射線誘導性腸線維症 / 好酸球 / 抗体療法 / 電離放射線 / 粘膜傷害 (他13件)
【概要】放射線誘導性腸線維症(RIF)は、腹部放射線療法後の深刻な合併症です。 腹部照射は、好酸球の過剰な蓄積を伴う腸管線維症を誘発した。 好酸球除去は、この線維症を改善した。 照射は細胞外ATPを上昇させ、粘膜下の筋線維芽細胞にCCL11およびGM-CSFの発現を誘導した。 GM-CSFで活性化した好酸球由来のTGF-β1は、筋線維芽細胞によるコラーゲン発現を促進した。新しく開発されたIL-5受容体α抗...
❏メダカをモデルとしたDNA損傷応答に及ぼす環境ストレスの影響(15F15382)
【研究テーマ】放射線・化学物質影響科学
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2015-11-09 - 2018-03-31
【研究代表者】三谷 啓志 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (70181922)
【キーワード】メダカ / 放射線 / ホルモン / 紫外線 / 細胞死 (他14件)
【概要】メダカは、飼育の容易さと飼育環境の温度域も広く、海水耐性も強いことから環境毒性試験に広く用いられている。本研究では、放射線、紫外線、内分泌撹乱物質、重金属による刺激後のメダカから血液を採取して血球におけるDNAダメージと血清内での分子変化の解析から生物影響を解明し、突然変異体と野生型を比較することで関連する遺伝子機能を明らかにすることを目指した。 本年度は、成魚の紫外線UVA照射による急性生物影響...
【環境学】環境保全学:原子力災害放射線を含む研究件
❏放射線被ばくに対する不安が心理的健康と発達に及ぼす影響のメカニズムの解明(26285148)
【研究テーマ】教育心理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】筒井 雄二 福島大学, 共生システム理工学類, 教授 (70286243)
【キーワード】原発事故 / 心理的影響 / 放射線不安 / 放射線ストレス / 母子 (他17件)
【概要】2011年に発生した福島第1原発(1F)の事故が福島で生活する母子にどのような心理的影響を与えたのかを明らかにすることを研究の目的とした。 1F事故による放射能汚染に起因すると考えられる放射線不安や心理的ストレスは福島で暮らす母子に少なくとも事故後5年間は継続して観察された。チェルノブイリ事故当時,小さな子どもの母親であり現在50歳代の女性は,事故後30年が経過した時点でも心理的不安やストレスが強...
❏福島第一原発事故による地域住民・被災者への心理社会的健康影響要因の特定(26293485)
【研究テーマ】地域看護学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】神馬 征峰 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 教授 (70196674)
【キーワード】原子力災害 / 放射線 / 健康 / 精神 / 被災者 (他13件)
【概要】本研究は、2011年3月に発生した福島第一原発事故による心理社会的な影響の要因について、特に「放射線による健康不安」に着目し、被災者や避難者が抱える不安を把握することを目的とした。26年度より、避難指示区域等からの避難生活を続ける高齢者を主な対象としてインタビュー調査を実施、27年度には、実施したインタビュー調査の分析、及び背景情報、文献の整理の他、チェルノブイリ原発事故の被災地域であるウクライナ...
【数物系科学】物理学:粒子測定技術放射線を含む研究件
❏新型微細検出器によるニュートリノー原子核反応の詳細研究(22684008)
【研究テーマ】素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2010-04-01 - 2013-03-31
【研究代表者】横山 将志 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 准教授 (90362441)
【キーワード】粒子測定技術 / ニュートリノ / π中間子 / 断面積 / 光検出器 (他10件)
【概要】ニュートリノ振動パラメータの測定精度を向上させるうえで今後必要不可欠となるニュートリノ―原子核反応の研究を進展させるために、従来よりも一桁以上位置分解能の良い、1 mm 程度で細分化された全感知型ニュートリノ検出器の基礎技術を開発し、その性能を評価した。 カナダ・TRIUMF研究所で陽子やπ中間子ビームの照射試験を行った結果、シンチレーティングファイバーを使用した全感知型検出器は低エネルギー粒子の...
❏高圧キセノンガスを用いたMeV領域ガンマ線コンプトン撮像装置の開発(16360041)
【研究テーマ】応用物理学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】宮島 光弘 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (50044756)
【キーワード】粒子測定技術 / 放射線 / センサー / 光計測 / コンプトンカメラ
【概要】本研究は、次の三つの部分、高圧キセノンガス放射線物理、検出器シミュレーション及び検出器の基礎実験、に分類できる。放射線物理として、高圧キセノンガスにおけるα線による電離収量は圧力が10気圧から30気圧と増加するにつれて僅かながら減少する。また、シンチレーション収量は0.5Tdの電場以下で電場の増加に従って急激に減少し、それ以上の電場では一定の値を示す。しかし、その値はゼロ電場での約40%に等しい。...
【数物系科学】物理学:キセノン放射線を含む研究件
❏希ガス中の極微量ラドン濃度を測定する装置の開発と暗黒物質探索実験への応用(24340050)
【研究テーマ】素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】竹内 康雄 神戸大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (60272522)
【キーワード】ラドン / キセノン / ダークマター / 放射線 / 素粒子実験 (他8件)
【概要】本研究においては、希ガス中の極微量のラドン分析を行うための高感度なラドン検出器(80L検出器)の開発を行った。検出器本体の低バックグラウンド化を行い、Po-214の内部バックグラウンドレベルは、0.81±0.08(count/day)まで低減された。これは、以前のラドン検出器の約1/3のレベルである。また、Arガス、Xeガス中での80L検出器の基礎特性を初めて評価し、希ガスを用いた暗黒探索実験等へ...
❏暗黒物質探索に向けた次世代キセノン固体検出器の開発(22654029)
【研究テーマ】素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2010 - 2011
【研究代表者】長谷部 信行 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (10127904)
【キーワード】キセノン / 固体キセノン / 液体キセノン / 暗黒物質 / 放射線 (他13件)
【概要】(1)高真空及びガス純化装置を備えた固体キセノン製作クライオスタットの完成。 (2)気体から液体を経て固体とする固体作成法と気体から直接固体を製作する固体作成法の完成。 (3)基礎的な放射線物性の一つ、固体キセノンの発光現象の観測。 ...
【数物系科学】地球惑星科学:シンチレータ放射線を含む研究件
❏パルスラジオリシスによる基礎過程解明を通じたシンチレータ設計指針の確立(19H00880)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】工藤 久明 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (00334318)
【キーワード】シンチレータ / 放射線 / パルスラジオリシス / 過渡現象 / 消光 (他6件)
【概要】比較的オーソドックスな酸化物試料でのシンチレータ試料の作製を継続した。この際,パルスラジオリシスにおける照射変性を避けるため,なるべく均質な試料を複数作製できるよう環境も整備した。 ピコ秒パルスラジオリシス体系の構築では,引き続きパルス&プローブ法で用いる検出系を整備した。前年度に購入した多波長分光器を大阪大学産業科学研究所の電子線加速器施設にて調整を進め,体系内での使用が可能な状況となった。同期...
❏有機シンチレータと一体化した生体等価なピクセル型放射線イメージング検出器の開発(26289366)
【研究テーマ】原子力学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】高田 英治 富山高等専門学校, 電気制御システム工学科, 教授 (00270885)
【キーワード】放射線計測 / 有機半導体 / インクジェット / ピクセル化 / X線 (他15件)
【概要】有機半導体を用いるピクセル型放射線計測素子のインクジェット法による製作について検討し、製作プロセスを最適化した。X線照射実験による性能評価および製作条件検討へのフィードバックを行うことで、性能を向上させた。溶剤の種類や塗布量、塗布間隔等について検討し、概ね安定した性能が得られる状態とした。単一のフィルム上に5個の有感部を持つピクセル型素子を作成し、各有感部からの信号によりX線分布が測定可能であるこ...
【数物系科学】地球惑星科学:素粒子実験放射線を含む研究件
❏希ガス中の極微量ラドン濃度を測定する装置の開発と暗黒物質探索実験への応用(24340050)
【研究テーマ】素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】竹内 康雄 神戸大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (60272522)
【キーワード】ラドン / キセノン / ダークマター / 放射線 / 素粒子実験 (他8件)
【概要】本研究においては、希ガス中の極微量のラドン分析を行うための高感度なラドン検出器(80L検出器)の開発を行った。検出器本体の低バックグラウンド化を行い、Po-214の内部バックグラウンドレベルは、0.81±0.08(count/day)まで低減された。これは、以前のラドン検出器の約1/3のレベルである。また、Arガス、Xeガス中での80L検出器の基礎特性を初めて評価し、希ガスを用いた暗黒探索実験等へ...
❏耐強放射線・耐強磁場性能を持った広帯域データ通信エレクトロニクスの研究(23740220)
【研究テーマ】素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2011-04-28 - 2016-03-31
【研究代表者】樋口 岳雄 東京大学, カブリ数物連携宇宙研究機構, 特任准教授 (40353370)
【キーワード】放射線耐性 / データ収集系 / ビーム試験実験 / 素粒子物理学実験 / 放射線 (他12件)
【概要】高エネルギー加速器実験の強放射線・強磁場という特殊な環境で動作可能なデータ収集系について、とくにその部品を研究した。 Belle II実験を例に、10年分のバックグラウンドγ線や中性子線を複数銘柄のFPGA・光通信用トランシーバー・レギュレーター等に照射して、各部品の一時的エラー頻度および恒久的破壊耐性について定量的に評価して論文誌に公表した。また、1Tほどの強磁場中に置いたデータ収集系についても...
❏大面積・半導体チェレンコフ・カメラの開発研究とその実証(23244051)
【研究テーマ】素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】田島 宏康 名古屋大学, 宇宙地球環境研究所, 教授 (80222107)
【キーワード】宇宙線 / 宇宙物理 / 素粒子実験 / 放射線
【概要】本研究では、本質的に光効率の高い半導体光電子増倍素子を高密度に配列することでチェレンコフ望遠鏡の光検出器としての要求を満たすことを検証した。並行して、高密度読み出しを可能とする高速波形記録集積回路を開発し、その試作モジュールをチェレンコフ望遠鏡試作機に搭載し、宇宙線による空気シャワーの信号を撮像することに成功し、その性能を現実的環境下で実証した。 ...
【数物系科学】地球惑星科学:軟X線放射線を含む研究件
❏クラスターDNA損傷に対する細胞内修復動態と損傷の局在化メカニズム(15H02823)
【研究テーマ】放射線・化学物質影響科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】横谷 明徳 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 高崎量子応用研究所 東海量子ビーム応用研究センター, 上席研究員(定常) (10354987)
【キーワード】クラスターDNA損傷 / EGFP / ライブセルイメージング / 修復速度 / 放射線トラックエンド (他27件)
【概要】X線照射したEGFPプラスミドを“非照射”の細胞導入し、ライブセル観察によりEGFP蛍光の発現速度の低下から難修復性のクラスターDNA損傷が生じていることを示した。また軟X線を照射しながら水和デオキシリボース(dR)からの脱離イオンを測定し、水分子が分子の激しい分解を抑制すること、またその理由がdRから配位水への高速のプロトン移動によることを分子動力学計算により示した。さらに放射線トラックエンドで...
❏放射線によるクラスターDNA損傷の構造と難修復特性の研究(21310041)
【研究テーマ】放射線・化学物質影響科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】横谷 明徳 独立行政法人日本原子力研究開発機構, 原子力科学研究部門先端基礎研究センター, 研究主席 (10354987)
【キーワード】クラスターDNA損傷 / 放射線 / シンクロトロン放射光 / イオンビーム / DNA修復 (他21件)
【概要】クラスターDNA損傷の構造と生成機構の解明を目指し、生化学的手法と分光学的手法の両面から様々な放射線照射したDNA試料の分析を行った。その結果、イオンビーム照射により生じるクラスターDNA損傷の収率を決定するとともに、コンピュータシミュレーションによるデータ解析と損傷生成モデルの構築を行った。さらに高輝度軟X線放射光ビームラインに設置されたEPR装置を用いて、DNA中の元素の内殻電子の励起に特有な...
【数物系科学】地球惑星科学:ラドン放射線を含む研究件
❏希ガス中の極微量ラドン濃度を測定する装置の開発と暗黒物質探索実験への応用(24340050)
【研究テーマ】素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】竹内 康雄 神戸大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (60272522)
【キーワード】ラドン / キセノン / ダークマター / 放射線 / 素粒子実験 (他8件)
【概要】本研究においては、希ガス中の極微量のラドン分析を行うための高感度なラドン検出器(80L検出器)の開発を行った。検出器本体の低バックグラウンド化を行い、Po-214の内部バックグラウンドレベルは、0.81±0.08(count/day)まで低減された。これは、以前のラドン検出器の約1/3のレベルである。また、Arガス、Xeガス中での80L検出器の基礎特性を初めて評価し、希ガスを用いた暗黒探索実験等へ...
❏海底地震発生帯のラドン測定による巨大地震発生予知の可能性(24654147)
【研究テーマ】固体地球惑星物理学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】蜷川 清隆 岡山理科大学, 理学部, 教授 (80098590)
【キーワード】地震予知 / 海底 / 放射線 / ラドン / 長期変動 (他7件)
【概要】今回,深海用低消費電力型γ線記録装置を開発し、これを装備したガンマ線分光装置(NaI)を熊野灘沖の海底2600mの冷湧水域に設置した.3.5ヶ月後に無事回収し,ガンマ線スペクトル測定の稼働を確認できた.今回の熊野灘沖の海底2600mの冷湧水域,3.5ヶ月間の測定では,換算U含有量(ラドン濃度)には大きな変化はなく,地震との直接的な相関は見出すことはできなかった.しかし,アルカリ電池を使用しているの...
【数物系科学】地球惑星科学:加速器放射線を含む研究件
❏ガン細胞が取り込んだ非放射性薬剤から電子線を放出させ患部のみを照射する技術の開発(25282152)
【研究テーマ】医用システム
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】小栗 慶之 東京工業大学, 科学技術創成研究院, 教授 (90160829)
【キーワード】低侵襲ガン治療 / 吸収線量 / 放射線増感剤 / オージェ電子 / X線吸収端 (他34件)
【概要】一般にガンの放射線治療においては,ガン細胞だけでなく正常細胞も照射を受けるため,副作用として放射線障害が発生する.しかしガン細胞に重元素を含む非放射性薬剤を取り込ませた後,適当なエネルギーの単色X線を照射すると,重元素から多量の二次電子が発生して,がん細胞のみを内部照射できる.この方法の実現可能性を調べるため,重元素を模擬した金属薄膜に陽子線励起単色X線を照射し,薄膜周辺の線量分布を測定したところ...
❏RI内包フラーレン製造のためのイオン注入装置の開発(19760609)
【研究テーマ】原子力学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】片渕 竜也 東京工業大学, 原子炉工学研究所, 助教 (40312798)
【キーワード】内包フラーレン / イオン注入 / PIXE / 加速器 / 原子・分子物理 (他8件)
【概要】RI内包フラーレン製造のためのイオン注入装置の設計・開発を行った。開発したイオン注入装置を用いて、希ガス内包フラーレンの生成実験を行った。実験で得られた試料をPIXE(荷電粒子励起X線放出)法による分析を行い、希ガス内包フラーレンの生成を確認した。生成量は、従来のイオン注入法により得られている値を大幅に上回っており、本研究により開発されたイオン注入装置が高効率で内包フラーレンを生成できることが分か...
【数物系科学】天文学:ダークマター放射線を含む研究件
❏希ガス中の極微量ラドン濃度を測定する装置の開発と暗黒物質探索実験への応用(24340050)
【研究テーマ】素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】竹内 康雄 神戸大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (60272522)
【キーワード】ラドン / キセノン / ダークマター / 放射線 / 素粒子実験 (他8件)
【概要】本研究においては、希ガス中の極微量のラドン分析を行うための高感度なラドン検出器(80L検出器)の開発を行った。検出器本体の低バックグラウンド化を行い、Po-214の内部バックグラウンドレベルは、0.81±0.08(count/day)まで低減された。これは、以前のラドン検出器の約1/3のレベルである。また、Arガス、Xeガス中での80L検出器の基礎特性を初めて評価し、希ガスを用いた暗黒探索実験等へ...
❏暗黒物質探索に向けた次世代キセノン固体検出器の開発(22654029)
【研究テーマ】素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2010 - 2011
【研究代表者】長谷部 信行 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (10127904)
【キーワード】キセノン / 固体キセノン / 液体キセノン / 暗黒物質 / 放射線 (他13件)
【概要】(1)高真空及びガス純化装置を備えた固体キセノン製作クライオスタットの完成。 (2)気体から液体を経て固体とする固体作成法と気体から直接固体を製作する固体作成法の完成。 (3)基礎的な放射線物性の一つ、固体キセノンの発光現象の観測。 ...
【数物系科学】天文学:放射線計測放射線を含む研究件
❏医療従事者を対象とした屋内位置測位を用いた放射線被ばく原因究明ツールの開発と実践(22K10379)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2022-04-01 - 2025-03-31
【研究代表者】二瓶 俊一 産業医科大学, 大学病院, 講師 (40441828)
【キーワード】放射線 / 屋内位置測定 / 放射線防護 / 放射線計測
【概要】
❏有機シンチレータと一体化した生体等価なピクセル型放射線イメージング検出器の開発(26289366)
【研究テーマ】原子力学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】高田 英治 富山高等専門学校, 電気制御システム工学科, 教授 (00270885)
【キーワード】放射線計測 / 有機半導体 / インクジェット / ピクセル化 / X線 (他15件)
【概要】有機半導体を用いるピクセル型放射線計測素子のインクジェット法による製作について検討し、製作プロセスを最適化した。X線照射実験による性能評価および製作条件検討へのフィードバックを行うことで、性能を向上させた。溶剤の種類や塗布量、塗布間隔等について検討し、概ね安定した性能が得られる状態とした。単一のフィルム上に5個の有感部を持つピクセル型素子を作成し、各有感部からの信号によりX線分布が測定可能であるこ...
【数物系科学】天文学:半導体検出器放射線を含む研究件
❏最先端宇宙センサ技術で切り開く「がん幹細胞」の生体内可視化(18H02700)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】武田 伸一郎 東京大学, カブリ数物連携宇宙研究機構, 特任助教 (80553718)
【キーワード】がん幹細胞 / 放射線 / 半導体検出器 / 放射性プローブ / 半導体 (他6件)
【概要】本研究では、がん幹細胞をターゲットとした次世代の薬剤輸送システムの研究や、抗がん剤や放射線治療が生体内のがん幹細胞にもたらす効果の定量化を可能にするために、がん幹細胞の生体内での分布の可視化を実現する技術的基盤の創出を目指した。最先端の宇宙観測用の検出器技術を応用し、放射性同位体分布の三次元画像化を可能とする、小動物用イメージャーを完成させた。世界最高性能の感度と分解能を生かして、がんを移植した部...
❏半導体コンプトンカメラによる放射性同位体の「3D」可視化技術の確立と展開(26706024)
【研究テーマ】応用物理学一般
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】武田 伸一郎 沖縄科学技術大学院大学, 最先端医療機器開発ユニット, リサーチスペシャリスト (80553718)
【キーワード】放射線 / 半導体検出器 / ガンマ線
【概要】本研究では、研究期間の途中で申請者の所属が変わるという、開発環境の大きな変化があったが、宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究所(ISAS/JAXA)の研究協力者と、沖縄科学技術大学院大学(OIST)の所属長の理解を得て、研究開発を継続することが出来た。最終的に2台のコンプトンカメラユニットを完成させ、OISTの放射線管理区域にインストールした。本研究は、OIST、ISAS/JAXA、東京大学工学部、3...
❏素粒子物理学実験Belle2実験のためのSOI検出器を用いた放射線試験(22740136)
【研究テーマ】素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2010 - 2011
【研究代表者】小貫 良行 東京大学, 素粒子物理国際研究センター, 助教 (40415120)
【キーワード】素粒子物理 / SOI / 半導体検出器 / シリコン / 放射線検出器 (他6件)
【概要】Silicon On Insulator(SOI)技術を用いた半導体放射線位置検出器の様々な放射線試験を遂行した。2010年にX線を様々なSOI MOSFETへの照射実験を行い、埋め込み酸化膜直下に配したBPW(Buried P-Well)が放射線耐性を向上させることを発見した。同年に東北大電子光理学研究センターの陽電子ビームを用い、SOI検出器3層による飛跡再構成試験を実施しSOI検出器初の飛跡...
【数物系科学】天文学:X線放射線を含む研究件
❏有機シンチレータと一体化した生体等価なピクセル型放射線イメージング検出器の開発(26289366)
【研究テーマ】原子力学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】高田 英治 富山高等専門学校, 電気制御システム工学科, 教授 (00270885)
【キーワード】放射線計測 / 有機半導体 / インクジェット / ピクセル化 / X線 (他15件)
【概要】有機半導体を用いるピクセル型放射線計測素子のインクジェット法による製作について検討し、製作プロセスを最適化した。X線照射実験による性能評価および製作条件検討へのフィードバックを行うことで、性能を向上させた。溶剤の種類や塗布量、塗布間隔等について検討し、概ね安定した性能が得られる状態とした。単一のフィルム上に5個の有感部を持つピクセル型素子を作成し、各有感部からの信号によりX線分布が測定可能であるこ...
❏ガン細胞が取り込んだ非放射性薬剤から電子線を放出させ患部のみを照射する技術の開発(25282152)
【研究テーマ】医用システム
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】小栗 慶之 東京工業大学, 科学技術創成研究院, 教授 (90160829)
【キーワード】低侵襲ガン治療 / 吸収線量 / 放射線増感剤 / オージェ電子 / X線吸収端 (他34件)
【概要】一般にガンの放射線治療においては,ガン細胞だけでなく正常細胞も照射を受けるため,副作用として放射線障害が発生する.しかしガン細胞に重元素を含む非放射性薬剤を取り込ませた後,適当なエネルギーの単色X線を照射すると,重元素から多量の二次電子が発生して,がん細胞のみを内部照射できる.この方法の実現可能性を調べるため,重元素を模擬した金属薄膜に陽子線励起単色X線を照射し,薄膜周辺の線量分布を測定したところ...
❏アミノレブリン酸のX-線増感放射線療法の検証と遺伝子発現解析による作用機序の解明(25293270)
【研究テーマ】放射線科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】高橋 淳子 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 生命工学領域, 主任研究員 (80415702)
【キーワード】放射線治療 / X線 / 放射線増感剤 / 5-アミノレブリン酸 / ポルフィリン (他14件)
【概要】ポルフィリン(PpIX)前駆体の5-アミノレブリン酸(ALA)は生体に取り込まれ、腫瘍細胞に特異的にPpIXが蓄積する。PpIXは光励起により活性酸素を生じるため、ALAは光線力学的治療の増感剤として用いられている。我々は新たにX線照射によりPpIXが活性酸素を生じることを見いだし、X線増感剤としての有用性を検証することとした。本課題では、ヒトの放射線治療装置リニアックは実験用放射線装置と同様に、...
【数物系科学】天文学:モンテカルロシミュレーション放射線を含む研究件
❏クラスターDNA損傷に対する細胞内修復動態と損傷の局在化メカニズム(15H02823)
【研究テーマ】放射線・化学物質影響科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】横谷 明徳 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 高崎量子応用研究所 東海量子ビーム応用研究センター, 上席研究員(定常) (10354987)
【キーワード】クラスターDNA損傷 / EGFP / ライブセルイメージング / 修復速度 / 放射線トラックエンド (他27件)
【概要】X線照射したEGFPプラスミドを“非照射”の細胞導入し、ライブセル観察によりEGFP蛍光の発現速度の低下から難修復性のクラスターDNA損傷が生じていることを示した。また軟X線を照射しながら水和デオキシリボース(dR)からの脱離イオンを測定し、水分子が分子の激しい分解を抑制すること、またその理由がdRから配位水への高速のプロトン移動によることを分子動力学計算により示した。さらに放射線トラックエンドで...
❏ガン細胞が取り込んだ非放射性薬剤から電子線を放出させ患部のみを照射する技術の開発(25282152)
【研究テーマ】医用システム
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】小栗 慶之 東京工業大学, 科学技術創成研究院, 教授 (90160829)
【キーワード】低侵襲ガン治療 / 吸収線量 / 放射線増感剤 / オージェ電子 / X線吸収端 (他34件)
【概要】一般にガンの放射線治療においては,ガン細胞だけでなく正常細胞も照射を受けるため,副作用として放射線障害が発生する.しかしガン細胞に重元素を含む非放射性薬剤を取り込ませた後,適当なエネルギーの単色X線を照射すると,重元素から多量の二次電子が発生して,がん細胞のみを内部照射できる.この方法の実現可能性を調べるため,重元素を模擬した金属薄膜に陽子線励起単色X線を照射し,薄膜周辺の線量分布を測定したところ...
❏放射線によるクラスターDNA損傷の構造と難修復特性の研究(21310041)
【研究テーマ】放射線・化学物質影響科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】横谷 明徳 独立行政法人日本原子力研究開発機構, 原子力科学研究部門先端基礎研究センター, 研究主席 (10354987)
【キーワード】クラスターDNA損傷 / 放射線 / シンクロトロン放射光 / イオンビーム / DNA修復 (他21件)
【概要】クラスターDNA損傷の構造と生成機構の解明を目指し、生化学的手法と分光学的手法の両面から様々な放射線照射したDNA試料の分析を行った。その結果、イオンビーム照射により生じるクラスターDNA損傷の収率を決定するとともに、コンピュータシミュレーションによるデータ解析と損傷生成モデルの構築を行った。さらに高輝度軟X線放射光ビームラインに設置されたEPR装置を用いて、DNA中の元素の内殻電子の励起に特有な...
【数物系科学】天文学:γ線放射線を含む研究件
❏脱励起ガンマ線計測による複数プローブ同時イメージング陽電子断層撮影法の開発(15H04770)
【研究テーマ】医学物理学・放射線技術学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】福地 知則 国立研究開発法人理化学研究所, 生命機能科学研究センター, 研究員 (40376546)
【キーワード】核医学 / イメージング / 陽電子放射断層撮影 / PET / ガンマ線 (他16件)
【概要】陽電子放射断層撮影法は、生体深部の放射性プローブ分布を非侵襲的に可視化する核医学イメージング手法である。本研究では、従来のPETでは困難であった複数のプローブの同時イメージングを可能とする新原理の装置を開発した。開発した装置により、Na-22とF-18-FDGを同時投与したマウスを撮像し、両プローブの異なる分布を画像化することで基本原理を実証した。また、開発した装置の臨床応用を見込んだ核種Sc-4...
❏半導体コンプトンカメラによる放射性同位体の「3D」可視化技術の確立と展開(26706024)
【研究テーマ】応用物理学一般
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】武田 伸一郎 沖縄科学技術大学院大学, 最先端医療機器開発ユニット, リサーチスペシャリスト (80553718)
【キーワード】放射線 / 半導体検出器 / ガンマ線
【概要】本研究では、研究期間の途中で申請者の所属が変わるという、開発環境の大きな変化があったが、宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究所(ISAS/JAXA)の研究協力者と、沖縄科学技術大学院大学(OIST)の所属長の理解を得て、研究開発を継続することが出来た。最終的に2台のコンプトンカメラユニットを完成させ、OISTの放射線管理区域にインストールした。本研究は、OIST、ISAS/JAXA、東京大学工学部、3...
❏有機シンチレータと一体化した生体等価なピクセル型放射線イメージング検出器の開発(26289366)
【研究テーマ】原子力学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】高田 英治 富山高等専門学校, 電気制御システム工学科, 教授 (00270885)
【キーワード】放射線計測 / 有機半導体 / インクジェット / ピクセル化 / X線 (他15件)
【概要】有機半導体を用いるピクセル型放射線計測素子のインクジェット法による製作について検討し、製作プロセスを最適化した。X線照射実験による性能評価および製作条件検討へのフィードバックを行うことで、性能を向上させた。溶剤の種類や塗布量、塗布間隔等について検討し、概ね安定した性能が得られる状態とした。単一のフィルム上に5個の有感部を持つピクセル型素子を作成し、各有感部からの信号によりX線分布が測定可能であるこ...
【生物学】生物学:相同組み換え放射線を含む研究件
❏がんの相同組換え修復能の特性に基づいた放射線治療とPARP阻害剤の併用療法の開発(23591836)
【研究テーマ】放射線科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】細谷 紀子 東京大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (00396748)
【キーワード】癌 / 相同組換え / 放射線 / PARP阻害剤 / DNA損傷応答
【概要】SYCP3は、減数分裂に必要なシナプトネマ複合体を構成する分子の1つであり、正常の体細胞では発現しないが、がん細胞で異所性に発現する。SYCP3が体細胞でBRCA2と複合体を形成して相同組換え修復を抑制することを踏まえ、本研究では、SYCP3発現がんにおけるPARP阻害剤単剤および放射線やシスプラチンとPARP阻害剤の併用の有効性について検討を行った。その結果、SYCP3発現細胞では、PARP阻害...
❏相同組換え修復機構の解析による個別化放射線治療の開発(20591492)
【研究テーマ】放射線科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】細谷 紀子 東京大学, 大学院・医学系研究科, 助教 (00396748)
【キーワード】がん / 相同組換え / 放射線治療 / 放射線 / 癌 (他7件)
【概要】がんの集学的治療において放射線治療を効果的に利用するためには、個々のがんにおけるDNA損傷修復能力の特性を評価できるための科学的基盤の確立が不可欠である。本研究では、正常の体細胞では発現せず、がん細胞において特異的に発現するシナプトネマ複合体形成分子SYCP3に着目し、同分子の体細胞での役割について検討を行った。その結果、SYCP3が体細胞においてBRCA2分子の機能を抑制して相同組換え修復を抑制...
【総合理工】応用物理学:シンクロトロン放射放射線を含む研究件
❏クラスターDNA損傷に対する細胞内修復動態と損傷の局在化メカニズム(15H02823)
【研究テーマ】放射線・化学物質影響科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】横谷 明徳 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 高崎量子応用研究所 東海量子ビーム応用研究センター, 上席研究員(定常) (10354987)
【キーワード】クラスターDNA損傷 / EGFP / ライブセルイメージング / 修復速度 / 放射線トラックエンド (他27件)
【概要】X線照射したEGFPプラスミドを“非照射”の細胞導入し、ライブセル観察によりEGFP蛍光の発現速度の低下から難修復性のクラスターDNA損傷が生じていることを示した。また軟X線を照射しながら水和デオキシリボース(dR)からの脱離イオンを測定し、水分子が分子の激しい分解を抑制すること、またその理由がdRから配位水への高速のプロトン移動によることを分子動力学計算により示した。さらに放射線トラックエンドで...
❏放射線によるクラスターDNA損傷の構造と難修復特性の研究(21310041)
【研究テーマ】放射線・化学物質影響科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】横谷 明徳 独立行政法人日本原子力研究開発機構, 原子力科学研究部門先端基礎研究センター, 研究主席 (10354987)
【キーワード】クラスターDNA損傷 / 放射線 / シンクロトロン放射光 / イオンビーム / DNA修復 (他21件)
【概要】クラスターDNA損傷の構造と生成機構の解明を目指し、生化学的手法と分光学的手法の両面から様々な放射線照射したDNA試料の分析を行った。その結果、イオンビーム照射により生じるクラスターDNA損傷の収率を決定するとともに、コンピュータシミュレーションによるデータ解析と損傷生成モデルの構築を行った。さらに高輝度軟X線放射光ビームラインに設置されたEPR装置を用いて、DNA中の元素の内殻電子の励起に特有な...
【総合理工】応用物理学:パルスラジオリシス放射線を含む研究件
❏パルスラジオリシスによる基礎過程解明を通じたシンチレータ設計指針の確立(19H00880)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】工藤 久明 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (00334318)
【キーワード】シンチレータ / 放射線 / パルスラジオリシス / 過渡現象 / 消光 (他6件)
【概要】比較的オーソドックスな酸化物試料でのシンチレータ試料の作製を継続した。この際,パルスラジオリシスにおける照射変性を避けるため,なるべく均質な試料を複数作製できるよう環境も整備した。 ピコ秒パルスラジオリシス体系の構築では,引き続きパルス&プローブ法で用いる検出系を整備した。前年度に購入した多波長分光器を大阪大学産業科学研究所の電子線加速器施設にて調整を進め,体系内での使用が可能な状況となった。同期...
❏放射線によるDNA損傷形成における水和水の作用の解明(18H03891)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】山下 真一 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (20511489)
【キーワード】放射線 / DNA損傷 / パルスラジオリシス / 初期過程 / 界面 (他11件)
【概要】DNA近傍には配向した水和水が存在し,十分離れた位置にある普通の水(自由水)とは性質が異なる。放射線によるDNA損傷誘発における水和水のはたらきを明らかにすること目的とした。 時間分解測定(パルスラジオリシス)では吸収分光と共鳴ラマン分光を実施した。前者では,グアニンのヌクレオチドを用い,化学回復を直接観測した。後者は,設計から始め信号取得にまで漕ぎつけた。 大腸菌プラスミドDNA(pUC18)に...
【総合理工】応用物理学:シンクロトロン放射光放射線を含む研究件
❏クラスターDNA損傷に対する細胞内修復動態と損傷の局在化メカニズム(15H02823)
【研究テーマ】放射線・化学物質影響科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】横谷 明徳 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 高崎量子応用研究所 東海量子ビーム応用研究センター, 上席研究員(定常) (10354987)
【キーワード】クラスターDNA損傷 / EGFP / ライブセルイメージング / 修復速度 / 放射線トラックエンド (他27件)
【概要】X線照射したEGFPプラスミドを“非照射”の細胞導入し、ライブセル観察によりEGFP蛍光の発現速度の低下から難修復性のクラスターDNA損傷が生じていることを示した。また軟X線を照射しながら水和デオキシリボース(dR)からの脱離イオンを測定し、水分子が分子の激しい分解を抑制すること、またその理由がdRから配位水への高速のプロトン移動によることを分子動力学計算により示した。さらに放射線トラックエンドで...
❏放射線によるクラスターDNA損傷の構造と難修復特性の研究(21310041)
【研究テーマ】放射線・化学物質影響科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】横谷 明徳 独立行政法人日本原子力研究開発機構, 原子力科学研究部門先端基礎研究センター, 研究主席 (10354987)
【キーワード】クラスターDNA損傷 / 放射線 / シンクロトロン放射光 / イオンビーム / DNA修復 (他21件)
【概要】クラスターDNA損傷の構造と生成機構の解明を目指し、生化学的手法と分光学的手法の両面から様々な放射線照射したDNA試料の分析を行った。その結果、イオンビーム照射により生じるクラスターDNA損傷の収率を決定するとともに、コンピュータシミュレーションによるデータ解析と損傷生成モデルの構築を行った。さらに高輝度軟X線放射光ビームラインに設置されたEPR装置を用いて、DNA中の元素の内殻電子の励起に特有な...
❏レーザおよび放射線照射によるシリカガラスの励起状態と欠陥生成(03452156)
【研究テーマ】電子材料工学
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1991 - 1992
【研究代表者】大木 義路 早稲田大学, 理工学部, 教授 (70103611)
【キーワード】シリカガラス / エキシマレーザ / 2光子吸収過程 / 点欠陥 / シンクロトロン放射光 (他8件)
【概要】1.エキシマレーザによる常磁性欠陥の生成機構の確立 種々の条件下で合成された一連のシリカガラスにエキシマレーザ(6.4eV)照射をした際に誘起される常磁性欠陥種とその生成量をESRにより調べ、たとえば、E'中心はあらゆる型の試料において観測されるが、非架橋酸素ラジカルは酸素過剰型試料およびB2βと呼ばれる試料にのみ観測されることを見い出した。また、E'中心等の生成量の試料依存性を調...
【工学】電気電子工学:時間分解測定放射線を含む研究件
❏パルスラジオリシスによる基礎過程解明を通じたシンチレータ設計指針の確立(19H00880)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】工藤 久明 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (00334318)
【キーワード】シンチレータ / 放射線 / パルスラジオリシス / 過渡現象 / 消光 (他6件)
【概要】比較的オーソドックスな酸化物試料でのシンチレータ試料の作製を継続した。この際,パルスラジオリシスにおける照射変性を避けるため,なるべく均質な試料を複数作製できるよう環境も整備した。 ピコ秒パルスラジオリシス体系の構築では,引き続きパルス&プローブ法で用いる検出系を整備した。前年度に購入した多波長分光器を大阪大学産業科学研究所の電子線加速器施設にて調整を進め,体系内での使用が可能な状況となった。同期...
❏放射線によるDNA損傷形成における水和水の作用の解明(18H03891)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】山下 真一 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (20511489)
【キーワード】放射線 / DNA損傷 / パルスラジオリシス / 初期過程 / 界面 (他11件)
【概要】DNA近傍には配向した水和水が存在し,十分離れた位置にある普通の水(自由水)とは性質が異なる。放射線によるDNA損傷誘発における水和水のはたらきを明らかにすること目的とした。 時間分解測定(パルスラジオリシス)では吸収分光と共鳴ラマン分光を実施した。前者では,グアニンのヌクレオチドを用い,化学回復を直接観測した。後者は,設計から始め信号取得にまで漕ぎつけた。 大腸菌プラスミドDNA(pUC18)に...
【工学】土木工学:紫外線放射線を含む研究件
❏メダカをモデルとしたDNA損傷応答に及ぼす環境ストレスの影響(15F15382)
【研究テーマ】放射線・化学物質影響科学
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2015-11-09 - 2018-03-31
【研究代表者】三谷 啓志 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (70181922)
【キーワード】メダカ / 放射線 / ホルモン / 紫外線 / 細胞死 (他14件)
【概要】メダカは、飼育の容易さと飼育環境の温度域も広く、海水耐性も強いことから環境毒性試験に広く用いられている。本研究では、放射線、紫外線、内分泌撹乱物質、重金属による刺激後のメダカから血液を採取して血球におけるDNAダメージと血清内での分子変化の解析から生物影響を解明し、突然変異体と野生型を比較することで関連する遺伝子機能を明らかにすることを目指した。 本年度は、成魚の紫外線UVA照射による急性生物影響...
❏突然変異生成機構の分子遺伝学的解析:メダカを用いた分子・個体レベルでの解析系(16201011)
【研究テーマ】放射線・化学物質影響科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】藤堂 剛 京都大学, 放射線生物研究センター, 教授 (90163948)
【キーワード】突然変異体 / TILLING / メダカ / 逆遺伝学 / 環境変異原 (他9件)
【概要】環境因子の生物影響を考える上で、突然変異は重要な位置を占める。本研究は、突然変異生成機構の制御メカニズムを個体レベル・組織レベルで解析する事を最終目標として、メダカをモデル生物として用いた新たな解析系を構築する事を目指したものである。この新たなシステム構築の一環として、メダカにおける「逆遺伝学的手法の確立」と「組織特異的遺伝子発現系の確立」を目指した。前者については、TILLING法に依るメダカ突...
【工学】総合工学:熱流動放射線を含む研究件
❏放射線環境における伝熱劣化(19H02645)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】岡本 孝司 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授 (80204030)
【キーワード】限界熱流束 / 伝熱劣化 / 照射効果 / 原子力安全 / 放射線 (他10件)
【概要】放射線を照射した伝熱面で、伝熱劣化現象が発生しうること が実験的に確認された。実験は、ガンマ線または電子線照射した銀伝熱面、アルミ伝熱面、炭素鋼伝熱面を中心として、表面の沸騰現象がどのように変化するかを伝熱実験及び画像解析によって評価した。本現象は、特に沸騰気泡と伝熱面の関係が重要であることを見出し、核沸騰状態を維持するための液膜の挙動に着目した。照射による表面の微細構造の状態変化が、沸騰核の生成...
❏放射線誘起表面活性特定研究に関する企画調査(15636027)
【研究テーマ】原子力学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2003
【研究代表者】賞雅 寛而 東京海洋大学, 海洋工学部, 教授 (20134851)
【キーワード】放射線 / 金属材料 / 熱流動 / 電気化学 / 放射線誘起表面活性 (他7件)
【概要】本企画調査では、放射線、金属材料、熱流動、電気化学などが複合した全く新しい現象である放射線誘起表面活性の研究の方向性を確認するその一歩として、各専門研究者を集約した共同研究体制により、1)原子炉内放射線誘起熱伝達技術調査・分析、2)放射線誘起熱伝達メカニズム調査分析、3)放射線誘材料の調査・分析、4)宇宙環境における放射線誘起表面活性の調査・分析、5)放射線誘起腐食防止効果の技術調査・分析、及び6...
【工学】総合工学:原子力放射線を含む研究件
❏放射線・原子力の科学的認知・社会的認知調査および教育システムの構築(25350264)
【研究テーマ】科学教育
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】井上 浩義 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (10213175)
【キーワード】放射線 / 教育 / 科学的認知 / 社会的認知 / 小中高校生 (他16件)
【概要】本研究課題においては、福島第一原発事故後に、国民の放射線・原子力に関する認知、知識等が事故前とどのように変化したかを調査し、それに従った放射線・原子力教育教材の作成を行うことを目的とした。教科書調査および中学校へのアンケート調査に関して、解析を終え、学会発表を行なった。現在、他の内容と併せて論文発表を準備中である。これまで作成した教材の教育効果を検討するために、毎年小学5年生~中学3年生を対象とし...
❏小中高校生が作成する社会認知のための原子力・放射線教育教材の開発(22500865)
【研究テーマ】科学教育
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】井上 浩義 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (10213175)
【キーワード】原子力 / 放射線 / 原子力事故 / 福島県 / 小中高校生 (他13件)
【概要】本研究課題では、小中高校生等が自ら作成する教育単位ごとの原子力・放射線教材の開発プログラムを開発し、教育用教材として供し、原子力・放射線の科学的理解につなげることを目的とした。本研究課題では、これら教材を作成すると共に、横浜市および福岡市で原子力・放射線教育活動を行った。また、これらの教材を用いて、福島県民や ASEANの若者たちへ原子力・放射線学習を展開し、本研究課題の社会的意義を確認できた。...
【工学】総合工学:酸化金属皮膜放射線を含む研究件
❏放射線誘起表面活性特定研究に関する企画調査(15636027)
【研究テーマ】原子力学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2003
【研究代表者】賞雅 寛而 東京海洋大学, 海洋工学部, 教授 (20134851)
【キーワード】放射線 / 金属材料 / 熱流動 / 電気化学 / 放射線誘起表面活性 (他7件)
【概要】本企画調査では、放射線、金属材料、熱流動、電気化学などが複合した全く新しい現象である放射線誘起表面活性の研究の方向性を確認するその一歩として、各専門研究者を集約した共同研究体制により、1)原子炉内放射線誘起熱伝達技術調査・分析、2)放射線誘起熱伝達メカニズム調査分析、3)放射線誘材料の調査・分析、4)宇宙環境における放射線誘起表面活性の調査・分析、5)放射線誘起腐食防止効果の技術調査・分析、及び6...
❏放射線誘起表面活性現象を利用した原子炉内構造物防食特性改善(15360503)
【研究テーマ】原子力学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】賞雅 寛而 東京海洋大学, 海洋工学部, 教授 (20134851)
【キーワード】原子炉防食 / ステンレス / 応力腐食割れ / 放射線誘起表面活性 / メカニズム (他8件)
【概要】本基盤研究では、原子炉防食、特にステンレス材料の応力腐食割れ防止に必要な放射線誘起表面活性メカニズムの解明及び適切な酸化皮膜の基礎開発を行った。ここで例えば、BWR一次冷却水(炉水)環境では、放射線分解により生成される溶存酸素が炉水内に一定量あるために、腐食反応を支えるカソード反応は溶存酸素還元反応となり、この還元反応と金属溶解反応としてのアノード反応から定常腐食電位が決定されている。炉内構造物表...
【工学】総合工学:メカニズム放射線を含む研究件
❏放射線誘起表面活性特定研究に関する企画調査(15636027)
【研究テーマ】原子力学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2003
【研究代表者】賞雅 寛而 東京海洋大学, 海洋工学部, 教授 (20134851)
【キーワード】放射線 / 金属材料 / 熱流動 / 電気化学 / 放射線誘起表面活性 (他7件)
【概要】本企画調査では、放射線、金属材料、熱流動、電気化学などが複合した全く新しい現象である放射線誘起表面活性の研究の方向性を確認するその一歩として、各専門研究者を集約した共同研究体制により、1)原子炉内放射線誘起熱伝達技術調査・分析、2)放射線誘起熱伝達メカニズム調査分析、3)放射線誘材料の調査・分析、4)宇宙環境における放射線誘起表面活性の調査・分析、5)放射線誘起腐食防止効果の技術調査・分析、及び6...
❏放射線誘起表面活性現象を利用した原子炉内構造物防食特性改善(15360503)
【研究テーマ】原子力学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】賞雅 寛而 東京海洋大学, 海洋工学部, 教授 (20134851)
【キーワード】原子炉防食 / ステンレス / 応力腐食割れ / 放射線誘起表面活性 / メカニズム (他8件)
【概要】本基盤研究では、原子炉防食、特にステンレス材料の応力腐食割れ防止に必要な放射線誘起表面活性メカニズムの解明及び適切な酸化皮膜の基礎開発を行った。ここで例えば、BWR一次冷却水(炉水)環境では、放射線分解により生成される溶存酸素が炉水内に一定量あるために、腐食反応を支えるカソード反応は溶存酸素還元反応となり、この還元反応と金属溶解反応としてのアノード反応から定常腐食電位が決定されている。炉内構造物表...
【工学】総合工学:東日本大震災放射線を含む研究件
❏福島第一原発事故による地域住民・被災者への心理社会的健康影響要因の特定(26293485)
【研究テーマ】地域看護学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】神馬 征峰 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 教授 (70196674)
【キーワード】原子力災害 / 放射線 / 健康 / 精神 / 被災者 (他13件)
【概要】本研究は、2011年3月に発生した福島第一原発事故による心理社会的な影響の要因について、特に「放射線による健康不安」に着目し、被災者や避難者が抱える不安を把握することを目的とした。26年度より、避難指示区域等からの避難生活を続ける高齢者を主な対象としてインタビュー調査を実施、27年度には、実施したインタビュー調査の分析、及び背景情報、文献の整理の他、チェルノブイリ原発事故の被災地域であるウクライナ...
❏災害後の人々の移動とアソシエーションの人類学・社会学的研究(24520922)
【研究テーマ】文化人類学・民俗学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】辰巳 頼子 清泉女子大学, 文学部, 准教授 (20407381)
【キーワード】避難 / 移動 / 文化人類学 / 社会学 / 災害 (他9件)
【概要】福島第一原発事故以降、福島県から首都圏、茨城県等に避難した人々(いわゆる「自主避難者」を中心に)について調査を行い、避難経路や避難先の人々とのつながりを調査するとともに、先行事例との比較検討も行った。避難者がどのように元の場所、あるいは新しい場所とのつながりを回復するか、をプロジェクトを通じてのテーマとした。重要なことは、放射線をめぐるリスクを巡って人々が分断される中、どのように「生きる条件」を共...
【工学】総合工学:放射線誘起表面活性放射線を含む研究件
❏放射線誘起表面活性特定研究に関する企画調査(15636027)
【研究テーマ】原子力学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2003
【研究代表者】賞雅 寛而 東京海洋大学, 海洋工学部, 教授 (20134851)
【キーワード】放射線 / 金属材料 / 熱流動 / 電気化学 / 放射線誘起表面活性 (他7件)
【概要】本企画調査では、放射線、金属材料、熱流動、電気化学などが複合した全く新しい現象である放射線誘起表面活性の研究の方向性を確認するその一歩として、各専門研究者を集約した共同研究体制により、1)原子炉内放射線誘起熱伝達技術調査・分析、2)放射線誘起熱伝達メカニズム調査分析、3)放射線誘材料の調査・分析、4)宇宙環境における放射線誘起表面活性の調査・分析、5)放射線誘起腐食防止効果の技術調査・分析、及び6...
❏放射線誘起表面活性現象を利用した原子炉内構造物防食特性改善(15360503)
【研究テーマ】原子力学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】賞雅 寛而 東京海洋大学, 海洋工学部, 教授 (20134851)
【キーワード】原子炉防食 / ステンレス / 応力腐食割れ / 放射線誘起表面活性 / メカニズム (他8件)
【概要】本基盤研究では、原子炉防食、特にステンレス材料の応力腐食割れ防止に必要な放射線誘起表面活性メカニズムの解明及び適切な酸化皮膜の基礎開発を行った。ここで例えば、BWR一次冷却水(炉水)環境では、放射線分解により生成される溶存酸素が炉水内に一定量あるために、腐食反応を支えるカソード反応は溶存酸素還元反応となり、この還元反応と金属溶解反応としてのアノード反応から定常腐食電位が決定されている。炉内構造物表...
【総合生物】ゲノム科学:生体高分子構造・機能放射線を含む研究件
❏相同組換えにおけるクロマチンでの相同鎖検索機構とその制御メカニズムの解明(17H01408)
【研究テーマ】ゲノム生物学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】胡桃坂 仁志 東京大学, 定量生命科学研究所, 教授 (80300870)
【キーワード】ゲノム維持修復 / ゲノム多様性 / ゲノム進化・再編 / 遺伝情報複製・再編 / ゲノム機能 (他14件)
【概要】本研究の目的は、ゲノムDNAの維持と再編に必須である相同組換えの中心反応 “相同鎖検索”が、クロマチン構造上でどのようになされるのかを明らかにすることである。クロマチン再構成技術、in vitro組換え試験系、そしてX線およびクライオ電子顕微鏡による構造生物学的解析を融合することで、クロマチン上における相同鎖検索のメカニズムの解析を行なった。その結果、減数分裂期組換えで働く因子であるSYCP3の生...
❏クロマチンにおける相同組換えの分子機構に関する研究(25250023)
【研究テーマ】ゲノム生物学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】胡桃坂 仁志 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (80300870)
【キーワード】ゲノム維持修復 / ゲノム多様性 / ゲノム進化・再編 / 遺伝情報複製・再編 / ゲノム機能 (他14件)
【概要】本研究の目的は、クロマチン構造によって凝縮されている染色体ゲノムDNA上で、相同組換えがどのように行われているか、その分子機構を解明することである。本研究では、in vitro相同組換え反応系とクロマチン再構成系とを独自に融合させることで、高次クロマチン上における相同組換え反応機構を明らかにした。また、ヒストンバリアントによって形成される多様なクロマチン構造が、相同組換え反応を制御することを見出し...
【総合生物】ゲノム科学:染色体構築・機能・分配放射線を含む研究件
❏相同組換えにおけるクロマチンでの相同鎖検索機構とその制御メカニズムの解明(17H01408)
【研究テーマ】ゲノム生物学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】胡桃坂 仁志 東京大学, 定量生命科学研究所, 教授 (80300870)
【キーワード】ゲノム維持修復 / ゲノム多様性 / ゲノム進化・再編 / 遺伝情報複製・再編 / ゲノム機能 (他14件)
【概要】本研究の目的は、ゲノムDNAの維持と再編に必須である相同組換えの中心反応 “相同鎖検索”が、クロマチン構造上でどのようになされるのかを明らかにすることである。クロマチン再構成技術、in vitro組換え試験系、そしてX線およびクライオ電子顕微鏡による構造生物学的解析を融合することで、クロマチン上における相同鎖検索のメカニズムの解析を行なった。その結果、減数分裂期組換えで働く因子であるSYCP3の生...
❏クロマチンにおける相同組換えの分子機構に関する研究(25250023)
【研究テーマ】ゲノム生物学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】胡桃坂 仁志 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (80300870)
【キーワード】ゲノム維持修復 / ゲノム多様性 / ゲノム進化・再編 / 遺伝情報複製・再編 / ゲノム機能 (他14件)
【概要】本研究の目的は、クロマチン構造によって凝縮されている染色体ゲノムDNA上で、相同組換えがどのように行われているか、その分子機構を解明することである。本研究では、in vitro相同組換え反応系とクロマチン再構成系とを独自に融合させることで、高次クロマチン上における相同組換え反応機構を明らかにした。また、ヒストンバリアントによって形成される多様なクロマチン構造が、相同組換え反応を制御することを見出し...
【総合生物】ゲノム科学:遺伝情報複製・再編放射線を含む研究件
❏相同組換えにおけるクロマチンでの相同鎖検索機構とその制御メカニズムの解明(17H01408)
【研究テーマ】ゲノム生物学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】胡桃坂 仁志 東京大学, 定量生命科学研究所, 教授 (80300870)
【キーワード】ゲノム維持修復 / ゲノム多様性 / ゲノム進化・再編 / 遺伝情報複製・再編 / ゲノム機能 (他14件)
【概要】本研究の目的は、ゲノムDNAの維持と再編に必須である相同組換えの中心反応 “相同鎖検索”が、クロマチン構造上でどのようになされるのかを明らかにすることである。クロマチン再構成技術、in vitro組換え試験系、そしてX線およびクライオ電子顕微鏡による構造生物学的解析を融合することで、クロマチン上における相同鎖検索のメカニズムの解析を行なった。その結果、減数分裂期組換えで働く因子であるSYCP3の生...
❏クロマチンにおける相同組換えの分子機構に関する研究(25250023)
【研究テーマ】ゲノム生物学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】胡桃坂 仁志 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (80300870)
【キーワード】ゲノム維持修復 / ゲノム多様性 / ゲノム進化・再編 / 遺伝情報複製・再編 / ゲノム機能 (他14件)
【概要】本研究の目的は、クロマチン構造によって凝縮されている染色体ゲノムDNA上で、相同組換えがどのように行われているか、その分子機構を解明することである。本研究では、in vitro相同組換え反応系とクロマチン再構成系とを独自に融合させることで、高次クロマチン上における相同組換え反応機構を明らかにした。また、ヒストンバリアントによって形成される多様なクロマチン構造が、相同組換え反応を制御することを見出し...
【総合生物】ゲノム科学:ゲノム維持修復放射線を含む研究件
❏相同組換えにおけるクロマチンでの相同鎖検索機構とその制御メカニズムの解明(17H01408)
【研究テーマ】ゲノム生物学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】胡桃坂 仁志 東京大学, 定量生命科学研究所, 教授 (80300870)
【キーワード】ゲノム維持修復 / ゲノム多様性 / ゲノム進化・再編 / 遺伝情報複製・再編 / ゲノム機能 (他14件)
【概要】本研究の目的は、ゲノムDNAの維持と再編に必須である相同組換えの中心反応 “相同鎖検索”が、クロマチン構造上でどのようになされるのかを明らかにすることである。クロマチン再構成技術、in vitro組換え試験系、そしてX線およびクライオ電子顕微鏡による構造生物学的解析を融合することで、クロマチン上における相同鎖検索のメカニズムの解析を行なった。その結果、減数分裂期組換えで働く因子であるSYCP3の生...
❏クロマチンにおける相同組換えの分子機構に関する研究(25250023)
【研究テーマ】ゲノム生物学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】胡桃坂 仁志 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (80300870)
【キーワード】ゲノム維持修復 / ゲノム多様性 / ゲノム進化・再編 / 遺伝情報複製・再編 / ゲノム機能 (他14件)
【概要】本研究の目的は、クロマチン構造によって凝縮されている染色体ゲノムDNA上で、相同組換えがどのように行われているか、その分子機構を解明することである。本研究では、in vitro相同組換え反応系とクロマチン再構成系とを独自に融合させることで、高次クロマチン上における相同組換え反応機構を明らかにした。また、ヒストンバリアントによって形成される多様なクロマチン構造が、相同組換え反応を制御することを見出し...
【総合生物】ゲノム科学:ゲノム進化・再編放射線を含む研究件
❏相同組換えにおけるクロマチンでの相同鎖検索機構とその制御メカニズムの解明(17H01408)
【研究テーマ】ゲノム生物学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】胡桃坂 仁志 東京大学, 定量生命科学研究所, 教授 (80300870)
【キーワード】ゲノム維持修復 / ゲノム多様性 / ゲノム進化・再編 / 遺伝情報複製・再編 / ゲノム機能 (他14件)
【概要】本研究の目的は、ゲノムDNAの維持と再編に必須である相同組換えの中心反応 “相同鎖検索”が、クロマチン構造上でどのようになされるのかを明らかにすることである。クロマチン再構成技術、in vitro組換え試験系、そしてX線およびクライオ電子顕微鏡による構造生物学的解析を融合することで、クロマチン上における相同鎖検索のメカニズムの解析を行なった。その結果、減数分裂期組換えで働く因子であるSYCP3の生...
❏クロマチンにおける相同組換えの分子機構に関する研究(25250023)
【研究テーマ】ゲノム生物学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】胡桃坂 仁志 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (80300870)
【キーワード】ゲノム維持修復 / ゲノム多様性 / ゲノム進化・再編 / 遺伝情報複製・再編 / ゲノム機能 (他14件)
【概要】本研究の目的は、クロマチン構造によって凝縮されている染色体ゲノムDNA上で、相同組換えがどのように行われているか、その分子機構を解明することである。本研究では、in vitro相同組換え反応系とクロマチン再構成系とを独自に融合させることで、高次クロマチン上における相同組換え反応機構を明らかにした。また、ヒストンバリアントによって形成される多様なクロマチン構造が、相同組換え反応を制御することを見出し...
【総合生物】ゲノム科学:ゲノム多様性放射線を含む研究件
❏相同組換えにおけるクロマチンでの相同鎖検索機構とその制御メカニズムの解明(17H01408)
【研究テーマ】ゲノム生物学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】胡桃坂 仁志 東京大学, 定量生命科学研究所, 教授 (80300870)
【キーワード】ゲノム維持修復 / ゲノム多様性 / ゲノム進化・再編 / 遺伝情報複製・再編 / ゲノム機能 (他14件)
【概要】本研究の目的は、ゲノムDNAの維持と再編に必須である相同組換えの中心反応 “相同鎖検索”が、クロマチン構造上でどのようになされるのかを明らかにすることである。クロマチン再構成技術、in vitro組換え試験系、そしてX線およびクライオ電子顕微鏡による構造生物学的解析を融合することで、クロマチン上における相同鎖検索のメカニズムの解析を行なった。その結果、減数分裂期組換えで働く因子であるSYCP3の生...
❏クロマチンにおける相同組換えの分子機構に関する研究(25250023)
【研究テーマ】ゲノム生物学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】胡桃坂 仁志 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (80300870)
【キーワード】ゲノム維持修復 / ゲノム多様性 / ゲノム進化・再編 / 遺伝情報複製・再編 / ゲノム機能 (他14件)
【概要】本研究の目的は、クロマチン構造によって凝縮されている染色体ゲノムDNA上で、相同組換えがどのように行われているか、その分子機構を解明することである。本研究では、in vitro相同組換え反応系とクロマチン再構成系とを独自に融合させることで、高次クロマチン上における相同組換え反応機構を明らかにした。また、ヒストンバリアントによって形成される多様なクロマチン構造が、相同組換え反応を制御することを見出し...
【総合生物】生体分子化学:活性発現の分子機構放射線を含む研究件
❏相同組換えにおけるクロマチンでの相同鎖検索機構とその制御メカニズムの解明(17H01408)
【研究テーマ】ゲノム生物学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】胡桃坂 仁志 東京大学, 定量生命科学研究所, 教授 (80300870)
【キーワード】ゲノム維持修復 / ゲノム多様性 / ゲノム進化・再編 / 遺伝情報複製・再編 / ゲノム機能 (他14件)
【概要】本研究の目的は、ゲノムDNAの維持と再編に必須である相同組換えの中心反応 “相同鎖検索”が、クロマチン構造上でどのようになされるのかを明らかにすることである。クロマチン再構成技術、in vitro組換え試験系、そしてX線およびクライオ電子顕微鏡による構造生物学的解析を融合することで、クロマチン上における相同鎖検索のメカニズムの解析を行なった。その結果、減数分裂期組換えで働く因子であるSYCP3の生...
❏クロマチンにおける相同組換えの分子機構に関する研究(25250023)
【研究テーマ】ゲノム生物学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】胡桃坂 仁志 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (80300870)
【キーワード】ゲノム維持修復 / ゲノム多様性 / ゲノム進化・再編 / 遺伝情報複製・再編 / ゲノム機能 (他14件)
【概要】本研究の目的は、クロマチン構造によって凝縮されている染色体ゲノムDNA上で、相同組換えがどのように行われているか、その分子機構を解明することである。本研究では、in vitro相同組換え反応系とクロマチン再構成系とを独自に融合させることで、高次クロマチン上における相同組換え反応機構を明らかにした。また、ヒストンバリアントによって形成される多様なクロマチン構造が、相同組換え反応を制御することを見出し...
【総合生物】生体分子化学:PET(positron emission tomography)放射線を含む研究件
❏18F-FDG標識赤血球PETによる生体内血液量の測定法の確立(16K10362)
【研究テーマ】放射線科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】中原 理紀 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (10317240)
【キーワード】FDG標識赤血球 / PET / 陽電子放出断層撮像 / blood pool imaging / 脾組織 (他14件)
【概要】FDG標識赤血球PETはPETによる血液プールの画像化が可能になる成果であり、2017年にヨーロッパの核医学専門誌に論文が掲載され、世界で初めてこの手法での報告をした。この論文は既に他の6本の論文に引用されており、その科学的重要性があることが示唆された。熱変性FDG標識赤血球はFDG標識赤血球を熱変性させ、脾臓組織を特異的に画像化する技術であり、2018年にアメリカの核医学専門誌に掲載され、これも...
❏心臓分子イメージング国際共同研究による心不全個別化医療戦略の構築(15K21774)
【研究テーマ】放射線科学
【研究種目】国際共同研究加速基金(帰国発展研究)
【研究期間】2016 - 2019
【研究代表者】樋口 隆弘 岡山大学, 大学院医歯薬学総合研究科, 教授 (30739850)
【キーワード】心不全 / 分子イメージング / 核医学 / PET / 画像診断 (他12件)
【概要】本帰国発展研究プロジェクトは、新規PET分子イメージング技術を開発し、心不全に対する新たな治療戦略確立を目指している。研究主任者は、国立循環器病研究センター画像診断部部長として新たな研究拠点を日本に立ち上げた。世界の第一線で得た様々な知見や技術を日本の研究者に譲渡しながら、海外と同じレベルの研究ができる環境を整備した。昨年度より岡山大学特任教授として着任、海外との技術・若手研究者交流を更に加速し、...
❏脱励起ガンマ線計測による複数プローブ同時イメージング陽電子断層撮影法の開発(15H04770)
【研究テーマ】医学物理学・放射線技術学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】福地 知則 国立研究開発法人理化学研究所, 生命機能科学研究センター, 研究員 (40376546)
【キーワード】核医学 / イメージング / 陽電子放射断層撮影 / PET / ガンマ線 (他16件)
【概要】陽電子放射断層撮影法は、生体深部の放射性プローブ分布を非侵襲的に可視化する核医学イメージング手法である。本研究では、従来のPETでは困難であった複数のプローブの同時イメージングを可能とする新原理の装置を開発した。開発した装置により、Na-22とF-18-FDGを同時投与したマウスを撮像し、両プローブの異なる分布を画像化することで基本原理を実証した。また、開発した装置の臨床応用を見込んだ核種Sc-4...
【総合生物】放射線生物学:クマムシ放射線を含む研究件
❏高い放射線耐性を持つ動物クマムシの放射線防護メカニズムの解析(16H02951)
【研究テーマ】放射線・化学物質影響科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】國枝 武和 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 准教授 (10463879)
【キーワード】放射線 / クマムシ / DNA / 活性酸素種 / DNA防護 (他12件)
【概要】本研究課題では高い放射線耐性を示すクマムシに固有なDNA防護タンパク質Dsupについて、そのDNA防護メカニズムの解明を行った。その結果、Dsupタンパク質が活性酸素種からDNAを防護する活性を持ち、放射線への抵抗性の少なくとも一部は間接作用の遮蔽によることを示唆した。さらに、そのメカニズムはDNA傷害の修復促進ではなくストレス因子からのDNA防護であることを明瞭に示すとともに、それを可能にするD...
❏極限環境耐性動物クマムシの持つ高い放射線耐性を支える分子機構の解析(25281016)
【研究テーマ】放射線・化学物質影響科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】國枝 武和 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 助教 (10463879)
【キーワード】放射線耐性 / クマムシ / 緩歩動物 / DNA損傷 / DNA保護 (他11件)
【概要】クマムシは高い放射線耐性を持つ動物として知られるが、その耐性を可能にする分子基盤はまったく分かっていなかった。本研究課題では、クマムシのクロマチン分画から同定された新規タンパク質Dsupに着目し、同タンパク質がC末端側領域を介してDNAに直接結合し、動物細胞の核DNA全体と共局在することを示した。さらに、Dsupを導入したヒト培養細胞では、X線照射によるDNA傷害の発生が約半分に抑制され、放射線耐...
【総合生物】実験動物学:ゲノム機能放射線を含む研究件
❏相同組換えにおけるクロマチンでの相同鎖検索機構とその制御メカニズムの解明(17H01408)
【研究テーマ】ゲノム生物学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】胡桃坂 仁志 東京大学, 定量生命科学研究所, 教授 (80300870)
【キーワード】ゲノム維持修復 / ゲノム多様性 / ゲノム進化・再編 / 遺伝情報複製・再編 / ゲノム機能 (他14件)
【概要】本研究の目的は、ゲノムDNAの維持と再編に必須である相同組換えの中心反応 “相同鎖検索”が、クロマチン構造上でどのようになされるのかを明らかにすることである。クロマチン再構成技術、in vitro組換え試験系、そしてX線およびクライオ電子顕微鏡による構造生物学的解析を融合することで、クロマチン上における相同鎖検索のメカニズムの解析を行なった。その結果、減数分裂期組換えで働く因子であるSYCP3の生...
❏クロマチンにおける相同組換えの分子機構に関する研究(25250023)
【研究テーマ】ゲノム生物学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】胡桃坂 仁志 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (80300870)
【キーワード】ゲノム維持修復 / ゲノム多様性 / ゲノム進化・再編 / 遺伝情報複製・再編 / ゲノム機能 (他14件)
【概要】本研究の目的は、クロマチン構造によって凝縮されている染色体ゲノムDNA上で、相同組換えがどのように行われているか、その分子機構を解明することである。本研究では、in vitro相同組換え反応系とクロマチン再構成系とを独自に融合させることで、高次クロマチン上における相同組換え反応機構を明らかにした。また、ヒストンバリアントによって形成される多様なクロマチン構造が、相同組換え反応を制御することを見出し...
【農学】生産環境農学:福島第一原発事故放射線を含む研究件
❏放射線・原子力の科学的認知・社会的認知調査および教育システムの構築(25350264)
【研究テーマ】科学教育
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】井上 浩義 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (10213175)
【キーワード】放射線 / 教育 / 科学的認知 / 社会的認知 / 小中高校生 (他16件)
【概要】本研究課題においては、福島第一原発事故後に、国民の放射線・原子力に関する認知、知識等が事故前とどのように変化したかを調査し、それに従った放射線・原子力教育教材の作成を行うことを目的とした。教科書調査および中学校へのアンケート調査に関して、解析を終え、学会発表を行なった。現在、他の内容と併せて論文発表を準備中である。これまで作成した教材の教育効果を検討するために、毎年小学5年生~中学3年生を対象とし...
❏小中高校生が作成する社会認知のための原子力・放射線教育教材の開発(22500865)
【研究テーマ】科学教育
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】井上 浩義 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (10213175)
【キーワード】原子力 / 放射線 / 原子力事故 / 福島県 / 小中高校生 (他13件)
【概要】本研究課題では、小中高校生等が自ら作成する教育単位ごとの原子力・放射線教材の開発プログラムを開発し、教育用教材として供し、原子力・放射線の科学的理解につなげることを目的とした。本研究課題では、これら教材を作成すると共に、横浜市および福岡市で原子力・放射線教育活動を行った。また、これらの教材を用いて、福島県民や ASEANの若者たちへ原子力・放射線学習を展開し、本研究課題の社会的意義を確認できた。...
【医歯薬学】内科系臨床医学:lncRNA放射線を含む研究件
❏長塩基長非コードRNAを利用した放射線治療次世代バイオマーカー確立に関する研究(21K07171)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】宮川 隆 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (20721939)
【キーワード】lncRNA / バイオマーカー / 放射線治療 / 放射線 / がん
【概要】本研究の目的は、がんの放射線応答新規バイオマーカーを長塩基長非コードRNA(long non- coding RNA :lncRNA)というものをターゲットにして確立し、その機能を見出すことです。 放射線を照射したヒトがん培養細胞(子宮頚がん由来のHeLa細胞、肺がん由来のA549細胞な ど)を用い、放射線に応答する新規lncRNAの探索とその役割や生体内メカニズムを解明します。それにより、科学的...
❏新規放射線治療新規バイオマーカー確立およびメカニズム解明研究(18K07290)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】宮川 隆 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (20721939)
【キーワード】ncRNA / がん / 放射線 / 放射線治療 / バイオマーカー (他7件)
【概要】非侵襲性の特徴があるがん放射線治療の重要性が増しています。本研究は、タンパク質の鋳型とならない非コードRNA(non-coding RNA; ncRNA)を切り口にして放射線治療新規マーカ ー確立を目的としました。治療モデルとして、放射線を照射した各種がん由来培養細胞を用いました。まず、定量PCRを用いた解析により、発現変動するncRNAをいくつか同定しました。また、FISH法やIF法を用いて、局...
❏放射線治療新規マーカー開発を志向した非コードRNAの新規機能解析(26830096)
【研究テーマ】腫瘍診断学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】宮川 隆 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (20721939)
【キーワード】非コードRNA / 放射線治療 / がん / バイオマーカー / 放射線 (他7件)
【概要】非侵襲性の特徴がある放射線治療はがん治療で重要性が増しています。本研究は、タンパク質の鋳型とならない非コードRNA(non-coding RNA; ncRNA)をターゲットにして放射線治療の新規マーカー研究確立を目的としました。治療モデルとして、放射線を照射した各種がん由来培養細胞を用いました。まず定量PCRを用いた解析により、発現変動するncRNAをいくつか同定しました。また、FISH法やIF法...
【医歯薬学】内科系臨床医学:ncRNA放射線を含む研究件
❏新規放射線治療新規バイオマーカー確立およびメカニズム解明研究(18K07290)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】宮川 隆 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (20721939)
【キーワード】ncRNA / がん / 放射線 / 放射線治療 / バイオマーカー (他7件)
【概要】非侵襲性の特徴があるがん放射線治療の重要性が増しています。本研究は、タンパク質の鋳型とならない非コードRNA(non-coding RNA; ncRNA)を切り口にして放射線治療新規マーカ ー確立を目的としました。治療モデルとして、放射線を照射した各種がん由来培養細胞を用いました。まず、定量PCRを用いた解析により、発現変動するncRNAをいくつか同定しました。また、FISH法やIF法を用いて、局...
❏放射線治療新規マーカー開発を志向した非コードRNAの新規機能解析(26830096)
【研究テーマ】腫瘍診断学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】宮川 隆 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (20721939)
【キーワード】非コードRNA / 放射線治療 / がん / バイオマーカー / 放射線 (他7件)
【概要】非侵襲性の特徴がある放射線治療はがん治療で重要性が増しています。本研究は、タンパク質の鋳型とならない非コードRNA(non-coding RNA; ncRNA)をターゲットにして放射線治療の新規マーカー研究確立を目的としました。治療モデルとして、放射線を照射した各種がん由来培養細胞を用いました。まず定量PCRを用いた解析により、発現変動するncRNAをいくつか同定しました。また、FISH法やIF法...
【医歯薬学】内科系臨床医学:耐性放射線を含む研究件
❏高い放射線耐性を持つ動物クマムシの放射線防護メカニズムの解析(16H02951)
【研究テーマ】放射線・化学物質影響科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】國枝 武和 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 准教授 (10463879)
【キーワード】放射線 / クマムシ / DNA / 活性酸素種 / DNA防護 (他12件)
【概要】本研究課題では高い放射線耐性を示すクマムシに固有なDNA防護タンパク質Dsupについて、そのDNA防護メカニズムの解明を行った。その結果、Dsupタンパク質が活性酸素種からDNAを防護する活性を持ち、放射線への抵抗性の少なくとも一部は間接作用の遮蔽によることを示唆した。さらに、そのメカニズムはDNA傷害の修復促進ではなくストレス因子からのDNA防護であることを明瞭に示すとともに、それを可能にするD...
❏極限環境耐性動物クマムシの持つ高い放射線耐性を支える分子機構の解析(25281016)
【研究テーマ】放射線・化学物質影響科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】國枝 武和 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 助教 (10463879)
【キーワード】放射線耐性 / クマムシ / 緩歩動物 / DNA損傷 / DNA保護 (他11件)
【概要】クマムシは高い放射線耐性を持つ動物として知られるが、その耐性を可能にする分子基盤はまったく分かっていなかった。本研究課題では、クマムシのクロマチン分画から同定された新規タンパク質Dsupに着目し、同タンパク質がC末端側領域を介してDNAに直接結合し、動物細胞の核DNA全体と共局在することを示した。さらに、Dsupを導入したヒト培養細胞では、X線照射によるDNA傷害の発生が約半分に抑制され、放射線耐...
【医歯薬学】内科系臨床医学:MEKK2放射線を含む研究件
❏カルシウムイメージングとプロテオミクスの融合による放射線感受性メカニズムの解明(20K08100)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】榎本 敦 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 講師 (20323602)
【キーワード】MAP3Ks / カルシウム / カルパイン / ハイパーサーミア / 放射線増感 (他13件)
【概要】本研究は、放射線増感に直結する原因タンパク質を生化学的アプローチにより同定し、放射線あるいは他の療法との併用による抗腫瘍効果における真の標的を明らかにするとともに創薬に向けた土台を構築することを目的とする。正常細胞と様々な癌組織由来の培養細胞を用いて、エックス線や温熱などの単独あるいは併用時によるタンパク質の挙動について二次元電気泳動および質量分析装置を使用したプロテオーム解析を実施した。その結果...
❏SUMO翻訳後修飾による放射線細胞応答の制御機構の解明と感受性予測への応用(17K10434)
【研究テーマ】放射線科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】榎本 敦 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 講師 (20323602)
【キーワード】放射線 / ハイパーサーミア / タンパク質分解 / STK38 / Calpain (他17件)
【概要】本研究では、正常細胞と様々な癌培養細胞を用いて、放射線や温熱などの処理によるタンパク質の挙動についてプロテオーム解析を実施した。その結果、温熱処理あるいはエックス線・温熱併用時に発現量が低下する因子としてSerine-Threonine Kinase 38 (STK38)を同定した。STK38の発現低下はタンパク質分解酵素の阻害剤で抑制された。またin vitro cleavage assayでは...
【医歯薬学】内科系臨床医学:重粒子線放射線を含む研究件
❏超伝導転移端センサが実現する粒子線治療用線量標準の高精度化(15H02341)
【研究テーマ】原子力学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】大野 雅史 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (90391896)
【キーワード】超伝導転移端センサ / 重粒子線治療 / 重粒子線カロリメトリ / 粒子線 / 放射線 (他8件)
【概要】重粒子線癌治療において被曝を最小限に抑えつつ高い治療効果を得るには、体内の吸収線量分布の正確な把握が必要不可欠である。本研究では極めて高いエネルギー弁別性能を有する超伝導転移端センサ(TES)と錫製重粒子線吸収体を組み合わせた検出器を開発し、HIMACで得られる治療用炭素ビームの照射実験において、炭素粒子1個ずつのエネルギーの精密計測に成功した。センサの熱容量が極小のため、入射信号は飽和しているが...
❏重粒子線トラック内における酸素および活性酸素の生成収量(21810038)
【研究テーマ】放射線・化学物質影響科学
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】山下 真一 独立行政法人日本原子力研究開発機構, 先端基礎研究センター, 博士研究員 (20511489)
【キーワード】放射線 / 重粒子線 / 水 / 酸素 / スーパーオキシド (他8件)
【概要】重粒子線トラック内での酸素および活性酸素の生成収量(収率)を測定・評価するために、液体試料に種々の放射線を照射した際に発生する気体をそのまま分析できるオンライン気体分析装置を製作し、これと並行して、電子スピン共鳴(ESR)法により新規に開発されたスピントラップ剤を利用することでスーパーオキシドを検出する方法も確立した。 前者の取り組みでは、酸素よりも収量が高くて検出が容易な水素の生成を検出すること...
【医歯薬学】内科系臨床医学:核医学放射線を含む研究件
❏心臓分子イメージング国際共同研究による心不全個別化医療戦略の構築(15K21774)
【研究テーマ】放射線科学
【研究種目】国際共同研究加速基金(帰国発展研究)
【研究期間】2016 - 2019
【研究代表者】樋口 隆弘 岡山大学, 大学院医歯薬学総合研究科, 教授 (30739850)
【キーワード】心不全 / 分子イメージング / 核医学 / PET / 画像診断 (他12件)
【概要】本帰国発展研究プロジェクトは、新規PET分子イメージング技術を開発し、心不全に対する新たな治療戦略確立を目指している。研究主任者は、国立循環器病研究センター画像診断部部長として新たな研究拠点を日本に立ち上げた。世界の第一線で得た様々な知見や技術を日本の研究者に譲渡しながら、海外と同じレベルの研究ができる環境を整備した。昨年度より岡山大学特任教授として着任、海外との技術・若手研究者交流を更に加速し、...
❏脱励起ガンマ線計測による複数プローブ同時イメージング陽電子断層撮影法の開発(15H04770)
【研究テーマ】医学物理学・放射線技術学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】福地 知則 国立研究開発法人理化学研究所, 生命機能科学研究センター, 研究員 (40376546)
【キーワード】核医学 / イメージング / 陽電子放射断層撮影 / PET / ガンマ線 (他16件)
【概要】陽電子放射断層撮影法は、生体深部の放射性プローブ分布を非侵襲的に可視化する核医学イメージング手法である。本研究では、従来のPETでは困難であった複数のプローブの同時イメージングを可能とする新原理の装置を開発した。開発した装置により、Na-22とF-18-FDGを同時投与したマウスを撮像し、両プローブの異なる分布を画像化することで基本原理を実証した。また、開発した装置の臨床応用を見込んだ核種Sc-4...
❏革新的原理に基づく超高感度超軽量可搬型ガンマカメラを用いた核医学検査手技の確立(16390343)
【研究テーマ】放射線科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】久保 敦司 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (90051771)
【キーワード】ガンマ線 / コンプトンカメラ / 核医学 / 同位体 / 放射線 (他11件)
【概要】本装置では高エネルギー領域でのコリメータ透過の制約は原理的になく、むしろ高エネルギーに適しているといえる。適切な高エネルギーのγ線核種を選択すれば、被検体自体での吸収が少なく、定量性が改善されること、不必要な吸収が少なく、被曝が軽減されるなどの利点があり得る。現在使われている核種のみならず、様々な核種が使用できる可能性があるので、高エネルギー核種についても検討した。 小型可搬型という特長を活かした...
【医歯薬学】内科系臨床医学:放射線増感放射線を含む研究件
❏カルシウムイメージングとプロテオミクスの融合による放射線感受性メカニズムの解明(20K08100)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】榎本 敦 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 講師 (20323602)
【キーワード】MAP3Ks / カルシウム / カルパイン / ハイパーサーミア / 放射線増感 (他13件)
【概要】本研究は、放射線増感に直結する原因タンパク質を生化学的アプローチにより同定し、放射線あるいは他の療法との併用による抗腫瘍効果における真の標的を明らかにするとともに創薬に向けた土台を構築することを目的とする。正常細胞と様々な癌組織由来の培養細胞を用いて、エックス線や温熱などの単独あるいは併用時によるタンパク質の挙動について二次元電気泳動および質量分析装置を使用したプロテオーム解析を実施した。その結果...
❏SUMO翻訳後修飾による放射線細胞応答の制御機構の解明と感受性予測への応用(17K10434)
【研究テーマ】放射線科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】榎本 敦 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 講師 (20323602)
【キーワード】放射線 / ハイパーサーミア / タンパク質分解 / STK38 / Calpain (他17件)
【概要】本研究では、正常細胞と様々な癌培養細胞を用いて、放射線や温熱などの処理によるタンパク質の挙動についてプロテオーム解析を実施した。その結果、温熱処理あるいはエックス線・温熱併用時に発現量が低下する因子としてSerine-Threonine Kinase 38 (STK38)を同定した。STK38の発現低下はタンパク質分解酵素の阻害剤で抑制された。またin vitro cleavage assayでは...
【医歯薬学】内科系臨床医学:放射線増感剤放射線を含む研究件
❏ガン細胞が取り込んだ非放射性薬剤から電子線を放出させ患部のみを照射する技術の開発(25282152)
【研究テーマ】医用システム
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】小栗 慶之 東京工業大学, 科学技術創成研究院, 教授 (90160829)
【キーワード】低侵襲ガン治療 / 吸収線量 / 放射線増感剤 / オージェ電子 / X線吸収端 (他34件)
【概要】一般にガンの放射線治療においては,ガン細胞だけでなく正常細胞も照射を受けるため,副作用として放射線障害が発生する.しかしガン細胞に重元素を含む非放射性薬剤を取り込ませた後,適当なエネルギーの単色X線を照射すると,重元素から多量の二次電子が発生して,がん細胞のみを内部照射できる.この方法の実現可能性を調べるため,重元素を模擬した金属薄膜に陽子線励起単色X線を照射し,薄膜周辺の線量分布を測定したところ...
❏アミノレブリン酸のX-線増感放射線療法の検証と遺伝子発現解析による作用機序の解明(25293270)
【研究テーマ】放射線科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】高橋 淳子 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 生命工学領域, 主任研究員 (80415702)
【キーワード】放射線治療 / X線 / 放射線増感剤 / 5-アミノレブリン酸 / ポルフィリン (他14件)
【概要】ポルフィリン(PpIX)前駆体の5-アミノレブリン酸(ALA)は生体に取り込まれ、腫瘍細胞に特異的にPpIXが蓄積する。PpIXは光励起により活性酸素を生じるため、ALAは光線力学的治療の増感剤として用いられている。我々は新たにX線照射によりPpIXが活性酸素を生じることを見いだし、X線増感剤としての有用性を検証することとした。本課題では、ヒトの放射線治療装置リニアックは実験用放射線装置と同様に、...
【医歯薬学】内科系臨床医学:カルバイン放射線を含む研究件
❏カルシウムイメージングとプロテオミクスの融合による放射線感受性メカニズムの解明(20K08100)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】榎本 敦 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 講師 (20323602)
【キーワード】MAP3Ks / カルシウム / カルパイン / ハイパーサーミア / 放射線増感 (他13件)
【概要】本研究は、放射線増感に直結する原因タンパク質を生化学的アプローチにより同定し、放射線あるいは他の療法との併用による抗腫瘍効果における真の標的を明らかにするとともに創薬に向けた土台を構築することを目的とする。正常細胞と様々な癌組織由来の培養細胞を用いて、エックス線や温熱などの単独あるいは併用時によるタンパク質の挙動について二次元電気泳動および質量分析装置を使用したプロテオーム解析を実施した。その結果...
❏SUMO翻訳後修飾による放射線細胞応答の制御機構の解明と感受性予測への応用(17K10434)
【研究テーマ】放射線科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】榎本 敦 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 講師 (20323602)
【キーワード】放射線 / ハイパーサーミア / タンパク質分解 / STK38 / Calpain (他17件)
【概要】本研究では、正常細胞と様々な癌培養細胞を用いて、放射線や温熱などの処理によるタンパク質の挙動についてプロテオーム解析を実施した。その結果、温熱処理あるいはエックス線・温熱併用時に発現量が低下する因子としてSerine-Threonine Kinase 38 (STK38)を同定した。STK38の発現低下はタンパク質分解酵素の阻害剤で抑制された。またin vitro cleavage assayでは...
【医歯薬学】内科系臨床医学:コンプトンカメラ放射線を含む研究件
❏宇宙ガンマ線検出器Si/CdTe半導体コンプトンカメラの分子イメージングへの応用(22760056)
【研究テーマ】応用物理学一般
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2010 - 2011
【研究代表者】武田 伸一郎 独立行政法人宇宙航空研究開発機構, 宇宙科学研究所, 研究員 (80553718)
【キーワード】放射線 / 分子イメージング / 宇宙ガンマ線観測 / Si半導体検出器 / CdTe半導体検出器 (他7件)
【概要】分子イメージング分野において、人体に投与した複数の放射性薬剤を追跡する、あたらしい診断法の実現が望まれている。本研究では、ASTRO-H衛星(2014)の検出器技術を応用した、Si/CdTe半導体コンプトンカメラのプロトタイプ機を用いた基礎実験をおこなった。マウスに投与した2種類の放射性薬剤を同時に画像化することに成功し、複数薬剤を同時追跡できる可搬型のイメージングシステム実現にむけて見通しを得た...
❏高圧キセノンガスを用いたMeV領域ガンマ線コンプトン撮像装置の開発(16360041)
【研究テーマ】応用物理学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】宮島 光弘 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (50044756)
【キーワード】粒子測定技術 / 放射線 / センサー / 光計測 / コンプトンカメラ
【概要】本研究は、次の三つの部分、高圧キセノンガス放射線物理、検出器シミュレーション及び検出器の基礎実験、に分類できる。放射線物理として、高圧キセノンガスにおけるα線による電離収量は圧力が10気圧から30気圧と増加するにつれて僅かながら減少する。また、シンチレーション収量は0.5Tdの電場以下で電場の増加に従って急激に減少し、それ以上の電場では一定の値を示す。しかし、その値はゼロ電場での約40%に等しい。...
❏革新的原理に基づく超高感度超軽量可搬型ガンマカメラを用いた核医学検査手技の確立(16390343)
【研究テーマ】放射線科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】久保 敦司 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (90051771)
【キーワード】ガンマ線 / コンプトンカメラ / 核医学 / 同位体 / 放射線 (他11件)
【概要】本装置では高エネルギー領域でのコリメータ透過の制約は原理的になく、むしろ高エネルギーに適しているといえる。適切な高エネルギーのγ線核種を選択すれば、被検体自体での吸収が少なく、定量性が改善されること、不必要な吸収が少なく、被曝が軽減されるなどの利点があり得る。現在使われている核種のみならず、様々な核種が使用できる可能性があるので、高エネルギー核種についても検討した。 小型可搬型という特長を活かした...
【医歯薬学】内科系臨床医学:IVR放射線を含む研究件
❏IVR医の水晶体被ばくの実態調査~防護グラスに固定した小線量計での長期間実測~(18K07732)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】近藤 浩史 帝京大学, 医学部, 教授 (20324311)
【キーワード】IVR / 放射線 / 被ばく / 水晶体 / 放射線防護 (他7件)
【概要】対象は25名のIVR医.防護眼鏡左レンズ外側部の外面と内面に線量計を貼付.レンズ外面の3mm線量当量(Do),内面の3mm線量当量(Di,頸部に装着した個人線量から推定される70μm線量当量(Dn)の相関関係を確認した.Do,Di,Dnの月平均値は,淳に0.89,0.40,1.18mSV.DoはDn,Diとそれぞれ強い相関を示した(r = 0.91, 0.96).年間Doが50mSVを超えた医師は...
❏IVRの有効性・安全性向上にむけた拡張現実および三次元モデルの相互活用環境の構築(15H02553)
【研究テーマ】放射線科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】大友 邦 国際医療福祉大学, 本部, 学長 (80126010)
【キーワード】放射線 / IVR
【概要】画像下治療(Interventional Radiology)の領域に、拡張現実(Augmented Reality)および三次元プリンティング(3D Printing)の技術を応用することにより、画像下治療の有効性および安全性向上につなげることを目的とし、三次元プリンティングとしては、術前シミュレーションモデルの作成方法を確立し、有用性の評価を行い、仮想現実システムとしては、三次元プリンティング...
【医歯薬学】外科系臨床医学:放射線耐性放射線を含む研究件
❏高い放射線耐性を持つ動物クマムシの放射線防護メカニズムの解析(16H02951)
【研究テーマ】放射線・化学物質影響科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】國枝 武和 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 准教授 (10463879)
【キーワード】放射線 / クマムシ / DNA / 活性酸素種 / DNA防護 (他12件)
【概要】本研究課題では高い放射線耐性を示すクマムシに固有なDNA防護タンパク質Dsupについて、そのDNA防護メカニズムの解明を行った。その結果、Dsupタンパク質が活性酸素種からDNAを防護する活性を持ち、放射線への抵抗性の少なくとも一部は間接作用の遮蔽によることを示唆した。さらに、そのメカニズムはDNA傷害の修復促進ではなくストレス因子からのDNA防護であることを明瞭に示すとともに、それを可能にするD...
❏新しい網羅的遺伝子解析による食道癌の薬剤、放射線耐性遺伝子の検索とそのメカニズム(16K07149)
【研究テーマ】腫瘍診断学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】川久保 博文 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (20286496)
【キーワード】薬剤耐性 / 放射線耐性 / トランスポゾン / 食道癌 / 網羅的解析 (他17件)
【概要】ヒトゲノム上に存在する全ての遺伝子をスクリーニング可能であるトランスポゾンを用いて、食道癌に対するシスプラチン、5-FU、放射線耐性遺伝子の新しい網羅的解析に関する研究において、37種類のシスプラチン耐性遺伝子を発見した。そのうちTRIM16L overexpression細胞株に関してシスプラチン耐性をMTT assayにて検証し、シスプラチンへの耐性を証明した。TRIM16 knockdown...
❏極限環境耐性動物クマムシの持つ高い放射線耐性を支える分子機構の解析(25281016)
【研究テーマ】放射線・化学物質影響科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】國枝 武和 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 助教 (10463879)
【キーワード】放射線耐性 / クマムシ / 緩歩動物 / DNA損傷 / DNA保護 (他11件)
【概要】クマムシは高い放射線耐性を持つ動物として知られるが、その耐性を可能にする分子基盤はまったく分かっていなかった。本研究課題では、クマムシのクロマチン分画から同定された新規タンパク質Dsupに着目し、同タンパク質がC末端側領域を介してDNAに直接結合し、動物細胞の核DNA全体と共局在することを示した。さらに、Dsupを導入したヒト培養細胞では、X線照射によるDNA傷害の発生が約半分に抑制され、放射線耐...
【医歯薬学】外科系臨床医学:DNA損傷応答放射線を含む研究件
❏SUMO翻訳後修飾による放射線細胞応答の制御機構の解明と感受性予測への応用(17K10434)
【研究テーマ】放射線科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】榎本 敦 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 講師 (20323602)
【キーワード】放射線 / ハイパーサーミア / タンパク質分解 / STK38 / Calpain (他17件)
【概要】本研究では、正常細胞と様々な癌培養細胞を用いて、放射線や温熱などの処理によるタンパク質の挙動についてプロテオーム解析を実施した。その結果、温熱処理あるいはエックス線・温熱併用時に発現量が低下する因子としてSerine-Threonine Kinase 38 (STK38)を同定した。STK38の発現低下はタンパク質分解酵素の阻害剤で抑制された。またin vitro cleavage assayでは...
❏がんの相同組換え修復能の特性に基づいた放射線治療とPARP阻害剤の併用療法の開発(23591836)
【研究テーマ】放射線科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】細谷 紀子 東京大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (00396748)
【キーワード】癌 / 相同組換え / 放射線 / PARP阻害剤 / DNA損傷応答
【概要】SYCP3は、減数分裂に必要なシナプトネマ複合体を構成する分子の1つであり、正常の体細胞では発現しないが、がん細胞で異所性に発現する。SYCP3が体細胞でBRCA2と複合体を形成して相同組換え修復を抑制することを踏まえ、本研究では、SYCP3発現がんにおけるPARP阻害剤単剤および放射線やシスプラチンとPARP阻害剤の併用の有効性について検討を行った。その結果、SYCP3発現細胞では、PARP阻害...
❏緑内障進行におけるDNA損傷応答の役割(23592553)
【研究テーマ】眼科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】桂 真理 東京大学, アイソトープ総合センター, 特任助教 (30436571)
【キーワード】DNA損傷応答 / 緑内障 / γ-H2AX / 53BP1 / ヒストンH4K20メチル化 (他20件)
【概要】DNA損傷応答とは、DNAの修復、細胞周期の制御、細胞死の誘導などの生体現象である。本研究では主に低酸素負荷により網膜神経節細胞死が起きる際、DNA損傷応答に関わるATM, NF-kB, 53BP1, ヒストンH4K20モノメチル化などの分子が細胞死を抑制していることを初代培養ラット網膜神経節細胞で確認した。さらに、ATM, 53BP1に関しては、マウスおよびラットの生体内でも確認した。低酸素負荷...
【医歯薬学】外科系臨床医学:蛍光タンパク質放射線を含む研究件
❏クラスターDNA損傷に対する細胞内修復動態と損傷の局在化メカニズム(15H02823)
【研究テーマ】放射線・化学物質影響科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】横谷 明徳 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 高崎量子応用研究所 東海量子ビーム応用研究センター, 上席研究員(定常) (10354987)
【キーワード】クラスターDNA損傷 / EGFP / ライブセルイメージング / 修復速度 / 放射線トラックエンド (他27件)
【概要】X線照射したEGFPプラスミドを“非照射”の細胞導入し、ライブセル観察によりEGFP蛍光の発現速度の低下から難修復性のクラスターDNA損傷が生じていることを示した。また軟X線を照射しながら水和デオキシリボース(dR)からの脱離イオンを測定し、水分子が分子の激しい分解を抑制すること、またその理由がdRから配位水への高速のプロトン移動によることを分子動力学計算により示した。さらに放射線トラックエンドで...
❏放射線障害評価に有用なレポーター細胞の開発と幹細胞技術を用いた評価系の確立(24601016)
【研究テーマ】医学物理学・放射線技術学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】今井 貴雄 慶應義塾大学, 医学部, 助教 (10383712)
【キーワード】幹細胞 / 神経幹細胞 / ゲノム編集 / p53 / 放射線 (他8件)
【概要】細胞の染色体に存在する遺伝子に対して障害性を有する放射線(ガンマ線、X線など)について、その障害を評価し得るレポーター細胞の創出を本研究は目的とした。DNA組み換え技術により、p53遺伝子座を含むBAC DNA (RP11-89D11)上にオワンクラゲ由来蛍光蛋白質とホタル由来発光蛋白質の融合遺伝子(dVenusLuc2)を挿入置換したBACレポーター遺伝子の作成を完了した。また、近年発達してきた...
【医歯薬学】外科系臨床医学:PARP阻害剤放射線を含む研究件
❏放射線感受性に寄与するヌクレアーゼの同定と解析(25740016)
【研究テーマ】放射線・化学物質影響科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】村井 純子 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (60532603)
【キーワード】DNA修復 / 抗がん剤 / PARP阻害剤 / トポイソメラーゼ / 薬剤耐性 (他14件)
【概要】がんの治療には放射線や抗がん剤が使用されます。放射線も抗がん剤もDNAに傷をつけることで、がん細胞を死に導きます。しかし、細胞はDNAの傷を修復する能力を持っているので、そちらが勝ればがん細胞は生き延びてしまいます。DNA修復に関わる遺伝子の機能を明らかにすることで、抗がん剤の効果を高める戦略を立てることが可能です。この研究では放射線やある種の抗がん剤により生じたDNA損傷の修復因子と、その作用メ...
❏がんの相同組換え修復能の特性に基づいた放射線治療とPARP阻害剤の併用療法の開発(23591836)
【研究テーマ】放射線科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】細谷 紀子 東京大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (00396748)
【キーワード】癌 / 相同組換え / 放射線 / PARP阻害剤 / DNA損傷応答
【概要】SYCP3は、減数分裂に必要なシナプトネマ複合体を構成する分子の1つであり、正常の体細胞では発現しないが、がん細胞で異所性に発現する。SYCP3が体細胞でBRCA2と複合体を形成して相同組換え修復を抑制することを踏まえ、本研究では、SYCP3発現がんにおけるPARP阻害剤単剤および放射線やシスプラチンとPARP阻害剤の併用の有効性について検討を行った。その結果、SYCP3発現細胞では、PARP阻害...
【医歯薬学】外科系臨床医学:DNA修復放射線を含む研究件
❏全ゲノム領域に共通した正確なDNA修復を保証するDSB修復経路選択機構の研究(21H03596)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2021-04-01 - 2025-03-31
【研究代表者】柴田 淳史 群馬大学, 未来先端研究機構, 准教授 (30707633)
【キーワード】DNA修復 / 放射線 / クロマチン / 転写 / 染色体転座
【概要】
❏DNA二重鎖切断の認識と修復及び細胞応答統御におけるDNAーPKの機能と存在意義(20H04334)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】松本 義久 東京工業大学, 科学技術創成研究院, 教授 (20302672)
【キーワード】DNA修復 / 放射線 / タンパク質リン酸化 / タンパク質間相互作用 / タンパク質構造解析 (他6件)
【概要】本研究は、DNA二重鎖切断(DSB)のセンサーであるDNA依存性プロテインキナーゼ(DNA-PK) が何をしているのか、何のために存在するのかを明らかにすることを目的としている。 (1)XRCC4のリン酸化の意義の解明を進めるため、今年度新たにヒト細胞からゲノム編集技術を用いてXRCC4欠損細胞を樹立した。これにXRCC4のリン酸化部位欠損変異体を導入することで、DSB修復に関する種々の機能解析を...
❏クラスターDNA損傷に対する細胞内修復動態と損傷の局在化メカニズム(15H02823)
【研究テーマ】放射線・化学物質影響科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】横谷 明徳 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 高崎量子応用研究所 東海量子ビーム応用研究センター, 上席研究員(定常) (10354987)
【キーワード】クラスターDNA損傷 / EGFP / ライブセルイメージング / 修復速度 / 放射線トラックエンド (他27件)
【概要】X線照射したEGFPプラスミドを“非照射”の細胞導入し、ライブセル観察によりEGFP蛍光の発現速度の低下から難修復性のクラスターDNA損傷が生じていることを示した。また軟X線を照射しながら水和デオキシリボース(dR)からの脱離イオンを測定し、水分子が分子の激しい分解を抑制すること、またその理由がdRから配位水への高速のプロトン移動によることを分子動力学計算により示した。さらに放射線トラックエンドで...
【医歯薬学】外科系臨床医学:クロマチン放射線を含む研究件
❏全ゲノム領域に共通した正確なDNA修復を保証するDSB修復経路選択機構の研究(21H03596)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2021-04-01 - 2025-03-31
【研究代表者】柴田 淳史 群馬大学, 未来先端研究機構, 准教授 (30707633)
【キーワード】DNA修復 / 放射線 / クロマチン / 転写 / 染色体転座
【概要】
❏極限環境耐性動物クマムシの持つ高い放射線耐性を支える分子機構の解析(25281016)
【研究テーマ】放射線・化学物質影響科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】國枝 武和 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 助教 (10463879)
【キーワード】放射線耐性 / クマムシ / 緩歩動物 / DNA損傷 / DNA保護 (他11件)
【概要】クマムシは高い放射線耐性を持つ動物として知られるが、その耐性を可能にする分子基盤はまったく分かっていなかった。本研究課題では、クマムシのクロマチン分画から同定された新規タンパク質Dsupに着目し、同タンパク質がC末端側領域を介してDNAに直接結合し、動物細胞の核DNA全体と共局在することを示した。さらに、Dsupを導入したヒト培養細胞では、X線照射によるDNA傷害の発生が約半分に抑制され、放射線耐...
【医歯薬学】外科系臨床医学:ATM放射線を含む研究件
❏緑内障進行におけるDNA損傷応答の役割(23592553)
【研究テーマ】眼科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】桂 真理 東京大学, アイソトープ総合センター, 特任助教 (30436571)
【キーワード】DNA損傷応答 / 緑内障 / γ-H2AX / 53BP1 / ヒストンH4K20メチル化 (他20件)
【概要】DNA損傷応答とは、DNAの修復、細胞周期の制御、細胞死の誘導などの生体現象である。本研究では主に低酸素負荷により網膜神経節細胞死が起きる際、DNA損傷応答に関わるATM, NF-kB, 53BP1, ヒストンH4K20モノメチル化などの分子が細胞死を抑制していることを初代培養ラット網膜神経節細胞で確認した。さらに、ATM, 53BP1に関しては、マウスおよびラットの生体内でも確認した。低酸素負荷...
❏乳癌個別化治療を目指したHOXB9によるEMT誘導とDNA修復メカニズムの解明(23791499)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】林田 哲 慶應義塾大学, 医学部, 助教 (80327543)
【キーワード】乳癌 / HOXB9 / TGFβ / 放射線 / ATM (他7件)
【概要】転写因子HOXB9は上皮間葉転換(EMT)を誘導する因子であり、これにより乳腺上皮細胞にEMTを生じることで放射線照射への耐性が生じた。これは、ATMのリン酸化を介したDNA修復機構がHOXB9陽性細胞では早期に生じ、結果としてγH2AXおよび53BP1のfoci形成が早期に促進されていた。これら現象はsmad4経路を抑制することで阻害されるため、このEMTを介した放射線耐性誘導機序にTGFβ経路...
❏DNA-PK、ATMを制御する転写因子Sp1を分子標的とする放射線増感法の開発(18390330)
【研究テーマ】放射線科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2009
【研究代表者】細井 義夫 広島大学, 原爆放射線医科学研究所, 教授 (50238747)
【キーワード】放射線 / Sp1 / ATM / DNA-PK
【概要】Ku70、Ku80、DNA-PKcsのプロモーター領域にはSp1結合配列が存在し、さらにATM、XRCC4、NBS1、MRE11など他のDNA2重鎖切断の修復に関与する遺伝子にもSp1結合は配列が存在することから、sp1による共通の転写制御が示唆された。sp1に対するsiRNAにより発現を抑制するとこれらの遺伝子の発現も抑制され、細胞の放射線感受性は高められた。 ...
【医歯薬学】外科系臨床医学:放射線療法放射線を含む研究件
❏直腸癌に対する放射線誘導性上皮間葉転換とそのSN-38による抑制(17K10620)
【研究テーマ】消化器外科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】川合 一茂 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (80571942)
【キーワード】上皮間葉転換 / 大腸癌 / 化学放射線療法 / Temsirolimus / Chloroquine (他9件)
【概要】直腸癌に対して術前化学放射線療法が広く行われている。我々は大腸癌細胞株に放射線照射を行い、細胞株に上皮間葉転換が誘導され遊走能が亢進することを確認した。さらにmTOR阻害剤であるTemsirolimusとAutophagy阻害剤であるChloroquineを併用することで細胞のViabilityを低下させることなく放射線誘導性の遊走能の上昇を抑制した。 いずれもすでに臨床使用されている薬剤であり、...
❏新しい網羅的遺伝子解析による食道癌の薬剤、放射線耐性遺伝子の検索とそのメカニズム(16K07149)
【研究テーマ】腫瘍診断学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】川久保 博文 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (20286496)
【キーワード】薬剤耐性 / 放射線耐性 / トランスポゾン / 食道癌 / 網羅的解析 (他17件)
【概要】ヒトゲノム上に存在する全ての遺伝子をスクリーニング可能であるトランスポゾンを用いて、食道癌に対するシスプラチン、5-FU、放射線耐性遺伝子の新しい網羅的解析に関する研究において、37種類のシスプラチン耐性遺伝子を発見した。そのうちTRIM16L overexpression細胞株に関してシスプラチン耐性をMTT assayにて検証し、シスプラチンへの耐性を証明した。TRIM16 knockdown...
❏アミノレブリン酸のX-線増感放射線療法の検証と遺伝子発現解析による作用機序の解明(25293270)
【研究テーマ】放射線科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】高橋 淳子 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 生命工学領域, 主任研究員 (80415702)
【キーワード】放射線治療 / X線 / 放射線増感剤 / 5-アミノレブリン酸 / ポルフィリン (他14件)
【概要】ポルフィリン(PpIX)前駆体の5-アミノレブリン酸(ALA)は生体に取り込まれ、腫瘍細胞に特異的にPpIXが蓄積する。PpIXは光励起により活性酸素を生じるため、ALAは光線力学的治療の増感剤として用いられている。我々は新たにX線照射によりPpIXが活性酸素を生じることを見いだし、X線増感剤としての有用性を検証することとした。本課題では、ヒトの放射線治療装置リニアックは実験用放射線装置と同様に、...
【医歯薬学】外科系臨床医学:NF-kBシグナル放射線を含む研究件
❏放射線照射による骨髄内環境の損傷とマクロファージによる修復機構の解析(16K09867)
【研究テーマ】血液内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】三瀬 節子 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特任助教 (00269052)
【キーワード】骨代謝 / 脂肪細胞 / 造血幹細胞ニッチ / マクロファージ / Spred (他13件)
【概要】本研究では、致死量のX線照射後に造血幹細胞移植を行うと骨量が減少するマウスと増加するマウスの2つの異なる系統のマウスを用いて、骨量の維持や造血能力は、骨髄内の脂肪細胞の分化の程度に影響されることを明らかにした。骨量の減少するRelA欠損型マウスでは、骨髄内に多くの脂肪細胞が分化すると共に造血能が低下し末梢に多くの造血細胞が流出する。反対に骨量が増加するSpred1/Spred2欠損型マウスは、分化...
❏NFーkB欠損マウスでの骨代謝のカップリング機構の破綻と破骨細胞前駆細胞の役割(25462392)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】三瀬 節子 東京医科歯科大学, 医歯(薬)学総合研究科, 非常勤講師 (00269052)
【キーワード】骨芽細胞 / 造血幹細胞移植 / マクロファージ / 炎症 / 骨代謝 (他10件)
【概要】マウスに骨髄移植を行うと、何もしていない同週齢のマウスに比べ、骨芽細胞数の減少に伴い2次海綿骨が著しく減少する。転写因子NF-kBのRelAを欠損した胎児肝臓細胞を造血幹細胞として移植したマウス(RelA欠損型移植マウス)では、更に骨が減少し骨訴訟症になる。このマウスの骨髄では、異常な活性化状態の炎症性のマクロファージが存在し、組織修復性マクロファージが減少していた。RelA欠損型移植マウスに野生...
【医歯薬学】外科系臨床医学:放射線治療放射線を含む研究件
❏長塩基長非コードRNAを利用した放射線治療次世代バイオマーカー確立に関する研究(21K07171)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】宮川 隆 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (20721939)
【キーワード】lncRNA / バイオマーカー / 放射線治療 / 放射線 / がん
【概要】本研究の目的は、がんの放射線応答新規バイオマーカーを長塩基長非コードRNA(long non- coding RNA :lncRNA)というものをターゲットにして確立し、その機能を見出すことです。 放射線を照射したヒトがん培養細胞(子宮頚がん由来のHeLa細胞、肺がん由来のA549細胞な ど)を用い、放射線に応答する新規lncRNAの探索とその役割や生体内メカニズムを解明します。それにより、科学的...
❏新規放射線治療新規バイオマーカー確立およびメカニズム解明研究(18K07290)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】宮川 隆 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (20721939)
【キーワード】ncRNA / がん / 放射線 / 放射線治療 / バイオマーカー (他7件)
【概要】非侵襲性の特徴があるがん放射線治療の重要性が増しています。本研究は、タンパク質の鋳型とならない非コードRNA(non-coding RNA; ncRNA)を切り口にして放射線治療新規マーカ ー確立を目的としました。治療モデルとして、放射線を照射した各種がん由来培養細胞を用いました。まず、定量PCRを用いた解析により、発現変動するncRNAをいくつか同定しました。また、FISH法やIF法を用いて、局...
❏放射線治療新規非コードRNAマーカー開発研究(16K20972)
【研究テーマ】腫瘍診断学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】宮川 隆 東京大学, 医学部附属病院, 特任助教 (20721939)
【キーワード】がん / 放射線 / 放射線治療 / バイオマーカー / 非コードRNA (他10件)
【概要】非侵襲性の特徴がある放射線治療はがん治療で重要性が増しています。本研究は、タンパク 質の鋳型とならない非コードRNA(non-coding RNA; ncRNA)をターゲットにして放射線治療の新規マーカー研究確立を 目的としました。治療モデルとして、放射線を照射した各種がん由来培養細胞を用いました。まず定量PCRを用いた解 析により、発現変動するncRNAをいくつか同定しました。また、FISH法や...
【医歯薬学】外科系臨床医学:造血幹細胞ニッチ放射線を含む研究件
❏放射線照射による骨髄内環境の損傷とマクロファージによる修復機構の解析(16K09867)
【研究テーマ】血液内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】三瀬 節子 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特任助教 (00269052)
【キーワード】骨代謝 / 脂肪細胞 / 造血幹細胞ニッチ / マクロファージ / Spred (他13件)
【概要】本研究では、致死量のX線照射後に造血幹細胞移植を行うと骨量が減少するマウスと増加するマウスの2つの異なる系統のマウスを用いて、骨量の維持や造血能力は、骨髄内の脂肪細胞の分化の程度に影響されることを明らかにした。骨量の減少するRelA欠損型マウスでは、骨髄内に多くの脂肪細胞が分化すると共に造血能が低下し末梢に多くの造血細胞が流出する。反対に骨量が増加するSpred1/Spred2欠損型マウスは、分化...
❏NFーkB欠損マウスでの骨代謝のカップリング機構の破綻と破骨細胞前駆細胞の役割(25462392)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】三瀬 節子 東京医科歯科大学, 医歯(薬)学総合研究科, 非常勤講師 (00269052)
【キーワード】骨芽細胞 / 造血幹細胞移植 / マクロファージ / 炎症 / 骨代謝 (他10件)
【概要】マウスに骨髄移植を行うと、何もしていない同週齢のマウスに比べ、骨芽細胞数の減少に伴い2次海綿骨が著しく減少する。転写因子NF-kBのRelAを欠損した胎児肝臓細胞を造血幹細胞として移植したマウス(RelA欠損型移植マウス)では、更に骨が減少し骨訴訟症になる。このマウスの骨髄では、異常な活性化状態の炎症性のマクロファージが存在し、組織修復性マクロファージが減少していた。RelA欠損型移植マウスに野生...
【医歯薬学】外科系臨床医学:めだか放射線を含む研究件
❏メダカをモデルとする低線量率被ばくがもたらす全身性炎症反応の解明(18H04135)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】三谷 啓志 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (70181922)
【キーワード】放射線 / 炎症 / 遺伝子 / メダカ / 精巣卵 (他18件)
【概要】野生型メダカに7日間にわたって総線量100mGyのガンマ線を照射した。全身の連続組織切片を用いて各器官の組織変化を調べた。B型精母細胞の数の減少と、鰓上皮の増殖の低下が観察された。精巣卵形成には、線量率効果がなく、50mGy急性照射で精巣卵が生成された。トランスクリプトーム解析では、解糖系やペントースリン酸経路に関連する遺伝子の発現が抑制されていた。また、抗酸化に重要な役割を果たすNADPHの産生...
❏メダカをモデルとしたDNA損傷応答に及ぼす環境ストレスの影響(15F15382)
【研究テーマ】放射線・化学物質影響科学
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2015-11-09 - 2018-03-31
【研究代表者】三谷 啓志 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (70181922)
【キーワード】メダカ / 放射線 / ホルモン / 紫外線 / 細胞死 (他14件)
【概要】メダカは、飼育の容易さと飼育環境の温度域も広く、海水耐性も強いことから環境毒性試験に広く用いられている。本研究では、放射線、紫外線、内分泌撹乱物質、重金属による刺激後のメダカから血液を採取して血球におけるDNAダメージと血清内での分子変化の解析から生物影響を解明し、突然変異体と野生型を比較することで関連する遺伝子機能を明らかにすることを目指した。 本年度は、成魚の紫外線UVA照射による急性生物影響...
❏個体内生細胞における電離放射線誘発突然変異の可視化と放射線応答修飾因子の探索(21241016)
【研究テーマ】放射線・化学物質影響科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2009
【研究代表者】三谷 啓志 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (70181922)
【キーワード】放射線 / 突然変異 / メダカ / マウス / 細胞死
【概要】放射線によるDNA損傷に対しては、DNA修復機構と細胞周期チェックポイント制御機構、損傷をもつ細胞を安全に排除するためのアポトーシス機構が協調して働いている。これに関わる遺伝子機能の多く同定されているが、個体レベルでの突然変異生成の組織特異性や、栄養条件や環境条件により放射線誘発突然変異生成にどのような差が生じるかについては今後の課題である。本年度は、個体内の生細胞を最終的対象するための解析モデル...
【医歯薬学】外科系臨床医学:動物モデル放射線を含む研究件
❏放射線誘発甲状腺発がん過程の網羅的分子病理解析: miRNAと変異シグネチャー(20K07424)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】中島 正洋 長崎大学, 原爆後障害医療研究所, 教授 (50284683)
【キーワード】Radiation-induced cancer / Animal model / Thyroid cancer / Atomic bomb survivors / Radiation signature (他8件)
【概要】我々は、動物モデルと被爆者腫瘍組織を用いて放射線発がんの分子病理学的特徴解析を推進している。これまでにラット放射線誘発甲状腺発がんモデルにより、被ばく後がんに至るまでの分子変化を経時的に解析し、mRNA発現解析にて、がん発症以前からDNA損傷応答、細胞周期調節系、細胞接着因子の有意な変化を認め,非照射群と比較し照射群ではがん,非がん組織ともに,atm,53bp1,xrcc4発現は低下,cdk1,c...
❏免疫不全豚を用いた肝癌新規実験モデルにおける血流動態/画像-病理相関の妥当性検討(16K19851)
【研究テーマ】放射線科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】田村 全 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (50594602)
【キーワード】肝細胞癌 / 血管造影下CT / 実験モデル / 動物モデル / CT (他11件)
【概要】重度免疫不全ブタ、Il2rg-KOブタに対してヒト肝癌細胞株を移植し、肉眼的にびまん型および多発肝内転移型を示す低分化肝細胞癌モデルの作成に成功した。このモデルでは血管造影下CTにおける画像所見がヒト肝細胞癌と一致し、実験モデルとして妥当であることが確認された。また、単結節型についてもヒト肝細胞癌と画像所見の一致する実験モデルを作成できる可能性があることが示された。今後、抗癌剤、TACE、RFAな...
【医歯薬学】外科系臨床医学:前臨床試験放射線を含む研究件
❏18F-FDG標識赤血球PETによる生体内血液量の測定法の確立(16K10362)
【研究テーマ】放射線科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】中原 理紀 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (10317240)
【キーワード】FDG標識赤血球 / PET / 陽電子放出断層撮像 / blood pool imaging / 脾組織 (他14件)
【概要】FDG標識赤血球PETはPETによる血液プールの画像化が可能になる成果であり、2017年にヨーロッパの核医学専門誌に論文が掲載され、世界で初めてこの手法での報告をした。この論文は既に他の6本の論文に引用されており、その科学的重要性があることが示唆された。熱変性FDG標識赤血球はFDG標識赤血球を熱変性させ、脾臓組織を特異的に画像化する技術であり、2018年にアメリカの核医学専門誌に掲載され、これも...
❏脱励起ガンマ線計測による複数プローブ同時イメージング陽電子断層撮影法の開発(15H04770)
【研究テーマ】医学物理学・放射線技術学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】福地 知則 国立研究開発法人理化学研究所, 生命機能科学研究センター, 研究員 (40376546)
【キーワード】核医学 / イメージング / 陽電子放射断層撮影 / PET / ガンマ線 (他16件)
【概要】陽電子放射断層撮影法は、生体深部の放射性プローブ分布を非侵襲的に可視化する核医学イメージング手法である。本研究では、従来のPETでは困難であった複数のプローブの同時イメージングを可能とする新原理の装置を開発した。開発した装置により、Na-22とF-18-FDGを同時投与したマウスを撮像し、両プローブの異なる分布を画像化することで基本原理を実証した。また、開発した装置の臨床応用を見込んだ核種Sc-4...
【医歯薬学】社会医学:マイクロアレイ放射線を含む研究件
❏癌オルガノイドによる高MTV腫瘍における放射線抵抗機序の解明(17K11395)
【研究テーマ】耳鼻咽喉科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】矢吹 健一郎 横浜市立大学, 医学研究科, 客員講師 (50722774)
【キーワード】オルガノイド培養法 / 頭頸部癌 / 腺様嚢胞癌 / 薬剤感受性試験 / 癌オルガノイド (他8件)
【概要】研究者らの所属する施設にて,予め同意を得た頭頸部腺様嚢胞癌患者から手術検体の一部を採取した.これを三次元培養法で分離・培養を行うことで細胞株を樹立し,さらに臍帯静脈血管内皮細胞および間葉系胚細胞を用いて癌オルガノイドを作製した.癌オルガノイドを用いて抗癌剤の薬剤感受性試験を施行した.放射線感受性の評価や,薬剤感受性試験結果を利用した患者治療に関しては研究期間内では達成することはできなかった. 本研...
❏アミノレブリン酸のX-線増感放射線療法の検証と遺伝子発現解析による作用機序の解明(25293270)
【研究テーマ】放射線科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】高橋 淳子 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 生命工学領域, 主任研究員 (80415702)
【キーワード】放射線治療 / X線 / 放射線増感剤 / 5-アミノレブリン酸 / ポルフィリン (他14件)
【概要】ポルフィリン(PpIX)前駆体の5-アミノレブリン酸(ALA)は生体に取り込まれ、腫瘍細胞に特異的にPpIXが蓄積する。PpIXは光励起により活性酸素を生じるため、ALAは光線力学的治療の増感剤として用いられている。我々は新たにX線照射によりPpIXが活性酸素を生じることを見いだし、X線増感剤としての有用性を検証することとした。本課題では、ヒトの放射線治療装置リニアックは実験用放射線装置と同様に、...
【医歯薬学】歯学:ゲノム編集放射線を含む研究件
❏高い放射線耐性を持つ動物クマムシの放射線防護メカニズムの解析(16H02951)
【研究テーマ】放射線・化学物質影響科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】國枝 武和 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 准教授 (10463879)
【キーワード】放射線 / クマムシ / DNA / 活性酸素種 / DNA防護 (他12件)
【概要】本研究課題では高い放射線耐性を示すクマムシに固有なDNA防護タンパク質Dsupについて、そのDNA防護メカニズムの解明を行った。その結果、Dsupタンパク質が活性酸素種からDNAを防護する活性を持ち、放射線への抵抗性の少なくとも一部は間接作用の遮蔽によることを示唆した。さらに、そのメカニズムはDNA傷害の修復促進ではなくストレス因子からのDNA防護であることを明瞭に示すとともに、それを可能にするD...
❏放射線障害評価に有用なレポーター細胞の開発と幹細胞技術を用いた評価系の確立(24601016)
【研究テーマ】医学物理学・放射線技術学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】今井 貴雄 慶應義塾大学, 医学部, 助教 (10383712)
【キーワード】幹細胞 / 神経幹細胞 / ゲノム編集 / p53 / 放射線 (他8件)
【概要】細胞の染色体に存在する遺伝子に対して障害性を有する放射線(ガンマ線、X線など)について、その障害を評価し得るレポーター細胞の創出を本研究は目的とした。DNA組み換え技術により、p53遺伝子座を含むBAC DNA (RP11-89D11)上にオワンクラゲ由来蛍光蛋白質とホタル由来発光蛋白質の融合遺伝子(dVenusLuc2)を挿入置換したBACレポーター遺伝子の作成を完了した。また、近年発達してきた...
【医歯薬学】歯学:CT放射線を含む研究件
❏免疫不全豚を用いた肝癌新規実験モデルにおける血流動態/画像-病理相関の妥当性検討(16K19851)
【研究テーマ】放射線科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】田村 全 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (50594602)
【キーワード】肝細胞癌 / 血管造影下CT / 実験モデル / 動物モデル / CT (他11件)
【概要】重度免疫不全ブタ、Il2rg-KOブタに対してヒト肝癌細胞株を移植し、肉眼的にびまん型および多発肝内転移型を示す低分化肝細胞癌モデルの作成に成功した。このモデルでは血管造影下CTにおける画像所見がヒト肝細胞癌と一致し、実験モデルとして妥当であることが確認された。また、単結節型についてもヒト肝細胞癌と画像所見の一致する実験モデルを作成できる可能性があることが示された。今後、抗癌剤、TACE、RFAな...
❏透明化技術を用いた2重エネルギーCTによる冠動脈石灰化の分析(16K19850)
【研究テーマ】放射線科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】松本 俊亮 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (20573281)
【キーワード】冠動脈 / 石灰化 / ハイドロキシアパタイト / CT / 2重エネルギー (他12件)
【概要】2重エネルギーCTでは物質の弁別、成分分析が可能であるが、実際はヨード造影剤と石灰化プラークの分離が困難なケースが多い。石灰化プラークの実際の成分がわかれば、石灰化プラークの分離に有用である。摘出した冠動脈を用いて2重エネルギーCTとX線回折装置で成分分析をおこなった。2重エネルギーCTでは石灰化プラークはハイドロキシアパタイトよりかなり低い実効原子番号であったが、X線回折装置ではハイドロキシアパ...
【医歯薬学】歯学:上皮間葉転換(EMT)放射線を含む研究件
❏直腸癌に対する放射線誘導性上皮間葉転換とそのSN-38による抑制(17K10620)
【研究テーマ】消化器外科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】川合 一茂 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (80571942)
【キーワード】上皮間葉転換 / 大腸癌 / 化学放射線療法 / Temsirolimus / Chloroquine (他9件)
【概要】直腸癌に対して術前化学放射線療法が広く行われている。我々は大腸癌細胞株に放射線照射を行い、細胞株に上皮間葉転換が誘導され遊走能が亢進することを確認した。さらにmTOR阻害剤であるTemsirolimusとAutophagy阻害剤であるChloroquineを併用することで細胞のViabilityを低下させることなく放射線誘導性の遊走能の上昇を抑制した。 いずれもすでに臨床使用されている薬剤であり、...
❏乳癌個別化治療を目指したHOXB9によるEMT誘導とDNA修復メカニズムの解明(23791499)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】林田 哲 慶應義塾大学, 医学部, 助教 (80327543)
【キーワード】乳癌 / HOXB9 / TGFβ / 放射線 / ATM (他7件)
【概要】転写因子HOXB9は上皮間葉転換(EMT)を誘導する因子であり、これにより乳腺上皮細胞にEMTを生じることで放射線照射への耐性が生じた。これは、ATMのリン酸化を介したDNA修復機構がHOXB9陽性細胞では早期に生じ、結果としてγH2AXおよび53BP1のfoci形成が早期に促進されていた。これら現象はsmad4経路を抑制することで阻害されるため、このEMTを介した放射線耐性誘導機序にTGFβ経路...
【医歯薬学】歯学:画像診断放射線を含む研究件
❏心臓分子イメージング国際共同研究による心不全個別化医療戦略の構築(15K21774)
【研究テーマ】放射線科学
【研究種目】国際共同研究加速基金(帰国発展研究)
【研究期間】2016 - 2019
【研究代表者】樋口 隆弘 岡山大学, 大学院医歯薬学総合研究科, 教授 (30739850)
【キーワード】心不全 / 分子イメージング / 核医学 / PET / 画像診断 (他12件)
【概要】本帰国発展研究プロジェクトは、新規PET分子イメージング技術を開発し、心不全に対する新たな治療戦略確立を目指している。研究主任者は、国立循環器病研究センター画像診断部部長として新たな研究拠点を日本に立ち上げた。世界の第一線で得た様々な知見や技術を日本の研究者に譲渡しながら、海外と同じレベルの研究ができる環境を整備した。昨年度より岡山大学特任教授として着任、海外との技術・若手研究者交流を更に加速し、...
❏コンピュータジオメトリによる腰椎X線自動測定システムの開発(20591737)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】阿久根 徹 東京大学, 医学部附属病院, 特任准教授 (60282662)
【キーワード】脊椎脊髄病学 / 画像診断 / 医療 / 放射線 / ソフトウェア学 (他9件)
【概要】コンピュータにより、定量性、客観性に優れ、多数の腰椎関連指標の計測を迅速におこなう腰椎X線測定システムを開発することを目的として、フィルタリングシステムの開発とオリジナルX線画像データからのノイズ除去機能、腰椎計測点の自動表示および補正機能、腰椎関連指標自動計算機能を搭載したプログラムを開発して検証を行い、その有用性を示した。 ...
❏ロボットによる誤嚥のシミュレーション(19592189)
【研究テーマ】病態科学系歯学・歯科放射線学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】勝又 明敏 朝日大学, 歯学部, 准教授 (30195143)
【キーワード】医療・福祉 / 嚥下障害 / 誤嚥 / ロボット / シミュレーション (他9件)
【概要】舌,下顎,咽頭腔を備えたロボットによるビデオ嚥下造影検査(VFSS)シミュレーションをおこなった。開発したロボットは,生体の舌や下顎の筋肉の走行に倣って配列したワイヤ(16自由度)により駆動される。ロボットにより口腔咽頭における液体および食物の輸送をおこない,VFSS画像にて観察した。その結果,生体における嚥下時の下顎や舌の運動を,ロボットにより再現する事ができた。 ...
【医歯薬学】薬学:DNA損傷放射線を含む研究件
❏放射線によるDNA損傷形成における水和水の作用の解明(18H03891)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】山下 真一 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (20511489)
【キーワード】放射線 / DNA損傷 / パルスラジオリシス / 初期過程 / 界面 (他11件)
【概要】DNA近傍には配向した水和水が存在し,十分離れた位置にある普通の水(自由水)とは性質が異なる。放射線によるDNA損傷誘発における水和水のはたらきを明らかにすること目的とした。 時間分解測定(パルスラジオリシス)では吸収分光と共鳴ラマン分光を実施した。前者では,グアニンのヌクレオチドを用い,化学回復を直接観測した。後者は,設計から始め信号取得にまで漕ぎつけた。 大腸菌プラスミドDNA(pUC18)に...
❏メダカをモデルとしたDNA損傷応答に及ぼす環境ストレスの影響(15F15382)
【研究テーマ】放射線・化学物質影響科学
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2015-11-09 - 2018-03-31
【研究代表者】三谷 啓志 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (70181922)
【キーワード】メダカ / 放射線 / ホルモン / 紫外線 / 細胞死 (他14件)
【概要】メダカは、飼育の容易さと飼育環境の温度域も広く、海水耐性も強いことから環境毒性試験に広く用いられている。本研究では、放射線、紫外線、内分泌撹乱物質、重金属による刺激後のメダカから血液を採取して血球におけるDNAダメージと血清内での分子変化の解析から生物影響を解明し、突然変異体と野生型を比較することで関連する遺伝子機能を明らかにすることを目指した。 本年度は、成魚の紫外線UVA照射による急性生物影響...
❏放射線感受性に寄与するヌクレアーゼの同定と解析(25740016)
【研究テーマ】放射線・化学物質影響科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】村井 純子 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (60532603)
【キーワード】DNA修復 / 抗がん剤 / PARP阻害剤 / トポイソメラーゼ / 薬剤耐性 (他14件)
【概要】がんの治療には放射線や抗がん剤が使用されます。放射線も抗がん剤もDNAに傷をつけることで、がん細胞を死に導きます。しかし、細胞はDNAの傷を修復する能力を持っているので、そちらが勝ればがん細胞は生き延びてしまいます。DNA修復に関わる遺伝子の機能を明らかにすることで、抗がん剤の効果を高める戦略を立てることが可能です。この研究では放射線やある種の抗がん剤により生じたDNA損傷の修復因子と、その作用メ...
【医歯薬学】薬学:動物放射線を含む研究件
❏畜産物の安全担保:原発事故由来放射線物質の家畜での生殖機能評価・動態・軽減法開発(25517004)
【研究テーマ】復興農学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】李 俊佑 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 助教 (10313082)
【キーワード】放射線 / 動物 / 豚 / 血液成分 / 血中生化学指標 (他15件)
【概要】本研究は世界で初めて原発事故当時現場で暫く飼育されていた動物を警戒区域外に移動し、総合的放射線物質による被曝が動物健康に与える影響に関して行った研究でした。要はヨウ素、セシウム134、セシウム137、ストロンチウム、プルトニウム等を多種の放射性物質を漏洩した。本研究では、白血球と繁殖力停止との関係、体内臓器へのセシウム移行率、排泄期間そしてヨウ素131の被爆量に関して推定した。最終的に甲状腺ホルモ...
❏突然変異体メダカ系統を用いた生殖細胞ゲノム維持機構の解析(18310038)
【研究テーマ】放射線・化学物質影響科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】三谷 啓志 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (70181922)
【キーワード】放射線 / 動物 / 遺伝学 / ストレス / 遺伝子 (他9件)
【概要】放射線高感受性ric1細胞は、DNA2本鎖切断の修復が遅延しており、γ線による断片化を伴う細胞死が起きない。緑色蛍光蛋白質(GFP)遺伝子を生殖細胞特異的に発現するric1系統を用いたところ、卵割期にすでにric1生殖細胞は、放射線高感受性であり、生殖腺移行後に孵化率に影響を及ぼさない線量に対して大きな性差があることも分かった。また、酸化損傷修復に関わるOGG1遺伝子の突然変異ホモ接合体メダカを作...
【医歯薬学】薬学:細胞・組織放射線を含む研究件
❏放射線治療新規非コードRNAマーカー開発研究(16K20972)
【研究テーマ】腫瘍診断学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】宮川 隆 東京大学, 医学部附属病院, 特任助教 (20721939)
【キーワード】がん / 放射線 / 放射線治療 / バイオマーカー / 非コードRNA (他10件)
【概要】非侵襲性の特徴がある放射線治療はがん治療で重要性が増しています。本研究は、タンパク 質の鋳型とならない非コードRNA(non-coding RNA; ncRNA)をターゲットにして放射線治療の新規マーカー研究確立を 目的としました。治療モデルとして、放射線を照射した各種がん由来培養細胞を用いました。まず定量PCRを用いた解 析により、発現変動するncRNAをいくつか同定しました。また、FISH法や...
❏突然変異体メダカ系統を用いた生殖細胞ゲノム維持機構の解析(18310038)
【研究テーマ】放射線・化学物質影響科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】三谷 啓志 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (70181922)
【キーワード】放射線 / 動物 / 遺伝学 / ストレス / 遺伝子 (他9件)
【概要】放射線高感受性ric1細胞は、DNA2本鎖切断の修復が遅延しており、γ線による断片化を伴う細胞死が起きない。緑色蛍光蛋白質(GFP)遺伝子を生殖細胞特異的に発現するric1系統を用いたところ、卵割期にすでにric1生殖細胞は、放射線高感受性であり、生殖腺移行後に孵化率に影響を及ぼさない線量に対して大きな性差があることも分かった。また、酸化損傷修復に関わるOGG1遺伝子の突然変異ホモ接合体メダカを作...
【医歯薬学】薬学:細胞死放射線を含む研究件
❏メダカをモデルとしたDNA損傷応答に及ぼす環境ストレスの影響(15F15382)
【研究テーマ】放射線・化学物質影響科学
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2015-11-09 - 2018-03-31
【研究代表者】三谷 啓志 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (70181922)
【キーワード】メダカ / 放射線 / ホルモン / 紫外線 / 細胞死 (他14件)
【概要】メダカは、飼育の容易さと飼育環境の温度域も広く、海水耐性も強いことから環境毒性試験に広く用いられている。本研究では、放射線、紫外線、内分泌撹乱物質、重金属による刺激後のメダカから血液を採取して血球におけるDNAダメージと血清内での分子変化の解析から生物影響を解明し、突然変異体と野生型を比較することで関連する遺伝子機能を明らかにすることを目指した。 本年度は、成魚の紫外線UVA照射による急性生物影響...
❏個体内生細胞における電離放射線誘発突然変異の可視化と放射線応答修飾因子の探索(21241016)
【研究テーマ】放射線・化学物質影響科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2009
【研究代表者】三谷 啓志 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (70181922)
【キーワード】放射線 / 突然変異 / メダカ / マウス / 細胞死
【概要】放射線によるDNA損傷に対しては、DNA修復機構と細胞周期チェックポイント制御機構、損傷をもつ細胞を安全に排除するためのアポトーシス機構が協調して働いている。これに関わる遺伝子機能の多く同定されているが、個体レベルでの突然変異生成の組織特異性や、栄養条件や環境条件により放射線誘発突然変異生成にどのような差が生じるかについては今後の課題である。本年度は、個体内の生細胞を最終的対象するための解析モデル...
❏個体内における電離放射線誘発突然変異成立過程の解明(21221003)
【研究テーマ】放射線・化学物質影響科学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2009-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】三谷 啓志 東京大学, 新領域創成科学研究科, 教授 (70181922)
【キーワード】放射線 / 突然変異 / メダカ / マウス / 細胞死 (他8件)
【概要】放射線の生物影響を真に理解するには、分子から細胞レベルの知見から生体内のネットワークとしての組織応答を知ることが必要である。本研究では、新規改変遺伝子導入技術を利用して、放射線影響の可視化定量評価の系をマウス及びメダカで開発した。さらにメダカで細胞増殖能の高い組織の放射線照射後の応答を評価し、マウスとは異なる新規の応答を見いだした。マウスでも胎児期の腸では、成体と異なり、放射線照射後もアポトーシス...
【医歯薬学】薬学:マウス放射線を含む研究件
❏個体内生細胞における電離放射線誘発突然変異の可視化と放射線応答修飾因子の探索(21241016)
【研究テーマ】放射線・化学物質影響科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2009
【研究代表者】三谷 啓志 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (70181922)
【キーワード】放射線 / 突然変異 / メダカ / マウス / 細胞死
【概要】放射線によるDNA損傷に対しては、DNA修復機構と細胞周期チェックポイント制御機構、損傷をもつ細胞を安全に排除するためのアポトーシス機構が協調して働いている。これに関わる遺伝子機能の多く同定されているが、個体レベルでの突然変異生成の組織特異性や、栄養条件や環境条件により放射線誘発突然変異生成にどのような差が生じるかについては今後の課題である。本年度は、個体内の生細胞を最終的対象するための解析モデル...
❏個体内における電離放射線誘発突然変異成立過程の解明(21221003)
【研究テーマ】放射線・化学物質影響科学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2009-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】三谷 啓志 東京大学, 新領域創成科学研究科, 教授 (70181922)
【キーワード】放射線 / 突然変異 / メダカ / マウス / 細胞死 (他8件)
【概要】放射線の生物影響を真に理解するには、分子から細胞レベルの知見から生体内のネットワークとしての組織応答を知ることが必要である。本研究では、新規改変遺伝子導入技術を利用して、放射線影響の可視化定量評価の系をマウス及びメダカで開発した。さらにメダカで細胞増殖能の高い組織の放射線照射後の応答を評価し、マウスとは異なる新規の応答を見いだした。マウスでも胎児期の腸では、成体と異なり、放射線照射後もアポトーシス...
【医歯薬学】薬学:幹細胞放射線を含む研究件
❏エピジェネティック活性をもつ化学物質の影響把握と新たな環境リスクの予防策(15H01749)
【研究テーマ】環境リスク制御・評価
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】福田 秀子 (曽根秀子) 横浜薬科大学, 薬学部, 教授 (60280715)
【キーワード】エピジェネティック / 化学物質管理 / 影響評価 / 有害物質 / 幹細胞 (他15件)
【概要】多能性幹細胞ヒトiPS細胞を用いて、DNA及びヒストンメチル化修飾を指標としたエピジェネティック状態を可視的に検出する方法を開発した。135種の化学物質を解析し、エピジェネティック毒性の検出を行った。低線量放射線の照射によるヒトiPS細胞の網膜神経節細胞への分化に対する影響を調べた。疾患原因遺伝子のプロモーター領域でのDNAメチル化変動を特異的DNA配列の解析により詳細に調べた。分化度の違いによる...
❏放射線障害評価に有用なレポーター細胞の開発と幹細胞技術を用いた評価系の確立(24601016)
【研究テーマ】医学物理学・放射線技術学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】今井 貴雄 慶應義塾大学, 医学部, 助教 (10383712)
【キーワード】幹細胞 / 神経幹細胞 / ゲノム編集 / p53 / 放射線 (他8件)
【概要】細胞の染色体に存在する遺伝子に対して障害性を有する放射線(ガンマ線、X線など)について、その障害を評価し得るレポーター細胞の創出を本研究は目的とした。DNA組み換え技術により、p53遺伝子座を含むBAC DNA (RP11-89D11)上にオワンクラゲ由来蛍光蛋白質とホタル由来発光蛋白質の融合遺伝子(dVenusLuc2)を挿入置換したBACレポーター遺伝子の作成を完了した。また、近年発達してきた...
❏放射線高感受性細胞死の分子生物学的研究(01480532)
【研究テーマ】放射線生物学
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1989 - 1991
【研究代表者】井尼 憲一 (井尻 憲一) 東京大学, アイソトープ総合センター, 助教授 (40111447)
【キーワード】放射線高感受性 / 細胞死 / 小腸上皮 / クリプト / 幹細胞 (他8件)
【概要】マウス小腸上皮細胞群の分画方法を確立させた。すなわち、マウス体内より切り出し、さらに内外を反転した小腸組織から出発し、じゅう毛の先端部分から増殖単位であるクリプトの底部に至るまで、順次、細胞群を取り外しながら分画していく方法である。Iー125でラベルされたデオキシウリジンをマウス腹腔に投与し、上記操作にて小腸上皮細胞群の分画を行い、取り込まれた放射能をガンマカウンタ-にて測定した。さらに、酸不溶分...
【医歯薬学】薬学:骨代謝放射線を含む研究件
❏放射線照射による骨髄内環境の損傷とマクロファージによる修復機構の解析(16K09867)
【研究テーマ】血液内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】三瀬 節子 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特任助教 (00269052)
【キーワード】骨代謝 / 脂肪細胞 / 造血幹細胞ニッチ / マクロファージ / Spred (他13件)
【概要】本研究では、致死量のX線照射後に造血幹細胞移植を行うと骨量が減少するマウスと増加するマウスの2つの異なる系統のマウスを用いて、骨量の維持や造血能力は、骨髄内の脂肪細胞の分化の程度に影響されることを明らかにした。骨量の減少するRelA欠損型マウスでは、骨髄内に多くの脂肪細胞が分化すると共に造血能が低下し末梢に多くの造血細胞が流出する。反対に骨量が増加するSpred1/Spred2欠損型マウスは、分化...
❏NFーkB欠損マウスでの骨代謝のカップリング機構の破綻と破骨細胞前駆細胞の役割(25462392)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】三瀬 節子 東京医科歯科大学, 医歯(薬)学総合研究科, 非常勤講師 (00269052)
【キーワード】骨芽細胞 / 造血幹細胞移植 / マクロファージ / 炎症 / 骨代謝 (他10件)
【概要】マウスに骨髄移植を行うと、何もしていない同週齢のマウスに比べ、骨芽細胞数の減少に伴い2次海綿骨が著しく減少する。転写因子NF-kBのRelAを欠損した胎児肝臓細胞を造血幹細胞として移植したマウス(RelA欠損型移植マウス)では、更に骨が減少し骨訴訟症になる。このマウスの骨髄では、異常な活性化状態の炎症性のマクロファージが存在し、組織修復性マクロファージが減少していた。RelA欠損型移植マウスに野生...
【医歯薬学】薬学:構造活性相関放射線を含む研究件
❏相同組換えにおけるクロマチンでの相同鎖検索機構とその制御メカニズムの解明(17H01408)
【研究テーマ】ゲノム生物学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】胡桃坂 仁志 東京大学, 定量生命科学研究所, 教授 (80300870)
【キーワード】ゲノム維持修復 / ゲノム多様性 / ゲノム進化・再編 / 遺伝情報複製・再編 / ゲノム機能 (他14件)
【概要】本研究の目的は、ゲノムDNAの維持と再編に必須である相同組換えの中心反応 “相同鎖検索”が、クロマチン構造上でどのようになされるのかを明らかにすることである。クロマチン再構成技術、in vitro組換え試験系、そしてX線およびクライオ電子顕微鏡による構造生物学的解析を融合することで、クロマチン上における相同鎖検索のメカニズムの解析を行なった。その結果、減数分裂期組換えで働く因子であるSYCP3の生...
❏クロマチンにおける相同組換えの分子機構に関する研究(25250023)
【研究テーマ】ゲノム生物学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】胡桃坂 仁志 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (80300870)
【キーワード】ゲノム維持修復 / ゲノム多様性 / ゲノム進化・再編 / 遺伝情報複製・再編 / ゲノム機能 (他14件)
【概要】本研究の目的は、クロマチン構造によって凝縮されている染色体ゲノムDNA上で、相同組換えがどのように行われているか、その分子機構を解明することである。本研究では、in vitro相同組換え反応系とクロマチン再構成系とを独自に融合させることで、高次クロマチン上における相同組換え反応機構を明らかにした。また、ヒストンバリアントによって形成される多様なクロマチン構造が、相同組換え反応を制御することを見出し...
【医歯薬学】薬学:アポトーシス放射線を含む研究件
❏宇宙放射線被ばくによる中枢神経傷害を除去するミクログリアの役割(25514002)
【研究テーマ】宇宙生命科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】保田 隆子 東京大学, 新領域創成科学研究科, 特任研究員 (40450431)
【キーワード】ミクログリア / 貪食 / アポトーシス / メダカ胚 / 脳内免疫 (他12件)
【概要】本研究は胚が透明で脳を可視化できるメダカ胚を利用して、中脳視蓋においてミクログリアが放射線損傷によりアポトーシスを起こした神経細胞を取り込み、消化して除去する一連の貪食プロセスを詳細に調べそれらの分布を3次元立体構築により空間的に明らかにした。この中で、p53遺伝子が欠損していて放射線による神経細胞のアポトーシスが極めて少ないメダカ胚でも、多くのアポトーシスが誘導される野生型メダカ胚とほぼ同数のミ...
❏緑内障進行におけるDNA損傷応答の役割(23592553)
【研究テーマ】眼科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【研究代表者】桂 真理 東京大学, アイソトープ総合センター, 特任助教 (30436571)
【キーワード】DNA損傷応答 / 緑内障 / γ-H2AX / 53BP1 / ヒストンH4K20メチル化 (他20件)
【概要】DNA損傷応答とは、DNAの修復、細胞周期の制御、細胞死の誘導などの生体現象である。本研究では主に低酸素負荷により網膜神経節細胞死が起きる際、DNA損傷応答に関わるATM, NF-kB, 53BP1, ヒストンH4K20モノメチル化などの分子が細胞死を抑制していることを初代培養ラット網膜神経節細胞で確認した。さらに、ATM, 53BP1に関しては、マウスおよびラットの生体内でも確認した。低酸素負荷...
【医歯薬学】薬学:生体分子放射線を含む研究件
❏放射線治療効果を時間差判定するための光・核医学・MRI・CT融合画像ソフトの開発(19659315)
【研究テーマ】放射線科学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】笠松 智孝 慶應義塾大学, 医学部, 共同研究員 (30317242)
【キーワード】放射線 / 癌 / 生体分子
【概要】本研究の目的は悪性腫瘍の治療を行った後に、各画像の特性を融合させて正確な治療効果を判定するプログラムソフトを開発することにある。治療の間に腫瘍は分子生物学的、機能生理学的、形態学的に変化していく、腫瘍細胞の分子生物学的変化を光画像と核医学画像と、CTやMRI画像を重ねて同時解析する。これらの3つの画像を同時登録されるというプログラムソフトを開発して、時間差画像診断を可能とすることを最終目標としてい...
❏核医学イメージと光学的イメージとの融合により体内遺伝子を描画する方法の開発(17659374)
【研究テーマ】放射線科学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】久保 敦司 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (90051771)
【キーワード】放射線 / 遺伝子 / 生体分子 / トランスレーショナルリサーチ / Tc-99m (他11件)
【概要】本研究は放射能(RI)と蛍光とで二重標識したアンチセンス、または、その類似体のオリゴヌクレオチド(AON)によって、核医学手法と光学的手法とによって得られた融合イメージを用いて、体内にある遺伝子の局在を精確に、非侵襲的に捉える方法を開発することを目的としている。〈RI+蛍光〉標識したAONの生体内での安定性を確認し、次に、目的遺伝子をイメージングするに充分の量だけAONが到達するためのキャリアー物...
【医歯薬学】薬学:MAPK放射線を含む研究件
❏カルシウムイメージングとプロテオミクスの融合による放射線感受性メカニズムの解明(20K08100)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】榎本 敦 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 講師 (20323602)
【キーワード】MAP3Ks / カルシウム / カルパイン / ハイパーサーミア / 放射線増感 (他13件)
【概要】本研究は、放射線増感に直結する原因タンパク質を生化学的アプローチにより同定し、放射線あるいは他の療法との併用による抗腫瘍効果における真の標的を明らかにするとともに創薬に向けた土台を構築することを目的とする。正常細胞と様々な癌組織由来の培養細胞を用いて、エックス線や温熱などの単独あるいは併用時によるタンパク質の挙動について二次元電気泳動および質量分析装置を使用したプロテオーム解析を実施した。その結果...
❏SUMO翻訳後修飾による放射線細胞応答の制御機構の解明と感受性予測への応用(17K10434)
【研究テーマ】放射線科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】榎本 敦 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 講師 (20323602)
【キーワード】放射線 / ハイパーサーミア / タンパク質分解 / STK38 / Calpain (他17件)
【概要】本研究では、正常細胞と様々な癌培養細胞を用いて、放射線や温熱などの処理によるタンパク質の挙動についてプロテオーム解析を実施した。その結果、温熱処理あるいはエックス線・温熱併用時に発現量が低下する因子としてSerine-Threonine Kinase 38 (STK38)を同定した。STK38の発現低下はタンパク質分解酵素の阻害剤で抑制された。またin vitro cleavage assayでは...
【医歯薬学】薬学:骨芽細胞放射線を含む研究件
❏放射線照射による骨髄内環境の損傷とマクロファージによる修復機構の解析(16K09867)
【研究テーマ】血液内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】三瀬 節子 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特任助教 (00269052)
【キーワード】骨代謝 / 脂肪細胞 / 造血幹細胞ニッチ / マクロファージ / Spred (他13件)
【概要】本研究では、致死量のX線照射後に造血幹細胞移植を行うと骨量が減少するマウスと増加するマウスの2つの異なる系統のマウスを用いて、骨量の維持や造血能力は、骨髄内の脂肪細胞の分化の程度に影響されることを明らかにした。骨量の減少するRelA欠損型マウスでは、骨髄内に多くの脂肪細胞が分化すると共に造血能が低下し末梢に多くの造血細胞が流出する。反対に骨量が増加するSpred1/Spred2欠損型マウスは、分化...
❏NFーkB欠損マウスでの骨代謝のカップリング機構の破綻と破骨細胞前駆細胞の役割(25462392)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】三瀬 節子 東京医科歯科大学, 医歯(薬)学総合研究科, 非常勤講師 (00269052)
【キーワード】骨芽細胞 / 造血幹細胞移植 / マクロファージ / 炎症 / 骨代謝 (他10件)
【概要】マウスに骨髄移植を行うと、何もしていない同週齢のマウスに比べ、骨芽細胞数の減少に伴い2次海綿骨が著しく減少する。転写因子NF-kBのRelAを欠損した胎児肝臓細胞を造血幹細胞として移植したマウス(RelA欠損型移植マウス)では、更に骨が減少し骨訴訟症になる。このマウスの骨髄では、異常な活性化状態の炎症性のマクロファージが存在し、組織修復性マクロファージが減少していた。RelA欠損型移植マウスに野生...
【医歯薬学】薬学:赤血球放射線を含む研究件
❏メダカをモデルとする低線量率被ばくがもたらす全身性炎症反応の解明(18H04135)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】三谷 啓志 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (70181922)
【キーワード】放射線 / 炎症 / 遺伝子 / メダカ / 精巣卵 (他18件)
【概要】野生型メダカに7日間にわたって総線量100mGyのガンマ線を照射した。全身の連続組織切片を用いて各器官の組織変化を調べた。B型精母細胞の数の減少と、鰓上皮の増殖の低下が観察された。精巣卵形成には、線量率効果がなく、50mGy急性照射で精巣卵が生成された。トランスクリプトーム解析では、解糖系やペントースリン酸経路に関連する遺伝子の発現が抑制されていた。また、抗酸化に重要な役割を果たすNADPHの産生...
❏18F-FDG標識赤血球PETによる生体内血液量の測定法の確立(16K10362)
【研究テーマ】放射線科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】中原 理紀 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (10317240)
【キーワード】FDG標識赤血球 / PET / 陽電子放出断層撮像 / blood pool imaging / 脾組織 (他14件)
【概要】FDG標識赤血球PETはPETによる血液プールの画像化が可能になる成果であり、2017年にヨーロッパの核医学専門誌に論文が掲載され、世界で初めてこの手法での報告をした。この論文は既に他の6本の論文に引用されており、その科学的重要性があることが示唆された。熱変性FDG標識赤血球はFDG標識赤血球を熱変性させ、脾臓組織を特異的に画像化する技術であり、2018年にアメリカの核医学専門誌に掲載され、これも...
❏メダカをモデルとしたDNA損傷応答に及ぼす環境ストレスの影響(15F15382)
【研究テーマ】放射線・化学物質影響科学
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2015-11-09 - 2018-03-31
【研究代表者】三谷 啓志 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (70181922)
【キーワード】メダカ / 放射線 / ホルモン / 紫外線 / 細胞死 (他14件)
【概要】メダカは、飼育の容易さと飼育環境の温度域も広く、海水耐性も強いことから環境毒性試験に広く用いられている。本研究では、放射線、紫外線、内分泌撹乱物質、重金属による刺激後のメダカから血液を採取して血球におけるDNAダメージと血清内での分子変化の解析から生物影響を解明し、突然変異体と野生型を比較することで関連する遺伝子機能を明らかにすることを目指した。 本年度は、成魚の紫外線UVA照射による急性生物影響...
【医歯薬学】薬学:分子イメージング放射線を含む研究件
❏心臓分子イメージング国際共同研究による心不全個別化医療戦略の構築(15K21774)
【研究テーマ】放射線科学
【研究種目】国際共同研究加速基金(帰国発展研究)
【研究期間】2016 - 2019
【研究代表者】樋口 隆弘 岡山大学, 大学院医歯薬学総合研究科, 教授 (30739850)
【キーワード】心不全 / 分子イメージング / 核医学 / PET / 画像診断 (他12件)
【概要】本帰国発展研究プロジェクトは、新規PET分子イメージング技術を開発し、心不全に対する新たな治療戦略確立を目指している。研究主任者は、国立循環器病研究センター画像診断部部長として新たな研究拠点を日本に立ち上げた。世界の第一線で得た様々な知見や技術を日本の研究者に譲渡しながら、海外と同じレベルの研究ができる環境を整備した。昨年度より岡山大学特任教授として着任、海外との技術・若手研究者交流を更に加速し、...
❏宇宙ガンマ線検出器Si/CdTe半導体コンプトンカメラの分子イメージングへの応用(22760056)
【研究テーマ】応用物理学一般
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2010 - 2011
【研究代表者】武田 伸一郎 独立行政法人宇宙航空研究開発機構, 宇宙科学研究所, 研究員 (80553718)
【キーワード】放射線 / 分子イメージング / 宇宙ガンマ線観測 / Si半導体検出器 / CdTe半導体検出器 (他7件)
【概要】分子イメージング分野において、人体に投与した複数の放射性薬剤を追跡する、あたらしい診断法の実現が望まれている。本研究では、ASTRO-H衛星(2014)の検出器技術を応用した、Si/CdTe半導体コンプトンカメラのプロトタイプ機を用いた基礎実験をおこなった。マウスに投与した2種類の放射性薬剤を同時に画像化することに成功し、複数薬剤を同時追跡できる可搬型のイメージングシステム実現にむけて見通しを得た...
【医歯薬学】薬学:タンパク質放射線を含む研究件
❏クロマチン上で起こる転写と共役した二重鎖切断修復の分子機構の解明(20H00449)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】胡桃坂 仁志 東京大学, 定量生命科学研究所, 教授 (80300870)
【キーワード】ゲノム / 遺伝子 / 癌 / 蛋白質 / 放射線
【概要】真核生物では、ゲノムDNAはクロマチンを形成することで細胞核内に収納されている。クロマチンは、DNAを損傷から保護する役割を担っていると考えられているが、一方で、DNA損傷修復に対して阻害的にも働く。細胞には、ゲノムDNA二重鎖切断損傷を正確に修復するための機構が備わっている。増殖時の細胞では、複製された染色体を鋳型にした相同組換え修復(HRR)によって二重鎖切断修復を行うことが可能となる。他方、...
❏相同組換えにおけるクロマチンでの相同鎖検索機構とその制御メカニズムの解明(17H01408)
【研究テーマ】ゲノム生物学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】胡桃坂 仁志 東京大学, 定量生命科学研究所, 教授 (80300870)
【キーワード】ゲノム維持修復 / ゲノム多様性 / ゲノム進化・再編 / 遺伝情報複製・再編 / ゲノム機能 (他14件)
【概要】本研究の目的は、ゲノムDNAの維持と再編に必須である相同組換えの中心反応 “相同鎖検索”が、クロマチン構造上でどのようになされるのかを明らかにすることである。クロマチン再構成技術、in vitro組換え試験系、そしてX線およびクライオ電子顕微鏡による構造生物学的解析を融合することで、クロマチン上における相同鎖検索のメカニズムの解析を行なった。その結果、減数分裂期組換えで働く因子であるSYCP3の生...
❏クロマチンにおける相同組換えの分子機構に関する研究(25250023)
【研究テーマ】ゲノム生物学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】胡桃坂 仁志 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (80300870)
【キーワード】ゲノム維持修復 / ゲノム多様性 / ゲノム進化・再編 / 遺伝情報複製・再編 / ゲノム機能 (他14件)
【概要】本研究の目的は、クロマチン構造によって凝縮されている染色体ゲノムDNA上で、相同組換えがどのように行われているか、その分子機構を解明することである。本研究では、in vitro相同組換え反応系とクロマチン再構成系とを独自に融合させることで、高次クロマチン上における相同組換え反応機構を明らかにした。また、ヒストンバリアントによって形成される多様なクロマチン構造が、相同組換え反応を制御することを見出し...
【医歯薬学】薬学:DNA放射線を含む研究件
❏放射線によるDNA損傷形成における水和水の作用の解明(18H03891)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】山下 真一 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (20511489)
【キーワード】放射線 / DNA損傷 / パルスラジオリシス / 初期過程 / 界面 (他11件)
【概要】DNA近傍には配向した水和水が存在し,十分離れた位置にある普通の水(自由水)とは性質が異なる。放射線によるDNA損傷誘発における水和水のはたらきを明らかにすること目的とした。 時間分解測定(パルスラジオリシス)では吸収分光と共鳴ラマン分光を実施した。前者では,グアニンのヌクレオチドを用い,化学回復を直接観測した。後者は,設計から始め信号取得にまで漕ぎつけた。 大腸菌プラスミドDNA(pUC18)に...
❏高い放射線耐性を持つ動物クマムシの放射線防護メカニズムの解析(16H02951)
【研究テーマ】放射線・化学物質影響科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】國枝 武和 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 准教授 (10463879)
【キーワード】放射線 / クマムシ / DNA / 活性酸素種 / DNA防護 (他12件)
【概要】本研究課題では高い放射線耐性を示すクマムシに固有なDNA防護タンパク質Dsupについて、そのDNA防護メカニズムの解明を行った。その結果、Dsupタンパク質が活性酸素種からDNAを防護する活性を持ち、放射線への抵抗性の少なくとも一部は間接作用の遮蔽によることを示唆した。さらに、そのメカニズムはDNA傷害の修復促進ではなくストレス因子からのDNA防護であることを明瞭に示すとともに、それを可能にするD...
❏極限環境耐性動物クマムシの持つ高い放射線耐性を支える分子機構の解析(25281016)
【研究テーマ】放射線・化学物質影響科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】國枝 武和 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 助教 (10463879)
【キーワード】放射線耐性 / クマムシ / 緩歩動物 / DNA損傷 / DNA保護 (他11件)
【概要】クマムシは高い放射線耐性を持つ動物として知られるが、その耐性を可能にする分子基盤はまったく分かっていなかった。本研究課題では、クマムシのクロマチン分画から同定された新規タンパク質Dsupに着目し、同タンパク質がC末端側領域を介してDNAに直接結合し、動物細胞の核DNA全体と共局在することを示した。さらに、Dsupを導入したヒト培養細胞では、X線照射によるDNA傷害の発生が約半分に抑制され、放射線耐...
【医歯薬学】薬学:がん放射線を含む研究件
❏小区分49020:人体病理学関連(0)
【研究テーマ】2019
【研究種目】放射線
【研究期間】被曝者
【研究代表者】遺伝子変異
【キーワード】シグネチャー解析
【概要】本研究の目的は、がんの放射線応答新規バイオマーカーを長塩基長非コードRNA(long non- coding RNA :lncRNA)というものをターゲットにして確立し、その機能を見出すことです。 放射線を照射したヒトがん培養細胞(子宮頚がん由来のHeLa細胞、肺がん由来のA549細胞な ど)を用い、放射線に応答する新規lncRNAの探索とその役割や生体内メカニズムを解明します。それにより、科学的...
❏クロマチン上で起こる転写と共役した二重鎖切断修復の分子機構の解明(20H00449)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】胡桃坂 仁志 東京大学, 定量生命科学研究所, 教授 (80300870)
【キーワード】ゲノム / 遺伝子 / 癌 / 蛋白質 / 放射線
【概要】真核生物では、ゲノムDNAはクロマチンを形成することで細胞核内に収納されている。クロマチンは、DNAを損傷から保護する役割を担っていると考えられているが、一方で、DNA損傷修復に対して阻害的にも働く。細胞には、ゲノムDNA二重鎖切断損傷を正確に修復するための機構が備わっている。増殖時の細胞では、複製された染色体を鋳型にした相同組換え修復(HRR)によって二重鎖切断修復を行うことが可能となる。他方、...
❏被ばく者癌における遺伝子変異シグネチャー解析(19K07463)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】赤澤 祐子 長崎大学, 原爆後障害医療研究所, 准教授 (80582113)
【キーワード】放射線 / 被曝者 / 遺伝子変異 / シグネチャー解析 / 遺伝子損傷応答 (他8件)
【概要】原爆投下76年を経ても放射線被曝の影響によって被爆者が癌になるリスクは増加し続けている。放射線の発癌リスクが増加することは疫学的には明らかであるが、放射線被曝がある個人に発生した癌が、実際に放射線が原因で発症したかについては同定することが困難である。我々は8年に長崎被爆者腫瘍組織バンクを設立し、被爆者の皆さんの協力を得て、これまで800例近くの被爆者の癌の手術検体を収集してきたこれらの標本には癌か...
【医歯薬学】薬学:がん治療放射線を含む研究件
❏抗癌剤内包高分子ミセルの胎盤透過性の評価(15K20130)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】水野 和恵 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 客員研究員 (80615972)
【キーワード】ドラッグデリバリーシステム / がん治療 / 胎盤 / 妊婦 / ドラッグデリバリー (他9件)
【概要】本研究課題では、胎盤の物質透過性に着目し、高分子ミセルが母体に選択的に薬剤を送達するキャリアとして有効であるかどうかを評価することを目的とした。妊娠マウスに異なるサイズの白金製剤内包高分子ミセルを投与し、元素分析により、マウス胎盤および胎児内の白金の集積量を定量的に測定した。高分子ミセルのサイズによりマウス胎盤・胎児への集積量は異なっており、投与後のマウス胎盤や胎児の重量、出生数、出生後の体重変化...
❏アミノレブリン酸のX-線増感放射線療法の検証と遺伝子発現解析による作用機序の解明(25293270)
【研究テーマ】放射線科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】高橋 淳子 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 生命工学領域, 主任研究員 (80415702)
【キーワード】放射線治療 / X線 / 放射線増感剤 / 5-アミノレブリン酸 / ポルフィリン (他14件)
【概要】ポルフィリン(PpIX)前駆体の5-アミノレブリン酸(ALA)は生体に取り込まれ、腫瘍細胞に特異的にPpIXが蓄積する。PpIXは光励起により活性酸素を生じるため、ALAは光線力学的治療の増感剤として用いられている。我々は新たにX線照射によりPpIXが活性酸素を生じることを見いだし、X線増感剤としての有用性を検証することとした。本課題では、ヒトの放射線治療装置リニアックは実験用放射線装置と同様に、...
【医歯薬学】薬学:炎症放射線を含む研究件
❏メダカをモデルとする低線量率被ばくがもたらす全身性炎症反応の解明(18H04135)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】三谷 啓志 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (70181922)
【キーワード】放射線 / 炎症 / 遺伝子 / メダカ / 精巣卵 (他18件)
【概要】野生型メダカに7日間にわたって総線量100mGyのガンマ線を照射した。全身の連続組織切片を用いて各器官の組織変化を調べた。B型精母細胞の数の減少と、鰓上皮の増殖の低下が観察された。精巣卵形成には、線量率効果がなく、50mGy急性照射で精巣卵が生成された。トランスクリプトーム解析では、解糖系やペントースリン酸経路に関連する遺伝子の発現が抑制されていた。また、抗酸化に重要な役割を果たすNADPHの産生...
❏NFーkB欠損マウスでの骨代謝のカップリング機構の破綻と破骨細胞前駆細胞の役割(25462392)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】三瀬 節子 東京医科歯科大学, 医歯(薬)学総合研究科, 非常勤講師 (00269052)
【キーワード】骨芽細胞 / 造血幹細胞移植 / マクロファージ / 炎症 / 骨代謝 (他10件)
【概要】マウスに骨髄移植を行うと、何もしていない同週齢のマウスに比べ、骨芽細胞数の減少に伴い2次海綿骨が著しく減少する。転写因子NF-kBのRelAを欠損した胎児肝臓細胞を造血幹細胞として移植したマウス(RelA欠損型移植マウス)では、更に骨が減少し骨訴訟症になる。このマウスの骨髄では、異常な活性化状態の炎症性のマクロファージが存在し、組織修復性マクロファージが減少していた。RelA欠損型移植マウスに野生...
【医歯薬学】薬学:マクロファージ放射線を含む研究件
❏放射線照射による骨髄内環境の損傷とマクロファージによる修復機構の解析(16K09867)
【研究テーマ】血液内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】三瀬 節子 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特任助教 (00269052)
【キーワード】骨代謝 / 脂肪細胞 / 造血幹細胞ニッチ / マクロファージ / Spred (他13件)
【概要】本研究では、致死量のX線照射後に造血幹細胞移植を行うと骨量が減少するマウスと増加するマウスの2つの異なる系統のマウスを用いて、骨量の維持や造血能力は、骨髄内の脂肪細胞の分化の程度に影響されることを明らかにした。骨量の減少するRelA欠損型マウスでは、骨髄内に多くの脂肪細胞が分化すると共に造血能が低下し末梢に多くの造血細胞が流出する。反対に骨量が増加するSpred1/Spred2欠損型マウスは、分化...
❏NFーkB欠損マウスでの骨代謝のカップリング機構の破綻と破骨細胞前駆細胞の役割(25462392)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】三瀬 節子 東京医科歯科大学, 医歯(薬)学総合研究科, 非常勤講師 (00269052)
【キーワード】骨芽細胞 / 造血幹細胞移植 / マクロファージ / 炎症 / 骨代謝 (他10件)
【概要】マウスに骨髄移植を行うと、何もしていない同週齢のマウスに比べ、骨芽細胞数の減少に伴い2次海綿骨が著しく減少する。転写因子NF-kBのRelAを欠損した胎児肝臓細胞を造血幹細胞として移植したマウス(RelA欠損型移植マウス)では、更に骨が減少し骨訴訟症になる。このマウスの骨髄では、異常な活性化状態の炎症性のマクロファージが存在し、組織修復性マクロファージが減少していた。RelA欠損型移植マウスに野生...
【医歯薬学】薬学:非コードRNA放射線を含む研究件
❏新規放射線治療新規バイオマーカー確立およびメカニズム解明研究(18K07290)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】宮川 隆 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (20721939)
【キーワード】ncRNA / がん / 放射線 / 放射線治療 / バイオマーカー (他7件)
【概要】非侵襲性の特徴があるがん放射線治療の重要性が増しています。本研究は、タンパク質の鋳型とならない非コードRNA(non-coding RNA; ncRNA)を切り口にして放射線治療新規マーカ ー確立を目的としました。治療モデルとして、放射線を照射した各種がん由来培養細胞を用いました。まず、定量PCRを用いた解析により、発現変動するncRNAをいくつか同定しました。また、FISH法やIF法を用いて、局...
❏放射線治療新規非コードRNAマーカー開発研究(16K20972)
【研究テーマ】腫瘍診断学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】宮川 隆 東京大学, 医学部附属病院, 特任助教 (20721939)
【キーワード】がん / 放射線 / 放射線治療 / バイオマーカー / 非コードRNA (他10件)
【概要】非侵襲性の特徴がある放射線治療はがん治療で重要性が増しています。本研究は、タンパク 質の鋳型とならない非コードRNA(non-coding RNA; ncRNA)をターゲットにして放射線治療の新規マーカー研究確立を 目的としました。治療モデルとして、放射線を照射した各種がん由来培養細胞を用いました。まず定量PCRを用いた解 析により、発現変動するncRNAをいくつか同定しました。また、FISH法や...
❏放射線治療新規マーカー開発を志向した非コードRNAの新規機能解析(26830096)
【研究テーマ】腫瘍診断学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】宮川 隆 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (20721939)
【キーワード】非コードRNA / 放射線治療 / がん / バイオマーカー / 放射線 (他7件)
【概要】非侵襲性の特徴がある放射線治療はがん治療で重要性が増しています。本研究は、タンパク質の鋳型とならない非コードRNA(non-coding RNA; ncRNA)をターゲットにして放射線治療の新規マーカー研究確立を目的としました。治療モデルとして、放射線を照射した各種がん由来培養細胞を用いました。まず定量PCRを用いた解析により、発現変動するncRNAをいくつか同定しました。また、FISH法やIF法...
【医歯薬学】薬学:薬剤反応性放射線を含む研究件
❏新しい網羅的遺伝子解析による食道癌の薬剤、放射線耐性遺伝子の検索とそのメカニズム(16K07149)
【研究テーマ】腫瘍診断学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】川久保 博文 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (20286496)
【キーワード】薬剤耐性 / 放射線耐性 / トランスポゾン / 食道癌 / 網羅的解析 (他17件)
【概要】ヒトゲノム上に存在する全ての遺伝子をスクリーニング可能であるトランスポゾンを用いて、食道癌に対するシスプラチン、5-FU、放射線耐性遺伝子の新しい網羅的解析に関する研究において、37種類のシスプラチン耐性遺伝子を発見した。そのうちTRIM16L overexpression細胞株に関してシスプラチン耐性をMTT assayにて検証し、シスプラチンへの耐性を証明した。TRIM16 knockdown...
❏相同組換え修復機構の解析による個別化放射線治療の開発(20591492)
【研究テーマ】放射線科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】細谷 紀子 東京大学, 大学院・医学系研究科, 助教 (00396748)
【キーワード】がん / 相同組換え / 放射線治療 / 放射線 / 癌 (他7件)
【概要】がんの集学的治療において放射線治療を効果的に利用するためには、個々のがんにおけるDNA損傷修復能力の特性を評価できるための科学的基盤の確立が不可欠である。本研究では、正常の体細胞では発現せず、がん細胞において特異的に発現するシナプトネマ複合体形成分子SYCP3に着目し、同分子の体細胞での役割について検討を行った。その結果、SYCP3が体細胞においてBRCA2分子の機能を抑制して相同組換え修復を抑制...
【医歯薬学】薬学:ハイパーサーミア放射線を含む研究件
❏カルシウムイメージングとプロテオミクスの融合による放射線感受性メカニズムの解明(20K08100)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】榎本 敦 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 講師 (20323602)
【キーワード】MAP3Ks / カルシウム / カルパイン / ハイパーサーミア / 放射線増感 (他13件)
【概要】本研究は、放射線増感に直結する原因タンパク質を生化学的アプローチにより同定し、放射線あるいは他の療法との併用による抗腫瘍効果における真の標的を明らかにするとともに創薬に向けた土台を構築することを目的とする。正常細胞と様々な癌組織由来の培養細胞を用いて、エックス線や温熱などの単独あるいは併用時によるタンパク質の挙動について二次元電気泳動および質量分析装置を使用したプロテオーム解析を実施した。その結果...
❏SUMO翻訳後修飾による放射線細胞応答の制御機構の解明と感受性予測への応用(17K10434)
【研究テーマ】放射線科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】榎本 敦 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 講師 (20323602)
【キーワード】放射線 / ハイパーサーミア / タンパク質分解 / STK38 / Calpain (他17件)
【概要】本研究では、正常細胞と様々な癌培養細胞を用いて、放射線や温熱などの処理によるタンパク質の挙動についてプロテオーム解析を実施した。その結果、温熱処理あるいはエックス線・温熱併用時に発現量が低下する因子としてSerine-Threonine Kinase 38 (STK38)を同定した。STK38の発現低下はタンパク質分解酵素の阻害剤で抑制された。またin vitro cleavage assayでは...
【医歯薬学】看護学:イメージンク放射線を含む研究件
❏カルシウムイメージングとプロテオミクスの融合による放射線感受性メカニズムの解明(20K08100)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】榎本 敦 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 講師 (20323602)
【キーワード】MAP3Ks / カルシウム / カルパイン / ハイパーサーミア / 放射線増感 (他13件)
【概要】本研究は、放射線増感に直結する原因タンパク質を生化学的アプローチにより同定し、放射線あるいは他の療法との併用による抗腫瘍効果における真の標的を明らかにするとともに創薬に向けた土台を構築することを目的とする。正常細胞と様々な癌組織由来の培養細胞を用いて、エックス線や温熱などの単独あるいは併用時によるタンパク質の挙動について二次元電気泳動および質量分析装置を使用したプロテオーム解析を実施した。その結果...
❏脱励起ガンマ線計測による複数プローブ同時イメージング陽電子断層撮影法の開発(15H04770)
【研究テーマ】医学物理学・放射線技術学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】福地 知則 国立研究開発法人理化学研究所, 生命機能科学研究センター, 研究員 (40376546)
【キーワード】核医学 / イメージング / 陽電子放射断層撮影 / PET / ガンマ線 (他16件)
【概要】陽電子放射断層撮影法は、生体深部の放射性プローブ分布を非侵襲的に可視化する核医学イメージング手法である。本研究では、従来のPETでは困難であった複数のプローブの同時イメージングを可能とする新原理の装置を開発した。開発した装置により、Na-22とF-18-FDGを同時投与したマウスを撮像し、両プローブの異なる分布を画像化することで基本原理を実証した。また、開発した装置の臨床応用を見込んだ核種Sc-4...
【医歯薬学】看護学:遺伝子放射線を含む研究件
❏クロマチン上で起こる転写と共役した二重鎖切断修復の分子機構の解明(20H00449)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】胡桃坂 仁志 東京大学, 定量生命科学研究所, 教授 (80300870)
【キーワード】ゲノム / 遺伝子 / 癌 / 蛋白質 / 放射線
【概要】真核生物では、ゲノムDNAはクロマチンを形成することで細胞核内に収納されている。クロマチンは、DNAを損傷から保護する役割を担っていると考えられているが、一方で、DNA損傷修復に対して阻害的にも働く。細胞には、ゲノムDNA二重鎖切断損傷を正確に修復するための機構が備わっている。増殖時の細胞では、複製された染色体を鋳型にした相同組換え修復(HRR)によって二重鎖切断修復を行うことが可能となる。他方、...
❏メダカをモデルとする低線量率被ばくがもたらす全身性炎症反応の解明(18H04135)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】三谷 啓志 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (70181922)
【キーワード】放射線 / 炎症 / 遺伝子 / メダカ / 精巣卵 (他18件)
【概要】野生型メダカに7日間にわたって総線量100mGyのガンマ線を照射した。全身の連続組織切片を用いて各器官の組織変化を調べた。B型精母細胞の数の減少と、鰓上皮の増殖の低下が観察された。精巣卵形成には、線量率効果がなく、50mGy急性照射で精巣卵が生成された。トランスクリプトーム解析では、解糖系やペントースリン酸経路に関連する遺伝子の発現が抑制されていた。また、抗酸化に重要な役割を果たすNADPHの産生...
❏相同組換えにおけるクロマチンでの相同鎖検索機構とその制御メカニズムの解明(17H01408)
【研究テーマ】ゲノム生物学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】胡桃坂 仁志 東京大学, 定量生命科学研究所, 教授 (80300870)
【キーワード】ゲノム維持修復 / ゲノム多様性 / ゲノム進化・再編 / 遺伝情報複製・再編 / ゲノム機能 (他14件)
【概要】本研究の目的は、ゲノムDNAの維持と再編に必須である相同組換えの中心反応 “相同鎖検索”が、クロマチン構造上でどのようになされるのかを明らかにすることである。クロマチン再構成技術、in vitro組換え試験系、そしてX線およびクライオ電子顕微鏡による構造生物学的解析を融合することで、クロマチン上における相同鎖検索のメカニズムの解析を行なった。その結果、減数分裂期組換えで働く因子であるSYCP3の生...
【医歯薬学】看護学:ゲノム放射線を含む研究件
❏クロマチン上で起こる転写と共役した二重鎖切断修復の分子機構の解明(20H00449)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】胡桃坂 仁志 東京大学, 定量生命科学研究所, 教授 (80300870)
【キーワード】ゲノム / 遺伝子 / 癌 / 蛋白質 / 放射線
【概要】真核生物では、ゲノムDNAはクロマチンを形成することで細胞核内に収納されている。クロマチンは、DNAを損傷から保護する役割を担っていると考えられているが、一方で、DNA損傷修復に対して阻害的にも働く。細胞には、ゲノムDNA二重鎖切断損傷を正確に修復するための機構が備わっている。増殖時の細胞では、複製された染色体を鋳型にした相同組換え修復(HRR)によって二重鎖切断修復を行うことが可能となる。他方、...
❏相同組換えにおけるクロマチンでの相同鎖検索機構とその制御メカニズムの解明(17H01408)
【研究テーマ】ゲノム生物学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】胡桃坂 仁志 東京大学, 定量生命科学研究所, 教授 (80300870)
【キーワード】ゲノム維持修復 / ゲノム多様性 / ゲノム進化・再編 / 遺伝情報複製・再編 / ゲノム機能 (他14件)
【概要】本研究の目的は、ゲノムDNAの維持と再編に必須である相同組換えの中心反応 “相同鎖検索”が、クロマチン構造上でどのようになされるのかを明らかにすることである。クロマチン再構成技術、in vitro組換え試験系、そしてX線およびクライオ電子顕微鏡による構造生物学的解析を融合することで、クロマチン上における相同鎖検索のメカニズムの解析を行なった。その結果、減数分裂期組換えで働く因子であるSYCP3の生...
❏高い放射線耐性を持つ動物クマムシの放射線防護メカニズムの解析(16H02951)
【研究テーマ】放射線・化学物質影響科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】國枝 武和 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 准教授 (10463879)
【キーワード】放射線 / クマムシ / DNA / 活性酸素種 / DNA防護 (他12件)
【概要】本研究課題では高い放射線耐性を示すクマムシに固有なDNA防護タンパク質Dsupについて、そのDNA防護メカニズムの解明を行った。その結果、Dsupタンパク質が活性酸素種からDNAを防護する活性を持ち、放射線への抵抗性の少なくとも一部は間接作用の遮蔽によることを示唆した。さらに、そのメカニズムはDNA傷害の修復促進ではなくストレス因子からのDNA防護であることを明瞭に示すとともに、それを可能にするD...
【医歯薬学】看護学:薬剤耐性放射線を含む研究件
❏新しい網羅的遺伝子解析による食道癌の薬剤、放射線耐性遺伝子の検索とそのメカニズム(16K07149)
【研究テーマ】腫瘍診断学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】川久保 博文 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (20286496)
【キーワード】薬剤耐性 / 放射線耐性 / トランスポゾン / 食道癌 / 網羅的解析 (他17件)
【概要】ヒトゲノム上に存在する全ての遺伝子をスクリーニング可能であるトランスポゾンを用いて、食道癌に対するシスプラチン、5-FU、放射線耐性遺伝子の新しい網羅的解析に関する研究において、37種類のシスプラチン耐性遺伝子を発見した。そのうちTRIM16L overexpression細胞株に関してシスプラチン耐性をMTT assayにて検証し、シスプラチンへの耐性を証明した。TRIM16 knockdown...
❏放射線感受性に寄与するヌクレアーゼの同定と解析(25740016)
【研究テーマ】放射線・化学物質影響科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】村井 純子 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (60532603)
【キーワード】DNA修復 / 抗がん剤 / PARP阻害剤 / トポイソメラーゼ / 薬剤耐性 (他14件)
【概要】がんの治療には放射線や抗がん剤が使用されます。放射線も抗がん剤もDNAに傷をつけることで、がん細胞を死に導きます。しかし、細胞はDNAの傷を修復する能力を持っているので、そちらが勝ればがん細胞は生き延びてしまいます。DNA修復に関わる遺伝子の機能を明らかにすることで、抗がん剤の効果を高める戦略を立てることが可能です。この研究では放射線やある種の抗がん剤により生じたDNA損傷の修復因子と、その作用メ...
【医歯薬学】看護学:バイオマーカー放射線を含む研究件
❏長塩基長非コードRNAを利用した放射線治療次世代バイオマーカー確立に関する研究(21K07171)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】宮川 隆 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (20721939)
【キーワード】lncRNA / バイオマーカー / 放射線治療 / 放射線 / がん
【概要】本研究の目的は、がんの放射線応答新規バイオマーカーを長塩基長非コードRNA(long non- coding RNA :lncRNA)というものをターゲットにして確立し、その機能を見出すことです。 放射線を照射したヒトがん培養細胞(子宮頚がん由来のHeLa細胞、肺がん由来のA549細胞な ど)を用い、放射線に応答する新規lncRNAの探索とその役割や生体内メカニズムを解明します。それにより、科学的...
❏新規放射線治療新規バイオマーカー確立およびメカニズム解明研究(18K07290)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】宮川 隆 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (20721939)
【キーワード】ncRNA / がん / 放射線 / 放射線治療 / バイオマーカー (他7件)
【概要】非侵襲性の特徴があるがん放射線治療の重要性が増しています。本研究は、タンパク質の鋳型とならない非コードRNA(non-coding RNA; ncRNA)を切り口にして放射線治療新規マーカ ー確立を目的としました。治療モデルとして、放射線を照射した各種がん由来培養細胞を用いました。まず、定量PCRを用いた解析により、発現変動するncRNAをいくつか同定しました。また、FISH法やIF法を用いて、局...
❏放射線治療新規非コードRNAマーカー開発研究(16K20972)
【研究テーマ】腫瘍診断学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】宮川 隆 東京大学, 医学部附属病院, 特任助教 (20721939)
【キーワード】がん / 放射線 / 放射線治療 / バイオマーカー / 非コードRNA (他10件)
【概要】非侵襲性の特徴がある放射線治療はがん治療で重要性が増しています。本研究は、タンパク 質の鋳型とならない非コードRNA(non-coding RNA; ncRNA)をターゲットにして放射線治療の新規マーカー研究確立を 目的としました。治療モデルとして、放射線を照射した各種がん由来培養細胞を用いました。まず定量PCRを用いた解 析により、発現変動するncRNAをいくつか同定しました。また、FISH法や...
【医歯薬学】看護学:ストレス放射線を含む研究件
❏放射線被ばくに対する不安が心理的健康と発達に及ぼす影響のメカニズムの解明(26285148)
【研究テーマ】教育心理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】筒井 雄二 福島大学, 共生システム理工学類, 教授 (70286243)
【キーワード】原発事故 / 心理的影響 / 放射線不安 / 放射線ストレス / 母子 (他17件)
【概要】2011年に発生した福島第1原発(1F)の事故が福島で生活する母子にどのような心理的影響を与えたのかを明らかにすることを研究の目的とした。 1F事故による放射能汚染に起因すると考えられる放射線不安や心理的ストレスは福島で暮らす母子に少なくとも事故後5年間は継続して観察された。チェルノブイリ事故当時,小さな子どもの母親であり現在50歳代の女性は,事故後30年が経過した時点でも心理的不安やストレスが強...
❏突然変異体メダカ系統を用いた生殖細胞ゲノム維持機構の解析(18310038)
【研究テーマ】放射線・化学物質影響科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】三谷 啓志 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (70181922)
【キーワード】放射線 / 動物 / 遺伝学 / ストレス / 遺伝子 (他9件)
【概要】放射線高感受性ric1細胞は、DNA2本鎖切断の修復が遅延しており、γ線による断片化を伴う細胞死が起きない。緑色蛍光蛋白質(GFP)遺伝子を生殖細胞特異的に発現するric1系統を用いたところ、卵割期にすでにric1生殖細胞は、放射線高感受性であり、生殖腺移行後に孵化率に影響を及ぼさない線量に対して大きな性差があることも分かった。また、酸化損傷修復に関わるOGG1遺伝子の突然変異ホモ接合体メダカを作...
【医歯薬学】看護学:遺伝子発現放射線を含む研究件
❏メダカをモデルとする低線量率被ばくがもたらす全身性炎症反応の解明(18H04135)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】三谷 啓志 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (70181922)
【キーワード】放射線 / 炎症 / 遺伝子 / メダカ / 精巣卵 (他18件)
【概要】野生型メダカに7日間にわたって総線量100mGyのガンマ線を照射した。全身の連続組織切片を用いて各器官の組織変化を調べた。B型精母細胞の数の減少と、鰓上皮の増殖の低下が観察された。精巣卵形成には、線量率効果がなく、50mGy急性照射で精巣卵が生成された。トランスクリプトーム解析では、解糖系やペントースリン酸経路に関連する遺伝子の発現が抑制されていた。また、抗酸化に重要な役割を果たすNADPHの産生...
❏低線量放射線の発癌リスク評価のための遺伝子変異の解析(09480123)
【研究テーマ】環境影響評価(含放射線生物学)
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】神谷 研二 広島大学, 原爆放射能医学研究所, 教授 (60116564)
【キーワード】マウス肝癌 / SDF-II / 放射線 / VL30 / 遺伝子発現 (他14件)
【概要】放射線誘発B6C3Flマウス肝癌における遺伝子変異を解析する目的で、mRNAの発現レベルが変化している遺伝子の同定とLOH解析を行った。材料として、B6C3Flマウス肝癌と、この肝癌を培養系に導入して樹立した肝癌細胞株を用いた。(1)原発肝癌において、正常肝組織に比べmRNAの発現レベルが変化している遺伝子の同定をdifferential display法で行った。原発肝癌で遺伝子発現が亢進してい...
【医歯薬学】看護学:医療・福祉放射線を含む研究件
❏心臓分子イメージング国際共同研究による心不全個別化医療戦略の構築(15K21774)
【研究テーマ】放射線科学
【研究種目】国際共同研究加速基金(帰国発展研究)
【研究期間】2016 - 2019
【研究代表者】樋口 隆弘 岡山大学, 大学院医歯薬学総合研究科, 教授 (30739850)
【キーワード】心不全 / 分子イメージング / 核医学 / PET / 画像診断 (他12件)
【概要】本帰国発展研究プロジェクトは、新規PET分子イメージング技術を開発し、心不全に対する新たな治療戦略確立を目指している。研究主任者は、国立循環器病研究センター画像診断部部長として新たな研究拠点を日本に立ち上げた。世界の第一線で得た様々な知見や技術を日本の研究者に譲渡しながら、海外と同じレベルの研究ができる環境を整備した。昨年度より岡山大学特任教授として着任、海外との技術・若手研究者交流を更に加速し、...
❏ロボットによる誤嚥のシミュレーション(19592189)
【研究テーマ】病態科学系歯学・歯科放射線学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】勝又 明敏 朝日大学, 歯学部, 准教授 (30195143)
【キーワード】医療・福祉 / 嚥下障害 / 誤嚥 / ロボット / シミュレーション (他9件)
【概要】舌,下顎,咽頭腔を備えたロボットによるビデオ嚥下造影検査(VFSS)シミュレーションをおこなった。開発したロボットは,生体の舌や下顎の筋肉の走行に倣って配列したワイヤ(16自由度)により駆動される。ロボットにより口腔咽頭における液体および食物の輸送をおこない,VFSS画像にて観察した。その結果,生体における嚥下時の下顎や舌の運動を,ロボットにより再現する事ができた。 ...
【医歯薬学】看護学:環境放射線を含む研究件
❏メダカをモデルとしたDNA損傷応答に及ぼす環境ストレスの影響(15F15382)
【研究テーマ】放射線・化学物質影響科学
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2015-11-09 - 2018-03-31
【研究代表者】三谷 啓志 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (70181922)
【キーワード】メダカ / 放射線 / ホルモン / 紫外線 / 細胞死 (他14件)
【概要】メダカは、飼育の容易さと飼育環境の温度域も広く、海水耐性も強いことから環境毒性試験に広く用いられている。本研究では、放射線、紫外線、内分泌撹乱物質、重金属による刺激後のメダカから血液を採取して血球におけるDNAダメージと血清内での分子変化の解析から生物影響を解明し、突然変異体と野生型を比較することで関連する遺伝子機能を明らかにすることを目指した。 本年度は、成魚の紫外線UVA照射による急性生物影響...
❏エピジェネティック活性をもつ化学物質の影響把握と新たな環境リスクの予防策(15H01749)
【研究テーマ】環境リスク制御・評価
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】福田 秀子 (曽根秀子) 横浜薬科大学, 薬学部, 教授 (60280715)
【キーワード】エピジェネティック / 化学物質管理 / 影響評価 / 有害物質 / 幹細胞 (他15件)
【概要】多能性幹細胞ヒトiPS細胞を用いて、DNA及びヒストンメチル化修飾を指標としたエピジェネティック状態を可視的に検出する方法を開発した。135種の化学物質を解析し、エピジェネティック毒性の検出を行った。低線量放射線の照射によるヒトiPS細胞の網膜神経節細胞への分化に対する影響を調べた。疾患原因遺伝子のプロモーター領域でのDNAメチル化変動を特異的DNA配列の解析により詳細に調べた。分化度の違いによる...
❏In vivo, in situ突然変異検出系を用いた環境および放射線リスク評価(25220102)
【研究テーマ】放射線・化学物質影響科学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2013-05-31 - 2018-03-31
【研究代表者】野田 朝男 公益財団法人放射線影響研究所, 分子生物科学部, 副部長 (40294227)
【キーワード】放射線誘発突然変異 / ノックインマウス / トランスジェニックメダカ / 体細胞突然変異 / 生殖細胞突然変異 (他16件)
【概要】個体内で起こる体細胞や生殖細胞の突然変異を、生体内の組織構築の「場」を壊すことなく検出する事をモデル動物にて実現した。これにより、放射線や環境変異原の暴露により生じる細胞の突然変異リスクについて、被ばく後の時間と組織内の三次元的情報を加えて計測することが可能となった。本システムは、組織をすりつぶしてDNAを抽出するといった従来法に対しては革命的である。我々の方法は、体内で起こる細胞の突然変異を生き...
【医歯薬学】看護学:酸化ストレス放射線を含む研究件
❏メダカをモデルとする低線量率被ばくがもたらす全身性炎症反応の解明(18H04135)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】三谷 啓志 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (70181922)
【キーワード】放射線 / 炎症 / 遺伝子 / メダカ / 精巣卵 (他18件)
【概要】野生型メダカに7日間にわたって総線量100mGyのガンマ線を照射した。全身の連続組織切片を用いて各器官の組織変化を調べた。B型精母細胞の数の減少と、鰓上皮の増殖の低下が観察された。精巣卵形成には、線量率効果がなく、50mGy急性照射で精巣卵が生成された。トランスクリプトーム解析では、解糖系やペントースリン酸経路に関連する遺伝子の発現が抑制されていた。また、抗酸化に重要な役割を果たすNADPHの産生...
❏高い放射線耐性を持つ動物クマムシの放射線防護メカニズムの解析(16H02951)
【研究テーマ】放射線・化学物質影響科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】國枝 武和 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 准教授 (10463879)
【キーワード】放射線 / クマムシ / DNA / 活性酸素種 / DNA防護 (他12件)
【概要】本研究課題では高い放射線耐性を示すクマムシに固有なDNA防護タンパク質Dsupについて、そのDNA防護メカニズムの解明を行った。その結果、Dsupタンパク質が活性酸素種からDNAを防護する活性を持ち、放射線への抵抗性の少なくとも一部は間接作用の遮蔽によることを示唆した。さらに、そのメカニズムはDNA傷害の修復促進ではなくストレス因子からのDNA防護であることを明瞭に示すとともに、それを可能にするD...
【医歯薬学】看護学:造血幹細胞移植放射線を含む研究件
❏放射線照射による骨髄内環境の損傷とマクロファージによる修復機構の解析(16K09867)
【研究テーマ】血液内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】三瀬 節子 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特任助教 (00269052)
【キーワード】骨代謝 / 脂肪細胞 / 造血幹細胞ニッチ / マクロファージ / Spred (他13件)
【概要】本研究では、致死量のX線照射後に造血幹細胞移植を行うと骨量が減少するマウスと増加するマウスの2つの異なる系統のマウスを用いて、骨量の維持や造血能力は、骨髄内の脂肪細胞の分化の程度に影響されることを明らかにした。骨量の減少するRelA欠損型マウスでは、骨髄内に多くの脂肪細胞が分化すると共に造血能が低下し末梢に多くの造血細胞が流出する。反対に骨量が増加するSpred1/Spred2欠損型マウスは、分化...
❏NFーkB欠損マウスでの骨代謝のカップリング機構の破綻と破骨細胞前駆細胞の役割(25462392)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】三瀬 節子 東京医科歯科大学, 医歯(薬)学総合研究科, 非常勤講師 (00269052)
【キーワード】骨芽細胞 / 造血幹細胞移植 / マクロファージ / 炎症 / 骨代謝 (他10件)
【概要】マウスに骨髄移植を行うと、何もしていない同週齢のマウスに比べ、骨芽細胞数の減少に伴い2次海綿骨が著しく減少する。転写因子NF-kBのRelAを欠損した胎児肝臓細胞を造血幹細胞として移植したマウス(RelA欠損型移植マウス)では、更に骨が減少し骨訴訟症になる。このマウスの骨髄では、異常な活性化状態の炎症性のマクロファージが存在し、組織修復性マクロファージが減少していた。RelA欠損型移植マウスに野生...
【医歯薬学】看護学:抗がん剤放射線を含む研究件
❏ガン細胞が取り込んだ非放射性薬剤から電子線を放出させ患部のみを照射する技術の開発(25282152)
【研究テーマ】医用システム
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】小栗 慶之 東京工業大学, 科学技術創成研究院, 教授 (90160829)
【キーワード】低侵襲ガン治療 / 吸収線量 / 放射線増感剤 / オージェ電子 / X線吸収端 (他34件)
【概要】一般にガンの放射線治療においては,ガン細胞だけでなく正常細胞も照射を受けるため,副作用として放射線障害が発生する.しかしガン細胞に重元素を含む非放射性薬剤を取り込ませた後,適当なエネルギーの単色X線を照射すると,重元素から多量の二次電子が発生して,がん細胞のみを内部照射できる.この方法の実現可能性を調べるため,重元素を模擬した金属薄膜に陽子線励起単色X線を照射し,薄膜周辺の線量分布を測定したところ...
❏放射線感受性に寄与するヌクレアーゼの同定と解析(25740016)
【研究テーマ】放射線・化学物質影響科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】村井 純子 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (60532603)
【キーワード】DNA修復 / 抗がん剤 / PARP阻害剤 / トポイソメラーゼ / 薬剤耐性 (他14件)
【概要】がんの治療には放射線や抗がん剤が使用されます。放射線も抗がん剤もDNAに傷をつけることで、がん細胞を死に導きます。しかし、細胞はDNAの傷を修復する能力を持っているので、そちらが勝ればがん細胞は生き延びてしまいます。DNA修復に関わる遺伝子の機能を明らかにすることで、抗がん剤の効果を高める戦略を立てることが可能です。この研究では放射線やある種の抗がん剤により生じたDNA損傷の修復因子と、その作用メ...