[Discovery Saga Top] [Saga Next] [無料公開版Discovery Saga] [Discovery Sagaプレミアムご案内] [早稲田大学研究Discovery Saga] [産学連携のご案内] [Saga Concept] [会社概要] [お問い合わせ]
キーワード  生体分子 が関係する  研究 Discovery Saga
研究分野別サイレントキーワード
「生体分子」サイレントキーワードを含む研究
【数物系科学】物理学:水和構造生体分子を含む研究件
❏生体分子の機能発揮機構における水和構造の役割の解明(17H04854)
【研究テーマ】生物物理・化学物理・ソフトマターの物理
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】苙口 友隆 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 講師 (90589821)
【キーワード】生体分子 / 機能的構造変化 / 水和構造 / 溶媒和自由エネルギー / 分子動力学シミュレーション (他17件)
【概要】本研究の目的は、「蛋白質の構造変化過程における水和構造の役割の解明」である。この目的のためには、蛋白質の溶液中における構造アンサンブルを可視化し、そのアンサンブルの形成におけるすわい構造の自由エネルギー寄与を明らかにする必要がある。そのために、(1)実験とMDシミュレーションの統合的手法による蛋白質構造アンサンブル可視化法の開発を行い、さらに、(2)蛋白質構造変化に伴う溶媒和自由エネルギー変化の解...
❏生体分子構造およびに生体分子間相互作用の安定化における水分子の役割の解明(26800227)
【研究テーマ】生物物理・化学物理・ソフトマターの物理
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】苙口 友隆 慶應義塾大学, 理工学部, 講師 (90589821)
【キーワード】生体分子 / 機能的構造揺らぎ / 水和構造 / 水素結合ネットワーク / 分子動力学シミュレーション (他9件)
【概要】本研究では、生命に不可欠な水が蛋白質の機能的運動にどのような役割を果たすかを明らかにするために、分子動力学(MD)シミュレーションと構造解析実験を組み合わせながら、酵素蛋白質グルタミン酸脱水素酵素(GDH)が基質を捉える運動と水和構造変化の相関を調べた。その結果、GDHの機能的運動がその表面での水分子の脱離・吸着で制御されていることを見出した。 さらに、X線結晶構造解析で観察された水和構造を原子レ...
【数物系科学】物理学:分子動力学シミュレーション生体分子を含む研究件
❏生体分子の機能発揮機構における水和構造の役割の解明(17H04854)
【研究テーマ】生物物理・化学物理・ソフトマターの物理
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】苙口 友隆 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 講師 (90589821)
【キーワード】生体分子 / 機能的構造変化 / 水和構造 / 溶媒和自由エネルギー / 分子動力学シミュレーション (他17件)
【概要】本研究の目的は、「蛋白質の構造変化過程における水和構造の役割の解明」である。この目的のためには、蛋白質の溶液中における構造アンサンブルを可視化し、そのアンサンブルの形成におけるすわい構造の自由エネルギー寄与を明らかにする必要がある。そのために、(1)実験とMDシミュレーションの統合的手法による蛋白質構造アンサンブル可視化法の開発を行い、さらに、(2)蛋白質構造変化に伴う溶媒和自由エネルギー変化の解...
❏生命科学・創薬科学を指向した分子ダイナミクス分類理論の構築(15KT0103)
【研究テーマ】連携探索型数理科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-07-10 - 2020-03-31
【研究代表者】山下 雄史 東京大学, 先端科学技術研究センター, 特任准教授 (50615622)
【キーワード】分子動力学シミュレーション / 分子生物学 / 数理科学 / 計算幾何学 / 時系列解析 (他17件)
【概要】計算機が進歩したことで、近年、生体分子の分子動力学シミュレーションを大規模におこなうことができるようになった。本研究では、分子動力学シミュレーションから数理科学的手法でダイナミクスの様々な特徴を抽出する手法を考案した。例えば、skeletal coreの概念を使うことで、解析の中で見かけの運動が現れてしまう効果を抑えることができるようになった。また、特異スペクトル変換法をおこなうことで運動の変化を...
❏生体分子構造およびに生体分子間相互作用の安定化における水分子の役割の解明(26800227)
【研究テーマ】生物物理・化学物理・ソフトマターの物理
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】苙口 友隆 慶應義塾大学, 理工学部, 講師 (90589821)
【キーワード】生体分子 / 機能的構造揺らぎ / 水和構造 / 水素結合ネットワーク / 分子動力学シミュレーション (他9件)
【概要】本研究では、生命に不可欠な水が蛋白質の機能的運動にどのような役割を果たすかを明らかにするために、分子動力学(MD)シミュレーションと構造解析実験を組み合わせながら、酵素蛋白質グルタミン酸脱水素酵素(GDH)が基質を捉える運動と水和構造変化の相関を調べた。その結果、GDHの機能的運動がその表面での水分子の脱離・吸着で制御されていることを見出した。 さらに、X線結晶構造解析で観察された水和構造を原子レ...
【数物系科学】天文学:化学物理生体分子を含む研究件
❏タンパク質の分子間相互作用の1分子観察(16H04094)
【研究テーマ】物理化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】藤芳 暁 東京工業大学, 理学院, 助教 (70371705)
【キーワード】1分子イメージング / 1分子観察 / 低温顕微鏡 / 抗原抗体反応 / 1分子計測(SMD) (他11件)
【概要】タンパク質は複合体をつくり生理機能を発現している。当該課題の研究目的は、その分子間相互作用を1分子観察できる光イメージング法を確立することにある。このような試みは世界的に見ても誰も成功していない。それは、分子間相互作用を研究するには、解像度1 nmで三次元全ての軸に対する空間情報を取得しなければならないからである。 このような背景から我々は、ナノメートルの分解能のクライオ蛍光顕微鏡の開発に取り組ん...
❏希土類イオンの単一スピン状態の1イオン光検出(15H03765)
【研究テーマ】物理化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】松下 道雄 東京工業大学, 理学院, 准教授 (80260032)
【キーワード】1分子観察 / 一分子計測(SMD) / 一分子観察 / 1分子計測(SMD) / 一分子観察(SMD) (他13件)
【概要】我々は、結晶中にある無数のイオン一つ一つをそれぞれ1量子ビットずつに割り当てることで、量子ビットを高度に集積することを目指して、新しい系の探索と観察する光学顕微鏡の独自開発を10年にわたり続けてきた。当該研究では、Pr3+同士の三次元相対位置を決定する場合に、遷移双極子の向きにより、20~30 nmの系統誤差が生じることが分かった。そこで、三次元のすべての軸を高精度に決定することで、この系統誤差を...
❏単一タンパク質の振動分光(19685001)
【研究テーマ】物理化学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2007 - 2011
【研究代表者】藤芳 暁 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 助教 (70371705)
【キーワード】分光 / 低温 / タンパク質 / 単一分子分光 / 赤外 (他15件)
【概要】本研究では、これまで誰も成功していなかったタンパク質の中赤外吸収スペクトルの1分子観測に成功した。これまで、中赤外吸収を測定するには、感度が良いとされる顕微赤外分光装置でも、100万個のタンパク質が必要であり、1分子の観測例は無かった。そこで、我々は従来法を改良するのではなく、以下に示す全く新しい光学課程を用いて、これを1分子観測を実現した。数ケルビンでも、タンパク質を結合させた色素の蛍光測定し続...
【化学】基礎化学:非線形分光生体分子を含む研究件
❏ハイパーラマン分光法によるタンパク質二次構造研究の新展開(21K04975)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】奥野 将成 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (00719065)
【キーワード】ハイパーラマン分光 / 非線形分光 / 生体分子 / 振動分光 / ラマン分光 (他6件)
【概要】本研究では近年さまざまな系へと応用が可能になってきたハイパーラマン分光法を、生体分子をはじめとする複雑な分子系へと適応することを目的としている。初年度に得られた研究の成果は以下のとおりである。 (1) アミド結合のモデル分子であるN-methylacetamide(NMA)およびdimethylformamideをハイパーラマン分光法で測定し、今後のハイパーラマン分光法のペプチドおよびタンパク質分...
❏ヘテロダイン検出キラル和周波発生による界面におけるたんぱく質の二次構造の解明(15K17802)
【研究テーマ】物理化学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】奥野 将成 筑波大学, 数理物質系, 助教 (00719065)
【キーワード】キラリティー / 表面・界面 / 非線形分光 / 界面・表面 / 分子分光 (他6件)
【概要】1350 cm-1までの低波数領域までのヘテロダイン検出キラル振動和周波発生分光(HD-キラルVSFG分光)を可能とする装置を開発し、キラリティーを持つ分子界面に応用を行った。まず、キラリティーをもつ両親媒性分子(ビナフチル誘導体)の単分子膜を空気/水界面においてin situで測定し、単分子膜レベルのキラリティーの検出に成功した。また、共鳴ラマン散乱の理論を用いることにより、このキラルVSFG信...
【化学】材料化学:分子カプセル生体分子を含む研究件
❏芳香環ナノポケットを活用した生体活性分子の選択識別と機能変換(18H01990)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】吉沢 道人 東京工業大学, 科学技術創成研究院, 教授 (70372399)
【キーワード】生体分子 / センシング / 分子カプセル / 生体関連分子 / 超分子化学
【概要】本研究では、生体内のタンパク質ナノポケットが持つ空間機能に発想を得て、フラスコ内で特異な空間機能を創出するため、芳香環ナノポケットを活用した生体分子の選択的なセンシングに挑戦した。その結果、水溶性の芳香環ナノポケットを利用することで、水中、男性および女性ホルモンの混合物から、男性ホルモン(テストステロンなど)を選択的に捕捉できることを見出した。また、不飽和数の異なる脂肪酸の混合物から、特定の脂肪酸...
❏金属架橋カプセルによる生体必須分子の識別法の開発(16K13947)
【研究テーマ】有機化学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】吉沢 道人 東京工業大学, 科学技術創成研究院, 准教授 (70372399)
【キーワード】金属 / 芳香環 / 分子カプセル / 生体分子 / 糖 (他10件)
【概要】水溶性の生体関連分子、例えば、複数の水酸基を持つ糖類は、水中で強く水和されているにもかかわらず、多点の水素結合ポケットを持つ生体レセプターで選択に捕捉される。一方、人工レセプターを使った糖の認識は、有機溶媒中で報告されているが、水中ではほとんど例がない。本研究では、分子カプセルが持つ芳香環で囲まれたナノ空間を利用することで、身近な砂糖のスクロースを水中で強く捕捉することに成功した。また、カプセルは...
【化学】複合化学:生体関連分子生体分子を含む研究件
❏ハイパーラマン分光法によるタンパク質二次構造研究の新展開(21K04975)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】奥野 将成 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (00719065)
【キーワード】ハイパーラマン分光 / 非線形分光 / 生体分子 / 振動分光 / ラマン分光 (他6件)
【概要】本研究では近年さまざまな系へと応用が可能になってきたハイパーラマン分光法を、生体分子をはじめとする複雑な分子系へと適応することを目的としている。初年度に得られた研究の成果は以下のとおりである。 (1) アミド結合のモデル分子であるN-methylacetamide(NMA)およびdimethylformamideをハイパーラマン分光法で測定し、今後のハイパーラマン分光法のペプチドおよびタンパク質分...
❏芳香環ナノポケットを活用した生体活性分子の選択識別と機能変換(18H01990)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】吉沢 道人 東京工業大学, 科学技術創成研究院, 教授 (70372399)
【キーワード】生体分子 / センシング / 分子カプセル / 生体関連分子 / 超分子化学
【概要】本研究では、生体内のタンパク質ナノポケットが持つ空間機能に発想を得て、フラスコ内で特異な空間機能を創出するため、芳香環ナノポケットを活用した生体分子の選択的なセンシングに挑戦した。その結果、水溶性の芳香環ナノポケットを利用することで、水中、男性および女性ホルモンの混合物から、男性ホルモン(テストステロンなど)を選択的に捕捉できることを見出した。また、不飽和数の異なる脂肪酸の混合物から、特定の脂肪酸...
【化学】複合化学:高分子合成生体分子を含む研究件
❏放線菌由来生体分子を用いた非対称ポリベンズオキサゾール液晶材料の創出(23350112)
【研究テーマ】高分子・繊維材料
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】金子 達雄 北陸先端科学技術大学院大学, マテリアルサイエンス研究科, 准教授 (20292047)
【キーワード】バイオプラスチック / 生体分子 / PBO / 液晶 / 重縮合 (他15件)
【概要】持続可能社会構築には欠かせないバイオプラスチックの分野において高耐熱性バイオ高分子を開発することは必須の課題である。本研究では放線菌の作る3-アミノ-4-ヒドロキシ安息香酸(34AHBA)とその誘導体を出発物質とし、高耐熱性を効率よく誘導するベンズオキサゾール構造の剛直高分子を合成した。具体的には、34AHBAの酸化体である3-アミノ-4-ヒドロキシベンズアルデヒド(34AHBAL)からポリベンズ...
❏環境応答型ナノ界面制御技術を応用したバイオセパレーションシステムの開発(21390012)
【研究テーマ】物理系薬学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】金澤 秀子 慶應義塾大学, 薬学部, 教授 (10240996)
【キーワード】高分子合成 / ナノ材料 / 環境対応 / 生体分子
【概要】環境変化を自ら認識し応答するインテリジェントな高分子を分子設計し,新しい概念のバイオセパレーションシステムの実現と手術室などの医療現場においてon-siteで計測可能な生体機能解析システムへの応用を行った。機能性高分子修飾分離担体のナノ界面制御技術に基づき,タンパクとの相互作用調節するテクノロジーを発展させ,バイオセパレーションシステムを構築し生体高分子の分離精製へ応用した。さらに手術室でリアルタ...
【化学】複合化学:1分子観察(SMD)生体分子を含む研究件
❏タンパク質の分子間相互作用の1分子観察(16H04094)
【研究テーマ】物理化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】藤芳 暁 東京工業大学, 理学院, 助教 (70371705)
【キーワード】1分子イメージング / 1分子観察 / 低温顕微鏡 / 抗原抗体反応 / 1分子計測(SMD) (他11件)
【概要】タンパク質は複合体をつくり生理機能を発現している。当該課題の研究目的は、その分子間相互作用を1分子観察できる光イメージング法を確立することにある。このような試みは世界的に見ても誰も成功していない。それは、分子間相互作用を研究するには、解像度1 nmで三次元全ての軸に対する空間情報を取得しなければならないからである。 このような背景から我々は、ナノメートルの分解能のクライオ蛍光顕微鏡の開発に取り組ん...
❏希土類イオンの単一スピン状態の1イオン光検出(15H03765)
【研究テーマ】物理化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】松下 道雄 東京工業大学, 理学院, 准教授 (80260032)
【キーワード】1分子観察 / 一分子計測(SMD) / 一分子観察 / 1分子計測(SMD) / 一分子観察(SMD) (他13件)
【概要】我々は、結晶中にある無数のイオン一つ一つをそれぞれ1量子ビットずつに割り当てることで、量子ビットを高度に集積することを目指して、新しい系の探索と観察する光学顕微鏡の独自開発を10年にわたり続けてきた。当該研究では、Pr3+同士の三次元相対位置を決定する場合に、遷移双極子の向きにより、20~30 nmの系統誤差が生じることが分かった。そこで、三次元のすべての軸を高精度に決定することで、この系統誤差を...
【化学】複合化学:超分子化学生体分子を含む研究件
❏芳香環ナノポケットを活用した生体活性分子の選択識別と機能変換(18H01990)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】吉沢 道人 東京工業大学, 科学技術創成研究院, 教授 (70372399)
【キーワード】生体分子 / センシング / 分子カプセル / 生体関連分子 / 超分子化学
【概要】本研究では、生体内のタンパク質ナノポケットが持つ空間機能に発想を得て、フラスコ内で特異な空間機能を創出するため、芳香環ナノポケットを活用した生体分子の選択的なセンシングに挑戦した。その結果、水溶性の芳香環ナノポケットを利用することで、水中、男性および女性ホルモンの混合物から、男性ホルモン(テストステロンなど)を選択的に捕捉できることを見出した。また、不飽和数の異なる脂肪酸の混合物から、特定の脂肪酸...
❏金属架橋カプセルによる生体必須分子の識別法の開発(16K13947)
【研究テーマ】有機化学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】吉沢 道人 東京工業大学, 科学技術創成研究院, 准教授 (70372399)
【キーワード】金属 / 芳香環 / 分子カプセル / 生体分子 / 糖 (他10件)
【概要】水溶性の生体関連分子、例えば、複数の水酸基を持つ糖類は、水中で強く水和されているにもかかわらず、多点の水素結合ポケットを持つ生体レセプターで選択に捕捉される。一方、人工レセプターを使った糖の認識は、有機溶媒中で報告されているが、水中ではほとんど例がない。本研究では、分子カプセルが持つ芳香環で囲まれたナノ空間を利用することで、身近な砂糖のスクロースを水中で強く捕捉することに成功した。また、カプセルは...
❏キシロース環反転型分子ペンチを利用した新規糖鎖レセプターセンサーの開発(17550151)
【研究テーマ】生体関連化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】湯浅 英哉 東京工業大学, 大学院生命理工学研究科, 助教授 (90261156)
【キーワード】分子デバイス / 分子機械 / 蝶番糖 / 機能性オリゴ糖 / バイオセンサー (他14件)
【概要】細胞表面糖鎖を認識して侵入する病原体が知られているが、この糖鎖レセプターを検出するセンサーは感染症の診断薬として期待される。一方、申請者はピラノースの環反転を利用した分子ペンチを開発しており、アーム部が金属イオンにキレート結合してペンチが閉じることによりエキシマー蛍光を発する金属イオンセンサーを合成した。アーム部に特定の糖鎖構造を付ければ、糖鎖レセプターの二つの認識サイトあるいはサブサイトにキレー...
【生物学】生物学:RNA修飾生体分子を含む研究件
❏酸化ストレスにより活性化されるポリA付加酵素の構造機能解析(16K18510)
【研究テーマ】構造生物化学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】山下 征輔 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 特任助教 (30769576)
【キーワード】ヌクレオチド転移酵素 / X線結晶構造解析 / TUTase / ヌクレオチド付加 / RNA修飾 (他10件)
【概要】本研究は、非古典的ヌクレオチド転移酵素による特異的な反応メカニズムの解明を目的として行われた。特にヒトのヌクレオチド転移酵素Star-PAPとTUT4をターゲットとしてX線結晶構造解析および生化学解析に取り組み、Star-PAPについてはU6 snRNAに対する特異的なウリジン付加反応の分子基盤を、TUT4についてはlet-7 miRNAの抑制に必要な複合体形成の分子基盤をそれぞれ明らかにした。...
❏RNA修飾酵素とその基質RNA認識機構の分子進化(17613003)
【研究テーマ】極限環境生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】堀 弘幸 愛媛大学, 理工学研究科, 助教授 (20256960)
【キーワード】核酸 / 酵素 / 生体分子 / ゲノム / 進化 (他9件)
【概要】本研究により、明らかとなった学術的知見は多岐にわたりますが、当初予定した三つの主要課題に照らし合わせつつ、記述すると下記のようになります。 (1)高温環境下の試験管内で、きちんと動作するRNA修飾系を組み立てる。 RNA修飾系において、RNAの構造安定化因子は(i)修飾ヌクレオシド自身(ii)RNA結合タンパク質(iii)ポリアミン(iv)塩類の4つであると思われます。細胞内における塩類濃度・組成...
【生物学】基礎生物学:タンパク質間相互作用生体分子を含む研究件
❏根の形態形成を制御するGRAS/IDDファミリーによる転写制御機構の構造研究(17K07448)
【研究テーマ】植物分子・生理科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】平野 良憲 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 助教 (50452529)
【キーワード】X線結晶構造解析 / 転写制御 / 分子認識 / GRASファミリー / 結晶構造解析 (他14件)
【概要】植物の根の形態形成に関与するGRASファミリーと転写因子IDDファミリーの相互作用に着目して、構造生物学的・生化学的手法を用いてより詳細な転写制御の分子機構の解析を行った。GRASファミリーのSCL3とIDDファミリー複合体のX線結晶構造解析を行った結果、既存のGRAS-IDD相互作用とは異なる新規の相互作用であることが明らかとなった。また、生化学的な解析から転写因子IDDファミリーとGRASタン...
❏G蛋白質の活性調節因子として働くヒトのグロビン蛋白質の機能制御機構の解明(17K07329)
【研究テーマ】機能生物化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】若杉 桂輔 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (20322167)
【キーワード】蛋白質 / 蛋白質間相互作用 / 蛋白質工学 / 酸化ストレス / 細胞保護 (他8件)
【概要】ヒト脳神経細胞内に存在するニューログロビン(Ngb)は、酸化ストレスに伴う神経細胞死を防ぎ、また、通常酸素濃度正常状態では神経突起伸長を促す。本研究では、我々は、蛋白質工学的手法を用いて、ヒトNgbの作用機序の解明、及び、蛋白質間相互作用に着目した機能制御機構の解明に挑んだ。その結果、Ngbの働きに重要なアミノ酸残基や蛋白質間相互作用に重要なアミノ酸残基を明らかにできた。さらに、今回、新たに、Ng...
【生物学】基礎生物学:X線結晶構造解析生体分子を含む研究件
❏根の形態形成を制御するGRAS/IDDファミリーによる転写制御機構の構造研究(17K07448)
【研究テーマ】植物分子・生理科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】平野 良憲 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 助教 (50452529)
【キーワード】X線結晶構造解析 / 転写制御 / 分子認識 / GRASファミリー / 結晶構造解析 (他14件)
【概要】植物の根の形態形成に関与するGRASファミリーと転写因子IDDファミリーの相互作用に着目して、構造生物学的・生化学的手法を用いてより詳細な転写制御の分子機構の解析を行った。GRASファミリーのSCL3とIDDファミリー複合体のX線結晶構造解析を行った結果、既存のGRAS-IDD相互作用とは異なる新規の相互作用であることが明らかとなった。また、生化学的な解析から転写因子IDDファミリーとGRASタン...
❏酸化ストレスにより活性化されるポリA付加酵素の構造機能解析(16K18510)
【研究テーマ】構造生物化学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】山下 征輔 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 特任助教 (30769576)
【キーワード】ヌクレオチド転移酵素 / X線結晶構造解析 / TUTase / ヌクレオチド付加 / RNA修飾 (他10件)
【概要】本研究は、非古典的ヌクレオチド転移酵素による特異的な反応メカニズムの解明を目的として行われた。特にヒトのヌクレオチド転移酵素Star-PAPとTUT4をターゲットとしてX線結晶構造解析および生化学解析に取り組み、Star-PAPについてはU6 snRNAに対する特異的なウリジン付加反応の分子基盤を、TUT4についてはlet-7 miRNAの抑制に必要な複合体形成の分子基盤をそれぞれ明らかにした。...
❏膜輸送体の作動機構の構造基盤の解明(24227004)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2012-05-31 - 2017-03-31
【研究代表者】濡木 理 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (10272460)
【キーワード】X線結晶構造解析 / チャネル / トランスポーター / 遺伝学 / 電気生理学 (他15件)
【概要】イオンチャネルに関しては,新規に同定したMg2+チャネルMgtE,TRICチャネル,P2Xチャネルに関して高分解能の結晶構造に基づき,基質認識機構,輸送制御機構を解明した.トランスポーターに関しては,Ca2+/H+交換輸送体CAX,Fe2+排出輸送体FPN,糖の排出輸送体SWEET,ペプチド輸送体POT,アミノ酸排出輸送体YddG,多剤排出輸送体MATE,膜蛋白質の膜組み込みに働くYidCの高分解...
【生物学】基礎生物学:フェロモン生体分子を含む研究件
❏牛における雄効果フェロモンの同定(19H00967)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2019-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】武内 ゆかり 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (10240730)
【キーワード】フェロモン / 生体分子 / 牛 / 獣医学 / 繁殖学
【概要】本年度は実施計画に基づいて研究を実施し,以下の成果を得た。 ① バイオアッセイ系の確立 ★鋤鼻器スライス標本による受容体の特定:現在報告されている牛の鋤鼻1型受容体(V1R)43種のうち,偽遺伝子化していないと推定された25遺伝子についてプローブを作製し,雄効果フェロモンを含有すると考えられる雄牛被毛を呈示した雌牛の鋤鼻器の凍結切片でin situ hybridizationとS6リボソームタンパ...
❏雄牛フェロモンの同定と実用化に関する研究(15H05782)
【研究テーマ】動物生産科学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2015-05-29 - 2020-03-31
【研究代表者】前多 敬一郎 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (30181580)
【キーワード】フェロモン / 生体分子 / 牛 / 獣医学 / 繁殖学
【概要】本年度は実施計画に基づいて研究を実施し、以下の成果を得た。 ①雄牛フェロモン活性に対するバイオアッセイ系の確立 鋤鼻神経細胞を用いた生物検定:2年6か月齢の交雑種雌牛の鋤鼻組織から確立した不死化細胞100個以上のクローンからのtotal RNA抽出とcDNA合成を完了した。鋤鼻神経細胞のマーカーであるolfactory marker proteinおよびG protein(Gi)を発現する細胞を検...
❏雄牛フェロモンの単離精製(26252053)
【研究テーマ】統合動物科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】森 裕司 東京大学, 大学院農学生命科学研究科, 教授 (40157871)
【キーワード】フェロモン / 生体分子 / 牛 / 獣医学 / 繁殖学
【概要】牛乳は国民の健康に欠かせない重要な生鮮食料品であるが, 牛乳を生産する乳牛の繁殖障害は年を追うごとに深刻化しており, その克服が喫緊の課題となっている。本研究では, 従来のホルモン等を用いる方法に代わる新たな乳牛の繁殖障害の治療・予防手段を開発することを念頭に, フェロモンを活用するための基盤研究として雄牛フェロモン(Bull Pheromone)の同定を目指す。すなわち本研究の目的は, 雌牛の性...
【生物学】基礎生物学:光受容体生体分子を含む研究件
❏動物のGPSを支える光駆動型地磁気受容体分子の構造と機能(17H03710)
【研究テーマ】動物生理・行動
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】岡野 俊行 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (40272471)
【キーワード】クリプトクロム / 磁気受容 / 光受容 / ラジカル反応 / 磁気生物学 (他13件)
【概要】多くの動物が方位を知る能力を持っているが、その仕組みは未だ解明されていない。本研究では、脊椎動物における磁気受容体分子の最有力候補であるクリプトクロム(CRY)の解析を通して、方位感知の仕組みに迫ることを目的とした。そのためにまず、鳥類の磁気受容分子候補である青色光感受性のCRY4の解析を進めるため、組換えタンパク質の高効率発現・精製系を完成した。次に、ニワトリCRY4のミリ秒分光解析を行い、磁気...
❏光シグナル伝達を基盤とした子実体形成機構の解明(22580097)
【研究テーマ】応用微生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】宮崎 安将 独立行政法人森林総合研究所, きのこ・微生物研究領域, 主任研究員 (40343800)
【キーワード】きのこ / 光受容体 / 形態変化 / シイタケ / 子実体形成 (他17件)
【概要】きのこの子実体形成には光が必要である。シイタケの光受容体遺伝子 Le.cry は、担子菌初のクリプトクロム型光受容体をコードしていた。その産物Le.CRY の解析 の結果、青色光領域を吸収し子実体形成に関わることが示唆された。プロテオーム解析の結果、 リン酸化や糖鎖付加などの翻訳後修飾を介して、子実体形成に関わる代謝経路やシグナル伝達 経路が存在することが分かった。トランスクリプトーム解析の結果、...
【生物学】人類学:進化生体分子を含む研究件
❏スクアレンを出発材料とする生合成経路の再構築とその実験室内進化(15H04189)
【研究テーマ】生物機能・バイオプロセス
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】梅野 太輔 千葉大学, 大学院工学研究院, 准教授 (00400812)
【キーワード】合成生物学 / 進化分子工学 / スクリーニング / トリテルペン / オキシドスクアレン (他19件)
【概要】30,000を超えると云われるトリテルペン類の全てが,スクアレンを原料として生合成される.これらの骨格形成に関わる未知の遺伝子探索と機能改良のため,不可視であった細胞内のスクアレンの消費活性を色スクリーニングする手法を開発した.この手法を用いて得たスクアレン環化酵素の活性変異体を用いた人工経路を構成し,自然界には見つかっていない種々の非天然トリテルペン合成経路を確立することに成功した. ...
❏近縁種が織りなす寄生関係のケミカルエコロジー多様性の化学的解明(22603009)
【研究テーマ】ケミカルバイオロジー
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】犀川 陽子 慶應義塾大学, 理工学部, 専任講師 (20348824)
【キーワード】ケミカルエコロジー / 国際情報交換 / 徴生物 / 有機化学 / 生体分子 (他11件)
【概要】寄生菌P2は、互いに近縁の真菌C1とC2を侵食する際に、C1には誘引され、 C2には阻害される。この誘引と阻害に関わる物質を探索した結果、 C1の抽出物からP2に対する誘引活性を示す新規の芳香族化合物を単離、構造決定した。 一方、 タマバエがブナの葉の組織を異常発達させてできる虫えいに注目し、 その桃色虫えいに含まれる主要赤色色素の化学構造を決定した。また、この赤色色素は、葉に比べて虫えい中に3倍...
❏生命進化に伴うRNA修飾酵素の機能変化の構造基盤(19350087)
【研究テーマ】生体関連化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】堀 弘幸 愛媛大学, 大学院・理工学研究科, 教授 (20256960)
【キーワード】酵素化学 / 核酸 / 酵素 / 生体分子 / ゲノム (他6件)
【概要】生命は真核生物、真正細菌、古細菌の3つに分類される。本研究では、この3つの生物界で、RNA修飾酵素の構造と機能がどう異なっているかを調べた。その結果、新たにマルチサイト特異性酵素を発見し、葉酸依存性RNAメチル化酵素のX線結晶構造解析に成功し、その触媒機構を提案し、タンパク質ノット型RNAメチル化酵素の基質RNA認識が多段階からなっていることを証明し、さらにRNA修飾ネットワークが存在することを発...
【総合理工】応用物理学:質量分析生体分子を含む研究件
❏抗体凝集体による免疫原性関連シグナル誘導の物理化学解析と数理モデル構築(17H03975)
【研究テーマ】物理系薬学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】内山 進 大阪大学, 工学研究科, 教授 (90335381)
【キーワード】バイオ医薬 / 抗体医薬 / 安定性 / 凝集 / タンパク質 (他22件)
【概要】本研究によりバイオ医薬品で発生するタンパク質凝集体の定量的解析手法が確立し、凝集の原因となるストレスの特定に成功し、さらに凝集体の免疫原性との関連性について解明することができた。とくに、プレフィルドシリンジに塗布されたシリコンオイルとタンパク質が複合体となった際の免疫原性への影響は顕著であり、製剤における容器設計の重要性がより明確となった。また、従来から提唱されてきた、コロイド安定性と構造安定性に...
❏質量分析用高性能標識試薬の開発と生体分子の高感度分析(24590047)
【研究テーマ】物理系薬学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】三田 智文 東京大学, 薬学研究科(研究院), 教授 (30187306)
【キーワード】標識試薬 / 質量分析 / クロマトグラフィー / 生体分子 / 新生児マススクリーニング (他9件)
【概要】近年、高速液体クロマトグラフィー(LC)とタンデム型質量分析計(MS/MS)を組み合わせたLC/MS/MS が広く用いられている。そこで、LC/MS/MS における検出感度および選択性の向上を目的として、LC/MS/MS用の標識試薬を作製することを目的として研究を行った。また、作製した標識試薬を用いて疾患のマーカーとなる生体分子の高感度な分析法を開発した。本研究で開発した分析法は、先天性代謝異常症...
❏LC/MS/MS用高性能標識試薬の開発と生体分子の高感度分析(21590039)
【研究テーマ】物理系薬学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】三田 智文 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 准教授 (30187306)
【キーワード】分析化学 / 標識試薬 / クロマトグラフィー / 質量分析 / LC(他9件)
【概要】近年、高速液体クロマトグラフィー(LC)とタンデム型質量分析計(MS/MS)を組み合わせたLC/MS/MS法が広く用いられている。本研究では、LC/MS/MS法における検出感度および選択性の向上を目的として標識試薬を合成した。また、合成した標識試薬を用いて疾患のマーカーとなる生体分子の高感度な分析法を開発した。本研究で開発した分析法は、先天性代謝異常のスクリーニング法として有用であった。 ...
【総合理工】応用物理学:プローブ顕微鏡生体分子を含む研究件
❏生体分子の分子認識プロセスの時空間的スケールギャップ問題の解決のための基礎研究(19H02565)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】林 智広 東京工業大学, 物質理工学院, 准教授 (30401574)
【キーワード】1分子計測 / 表面科学 / ナノバイオテクノロジー / 生体分子 / ナノバイオサイエンス (他8件)
【概要】当該年度においては、原子間力顕微鏡(atomic force microscopy: AFM)と高速オシロスコープの複合装置を構築し、ストレプトアビジン-ビオチン間に働く、相互作用を高時間分解能で、解析した。2019年にRSC Advancesに発表した観察結果をさらに上回る時間分解能での解析に成功し、さらにはその相互作用力を2次元でマッピングすることで、バイオセンサー上の受容体(抗体)分子のター...
❏生体分子の認識能を利用した固体表面のナノスケール組成分析プローブ顕微鏡技術の開発(21710103)
【研究テーマ】ナノ材料・ナノバイオサイエンス
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】林 智広 東京工業大学, 大学院・総合理工学研究科, 准教授 (30401574)
【キーワード】走査型プローブ顕微鏡 / 生体分子 / ペプチド / 表面科学 / 固液界面 (他9件)
【概要】本研究の目的は2000年代前半から注目されてきた"特定の材料に対して特異的に高いアフィニティーを示すペプチド(以後、材料結合ペプチドと示す)"の材料認識能を利用し、従来不可能であった溶液中におけるナノスケールの分解能での表面化学組成分析技術を開発することである。我々は以前の研究でターゲット材料に対する結合メカニズムが明らかにされているTi結合ペプチドを用いて探針の設計、測定条件の最...
【総合理工】応用物理学:表面科学生体分子を含む研究件
❏生体分子の分子認識プロセスの時空間的スケールギャップ問題の解決のための基礎研究(19H02565)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】林 智広 東京工業大学, 物質理工学院, 准教授 (30401574)
【キーワード】1分子計測 / 表面科学 / ナノバイオテクノロジー / 生体分子 / ナノバイオサイエンス (他8件)
【概要】当該年度においては、原子間力顕微鏡(atomic force microscopy: AFM)と高速オシロスコープの複合装置を構築し、ストレプトアビジン-ビオチン間に働く、相互作用を高時間分解能で、解析した。2019年にRSC Advancesに発表した観察結果をさらに上回る時間分解能での解析に成功し、さらにはその相互作用力を2次元でマッピングすることで、バイオセンサー上の受容体(抗体)分子のター...
❏生体分子の認識能を利用した固体表面のナノスケール組成分析プローブ顕微鏡技術の開発(21710103)
【研究テーマ】ナノ材料・ナノバイオサイエンス
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】林 智広 東京工業大学, 大学院・総合理工学研究科, 准教授 (30401574)
【キーワード】走査型プローブ顕微鏡 / 生体分子 / ペプチド / 表面科学 / 固液界面 (他9件)
【概要】本研究の目的は2000年代前半から注目されてきた"特定の材料に対して特異的に高いアフィニティーを示すペプチド(以後、材料結合ペプチドと示す)"の材料認識能を利用し、従来不可能であった溶液中におけるナノスケールの分解能での表面化学組成分析技術を開発することである。我々は以前の研究でターゲット材料に対する結合メカニズムが明らかにされているTi結合ペプチドを用いて探針の設計、測定条件の最...
【工学】プロセス・化学工学:アミド化合物生体分子を含む研究件
❏新規アミド結合反応の開発とペプチド性機能分子の創出(16K14495)
【研究テーマ】生物機能・バイオプロセス
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】木野 邦器 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (60318764)
【キーワード】アミド化合物 / アミド結合形成反応 / ペプチド / アデニル化酵素 / 求核置換反応 (他15件)
【概要】アミド化合物には生体分子や化成品など有用物質が多く、バイオプロセスによる効率的な合成法の開発が望まれている。研究代表者はカルボキシ基の酵素的アデニル化とアミンの求核置換反応によるアミド化合物合成法を開発している。本研究では本手法を拡張して合成可能なアミド化合物の多様化を検討した。Fatty acyl-AMP ligaseによる脂肪酸アミド合成法、非リボソーム型ペプチド合成酵素のアデニル化ドメインに...
❏生体機能分子を利用したアミド化合物生産法の開発(26289318)
【研究テーマ】生物機能・バイオプロセス
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】木野 邦器 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (60318764)
【キーワード】バイオテクノロジー / 遺伝子 / 酵素 / 生体分子 / 生物・生体工学 (他8件)
【概要】多様な機能を有するアミド化合物の中でも、抗体に代わる中分子医薬品として注目されているペプチドには、血圧降下作用をはじめ抗酸化や抗疲労さらには呈味性を有するものなど多く、効率的なペプチド合成法の開発が望まれている。研究代表者は、無保護のアミノ酸から任意のジペプチドを合成可能な新規酵素を多数取得しており、それらを利用して塩味増強効果を有するジペプチドの探索や酵素の機能改変による効率的な合成プロセスを開...
【工学】総合工学:表面・界面物性生体分子を含む研究件
❏生体膜の膜ゆらぎ計測とその生体膜機能との相関(15H03824)
【研究テーマ】分析化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】藤浪 眞紀 千葉大学, 大学院工学研究院, 教授 (50311436)
【キーワード】分析科学 / 生体物理 / 生体分子 / 生体膜 / 表面・界面物性 (他7件)
【概要】本研究では,自立型脂質二重膜である黒膜について,レーザー誘起界面変形法(LISD),光褪色後蛍光回復法(FRAP)の適用を可能にすると共にコレステロール濃度・浸透圧依存性の測定を行った。浸透圧が増加した場合,膜張力と拡散係数が共に増加したのに対し,コレステロール濃度が増加した場合は膜張力が増加したのに対して拡散係数の減少が見られた。これらの結果は膜張力と流動性についての系統的な測定結果として重要で...
❏湿度制御X線回折実験による蛋白質内部運動と水和構造変化の相関に関する研究(19204042)
【研究テーマ】生物物理・化学物理
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】中迫 雅由 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (30227764)
【キーワード】生物物理 / ナノマシン / 表面・界面物性 / 放射線・X線・粒子線 / 生体分子 (他13件)
【概要】蛋白質結晶周辺の湿度を変化させ、結晶内のバルク水量を非破壊・可逆的に制御可能な装置の開発を進め、湿潤空気流量300~450ml/minで相対湿度20~96%rhの範囲で実験を行うことが可能な装置とその実験手順を確立し各種蛋白質結晶に適用した。サブゼロ温度領域で蛋白質のダイナミクスを探る実験、種々の蛋白質結晶についての構造解析、分子動力学計算を通じた蛋白質の運動と水和構造変化の相関解析も実施した。...
【工学】総合工学:AFM生体分子を含む研究件
❏高速バイオAFMが拓く新構造生物学(24227005)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2012-05-31 - 2017-03-31
【研究代表者】安藤 敏夫 金沢大学, バイオAFM先端研究センター, 特任教授 (50184320)
【キーワード】走査プローブ顕微鏡 / 1分子計測・操作 / バイオイメージング / タンパク質 / 細胞 (他19件)
【概要】三つの課題に取り組んだ。課題1では、既に確立した高速AFMを利用して多様な蛋白質系で起こる動的プロセスを観察し、機能メカニズムに迫るとともに、従来技術では困難な天然変性蛋白質の構造解析が高速AFMで可能であることを実証した。課題2では、振動を起こさずに広域を高速走査する技術やイメージング中に試料を操作可能なインターラクティブ高速AFMを開発し、その有効性を実証した。また、カンチレバー走査方式の高速...
❏単一生細胞成分の経時的ナノ分析:機能分子の採取・同定・注入法の開発(15101004)
【研究テーマ】ナノ材料・ナノバイオサイエンス
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2003 - 2006
【研究代表者】猪飼 篤 東京工業大学, 大学院生命理工学研究科, 教授 (50011713)
【キーワード】AFM / mRNA / 培養細胞 / ナノマニピュレーター / PCR (他19件)
【概要】本研究課題では当該研究期間内につぎの事項の研究成果を挙げることができた。 1)膜タンパク質の特異的引き抜き過程におけるフォースカーブの解析から、当該膜タンパク質と細胞骨格の連鎖機構に関する情報をえる方法を開発した。 2)膜タンパク質の採取を行い、その同定法にけい光ラベルした抗体を用いた。赤血球膜タンパク質の採取は共有結合性架橋剤を用いる方法と、個々の膜タンパク質に特異的親和性を持つリガンドを用いる...
【工学】総合工学:原子間力顕微鏡生体分子を含む研究件
❏vWF分子機構における血小板粘着力生成のナノバイオメカニクス(25560209)
【研究テーマ】生体医工学・生体材料学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】谷下 一夫 早稲田大学, ナノ理工学研究機構, 教授 (10101776)
【キーワード】バイオメカニクス / 血小板 / 粘着力 / VWF / 原子間力顕微鏡 (他12件)
【概要】血小板表面の糖タンパクGPIbαが、血漿中のVWFと呼ばれるタンパクと結合して、粘着力を発生し、凝集・血栓形成となる。そこで、本研究では、VWFの分子レベルでの立体構造変化と粘着力のせん断速度依存性を明らかにするために、粘着力を原子間力顕微鏡によって直接測定して、粘着力発生に関して検討を行った。AFMによって得られたフォースカーブには単一ピークとマルチピークが現れ、単分子結合力は、52.0pNと求...
❏高速バイオAFMが拓く新構造生物学(24227005)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2012-05-31 - 2017-03-31
【研究代表者】安藤 敏夫 金沢大学, バイオAFM先端研究センター, 特任教授 (50184320)
【キーワード】走査プローブ顕微鏡 / 1分子計測・操作 / バイオイメージング / タンパク質 / 細胞 (他19件)
【概要】三つの課題に取り組んだ。課題1では、既に確立した高速AFMを利用して多様な蛋白質系で起こる動的プロセスを観察し、機能メカニズムに迫るとともに、従来技術では困難な天然変性蛋白質の構造解析が高速AFMで可能であることを実証した。課題2では、振動を起こさずに広域を高速走査する技術やイメージング中に試料を操作可能なインターラクティブ高速AFMを開発し、その有効性を実証した。また、カンチレバー走査方式の高速...
❏単一生細胞成分の経時的ナノ分析:機能分子の採取・同定・注入法の開発(15101004)
【研究テーマ】ナノ材料・ナノバイオサイエンス
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2003 - 2006
【研究代表者】猪飼 篤 東京工業大学, 大学院生命理工学研究科, 教授 (50011713)
【キーワード】AFM / mRNA / 培養細胞 / ナノマニピュレーター / PCR (他19件)
【概要】本研究課題では当該研究期間内につぎの事項の研究成果を挙げることができた。 1)膜タンパク質の特異的引き抜き過程におけるフォースカーブの解析から、当該膜タンパク質と細胞骨格の連鎖機構に関する情報をえる方法を開発した。 2)膜タンパク質の採取を行い、その同定法にけい光ラベルした抗体を用いた。赤血球膜タンパク質の採取は共有結合性架橋剤を用いる方法と、個々の膜タンパク質に特異的親和性を持つリガンドを用いる...
【工学】総合工学:走査プローブ顕微鏡生体分子を含む研究件
❏高速バイオAFMが拓く新構造生物学(24227005)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2012-05-31 - 2017-03-31
【研究代表者】安藤 敏夫 金沢大学, バイオAFM先端研究センター, 特任教授 (50184320)
【キーワード】走査プローブ顕微鏡 / 1分子計測・操作 / バイオイメージング / タンパク質 / 細胞 (他19件)
【概要】三つの課題に取り組んだ。課題1では、既に確立した高速AFMを利用して多様な蛋白質系で起こる動的プロセスを観察し、機能メカニズムに迫るとともに、従来技術では困難な天然変性蛋白質の構造解析が高速AFMで可能であることを実証した。課題2では、振動を起こさずに広域を高速走査する技術やイメージング中に試料を操作可能なインターラクティブ高速AFMを開発し、その有効性を実証した。また、カンチレバー走査方式の高速...
❏生体分子の認識能を利用した固体表面のナノスケール組成分析プローブ顕微鏡技術の開発(21710103)
【研究テーマ】ナノ材料・ナノバイオサイエンス
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】林 智広 東京工業大学, 大学院・総合理工学研究科, 准教授 (30401574)
【キーワード】走査型プローブ顕微鏡 / 生体分子 / ペプチド / 表面科学 / 固液界面 (他9件)
【概要】本研究の目的は2000年代前半から注目されてきた"特定の材料に対して特異的に高いアフィニティーを示すペプチド(以後、材料結合ペプチドと示す)"の材料認識能を利用し、従来不可能であった溶液中におけるナノスケールの分解能での表面化学組成分析技術を開発することである。我々は以前の研究でターゲット材料に対する結合メカニズムが明らかにされているTi結合ペプチドを用いて探針の設計、測定条件の最...
【工学】総合工学:ナノ粒子生体分子を含む研究件
❏高機能化タンパク質ナノスフィアによるがん細胞ターゲッティング(26289310)
【研究テーマ】生物機能・バイオプロセス
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】小畠 英理 東京工業大学, 生命理工学院, 教授 (00225484)
【キーワード】タンパク質 / ナノ粒子 / DDS / 抗がん / 生体機能材料 (他10件)
【概要】疎水性温度応答性ポリペプチドとポリアスパラギン酸の融合タンパク質が、加温により直径30 nm程度の均一なナノスフィアを形成することが明らかとなった。このナノスフィアは、分子設計により表面に任意の機能タンパク質を提示することが可能であり、内部は疎水性コアを形成するため、疎水性化合物を容易に内包することができる。これを利用してがん細胞への特異的送達を行うため、表面に分子認識機能を有する分子を提示し、内...
❏質量分析用高性能標識試薬の開発と生体分子の高感度分析(24590047)
【研究テーマ】物理系薬学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】三田 智文 東京大学, 薬学研究科(研究院), 教授 (30187306)
【キーワード】標識試薬 / 質量分析 / クロマトグラフィー / 生体分子 / 新生児マススクリーニング (他9件)
【概要】近年、高速液体クロマトグラフィー(LC)とタンデム型質量分析計(MS/MS)を組み合わせたLC/MS/MS が広く用いられている。そこで、LC/MS/MS における検出感度および選択性の向上を目的として、LC/MS/MS用の標識試薬を作製することを目的として研究を行った。また、作製した標識試薬を用いて疾患のマーカーとなる生体分子の高感度な分析法を開発した。本研究で開発した分析法は、先天性代謝異常症...
【工学】総合工学:センサー生体分子を含む研究件
❏機能性核酸を用いた細胞表層分子化学(26288081)
【研究テーマ】生体関連化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】山東 信介 東京大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (20346084)
【キーワード】細胞膜 / センサー / 生体分子
【概要】細胞膜は細胞が機能を発揮する重要な場であり、細胞膜上で分子の機能を解析する分析技術の発展は急務の課題であった。本研究では、高い性能を有する蛍光核酸アプタマーセンサーの設計に取り組み、標的とする生体分子(アデニン系化合物やインターフェロンガンマ)に応答し、蛍光を発するBODIPY色素修飾蛍光核酸アプタマーセンサーの開発を実現した。また、開発した蛍光核酸アプタマーセンサーが細胞膜上でも機能し、蛍光分子...
❏脊椎動物由来味覚受容体タンパク質を基盤にした呈味物質センサーの創出(20688015)
【研究テーマ】応用分子細胞生物学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2008 - 2009
【研究代表者】三坂 巧 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 准教授 (40373196)
【キーワード】分子間相互作用 / 味覚 / 受容体 / 味物質 / センサー (他9件)
【概要】味物質の受容を行う味覚受容体を利用し、呈味物質に対して安定的な数値を提示する味センサーの作製を行った。最も嗜好される味である甘味を測定するために、ヒト甘味受容体を安定的に発現する培養細胞を作製した。甘味物質を投与した際に観察される細胞内カルシウム濃度変化を蛍光カルシウム指示薬の蛍光強度変化として測定することで、長期間安定的な数値を提示しうる甘味センサー細胞となりうることを示した。 ...
【工学】総合工学:ダイナミクス生体分子を含む研究件
❏生体分子構造およびに生体分子間相互作用の安定化における水分子の役割の解明(26800227)
【研究テーマ】生物物理・化学物理・ソフトマターの物理
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】苙口 友隆 慶應義塾大学, 理工学部, 講師 (90589821)
【キーワード】生体分子 / 機能的構造揺らぎ / 水和構造 / 水素結合ネットワーク / 分子動力学シミュレーション (他9件)
【概要】本研究では、生命に不可欠な水が蛋白質の機能的運動にどのような役割を果たすかを明らかにするために、分子動力学(MD)シミュレーションと構造解析実験を組み合わせながら、酵素蛋白質グルタミン酸脱水素酵素(GDH)が基質を捉える運動と水和構造変化の相関を調べた。その結果、GDHの機能的運動がその表面での水分子の脱離・吸着で制御されていることを見出した。 さらに、X線結晶構造解析で観察された水和構造を原子レ...
❏高速バイオAFMが拓く新構造生物学(24227005)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2012-05-31 - 2017-03-31
【研究代表者】安藤 敏夫 金沢大学, バイオAFM先端研究センター, 特任教授 (50184320)
【キーワード】走査プローブ顕微鏡 / 1分子計測・操作 / バイオイメージング / タンパク質 / 細胞 (他19件)
【概要】三つの課題に取り組んだ。課題1では、既に確立した高速AFMを利用して多様な蛋白質系で起こる動的プロセスを観察し、機能メカニズムに迫るとともに、従来技術では困難な天然変性蛋白質の構造解析が高速AFMで可能であることを実証した。課題2では、振動を起こさずに広域を高速走査する技術やイメージング中に試料を操作可能なインターラクティブ高速AFMを開発し、その有効性を実証した。また、カンチレバー走査方式の高速...
❏高干渉性X線を用いた蛋白質分子内部運動の時間相関測定(17654084)
【研究テーマ】生物物理・化学物理
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】中迫 雅由 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (30227764)
【キーワード】生体分子 / X線散乱 / 干渉性 / 中間散乱関数 / 放射光 (他6件)
【概要】本申請では、蛋白質の運動性を実時間計測できる新たな実験手法として高干渉性X線を利用したスペックルパターンの時分割測定による蛋白質内部運動の時間相関測定を試みた。実験では、まず、X線ミラーによってアンジュレーターから放射されるX線の高調波成分を除去し、モノクロメータで単色X線(波長1A)を得、チョッパーによってパルス状X線を作り時間分割測定に供した。さらに、単色化X線を10ミクロン程度のアパチャに通...
【工学】総合工学:放射線・X線・粒子線生体分子を含む研究件
❏フェムト秒コヒーレントX線を活用した複雑系生体高分子の溶液構造可視化法の構築(23651126)
【研究テーマ】ナノ材料・ナノバイオサイエンス
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】西野 吉則 北海道大学, 電子科学研究所, 教授 (40392063)
【キーワード】コヒーレントX線 / フェムト秒 / 生体分子 / 放射線・X線・粒子線 / X線自由電子レーザー (他8件)
【概要】我々が提案するパルス状コヒーレントX線溶液散乱法の基本概念を含むレビュー論文を出版した。制御された環境下での測定を可能にする試料ホルダとして環境セルを開発した。計算機シミュレーションにより、実験配置の検討やデータ解析アルゴリズムの開発を行った。X線自由電子レーザー施設SACLAを用いて、パルス状コヒーレントX線溶液散乱測定を行い、シングルショットでのコヒーレントX線回折パターン計測に成功した。 ...
❏湿度制御X線回折実験による蛋白質内部運動と水和構造変化の相関に関する研究(19204042)
【研究テーマ】生物物理・化学物理
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】中迫 雅由 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (30227764)
【キーワード】生物物理 / ナノマシン / 表面・界面物性 / 放射線・X線・粒子線 / 生体分子 (他13件)
【概要】蛋白質結晶周辺の湿度を変化させ、結晶内のバルク水量を非破壊・可逆的に制御可能な装置の開発を進め、湿潤空気流量300~450ml/minで相対湿度20~96%rhの範囲で実験を行うことが可能な装置とその実験手順を確立し各種蛋白質結晶に適用した。サブゼロ温度領域で蛋白質のダイナミクスを探る実験、種々の蛋白質結晶についての構造解析、分子動力学計算を通じた蛋白質の運動と水和構造変化の相関解析も実施した。...
【工学】総合工学:マイクロ・ナノデバイス生体分子を含む研究件
❏Isothermal DNA Sequencing by Diffusion Current in a MoS2 Nanopore(17K17682)
【研究テーマ】生体医工学・生体材料学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】徐 偉倫 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 講師 (50771549)
【キーワード】Nanopore / DNA sequencing / Bionanosensing / Diffusiophoresis / 2D materials (他18件)
【概要】It was demonstrated that the structural information of ssDNA molecules can be revealed using artificial solid-state nanopores. The proposed isothermal sensing method by diffusion current has simultane...
❏オンチップ液体クロマトグラフィーを用いたカテコールアミン高感度分析システムの開発(21790033)
【研究テーマ】物理系薬学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】角田 誠 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 講師 (10323453)
【キーワード】分析化学 / クロマトグラフィー / マイクロ化学チップ / 生体分子 / マイクロ・ナノデバイス
【概要】オンチップ液体クロマトグラフィーによる高性能な分離媒体の作製に成功した。フォトリソグラフィーとドライエッチングにより、シリコン基板にクロマトグラフィー用分離媒体として流路内にピラーアレイを作製し、分離用チップとした。低拡散曲線構造を有するカラム長の長いLCチップ(カラム長110mm)を用いることで、直線流路だけでは得られない分離能を得ることができた。6種蛍光誘導体化アミノ酸を140秒以内に分離する...
【工学】総合工学:ナノ材料生体分子を含む研究件
❏環境応答型ナノ界面制御技術を応用したバイオセパレーションシステムの開発(21390012)
【研究テーマ】物理系薬学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】金澤 秀子 慶應義塾大学, 薬学部, 教授 (10240996)
【キーワード】高分子合成 / ナノ材料 / 環境対応 / 生体分子
【概要】環境変化を自ら認識し応答するインテリジェントな高分子を分子設計し,新しい概念のバイオセパレーションシステムの実現と手術室などの医療現場においてon-siteで計測可能な生体機能解析システムへの応用を行った。機能性高分子修飾分離担体のナノ界面制御技術に基づき,タンパクとの相互作用調節するテクノロジーを発展させ,バイオセパレーションシステムを構築し生体高分子の分離精製へ応用した。さらに手術室でリアルタ...
❏二分子膜固定化ゲルの生体分子分析法への応用(17655071)
【研究テーマ】生体関連化学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】辻井 薫 北海道大学, 電子科学研究所, 教授 (40360945)
【キーワード】分析科学 / 生体分子 / 自己組織化 / ナノ材料 / 蛋白質 (他11件)
【概要】重合性界面活性剤イタコン酸ドデシルグリセリル(DGI : n-C_<12>H_<25>OCOCH_2C(=CH_2)COOCH_2CH(OH)一CH_20H)は、少量のイオン性界面活性剤の存在下で、サブミクロンの距離を隔てた規則的な二分子膜(ラメラ液晶)を形成し、可視光の回折によって発色するという面白い現象を示す。さらにアクリルアミド(AAm)、メチレンビスアクリルアミドが...
【工学】総合工学:可視化生体分子を含む研究件
❏分泌素過程を制御する分子機構の解明(21790197)
【研究テーマ】生理学一般
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】坪井 貴司 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 准教授 (80415231)
【キーワード】開口放出 / ミオシン2 / マイクロRNA / ホルモン / 神経内分泌細胞 (他13件)
【概要】私達は環境変化に対応するため、ホルモンを分泌することにより体内の恒常性を一定に保っている。この機構の破綻は、アレルギー、糖尿病等の種々の疾患に直結する。本研究では、ホルモン分泌制御を行うタンパク質(ミオシン2)を同定し、その機能を生化学・生理学・バイオイメージングなど様々なアプローチで解析することにより、ホルモン分泌の仕組みを分子レベルで理解することが可能となった。 ...
❏生体内情報伝達分子の可視化検出法に関する研究(18350045)
【研究テーマ】分析化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】小澤 岳昌 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (40302806)
【キーワード】可視化 / バイオテクノロジー / 分析化学 / 生体分子
【概要】本研究では,蛍光タンパク質GFPとその誘導体,および発光タンパク質の一つであるルシフェラーゼを情報変換分子として,我々がこれまで開発した「タンパク質再構成法」を展開・応用し情報伝達分子の可視化法に関する研究を行った.ルシフェラーゼをプロテインスプライシングにより環状化した新たなプローブ設計の原理や,タンパク質間相互作用を時空間解析する分割ルシフェラーゼの開発など,新規なプローブ開発の概念を創出した...
❏開口放出様式を制御する分子機構の可視化解析(18689008)
【研究テーマ】生理学一般
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】坪井 貴司 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 准教授 (80415231)
【キーワード】可視化 / 生体分子 / 生理学 / 蛋白質 / 脳・神経 (他15件)
【概要】私達の身体は環境変化に対応するため、ホルモンを分泌することにより体内の恒常性を一定に保っている。この機構の破綻は、アレルギー、糖尿病等の種々の疾患に直結する。しかしホルモン分泌の詳細な分子メカニズムについては解明されていない。そこで、超高感度、超高解像度を持つ蛍光顕微鏡を新規開発し、内分泌細胞から起こるホルモン分泌反応を直接可視化計測することに成功した。そして、ホルモン分泌制御機構の詳細な分子メカ...
【総合生物】生体分子化学:天然物化学生体分子を含む研究件
❏骨芽細胞の分化・増殖に関わる微量天然物の全合成による大量供給と立体化学決定(17K15264)
【研究テーマ】生物有機化学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】小倉 由資 東北大学, 農学研究科, 助教 (50750139)
【キーワード】骨芽細胞 / 天然物合成 / 有機合成化学 / 生理活性 / 生体分子 (他7件)
【概要】これまでに無いタイプの画期的な骨粗鬆症治療薬の開発に繋がると期待される天然由来成分が発見されたが、これらは天然からは極微量にしか得られないため、その物質の構造の一部が判明していなかった。そこでこれらの天然有機化合物の合成研究に取り組んだ結果、化合物全体を作り上げるために必要な各ブロックの調製まで行うことができた。目的の天然有機化合物の合成にはこれらのブロックを連結することが必要で、これから様々な検...
❏小胞体ストレス誘導剤クラハインの活性発現メカニズムの解明(15H06584)
【研究テーマ】生物分子化学
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2015-08-28 - 2017-03-31
【研究代表者】岩崎 有紘 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 助教 (00754897)
【キーワード】クラハイン / 海洋天然物化学 / SERCA / プロヒビチン / 破骨細胞 (他13件)
【概要】海洋天然物クラハインは、破骨細胞分化阻害活性と小胞体膜上のカルシウムイオンポンプ(SERCA)阻害活性を有する鎖状リポペプチドである。本化合物の示す生物活性の作用機序解明を目的として研究を行った。 結果として、以下のことが明らかとなった。 ①クラハインによる破骨細胞分化阻害活性に、プロヒビチン-1および-2が関与している可能性が示唆された。②クラハインのSERCA結合部位として、全アミノ酸配列(お...
【総合生物】生体分子化学:1分子計測(SDM)生体分子を含む研究件
❏生体分子の分子認識プロセスの時空間的スケールギャップ問題の解決のための基礎研究(19H02565)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】林 智広 東京工業大学, 物質理工学院, 准教授 (30401574)
【キーワード】1分子計測 / 表面科学 / ナノバイオテクノロジー / 生体分子 / ナノバイオサイエンス (他8件)
【概要】当該年度においては、原子間力顕微鏡(atomic force microscopy: AFM)と高速オシロスコープの複合装置を構築し、ストレプトアビジン-ビオチン間に働く、相互作用を高時間分解能で、解析した。2019年にRSC Advancesに発表した観察結果をさらに上回る時間分解能での解析に成功し、さらにはその相互作用力を2次元でマッピングすることで、バイオセンサー上の受容体(抗体)分子のター...
❏タンパク質の分子間相互作用の1分子観察(16H04094)
【研究テーマ】物理化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】藤芳 暁 東京工業大学, 理学院, 助教 (70371705)
【キーワード】1分子イメージング / 1分子観察 / 低温顕微鏡 / 抗原抗体反応 / 1分子計測(SMD) (他11件)
【概要】タンパク質は複合体をつくり生理機能を発現している。当該課題の研究目的は、その分子間相互作用を1分子観察できる光イメージング法を確立することにある。このような試みは世界的に見ても誰も成功していない。それは、分子間相互作用を研究するには、解像度1 nmで三次元全ての軸に対する空間情報を取得しなければならないからである。 このような背景から我々は、ナノメートルの分解能のクライオ蛍光顕微鏡の開発に取り組ん...
❏希土類イオンの単一スピン状態の1イオン光検出(15H03765)
【研究テーマ】物理化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】松下 道雄 東京工業大学, 理学院, 准教授 (80260032)
【キーワード】1分子観察 / 一分子計測(SMD) / 一分子観察 / 1分子計測(SMD) / 一分子観察(SMD) (他13件)
【概要】我々は、結晶中にある無数のイオン一つ一つをそれぞれ1量子ビットずつに割り当てることで、量子ビットを高度に集積することを目指して、新しい系の探索と観察する光学顕微鏡の独自開発を10年にわたり続けてきた。当該研究では、Pr3+同士の三次元相対位置を決定する場合に、遷移双極子の向きにより、20~30 nmの系統誤差が生じることが分かった。そこで、三次元のすべての軸を高精度に決定することで、この系統誤差を...
【総合生物】神経科学:筋肉生理学生体分子を含む研究件
❏In vivoナノ計測による心筋収縮制御機構の解明(15H04677)
【研究テーマ】生理学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】福田 紀男 東京慈恵会医科大学, 医学部, 准教授 (30301534)
【キーワード】生物物理 / ナノバイオ / 分子イメージング / 心筋 / 細胞・組織 (他10件)
【概要】1)ラット幼若心筋細胞のZ線にα-actinin-YC-Nano140を発現させ、細胞内局所のCa濃度とサルコメア長の同時計測を行った。2)マウス摘出心臓において、心筋細胞内局所のCa動態を計測する技術を開発した。3)マウスin vivo心臓から心筋細胞内のサルコメアの動きを高空間(20 nm)・時間(10 ms)分解能で捉えることのできるシステムを開発し、サルコメア動態とマクロパラメータ(心電図...
❏In vivoナノイメージングによる心筋興奮収縮連関のメカニズムの解明(23300146)
【研究テーマ】神経・筋肉生理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】福田 紀男 東京慈恵会医科大学, 医学部, 准教授 (30301534)
【キーワード】生理学 / 細胞・組織 / 生体分子 / ナノバイオ / 心筋 (他15件)
【概要】1)ラット培養幼若心筋細胞のZ線にAcGFPを発現させ、収縮の最小単位であるサルコメアの長さ変化を細胞内Ca濃度変化と同時にnm精度で解析できるシステムの構築に成功した。2)ラット培養幼若心筋細胞において、約38℃以上の条件下、高速(~10 Hz)のサルコメア振動(HSOs)が生じることを見出した。3)マウスin vivo心臓において、心筋細胞内ナノ分子情報を抽出できる新たな顕微システムを構築し、...
【総合生物】神経科学:シナプス生体分子を含む研究件
❏神経伝達物質放出の修飾機構解明のための分子生理学的研究(23220008)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】真鍋 俊也 東京大学, 医科学研究所, 教授 (70251212)
【キーワード】神経科学 / 生理学 / 生体分子 / 脳・神経 / 遺伝子 (他8件)
【概要】シナプス前終末の細胞内小器官に存在するカルシウム動態を調節する複数の機能分子の役割を明らかにするために、それらの分子の遺伝子改変マウスを用いて興奮性シナプス伝達を解析したところ、シナプス前性のシナプス可塑性に異常があることを見出した。また、神経伝達物質放出を制御する蛋白複合体と相互作用するシナプス前分子の機能解析を行ったところ、神経伝達物質の放出の制御とシナプス前終末内のシナプス小胞の動態に関与す...
❏新規D-セリンシグナリングを介したシナプス可塑性および記憶・学習制御機構の解明(23689012)
【研究テーマ】生理学一般
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】掛川 渉 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (70383718)
【キーワード】神経科学 / 生理学 / 生体分子 / アミノ酸 / シナプス
【概要】本研究では、発達期小脳に豊富に存在するD-セリンの生理的役割について追究した。その結果、D-セリンは神経活動依存的にグリア細胞から放出され、神経細胞に発現するデルタ2型グルタミン酸受容体と結合することにより、記憶・学習の分子基盤とされるシナプス可塑性を制御することがわかった。興味深いことに、デルタ2受容体は細胞内最C末端領域で結合するチロシン脱リン酸化酵素PTPMEGを介してシナプス可塑性を調節し...
【総合生物】神経科学:生物・生体工学生体分子を含む研究件
❏関節軟骨表面における高機能潤滑システムの自己形成・自己修復メカニズムの探究(17H01244)
【研究テーマ】設計工学・機械機能要素・トライボロジー
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】澤江 義則 九州大学, 工学研究院, 教授 (10284530)
【キーワード】トライボロジー / 関節潤滑 / 超潤滑 / 細胞・組織 / 関節軟骨 (他10件)
【概要】関節軟骨によく似た性質を持つ柔軟材料(ハイドロゲル)を軟骨モデルとして用い,生体関節の摩擦を小さくし,滑らかな動きを可能にしている超潤滑メカニズムの詳細を探求した.その結果,関節液に含まれるヒアルロン酸とリン脂質の複合体が優れた潤滑機能を発揮し摩擦を低減すること,軟骨を形成する細胞外基質とこれらの成分が結びつくことで潤滑機能が更に高まること,さらに軟骨組織に含まれる水が上記の成分による潤滑機能の形...
❏スクアレンを出発材料とする生合成経路の再構築とその実験室内進化(15H04189)
【研究テーマ】生物機能・バイオプロセス
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】梅野 太輔 千葉大学, 大学院工学研究院, 准教授 (00400812)
【キーワード】合成生物学 / 進化分子工学 / スクリーニング / トリテルペン / オキシドスクアレン (他19件)
【概要】30,000を超えると云われるトリテルペン類の全てが,スクアレンを原料として生合成される.これらの骨格形成に関わる未知の遺伝子探索と機能改良のため,不可視であった細胞内のスクアレンの消費活性を色スクリーニングする手法を開発した.この手法を用いて得たスクアレン環化酵素の活性変異体を用いた人工経路を構成し,自然界には見つかっていない種々の非天然トリテルペン合成経路を確立することに成功した. ...
❏生体機能分子を利用したアミド化合物生産法の開発(26289318)
【研究テーマ】生物機能・バイオプロセス
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】木野 邦器 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (60318764)
【キーワード】バイオテクノロジー / 遺伝子 / 酵素 / 生体分子 / 生物・生体工学 (他8件)
【概要】多様な機能を有するアミド化合物の中でも、抗体に代わる中分子医薬品として注目されているペプチドには、血圧降下作用をはじめ抗酸化や抗疲労さらには呈味性を有するものなど多く、効率的なペプチド合成法の開発が望まれている。研究代表者は、無保護のアミノ酸から任意のジペプチドを合成可能な新規酵素を多数取得しており、それらを利用して塩味増強効果を有するジペプチドの探索や酵素の機能改変による効率的な合成プロセスを開...
【総合生物】神経科学:生物物理学生体分子を含む研究件
❏細胞内ナノスペースにおける特定の生体分子の温度計測(18K19285)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2018-06-29 - 2020-03-31
【研究代表者】船津 高志 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 教授 (00190124)
【キーワード】生物物理学 / ナノバイオ / 細胞・組織 / 生体分子 / 分析科学 (他6件)
【概要】細胞内には局所温度の分布がある。しかし、現状では、温度計測の空間分解能は光の回折限界の~500 nmに留まっている。この限界を打開するため、細胞内の生体分子のラマン散乱光(アンチストークス光とストークス光)を測定することにより、生体分子の温度を計測することを目指した。低周波顕微ラマン分光システムの性能を確かめるため、Acetonitrileを顕微ラマン分光した。Stokes/Anti-stokes...
❏In vivoナノイメージングによる心筋興奮収縮連関のメカニズムの解明(23300146)
【研究テーマ】神経・筋肉生理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】福田 紀男 東京慈恵会医科大学, 医学部, 准教授 (30301534)
【キーワード】生理学 / 細胞・組織 / 生体分子 / ナノバイオ / 心筋 (他15件)
【概要】1)ラット培養幼若心筋細胞のZ線にAcGFPを発現させ、収縮の最小単位であるサルコメアの長さ変化を細胞内Ca濃度変化と同時にnm精度で解析できるシステムの構築に成功した。2)ラット培養幼若心筋細胞において、約38℃以上の条件下、高速(~10 Hz)のサルコメア振動(HSOs)が生じることを見出した。3)マウスin vivo心臓において、心筋細胞内ナノ分子情報を抽出できる新たな顕微システムを構築し、...
【農学】境界農学:タンパク質工学生体分子を含む研究件
❏G蛋白質の活性調節因子として働くヒトのグロビン蛋白質の機能制御機構の解明(17K07329)
【研究テーマ】機能生物化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】若杉 桂輔 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (20322167)
【キーワード】蛋白質 / 蛋白質間相互作用 / 蛋白質工学 / 酸化ストレス / 細胞保護 (他8件)
【概要】ヒト脳神経細胞内に存在するニューログロビン(Ngb)は、酸化ストレスに伴う神経細胞死を防ぎ、また、通常酸素濃度正常状態では神経突起伸長を促す。本研究では、我々は、蛋白質工学的手法を用いて、ヒトNgbの作用機序の解明、及び、蛋白質間相互作用に着目した機能制御機構の解明に挑んだ。その結果、Ngbの働きに重要なアミノ酸残基や蛋白質間相互作用に重要なアミノ酸残基を明らかにできた。さらに、今回、新たに、Ng...
❏変性タンパク質可溶化技術を利用したがん免疫治療の診断薬開発と個別化医療への応用(16H04580)
【研究テーマ】生物機能・バイオプロセス
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】二見 淳一郎 岡山大学, ヘルスシステム統合科学研究科, 准教授 (00420498)
【キーワード】タンパク質工学 / 腫瘍免疫学 / 化学修飾 / バイオテクノロジー / コンパニオン診断薬 (他17件)
【概要】末梢血に含まれるがん抗原に対する自己抗体をバイオマーカーとして、個人差が大きいがんに対する免疫応答を的確に予測・モニタリングする技術開発に取り組んだ。150種類超の全長ヒトがん抗原の生産リソースを整備し、水溶性で全エピトープを露出するS-カチオン化抗原とluminex法を組み合わせた診断薬プロトタイプを完成した。実際にがん免疫サイクルの活性化を反映する自己抗体の変動を鋭敏に観察することに成功した。...
【農学】境界農学:味覚生体分子を含む研究件
❏ヒト味覚受容体発現細胞を用いた味の相乗・相殺効果の分子メカニズムの解析(22380072)
【研究テーマ】食品科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】三坂 巧 東京大学, 農学生命科学研究科, 准教授 (40373196)
【キーワード】食品 / 遺伝子 / 生体分子 / 味覚
【概要】食品の味はその価値を決定づける重要な因子である。近年同定された味覚受容体の機能解析により、官能評価に依らない味物質の評価が可能となり、詳細な味物質受容メカニズムも解析可能となってきた。我々は、ヒト甘味受容体を安定発現する細胞株を構築し、甘味感覚を計測しうる細胞系の構築にすでに成功した。本研究では、当該細胞株をはじめとする味覚受容体発現細胞を用いて、味の相乗・相殺のメカニズムを解析しようとする研究で...
❏味物質の呈味持続性を規定する因子の探索(21658046)
【研究テーマ】食品科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】三坂 巧 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 准教授 (40373196)
【キーワード】食品 / 遺伝子 / 生体分子 / 味覚
【概要】食品を実際に摂取した時に感じる味は非常に複雑(すっきり・しつこい等)であり、それを正確に表示するには受容体の活性化強度以外のパラメータによる評価が必要である。本研究では、従来のin vitroの実験において示された味覚受容体活性化の検出に加えて、味の指標となる他の因子を実験的に提示できないかという考えから発想に至った。味物質と味覚受容体との直接相互作用における速度論的パラメーターを求めることで、味...
❏脊椎動物由来味覚受容体タンパク質を基盤にした呈味物質センサーの創出(20688015)
【研究テーマ】応用分子細胞生物学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2008 - 2009
【研究代表者】三坂 巧 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 准教授 (40373196)
【キーワード】分子間相互作用 / 味覚 / 受容体 / 味物質 / センサー (他9件)
【概要】味物質の受容を行う味覚受容体を利用し、呈味物質に対して安定的な数値を提示する味センサーの作製を行った。最も嗜好される味である甘味を測定するために、ヒト甘味受容体を安定的に発現する培養細胞を作製した。甘味物質を投与した際に観察される細胞内カルシウム濃度変化を蛍光カルシウム指示薬の蛍光強度変化として測定することで、長期間安定的な数値を提示しうる甘味センサー細胞となりうることを示した。 ...
【農学】社会経済農学:食品生体分子を含む研究件
❏ヒト味覚受容体発現細胞を用いた味の相乗・相殺効果の分子メカニズムの解析(22380072)
【研究テーマ】食品科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】三坂 巧 東京大学, 農学生命科学研究科, 准教授 (40373196)
【キーワード】食品 / 遺伝子 / 生体分子 / 味覚
【概要】食品の味はその価値を決定づける重要な因子である。近年同定された味覚受容体の機能解析により、官能評価に依らない味物質の評価が可能となり、詳細な味物質受容メカニズムも解析可能となってきた。我々は、ヒト甘味受容体を安定発現する細胞株を構築し、甘味感覚を計測しうる細胞系の構築にすでに成功した。本研究では、当該細胞株をはじめとする味覚受容体発現細胞を用いて、味の相乗・相殺のメカニズムを解析しようとする研究で...
❏味物質の呈味持続性を規定する因子の探索(21658046)
【研究テーマ】食品科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】三坂 巧 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 准教授 (40373196)
【キーワード】食品 / 遺伝子 / 生体分子 / 味覚
【概要】食品を実際に摂取した時に感じる味は非常に複雑(すっきり・しつこい等)であり、それを正確に表示するには受容体の活性化強度以外のパラメータによる評価が必要である。本研究では、従来のin vitroの実験において示された味覚受容体活性化の検出に加えて、味の指標となる他の因子を実験的に提示できないかという考えから発想に至った。味物質と味覚受容体との直接相互作用における速度論的パラメーターを求めることで、味...
❏脊椎動物由来味覚受容体タンパク質を基盤にした呈味物質センサーの創出(20688015)
【研究テーマ】応用分子細胞生物学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2008 - 2009
【研究代表者】三坂 巧 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 准教授 (40373196)
【キーワード】分子間相互作用 / 味覚 / 受容体 / 味物質 / センサー (他9件)
【概要】味物質の受容を行う味覚受容体を利用し、呈味物質に対して安定的な数値を提示する味センサーの作製を行った。最も嗜好される味である甘味を測定するために、ヒト甘味受容体を安定的に発現する培養細胞を作製した。甘味物質を投与した際に観察される細胞内カルシウム濃度変化を蛍光カルシウム指示薬の蛍光強度変化として測定することで、長期間安定的な数値を提示しうる甘味センサー細胞となりうることを示した。 ...
【農学】動物生命科学:獣医学生体分子を含む研究件
❏牛における雄効果フェロモンの同定(19H00967)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2019-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】武内 ゆかり 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (10240730)
【キーワード】フェロモン / 生体分子 / 牛 / 獣医学 / 繁殖学
【概要】本年度は実施計画に基づいて研究を実施し,以下の成果を得た。 ① バイオアッセイ系の確立 ★鋤鼻器スライス標本による受容体の特定:現在報告されている牛の鋤鼻1型受容体(V1R)43種のうち,偽遺伝子化していないと推定された25遺伝子についてプローブを作製し,雄効果フェロモンを含有すると考えられる雄牛被毛を呈示した雌牛の鋤鼻器の凍結切片でin situ hybridizationとS6リボソームタンパ...
❏雄牛フェロモンの同定と実用化に関する研究(15H05782)
【研究テーマ】動物生産科学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2015-05-29 - 2020-03-31
【研究代表者】前多 敬一郎 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (30181580)
【キーワード】フェロモン / 生体分子 / 牛 / 獣医学 / 繁殖学
【概要】本年度は実施計画に基づいて研究を実施し、以下の成果を得た。 ①雄牛フェロモン活性に対するバイオアッセイ系の確立 鋤鼻神経細胞を用いた生物検定:2年6か月齢の交雑種雌牛の鋤鼻組織から確立した不死化細胞100個以上のクローンからのtotal RNA抽出とcDNA合成を完了した。鋤鼻神経細胞のマーカーであるolfactory marker proteinおよびG protein(Gi)を発現する細胞を検...
❏雄牛フェロモンの単離精製(26252053)
【研究テーマ】統合動物科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】森 裕司 東京大学, 大学院農学生命科学研究科, 教授 (40157871)
【キーワード】フェロモン / 生体分子 / 牛 / 獣医学 / 繁殖学
【概要】牛乳は国民の健康に欠かせない重要な生鮮食料品であるが, 牛乳を生産する乳牛の繁殖障害は年を追うごとに深刻化しており, その克服が喫緊の課題となっている。本研究では, 従来のホルモン等を用いる方法に代わる新たな乳牛の繁殖障害の治療・予防手段を開発することを念頭に, フェロモンを活用するための基盤研究として雄牛フェロモン(Bull Pheromone)の同定を目指す。すなわち本研究の目的は, 雌牛の性...
【農学】動物生命科学:繁殖学生体分子を含む研究件
❏牛における雄効果フェロモンの同定(19H00967)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2019-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】武内 ゆかり 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (10240730)
【キーワード】フェロモン / 生体分子 / 牛 / 獣医学 / 繁殖学
【概要】本年度は実施計画に基づいて研究を実施し,以下の成果を得た。 ① バイオアッセイ系の確立 ★鋤鼻器スライス標本による受容体の特定:現在報告されている牛の鋤鼻1型受容体(V1R)43種のうち,偽遺伝子化していないと推定された25遺伝子についてプローブを作製し,雄効果フェロモンを含有すると考えられる雄牛被毛を呈示した雌牛の鋤鼻器の凍結切片でin situ hybridizationとS6リボソームタンパ...
❏雄牛フェロモンの同定と実用化に関する研究(15H05782)
【研究テーマ】動物生産科学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2015-05-29 - 2020-03-31
【研究代表者】前多 敬一郎 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (30181580)
【キーワード】フェロモン / 生体分子 / 牛 / 獣医学 / 繁殖学
【概要】本年度は実施計画に基づいて研究を実施し、以下の成果を得た。 ①雄牛フェロモン活性に対するバイオアッセイ系の確立 鋤鼻神経細胞を用いた生物検定:2年6か月齢の交雑種雌牛の鋤鼻組織から確立した不死化細胞100個以上のクローンからのtotal RNA抽出とcDNA合成を完了した。鋤鼻神経細胞のマーカーであるolfactory marker proteinおよびG protein(Gi)を発現する細胞を検...
❏雄牛フェロモンの単離精製(26252053)
【研究テーマ】統合動物科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】森 裕司 東京大学, 大学院農学生命科学研究科, 教授 (40157871)
【キーワード】フェロモン / 生体分子 / 牛 / 獣医学 / 繁殖学
【概要】牛乳は国民の健康に欠かせない重要な生鮮食料品であるが, 牛乳を生産する乳牛の繁殖障害は年を追うごとに深刻化しており, その克服が喫緊の課題となっている。本研究では, 従来のホルモン等を用いる方法に代わる新たな乳牛の繁殖障害の治療・予防手段を開発することを念頭に, フェロモンを活用するための基盤研究として雄牛フェロモン(Bull Pheromone)の同定を目指す。すなわち本研究の目的は, 雌牛の性...
【農学】動物生命科学:生体分子を含む研究件
❏牛における雄効果フェロモンの同定(19H00967)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2019-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】武内 ゆかり 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (10240730)
【キーワード】フェロモン / 生体分子 / 牛 / 獣医学 / 繁殖学
【概要】本年度は実施計画に基づいて研究を実施し,以下の成果を得た。 ① バイオアッセイ系の確立 ★鋤鼻器スライス標本による受容体の特定:現在報告されている牛の鋤鼻1型受容体(V1R)43種のうち,偽遺伝子化していないと推定された25遺伝子についてプローブを作製し,雄効果フェロモンを含有すると考えられる雄牛被毛を呈示した雌牛の鋤鼻器の凍結切片でin situ hybridizationとS6リボソームタンパ...
❏雄牛フェロモンの同定と実用化に関する研究(15H05782)
【研究テーマ】動物生産科学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2015-05-29 - 2020-03-31
【研究代表者】前多 敬一郎 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (30181580)
【キーワード】フェロモン / 生体分子 / 牛 / 獣医学 / 繁殖学
【概要】本年度は実施計画に基づいて研究を実施し、以下の成果を得た。 ①雄牛フェロモン活性に対するバイオアッセイ系の確立 鋤鼻神経細胞を用いた生物検定:2年6か月齢の交雑種雌牛の鋤鼻組織から確立した不死化細胞100個以上のクローンからのtotal RNA抽出とcDNA合成を完了した。鋤鼻神経細胞のマーカーであるolfactory marker proteinおよびG protein(Gi)を発現する細胞を検...
❏雄牛フェロモンの単離精製(26252053)
【研究テーマ】統合動物科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】森 裕司 東京大学, 大学院農学生命科学研究科, 教授 (40157871)
【キーワード】フェロモン / 生体分子 / 牛 / 獣医学 / 繁殖学
【概要】牛乳は国民の健康に欠かせない重要な生鮮食料品であるが, 牛乳を生産する乳牛の繁殖障害は年を追うごとに深刻化しており, その克服が喫緊の課題となっている。本研究では, 従来のホルモン等を用いる方法に代わる新たな乳牛の繁殖障害の治療・予防手段を開発することを念頭に, フェロモンを活用するための基盤研究として雄牛フェロモン(Bull Pheromone)の同定を目指す。すなわち本研究の目的は, 雌牛の性...
【農学】森林圏科学:昆虫生体分子を含む研究件
❏昆虫ステロイドホルモン産生器官におけるステロイド取り込み・輸送の時空間的制御機構(25252023)
【研究テーマ】生物有機化学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】片岡 宏誌 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (60202008)
【キーワード】ステロイド / コレステロール / 前胸腺 / カイコ / マダニ (他9件)
【概要】昆虫ステロイドホルモン産生器官である前胸腺では、前駆物質であるコレステロールおよび7-デヒドロコレステロールが発育に伴い増加することがLC-MS/MS分析の結果分かった。また、ステロイド類の多変量解析の結果を他の組織と比較したところ、前胸腺は他の組織とは異なるステロイド特性を持つことが示された。さらに、ステロイド輸送タンパク質であるリポフォリンおよび抱合コレステロールの局在解析からも前胸腺に特有な...
❏昆虫のイオンチャネル型受容体を利用した匂いセンサの開発(24780329)
【研究テーマ】応用分子細胞生物学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】光野 秀文 東京大学, 先端科学技術研究センター, 特任助教 (60511855)
【キーワード】昆虫 / 生体分子 / 匂いセンサ / イオンチャネル型受容体 / 流路チップ
【概要】昆虫のイオノトロピック受容体(IR)をSf21細胞で再構築し、匂いセンサの検出素子として利用できることを実証する。IR遺伝子および補助タンパク質(Ir8a)を、カルシウム感受性蛍光タンパク質とともにSf21細胞に遺伝子導入し、IRが応答する一般的な匂い物質(一般臭)に蛍光強度変化を示す細胞系統を作出した。作出した細胞系統は、一般臭を選択的かつ濃度依存的に蛍光強度変化量として検出できることが分かった...
【農学】森林圏科学:応用微生物生体分子を含む研究件
❏スクアレンを出発材料とする生合成経路の再構築とその実験室内進化(15H04189)
【研究テーマ】生物機能・バイオプロセス
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】梅野 太輔 千葉大学, 大学院工学研究院, 准教授 (00400812)
【キーワード】合成生物学 / 進化分子工学 / スクリーニング / トリテルペン / オキシドスクアレン (他19件)
【概要】30,000を超えると云われるトリテルペン類の全てが,スクアレンを原料として生合成される.これらの骨格形成に関わる未知の遺伝子探索と機能改良のため,不可視であった細胞内のスクアレンの消費活性を色スクリーニングする手法を開発した.この手法を用いて得たスクアレン環化酵素の活性変異体を用いた人工経路を構成し,自然界には見つかっていない種々の非天然トリテルペン合成経路を確立することに成功した. ...
❏光シグナル伝達を基盤とした子実体形成機構の解明(22580097)
【研究テーマ】応用微生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】宮崎 安将 独立行政法人森林総合研究所, きのこ・微生物研究領域, 主任研究員 (40343800)
【キーワード】きのこ / 光受容体 / 形態変化 / シイタケ / 子実体形成 (他17件)
【概要】きのこの子実体形成には光が必要である。シイタケの光受容体遺伝子 Le.cry は、担子菌初のクリプトクロム型光受容体をコードしていた。その産物Le.CRY の解析 の結果、青色光領域を吸収し子実体形成に関わることが示唆された。プロテオーム解析の結果、 リン酸化や糖鎖付加などの翻訳後修飾を介して、子実体形成に関わる代謝経路やシグナル伝達 経路が存在することが分かった。トランスクリプトーム解析の結果、...
【農学】森林圏科学:植物生体分子を含む研究件
❏根の形態形成を制御するGRAS/IDDファミリーによる転写制御機構の構造研究(17K07448)
【研究テーマ】植物分子・生理科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】平野 良憲 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 助教 (50452529)
【キーワード】X線結晶構造解析 / 転写制御 / 分子認識 / GRASファミリー / 結晶構造解析 (他14件)
【概要】植物の根の形態形成に関与するGRASファミリーと転写因子IDDファミリーの相互作用に着目して、構造生物学的・生化学的手法を用いてより詳細な転写制御の分子機構の解析を行った。GRASファミリーのSCL3とIDDファミリー複合体のX線結晶構造解析を行った結果、既存のGRAS-IDD相互作用とは異なる新規の相互作用であることが明らかとなった。また、生化学的な解析から転写因子IDDファミリーとGRASタン...
❏バングラデシュ天然薬物資源調査(26305001)
【研究テーマ】生物分子化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】石橋 正己 千葉大学, 大学院薬学研究院, 教授 (90212927)
【キーワード】薬学 / シグナル伝達 / 生理活性 / 有機化学 / 植物 (他6件)
【概要】平成26年度から29年にかけて,バングラデシュ・クルナ大学薬学部S. K. Sadhu教授らのグループとの共同研究により,熱帯植物を中心にバングラデシュ天然薬用資源の調査を行った.その結果,現地特有の植物種や現地で栽培された薬用植物を中心に数多くの植物種を収集した.得られた植物エキスに対して種々の疾患に関連する細胞シグナル経路(Wnt,hedgehog,TRAIL,Notch,BMI1等)を標的と...
❏環境ストレスに対する樹木の根の代謝制御(18380087)
【研究テーマ】林学・森林工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】小島 克己 東京大学, アジア生物資源環境研究センター, 教授 (80211895)
【キーワード】荒廃地 / 環境造林 / 低酸素ストレス / アルミニウムストレス / Melaleuca cajuputi (他16件)
【概要】土壌に起因する環境ストレスが荒廃地の造林を行う上で問題になりやすい。荒廃地造林技術の開発のために環境ストレスに対する樹木根の代謝応答の機構を明らかにする必要がある。本研究では、樹木根の炭素代謝の応答を解析する手法を確立し、実際にいくつかのストレスに対する応答を解析した。その結果、低酸素ストレスやアルミニウム過剰ストレスには解糖系を阻害する作用があることが明らかになり、耐性樹種はその作用を回避する機...
【農学】水圏応用科学:微生物生体分子を含む研究件
❏スクアレンを出発材料とする生合成経路の再構築とその実験室内進化(15H04189)
【研究テーマ】生物機能・バイオプロセス
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】梅野 太輔 千葉大学, 大学院工学研究院, 准教授 (00400812)
【キーワード】合成生物学 / 進化分子工学 / スクリーニング / トリテルペン / オキシドスクアレン (他19件)
【概要】30,000を超えると云われるトリテルペン類の全てが,スクアレンを原料として生合成される.これらの骨格形成に関わる未知の遺伝子探索と機能改良のため,不可視であった細胞内のスクアレンの消費活性を色スクリーニングする手法を開発した.この手法を用いて得たスクアレン環化酵素の活性変異体を用いた人工経路を構成し,自然界には見つかっていない種々の非天然トリテルペン合成経路を確立することに成功した. ...
❏近縁種が織りなす寄生関係のケミカルエコロジー多様性の化学的解明(22603009)
【研究テーマ】ケミカルバイオロジー
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】犀川 陽子 慶應義塾大学, 理工学部, 専任講師 (20348824)
【キーワード】ケミカルエコロジー / 国際情報交換 / 徴生物 / 有機化学 / 生体分子 (他11件)
【概要】寄生菌P2は、互いに近縁の真菌C1とC2を侵食する際に、C1には誘引され、 C2には阻害される。この誘引と阻害に関わる物質を探索した結果、 C1の抽出物からP2に対する誘引活性を示す新規の芳香族化合物を単離、構造決定した。 一方、 タマバエがブナの葉の組織を異常発達させてできる虫えいに注目し、 その桃色虫えいに含まれる主要赤色色素の化学構造を決定した。また、この赤色色素は、葉に比べて虫えい中に3倍...
【医歯薬学】内科系臨床医学:アンジオクライン因子生体分子を含む研究件
❏アンジオクラインシステムによる造血幹細胞の生着制御機構の解明(19K08858)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】高橋 聡 東京大学, 医科学研究所, 特任教授 (60226834)
【キーワード】血管内皮細胞 / アンジオクライン / 細胞・組織 / シグナル伝達 / 生体分子 (他9件)
【概要】本研究では、臍帯血移植における骨髄組織特異的血管内皮に注目した、斬新なアプローチで生着不全の克服と、造血回復の促進を目標に据えた基礎的研究を行った。すなわち、研究分担者らの先行研究によって明らかになっているニッチ構成分子である血管内皮細胞に、造血幹細胞増殖、分化促進能が潜在していることを確認し、疾患動物モデルや細胞移植モデル等を用いて、成体血管内皮細胞の造血系細胞の増殖能、成体内の血管内皮造血転換...
❏血球産生型血管内皮による造血促進作用の解明(16K09866)
【研究テーマ】血液内科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】高橋 聡 東京大学, 医科学研究所, 准教授 (60226834)
【キーワード】血液免疫学 / 血管内皮造血転換 / 造血幹細胞 / 増血促進 / 細胞・組織 (他9件)
【概要】本研究で、研究代表者らは、造血微小環境の構成因子である血管内皮系細胞が、骨髄造血において果たす具体的な役割とその動態、そして他系統細胞との相互作用、またこれらを通じた血管内皮細胞を端緒とした造血系細胞産生の促進機構の一端を明らかにした。さらに、血管内皮細胞から分泌供給される複数の生理活性物質、アンジオクライン分子群に造血促進作用が存在することを明らかにした。代表者らは、研究成果を通じて、将来的に、...
【医歯薬学】内科系臨床医学:中心体生体分子を含む研究件
❏大容量RNA配列の情報解析による中心体非翻訳型RNAの網羅的同定(16K14673)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】北川 大樹 国立遺伝学研究所, 分子遺伝研究系, 教授 (80605725)
【キーワード】lncRNA / 細胞分裂 / 次世代シークエンス / 紡錘体 / 中心体 (他9件)
【概要】近年、非コードRNA(lncRNA)が様々な生理現象に関与していることが明らかにされてきた。過去の知見から中心体-分裂期紡錘体の形成に関与するlncRNAの存在は実験的に示唆されていたが、その同定には至っていなかった。本研究では、中心体-分裂期紡錘体系に局在するlncRNAを生化学的手法と次世代シークエンスを融合することで網羅的に同定することを試みた。結果として、分裂期紡錘体形成に関与するlncR...
❏超微小空間における中心小体構造の自己組織化原理の解明(16H06168)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】北川 大樹 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 教授 (80605725)
【キーワード】中心体 / 中心小体 / 細胞分裂 / 細胞生物学 / 遺伝子 (他8件)
【概要】本研究では、中心体複製における重要なプロセスである中心小体構築の分子機構に主眼を置き、その初期過程において微小空間で働く分子の機能解析を行った。その結果、初期過程で構築される土台構造であるカートホイールが形成される意義の一端を明らかにした。さらに中心小体周辺のマトリックス構造が形成される為に必要な分子複合体の同定に成功し、その複合体によって分裂期におけるマトリックスの拡大と中心小体間の結合が制御さ...
【医歯薬学】内科系臨床医学:心不全 Heart Failure生体分子を含む研究件
❏心血管疾患の多臓器連携機序の解明と臨床応用(16H05295)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】眞鍋 一郎 千葉大学, 大学院医学研究院, 教授 (70359628)
【キーワード】心不全 / マクロファージ / 臓器連関 / 自律神経 / 心腎連関 (他10件)
【概要】世界的な心不全の急増は医療上の重要な課題となっている。我々はこれまでに、肥満脂肪組織に始まった炎症が遠隔組織に波及し、糖尿病や動脈硬化を促進することを見いだしていた。本研究ではさらに、慢性腎臓病において心不全が増加する心腎連関のあらたなメカニズムを明らかにした。心臓へのストレスに対して体が心臓-脳-腎臓を連携するネットワークによって適切に応答していることを見いだした。 ...
❏心不全における交感神経機能の可塑性に関する研究(21249051)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】福田 恵一 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (20199227)
【キーワード】神経科学 / 循環器・高血圧 / 生体分子 / 脳・神経 / 発生・分化 (他13件)
【概要】心不全では、全身の交感神経活動が亢進することが知られているが、逆説的に交感神経終末から分泌されるノルエピネフリンの心筋内含量は減少している。この現象が交感神経の副交感神経化によるものかどうかを検証するために研究を行った。結果、交感神経を副交感神経に変換する因子として知られる白血病抑制因子とカルジオトロフィン-1の発現が、不全心筋において増加し、これらの因子により、心臓を支配する交感神経が副交感神経...
【医歯薬学】内科系臨床医学:マイクロRNA(miRNA)生体分子を含む研究件
❏分泌素過程を制御する分子機構の解明(21790197)
【研究テーマ】生理学一般
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】坪井 貴司 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 准教授 (80415231)
【キーワード】開口放出 / ミオシン2 / マイクロRNA / ホルモン / 神経内分泌細胞 (他13件)
【概要】私達は環境変化に対応するため、ホルモンを分泌することにより体内の恒常性を一定に保っている。この機構の破綻は、アレルギー、糖尿病等の種々の疾患に直結する。本研究では、ホルモン分泌制御を行うタンパク質(ミオシン2)を同定し、その機能を生化学・生理学・バイオイメージングなど様々なアプローチで解析することにより、ホルモン分泌の仕組みを分子レベルで理解することが可能となった。 ...
❏miRNA機構の生化学的解析(19687011)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】泊 幸秀 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 准教授 (90447368)
【キーワード】核酸 / 蛋白質 / 発現制御 / 生体分子 / 遺伝子 (他14件)
【概要】我々は、ショウジョウバエAgo1はATP依存的なpoly(A)の短縮化に加えて、cap認識後の段階を阻害するのに対し、Ago2はeIF4EとeIF4Gの相互作用を阻害しcap機能を遮断するというように、Ago1とAgo2によるmiRNAを介した翻訳抑制の様式に大きな違いがあることを明らかにした。 ...
【医歯薬学】内科系臨床医学:細胞膜生体分子を含む研究件
❏機能性核酸を用いた細胞表層分子化学(26288081)
【研究テーマ】生体関連化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】山東 信介 東京大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (20346084)
【キーワード】細胞膜 / センサー / 生体分子
【概要】細胞膜は細胞が機能を発揮する重要な場であり、細胞膜上で分子の機能を解析する分析技術の発展は急務の課題であった。本研究では、高い性能を有する蛍光核酸アプタマーセンサーの設計に取り組み、標的とする生体分子(アデニン系化合物やインターフェロンガンマ)に応答し、蛍光を発するBODIPY色素修飾蛍光核酸アプタマーセンサーの開発を実現した。また、開発した蛍光核酸アプタマーセンサーが細胞膜上でも機能し、蛍光分子...
❏単一生細胞成分の経時的ナノ分析:機能分子の採取・同定・注入法の開発(15101004)
【研究テーマ】ナノ材料・ナノバイオサイエンス
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2003 - 2006
【研究代表者】猪飼 篤 東京工業大学, 大学院生命理工学研究科, 教授 (50011713)
【キーワード】AFM / mRNA / 培養細胞 / ナノマニピュレーター / PCR (他19件)
【概要】本研究課題では当該研究期間内につぎの事項の研究成果を挙げることができた。 1)膜タンパク質の特異的引き抜き過程におけるフォースカーブの解析から、当該膜タンパク質と細胞骨格の連鎖機構に関する情報をえる方法を開発した。 2)膜タンパク質の採取を行い、その同定法にけい光ラベルした抗体を用いた。赤血球膜タンパク質の採取は共有結合性架橋剤を用いる方法と、個々の膜タンパク質に特異的親和性を持つリガンドを用いる...
【医歯薬学】外科系臨床医学:開口放出生体分子を含む研究件
❏分泌素過程を制御する分子機構の解明(21790197)
【研究テーマ】生理学一般
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】坪井 貴司 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 准教授 (80415231)
【キーワード】開口放出 / ミオシン2 / マイクロRNA / ホルモン / 神経内分泌細胞 (他13件)
【概要】私達は環境変化に対応するため、ホルモンを分泌することにより体内の恒常性を一定に保っている。この機構の破綻は、アレルギー、糖尿病等の種々の疾患に直結する。本研究では、ホルモン分泌制御を行うタンパク質(ミオシン2)を同定し、その機能を生化学・生理学・バイオイメージングなど様々なアプローチで解析することにより、ホルモン分泌の仕組みを分子レベルで理解することが可能となった。 ...
❏開口放出様式を制御する分子機構の可視化解析(18689008)
【研究テーマ】生理学一般
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】坪井 貴司 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 准教授 (80415231)
【キーワード】可視化 / 生体分子 / 生理学 / 蛋白質 / 脳・神経 (他15件)
【概要】私達の身体は環境変化に対応するため、ホルモンを分泌することにより体内の恒常性を一定に保っている。この機構の破綻は、アレルギー、糖尿病等の種々の疾患に直結する。しかしホルモン分泌の詳細な分子メカニズムについては解明されていない。そこで、超高感度、超高解像度を持つ蛍光顕微鏡を新規開発し、内分泌細胞から起こるホルモン分泌反応を直接可視化計測することに成功した。そして、ホルモン分泌制御機構の詳細な分子メカ...
【医歯薬学】外科系臨床医学:細胞運動生体分子を含む研究件
❏収縮環の構造と形成・収縮機構の研究(22247031)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2010-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】馬渕 一誠 学習院大学, 理学部, 教授 (40012520)
【キーワード】細胞分裂 / 細胞質分裂 / 収縮環 / アクチン / ミオシン (他13件)
【概要】細胞質分裂は収縮環の収縮によって細胞が中央部からくびり切れることによりおこる。私は分裂酵母の収縮環ー細胞膜複合体(細胞ゴースト)を単離し、ATPを加えて収縮環を人為的に収縮させることに初めて成功した。この実験系を用い、アクチンの脱重合は収縮そのものには必須ではないことなどいくつかの性質を明らかにできた。また収縮環形成の際のアクチンの分裂位置への集合にはミオシンVが関与していることが示唆された。ウニ...
❏軸糸周辺微小管間架橋構造蛋白質の機能解析(20770119)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2008 - 2009
【研究代表者】柳澤 春明 東京大学, 大学院・理学系研究科 (70466803)
【キーワード】細胞運動 / 鞭毛・繊毛 / 生体分子 / 生物物理
【概要】真核生物の繊毛・鞭毛軸糸の周辺微小管は,ネキシンリンクと呼ばれる伸縮性を持つ構造によって架橋されている.この構造は,軸糸構造の保持と周辺微小管間に生じる滑り運動を屈曲へと変換する上で重要であり,初期の電子顕微鏡観察で見いだされていたが,蛋白質としての実体は殆どわかっていなかった.本研究では,架橋構造が残る条件で抽出した軸糸残渣から候補蛋白質を複数クローニングし,局在および変異体の解析により架橋構造...
【医歯薬学】外科系臨床医学:細胞間相互作用生体分子を含む研究件
❏卵巣癌のシスプラチン耐性回避のためのシスプラチン・テネイシン抗体併用療法の研究(19659429)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】日下部 守昭 財団法人動物繁殖研究所, 実験動物研究センター, 首席研究員 (60153277)
【キーワード】外科 / 生体分子 / 細胞外マトリックス / テネイシン / 抗体療法 (他8件)
【概要】抗テネイシン抗体と抗がん剤との併用療法による腫瘍抑制効果を検討した。 2008卵巣癌細胞をヌードマウス皮下に移植1週間目より以下の各週スケジュールに従って処理した。(1)抗テネイシン抗体(aTNC)は1匹1回当たり125μgを3日毎に腹腔注射した。(2)抗体投与スケジュールに合わせて、5FUは、15mg/kg、Docetaxel(Doc)は2mg/kg、Cisplatin(Cis)は30mg/m^...
❏乳癌と周囲微小環境相互作用を標的とした癌の増殖および転移抑制治療に関する研究(18390355)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】日下部 守昭 財団法人動物繁殖研究所, 実験動物研究センター, 主席研究員 (60153277)
【キーワード】外科 / 生体分子 / 細胞外マトリックス / テネイシン / 抗体治療 (他8件)
【概要】癌細胞と周囲間質細胞との相互作用は、癌の成長、浸潤、転移に重要な役割を担っている。細胞外マトリックステネイシン-C(TNC)とテネイシン誘導因子(TIF)は、この相互作用を調整する細胞外環境調整因子として重要である。 本実験の目的は、癌の周囲微小環境を標的とした癌の成長を抑制する抗体治療法を確立することである。そこで本実験では、癌細胞[ヒト扁平上皮癌細胞(A431)、ヒトメラノーマ細胞(A375)...
【医歯薬学】外科系臨床医学:テネイシン生体分子を含む研究件
❏卵巣癌のシスプラチン耐性回避のためのシスプラチン・テネイシン抗体併用療法の研究(19659429)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】日下部 守昭 財団法人動物繁殖研究所, 実験動物研究センター, 首席研究員 (60153277)
【キーワード】外科 / 生体分子 / 細胞外マトリックス / テネイシン / 抗体療法 (他8件)
【概要】抗テネイシン抗体と抗がん剤との併用療法による腫瘍抑制効果を検討した。 2008卵巣癌細胞をヌードマウス皮下に移植1週間目より以下の各週スケジュールに従って処理した。(1)抗テネイシン抗体(aTNC)は1匹1回当たり125μgを3日毎に腹腔注射した。(2)抗体投与スケジュールに合わせて、5FUは、15mg/kg、Docetaxel(Doc)は2mg/kg、Cisplatin(Cis)は30mg/m^...
❏乳癌と周囲微小環境相互作用を標的とした癌の増殖および転移抑制治療に関する研究(18390355)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】日下部 守昭 財団法人動物繁殖研究所, 実験動物研究センター, 主席研究員 (60153277)
【キーワード】外科 / 生体分子 / 細胞外マトリックス / テネイシン / 抗体治療 (他8件)
【概要】癌細胞と周囲間質細胞との相互作用は、癌の成長、浸潤、転移に重要な役割を担っている。細胞外マトリックステネイシン-C(TNC)とテネイシン誘導因子(TIF)は、この相互作用を調整する細胞外環境調整因子として重要である。 本実験の目的は、癌の周囲微小環境を標的とした癌の成長を抑制する抗体治療法を確立することである。そこで本実験では、癌細胞[ヒト扁平上皮癌細胞(A431)、ヒトメラノーマ細胞(A375)...
【医歯薬学】外科系臨床医学:心筋生体分子を含む研究件
❏In vivoナノ計測による心筋収縮制御機構の解明(15H04677)
【研究テーマ】生理学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】福田 紀男 東京慈恵会医科大学, 医学部, 准教授 (30301534)
【キーワード】生物物理 / ナノバイオ / 分子イメージング / 心筋 / 細胞・組織 (他10件)
【概要】1)ラット幼若心筋細胞のZ線にα-actinin-YC-Nano140を発現させ、細胞内局所のCa濃度とサルコメア長の同時計測を行った。2)マウス摘出心臓において、心筋細胞内局所のCa動態を計測する技術を開発した。3)マウスin vivo心臓から心筋細胞内のサルコメアの動きを高空間(20 nm)・時間(10 ms)分解能で捉えることのできるシステムを開発し、サルコメア動態とマクロパラメータ(心電図...
❏In vivoナノイメージングによる心筋興奮収縮連関のメカニズムの解明(23300146)
【研究テーマ】神経・筋肉生理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】福田 紀男 東京慈恵会医科大学, 医学部, 准教授 (30301534)
【キーワード】生理学 / 細胞・組織 / 生体分子 / ナノバイオ / 心筋 (他15件)
【概要】1)ラット培養幼若心筋細胞のZ線にAcGFPを発現させ、収縮の最小単位であるサルコメアの長さ変化を細胞内Ca濃度変化と同時にnm精度で解析できるシステムの構築に成功した。2)ラット培養幼若心筋細胞において、約38℃以上の条件下、高速(~10 Hz)のサルコメア振動(HSOs)が生じることを見出した。3)マウスin vivo心臓において、心筋細胞内ナノ分子情報を抽出できる新たな顕微システムを構築し、...
【医歯薬学】外科系臨床医学:ナノバイオ生体分子を含む研究件
❏細胞内ナノスペースにおける特定の生体分子の温度計測(18K19285)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2018-06-29 - 2020-03-31
【研究代表者】船津 高志 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 教授 (00190124)
【キーワード】生物物理学 / ナノバイオ / 細胞・組織 / 生体分子 / 分析科学 (他6件)
【概要】細胞内には局所温度の分布がある。しかし、現状では、温度計測の空間分解能は光の回折限界の~500 nmに留まっている。この限界を打開するため、細胞内の生体分子のラマン散乱光(アンチストークス光とストークス光)を測定することにより、生体分子の温度を計測することを目指した。低周波顕微ラマン分光システムの性能を確かめるため、Acetonitrileを顕微ラマン分光した。Stokes/Anti-stokes...
❏細胞内の特定の生体分子の温度を測定する(16K14705)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】船津 高志 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 教授 (00190124)
【キーワード】ナノバイオ / 細胞・組織 / 生体分子 / 分析科学 / 生物物理
【概要】水分子O-H伸縮振動のラマンスペクトルは幅広いスペクトルとなり、大きく分けて2つのピークが観測されること、isosbestic pointが3419 cm-1にあることが知られている。高温になるほど低ラマンシフト側のピークが小さくなり、高ラマンシフト側のピークが大きくなるため、この性質を利用して温度を計測できた。また、C-C-N変角振動(458 cm-1)、ジフェニルジテレニドのTe-Te伸縮振動...
❏In vivoナノ計測による心筋収縮制御機構の解明(15H04677)
【研究テーマ】生理学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】福田 紀男 東京慈恵会医科大学, 医学部, 准教授 (30301534)
【キーワード】生物物理 / ナノバイオ / 分子イメージング / 心筋 / 細胞・組織 (他10件)
【概要】1)ラット幼若心筋細胞のZ線にα-actinin-YC-Nano140を発現させ、細胞内局所のCa濃度とサルコメア長の同時計測を行った。2)マウス摘出心臓において、心筋細胞内局所のCa動態を計測する技術を開発した。3)マウスin vivo心臓から心筋細胞内のサルコメアの動きを高空間(20 nm)・時間(10 ms)分解能で捉えることのできるシステムを開発し、サルコメア動態とマクロパラメータ(心電図...
【医歯薬学】社会医学:生物物理生体分子を含む研究件
❏細胞内ナノスペースにおける特定の生体分子の温度計測(18K19285)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2018-06-29 - 2020-03-31
【研究代表者】船津 高志 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 教授 (00190124)
【キーワード】生物物理学 / ナノバイオ / 細胞・組織 / 生体分子 / 分析科学 (他6件)
【概要】細胞内には局所温度の分布がある。しかし、現状では、温度計測の空間分解能は光の回折限界の~500 nmに留まっている。この限界を打開するため、細胞内の生体分子のラマン散乱光(アンチストークス光とストークス光)を測定することにより、生体分子の温度を計測することを目指した。低周波顕微ラマン分光システムの性能を確かめるため、Acetonitrileを顕微ラマン分光した。Stokes/Anti-stokes...
❏細胞内の特定の生体分子の温度を測定する(16K14705)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】船津 高志 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 教授 (00190124)
【キーワード】ナノバイオ / 細胞・組織 / 生体分子 / 分析科学 / 生物物理
【概要】水分子O-H伸縮振動のラマンスペクトルは幅広いスペクトルとなり、大きく分けて2つのピークが観測されること、isosbestic pointが3419 cm-1にあることが知られている。高温になるほど低ラマンシフト側のピークが小さくなり、高ラマンシフト側のピークが大きくなるため、この性質を利用して温度を計測できた。また、C-C-N変角振動(458 cm-1)、ジフェニルジテレニドのTe-Te伸縮振動...
❏タンパク質の分子間相互作用の1分子観察(16H04094)
【研究テーマ】物理化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】藤芳 暁 東京工業大学, 理学院, 助教 (70371705)
【キーワード】1分子イメージング / 1分子観察 / 低温顕微鏡 / 抗原抗体反応 / 1分子計測(SMD) (他11件)
【概要】タンパク質は複合体をつくり生理機能を発現している。当該課題の研究目的は、その分子間相互作用を1分子観察できる光イメージング法を確立することにある。このような試みは世界的に見ても誰も成功していない。それは、分子間相互作用を研究するには、解像度1 nmで三次元全ての軸に対する空間情報を取得しなければならないからである。 このような背景から我々は、ナノメートルの分解能のクライオ蛍光顕微鏡の開発に取り組ん...
【医歯薬学】社会医学:可塑性生体分子を含む研究件
❏細胞内カルシウム放出の制御を介したシナプス伝達修飾機構の解明(15K14309)
【研究テーマ】神経生理学・神経科学一般
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】真鍋 俊也 東京大学, 医科学研究所, 教授 (70251212)
【キーワード】神経科学 / 生理学 / 生体分子 / 脳・神経 / 遺伝子 (他8件)
【概要】これまで機能がほとんど解明されていないカルシウム動態調節分子の役割を明らかにすることを試みた。この分子のシナプス部位特異的遺伝子改変マウスを作製し機能解析を行った。海馬スライス標本を用いた電気生理学的解析においては、シナプス後部特異的な分子A欠損マウスでは長期増強が有意に減弱し、シナプス前終末特異的分子A欠損マウスでは、低頻度持続刺激によるシナプス応答が増大することを見出した。行動実験においては、...
❏神経伝達物質放出の修飾機構解明のための分子生理学的研究(23220008)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】真鍋 俊也 東京大学, 医科学研究所, 教授 (70251212)
【キーワード】神経科学 / 生理学 / 生体分子 / 脳・神経 / 遺伝子 (他8件)
【概要】シナプス前終末の細胞内小器官に存在するカルシウム動態を調節する複数の機能分子の役割を明らかにするために、それらの分子の遺伝子改変マウスを用いて興奮性シナプス伝達を解析したところ、シナプス前性のシナプス可塑性に異常があることを見出した。また、神経伝達物質放出を制御する蛋白複合体と相互作用するシナプス前分子の機能解析を行ったところ、神経伝達物質の放出の制御とシナプス前終末内のシナプス小胞の動態に関与す...
【医歯薬学】社会医学:循環器・高血圧生体分子を含む研究件
❏心血管疾患の多臓器連携機序の解明と臨床応用(16H05295)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】眞鍋 一郎 千葉大学, 大学院医学研究院, 教授 (70359628)
【キーワード】心不全 / マクロファージ / 臓器連関 / 自律神経 / 心腎連関 (他10件)
【概要】世界的な心不全の急増は医療上の重要な課題となっている。我々はこれまでに、肥満脂肪組織に始まった炎症が遠隔組織に波及し、糖尿病や動脈硬化を促進することを見いだしていた。本研究ではさらに、慢性腎臓病において心不全が増加する心腎連関のあらたなメカニズムを明らかにした。心臓へのストレスに対して体が心臓-脳-腎臓を連携するネットワークによって適切に応答していることを見いだした。 ...
❏In vivoナノ計測による心筋収縮制御機構の解明(15H04677)
【研究テーマ】生理学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】福田 紀男 東京慈恵会医科大学, 医学部, 准教授 (30301534)
【キーワード】生物物理 / ナノバイオ / 分子イメージング / 心筋 / 細胞・組織 (他10件)
【概要】1)ラット幼若心筋細胞のZ線にα-actinin-YC-Nano140を発現させ、細胞内局所のCa濃度とサルコメア長の同時計測を行った。2)マウス摘出心臓において、心筋細胞内局所のCa動態を計測する技術を開発した。3)マウスin vivo心臓から心筋細胞内のサルコメアの動きを高空間(20 nm)・時間(10 ms)分解能で捉えることのできるシステムを開発し、サルコメア動態とマクロパラメータ(心電図...
❏vWF分子機構における血小板粘着力生成のナノバイオメカニクス(25560209)
【研究テーマ】生体医工学・生体材料学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】谷下 一夫 早稲田大学, ナノ理工学研究機構, 教授 (10101776)
【キーワード】バイオメカニクス / 血小板 / 粘着力 / VWF / 原子間力顕微鏡 (他12件)
【概要】血小板表面の糖タンパクGPIbαが、血漿中のVWFと呼ばれるタンパクと結合して、粘着力を発生し、凝集・血栓形成となる。そこで、本研究では、VWFの分子レベルでの立体構造変化と粘着力のせん断速度依存性を明らかにするために、粘着力を原子間力顕微鏡によって直接測定して、粘着力発生に関して検討を行った。AFMによって得られたフォースカーブには単一ピークとマルチピークが現れ、単分子結合力は、52.0pNと求...
【医歯薬学】歯学:外科生体分子を含む研究件
❏卵巣癌のシスプラチン耐性回避のためのシスプラチン・テネイシン抗体併用療法の研究(19659429)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】日下部 守昭 財団法人動物繁殖研究所, 実験動物研究センター, 首席研究員 (60153277)
【キーワード】外科 / 生体分子 / 細胞外マトリックス / テネイシン / 抗体療法 (他8件)
【概要】抗テネイシン抗体と抗がん剤との併用療法による腫瘍抑制効果を検討した。 2008卵巣癌細胞をヌードマウス皮下に移植1週間目より以下の各週スケジュールに従って処理した。(1)抗テネイシン抗体(aTNC)は1匹1回当たり125μgを3日毎に腹腔注射した。(2)抗体投与スケジュールに合わせて、5FUは、15mg/kg、Docetaxel(Doc)は2mg/kg、Cisplatin(Cis)は30mg/m^...
❏乳癌と周囲微小環境相互作用を標的とした癌の増殖および転移抑制治療に関する研究(18390355)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】日下部 守昭 財団法人動物繁殖研究所, 実験動物研究センター, 主席研究員 (60153277)
【キーワード】外科 / 生体分子 / 細胞外マトリックス / テネイシン / 抗体治療 (他8件)
【概要】癌細胞と周囲間質細胞との相互作用は、癌の成長、浸潤、転移に重要な役割を担っている。細胞外マトリックステネイシン-C(TNC)とテネイシン誘導因子(TIF)は、この相互作用を調整する細胞外環境調整因子として重要である。 本実験の目的は、癌の周囲微小環境を標的とした癌の成長を抑制する抗体治療法を確立することである。そこで本実験では、癌細胞[ヒト扁平上皮癌細胞(A431)、ヒトメラノーマ細胞(A375)...
【医歯薬学】歯学:再生医学生体分子を含む研究件
❏脳神経幹細胞の増殖分化を制御するサリドマイド標的因子セレブロンの新規作動薬の探索(17H06112)
【研究テーマ】生物分子化学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2017-05-31 - 2020-03-31
【研究代表者】半田 宏 東京医科大学, 医学部, 特任教授 (80107432)
【キーワード】セレブロン(CRBN) / サリドマイド / CRBN作動薬 / 脳発生 / iPS細胞 (他20件)
【概要】サリドマイドの標的因子セレブロン(CRBN)が、発生過程における脳の神経幹細胞の増殖・分化に重要な役割を担うことを明らかにし、CRBNの新規基質として、四肢や耳のサリドマイド催奇形性を司るp63を新たに同定した。神経幹細胞を増殖させるCRBN作動薬を探索するため、サリドマイド誘導体にフッ素やヘテロ官能基を導入した100種以上の新規化合物の合成に成功し、ゼブラフィッシュおよびヒトiPS細胞由来の神経...
❏ヒト毛包由来細胞および上皮系幹細胞を用いた毛髪再生に関する研究(17390474)
【研究テーマ】形成外科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】吉村 浩太郎 (2006) 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (60210762)
【キーワード】移植学 / 再生医学 / 分子生物学 / 組織培養 / 移植・再生医療 (他8件)
【概要】ヒト頭皮から採取した毛乳頭細胞の遺伝子発現解析を、マイクロアレイおよびRT-PCRにより行った。マイクロアレイにより繊維芽細胞と比較したところ、ケモカインリガンドやインターロイキン、細胞周期関連遺伝子、プロテオグリンカンに有意な発現増強が認められた。またRT-PCRでは既知の毛乳頭細胞マーカー14種の遺伝子発現を検討したところ、繊維芽細胞と比較して2種の遺伝子で有意な発現増強、1種の遺伝子で有意な...
【医歯薬学】歯学:移植・再生医療生体分子を含む研究件
❏角膜上皮幹細胞ニッシエとしての細胞外マトリックス・テネイシンの機能解析(18591930)
【研究テーマ】眼科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】松田 彰 京都府立医科大学, 医学研究科, 助教 (00312348)
【キーワード】移植・再生医療 / 細胞・組織 / 生体分子 / 発現制御 / 発生・分化
【概要】SJS等の角膜上皮幹細胞疲弊症に対する眼表面再建術の際に摘出した組織から新鮮凍結組織切片を作成し、免疫組織学的にTNC分子の発現を検討した結果、TNCタンパクが結膜下に多量に沈着していることが判明した。TNC遺伝子のプロモーター解析のために、レポーターコンストラクトを作成して、角膜上皮を用いて遺伝子発現を検討したところ、創傷作成、機械的ストレスでTNC遺伝子の誘導がかかることが判明した。TNCはF...
❏ヒト毛包由来細胞および上皮系幹細胞を用いた毛髪再生に関する研究(17390474)
【研究テーマ】形成外科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】吉村 浩太郎 (2006) 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (60210762)
【キーワード】移植学 / 再生医学 / 分子生物学 / 組織培養 / 移植・再生医療 (他8件)
【概要】ヒト頭皮から採取した毛乳頭細胞の遺伝子発現解析を、マイクロアレイおよびRT-PCRにより行った。マイクロアレイにより繊維芽細胞と比較したところ、ケモカインリガンドやインターロイキン、細胞周期関連遺伝子、プロテオグリンカンに有意な発現増強が認められた。またRT-PCRでは既知の毛乳頭細胞マーカー14種の遺伝子発現を検討したところ、繊維芽細胞と比較して2種の遺伝子で有意な発現増強、1種の遺伝子で有意な...
【医歯薬学】薬学:自己組織化生体分子を含む研究件
❏中空錯体をテンプレートとする生体分子クラスター合成(24685010)
【研究テーマ】無機化学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】佐藤 宗太 東北大学, 原子分子材料科学高等研究機構, 准教授 (40401129)
【キーワード】自己組織化 / 生体分子インターフェース / 球状錯体 / 生体分子 / パラジウム (他10件)
【概要】数ナノメートルの球状錯体の内面/表面を生体分子で覆い,高度に構造制御された生体分子クラスターを合成し,その特異な相互作用の発現を開拓した.錯体上に整然と,高密度に生体分子が集積した分子を合成し,その構造を詳細に決定した.無機物質や生体高分子を対象に,従来法では到達できない分子スケールでの「面」の分子認識を達成した.個々の弱い相互作用が集積効果によって増幅され,構造と機能が分子レベルで明瞭に相関する...
❏二分子膜固定化ゲルの生体分子分析法への応用(17655071)
【研究テーマ】生体関連化学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】辻井 薫 北海道大学, 電子科学研究所, 教授 (40360945)
【キーワード】分析科学 / 生体分子 / 自己組織化 / ナノ材料 / 蛋白質 (他11件)
【概要】重合性界面活性剤イタコン酸ドデシルグリセリル(DGI : n-C_<12>H_<25>OCOCH_2C(=CH_2)COOCH_2CH(OH)一CH_20H)は、少量のイオン性界面活性剤の存在下で、サブミクロンの距離を隔てた規則的な二分子膜(ラメラ液晶)を形成し、可視光の回折によって発色するという面白い現象を示す。さらにアクリルアミド(AAm)、メチレンビスアクリルアミドが...
【医歯薬学】薬学:リピドミクス生体分子を含む研究件
❏脂肪酸代謝ネットワークによる生体制御およびその制御破綻による疾患メカニズムの解明(20H00495)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2020-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】有田 誠 慶應義塾大学, 薬学部(芝共立), 教授 (80292952)
【キーワード】脂質 / リピドミクス / 生理活性 / 生体分子
【概要】脂質代謝バランスがある一定の範囲に保たれることによって生体恒常性が維持されており、一方でこのようなバランスを制御するしくみが何らかの形で破綻してしまうことが、炎症・代謝疾患など様々な疾患の背後に潜むリスク要因となる可能性が指摘されている。我々はこれまでの研究から、ヒトアレルギー疾患において好酸球の脂肪酸代謝異常(12/15-リポキシゲナーゼ(12/15-LOX)活性の低下)を見出していた。この脂肪...
❏健康環境因子としての脂質代謝の新機軸(16H02613)
【研究テーマ】環境・衛生系薬学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】村上 誠 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 教授 (60276607)
【キーワード】酵素 / 脂質 / 生体分子 / 細胞・組織 / 遺伝子 (他8件)
【概要】本研究では、脂質代謝のボトルネック酵素の一つであるホスホリパーゼA2 (PLA2)ファミリーに注目し、各種PLA2サブタイプの網羅的欠損マウスの表現型解析を推進するとともに、リピドミクス解析を展開することで、脂質による健康環境調節とその破綻に基づく病態発症機序の解明を目指した。特に、外部環境との接触の場としての皮膚及び消化管の恒常性と疾患に関わる脂質経路の同定、その影響を受ける代謝・免疫等の遠隔組...
❏新規ホスホリパーゼ分子群の機能的脱オーファン化(24390021)
【研究テーマ】生物系薬学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】村上 誠 公益財団法人東京都医学総合研究所, 生体分子先端研究分野, 参事研究員 (60276607)
【キーワード】酵素 / 脂質 / 生体分子 / 遺伝子 / 組織・細胞 (他14件)
【概要】本研究では、機能未知のホスホリパーゼA2(PLA2)分子種の欠損マウスを作出導入し、各PLA2が関わる生命応答を明らかにすること(機能的脱オーファン化)を目指した。その結果、 (1)sPLA2-IIEはリポタンパク質代謝を介して肥満の調節に関わること、(2)sPLA2-XIIAは組織マスト細胞の活性化と獲得免疫応答に関わること、(3)PNPLA7/iPLA2θは肝臓のコリン代謝の制御を介して全身の...
【医歯薬学】薬学:りん酸化生体分子を含む研究件
❏新規MAPK基質分子による遺伝子発現制御機構と癌におけるその破綻(15H04703)
【研究テーマ】病態医化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】武川 睦寛 東京大学, 医科学研究所, 教授 (30322332)
【キーワード】エピゲノム制御 / がん / ERK / MAPキナーゼ / CtBP (他13件)
【概要】ERK経路は細胞増殖を司る情報伝達経路であり、その異常な活性化が発癌を導く。これまでにERKの基質として複数の分子が同定されているが、未知の基質も数多く存在すると考えられており、その解明は癌克服の観点からも重要である。本研究において我々は、ERK基質分子の網羅的な探索を行い、MCRIP1を始めとする複数の新規分子を同定することに成功した。さらに、ERKによるMCRIP1のリン酸化が、転写抑制共役因...
❏リン酸化プロテオーム解析による白血病細胞のリン酸化異常の解明および治療への応用(22591168)
【研究テーマ】小児科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】嶋田 博之 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (80265868)
【キーワード】小児腫瘍学 / 癌 / 生体分子 / プロテオーム / リン酸化 (他6件)
【概要】種々の病型の白血病細胞株(25 種程度)およびレトロウィルス感染系を用いてBCR-ABL を導入したマウス骨髄細胞のトリプシン消化物から、HAMMOC法を用いてリン酸化ペプチドを濃縮し、LC-MS/MS法によりリン酸化タンパク質の同定ならびにリン酸化部位の同定を行った。その結果、BCR-ABL陽性細胞において4500以上のリン酸化部位を同定した。BCR-ABL陰性の白血病細胞株を並べて解析すると、...
❏樹状突起形態・機能の神経活動依存的制御の分子機構(20670002)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】若手研究(S)
【研究期間】2008 - 2012
【研究代表者】尾藤 晴彦 東京大学, 大学院・医学系研究科, 准教授 (00291964)
【キーワード】カルシウム / リン酸化 / 突起伸展 / シナプスから核へのシグナリング / 脳・神経 (他9件)
【概要】「経験」に基づく情報を、神経回路内に長期的に「書き込む」シグナル伝達機構については多 くの謎が残っている。本研究課題を通じ、(1)神経突起の形態制御を司る新たなCaMKK-CaMKカスケード、(2)シナプス活動が新規遺伝子発現を引き起こすメカニズム、(3)神経活動によって誘導され た遺伝子産物がシナプスを修飾する逆シナプスタギング機構、等を解明し、「経験」が神経情報 として神経回路に貯蔵される仕組...
【医歯薬学】薬学:細胞・組織生体分子を含む研究件
❏中区分43:分子レベルから細胞レベルの生物学およびその関連分野(0)
【研究テーマ】2018
【研究種目】生物物理学
【研究期間】ナノバイオ
【研究代表者】細胞・組織
【キーワード】生体分子
【概要】本研究では、細胞外リン脂質分解酵素sPLA2を基軸に、脂質代謝の視点から腸内細菌叢の新規調節機構を解明することを目的とした。腸管に限局分布するsPLA2-IIA, -Xの各欠損マウスでは腸内細菌叢が変化し、これに伴い血中代謝物や糞便脂質が変化し、皮膚や脂肪組織に癌、アレルギー、肥満等と関連する表現型を発症した。欠損マウスを野生型マウスと同居飼育、またはよりクリーンな環境で飼育すると、両群間の腸内細...
❏アンジオクラインシステムによる造血幹細胞の生着制御機構の解明(19K08858)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】高橋 聡 東京大学, 医科学研究所, 特任教授 (60226834)
【キーワード】血管内皮細胞 / アンジオクライン / 細胞・組織 / シグナル伝達 / 生体分子 (他9件)
【概要】本研究では、臍帯血移植における骨髄組織特異的血管内皮に注目した、斬新なアプローチで生着不全の克服と、造血回復の促進を目標に据えた基礎的研究を行った。すなわち、研究分担者らの先行研究によって明らかになっているニッチ構成分子である血管内皮細胞に、造血幹細胞増殖、分化促進能が潜在していることを確認し、疾患動物モデルや細胞移植モデル等を用いて、成体血管内皮細胞の造血系細胞の増殖能、成体内の血管内皮造血転換...
❏細胞内ナノスペースにおける特定の生体分子の温度計測(18K19285)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2018-06-29 - 2020-03-31
【研究代表者】船津 高志 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 教授 (00190124)
【キーワード】生物物理学 / ナノバイオ / 細胞・組織 / 生体分子 / 分析科学 (他6件)
【概要】細胞内には局所温度の分布がある。しかし、現状では、温度計測の空間分解能は光の回折限界の~500 nmに留まっている。この限界を打開するため、細胞内の生体分子のラマン散乱光(アンチストークス光とストークス光)を測定することにより、生体分子の温度を計測することを目指した。低周波顕微ラマン分光システムの性能を確かめるため、Acetonitrileを顕微ラマン分光した。Stokes/Anti-stokes...
【医歯薬学】薬学:小胞輸送生体分子を含む研究件
❏新奇Gサイクルの起動制御と新たな存在様式・作動原理の統合的解析(23229001)
【研究テーマ】生物系薬学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】堅田 利明 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 教授 (10088859)
【キーワード】タンパク質 / 遺伝子 / シグナル伝達 / Gタンパク質 / 小胞輸送 (他12件)
【概要】G蛋白質は、GDP/GTP結合型のコンホメーション転換(Gサイクル)により、細胞の様々なシグナル伝達系で分子スイッチとしての役割を果たしている。本基盤研究(S)では、これまでに解析の進んだ刺激依存活性化型とは異なる、特異な生化学的特性や構造を有する新奇のG蛋白質群を対象に、それらの存在様式・作動原理を細胞レベルから個体レベルに至るまで広範な階層で解析した。これらの新奇G蛋白質群のGサイクルは、リソ...
❏開口放出様式を制御する分子機構の可視化解析(18689008)
【研究テーマ】生理学一般
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】坪井 貴司 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 准教授 (80415231)
【キーワード】可視化 / 生体分子 / 生理学 / 蛋白質 / 脳・神経 (他15件)
【概要】私達の身体は環境変化に対応するため、ホルモンを分泌することにより体内の恒常性を一定に保っている。この機構の破綻は、アレルギー、糖尿病等の種々の疾患に直結する。しかしホルモン分泌の詳細な分子メカニズムについては解明されていない。そこで、超高感度、超高解像度を持つ蛍光顕微鏡を新規開発し、内分泌細胞から起こるホルモン分泌反応を直接可視化計測することに成功した。そして、ホルモン分泌制御機構の詳細な分子メカ...
【医歯薬学】薬学:細胞骨格生体分子を含む研究件
❏上皮細胞シートシステムの構築における細胞間接着装置・アピカル膜複合体の役割(24247037)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】月田 早智子 大阪大学, 生命機能研究科, 教授 (00188517)
【キーワード】上皮細胞シート / 細胞間接着装置 / アピカル膜 / イオン・水フロー / クローディン (他14件)
【概要】本研究では、「上皮細胞がバリアー機能のあるシートを形成するとき、細胞間接着装置・アピカル膜はどのような分子基盤で構造的・機能的に統合されて、巧妙な生体機能制御システムが創出されるか?」 を課題とした。まず第一に、細胞間接着装置タイトジャンクション(TJ)を構成するクローディン(TJ)の構造と機能について、結晶構造解析や細胞・マウスレベルで解析を進めた。一方で、アピカル膜機能制御について、TJを起点...
❏分泌素過程を制御する分子機構の解明(21790197)
【研究テーマ】生理学一般
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】坪井 貴司 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 准教授 (80415231)
【キーワード】開口放出 / ミオシン2 / マイクロRNA / ホルモン / 神経内分泌細胞 (他13件)
【概要】私達は環境変化に対応するため、ホルモンを分泌することにより体内の恒常性を一定に保っている。この機構の破綻は、アレルギー、糖尿病等の種々の疾患に直結する。本研究では、ホルモン分泌制御を行うタンパク質(ミオシン2)を同定し、その機能を生化学・生理学・バイオイメージングなど様々なアプローチで解析することにより、ホルモン分泌の仕組みを分子レベルで理解することが可能となった。 ...
【医歯薬学】薬学:組織・細胞生体分子を含む研究件
❏リン脂質のリサイクル(15K14957)
【研究テーマ】生物系薬学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】村上 誠 公益財団法人東京都医学総合研究所, 生体分子先端研究分野, 参事研究員 (60276607)
【キーワード】酵素 / 細胞・組織 / 脂質 / 生体分子 / 肝臓 (他9件)
【概要】コリンは栄養素として外因性に供給される以外に、細胞膜ホスファチジルコリン(PC)の分解からも生じるが、本代謝経路を担う酵素の実体と意義は不明であった。我々は脂質代謝酵素PNPLA8(ホスホリパーゼA)とPNPLA7(リゾホスホリパーゼ)の欠損マウスの解析を通じて、PNPLA8→PNPLA7経路が肝臓においてPCから内因性コリンを動員する主経路であることを明らかにした。本経路が遮断されるとコリン及び...
❏内因性GPC産生経路の解明とその代謝改善への応用(25670032)
【研究テーマ】生物系薬学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】村上 誠 公益財団法人東京都医学総合研究所, 生体分子先端研究分野, 参事研究員 (60276607)
【キーワード】酵素 / 脂質 / 生体分子 / 遺伝子 / 組織・細胞 (他9件)
【概要】本研究では、機能未知のPLA2サブタイプであるPNPLA7がリゾホスファチジルコリン (LPC)→グリセロホスホコリン(GPC)の代謝を担うリゾホスホリパーゼとして働くことを見出した。リゾホスホリパーゼは従来、細胞膜溶解性のLPCを消去する解毒酵素として認識されており、その実体やGPC産生酵素としての意義は着目されていなかった。本研究は、申請者が独自に樹立したPNPLA7欠損マウスを解析した。その...
❏新規ホスホリパーゼ分子群の機能的脱オーファン化(24390021)
【研究テーマ】生物系薬学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】村上 誠 公益財団法人東京都医学総合研究所, 生体分子先端研究分野, 参事研究員 (60276607)
【キーワード】酵素 / 脂質 / 生体分子 / 遺伝子 / 組織・細胞 (他14件)
【概要】本研究では、機能未知のホスホリパーゼA2(PLA2)分子種の欠損マウスを作出導入し、各PLA2が関わる生命応答を明らかにすること(機能的脱オーファン化)を目指した。その結果、 (1)sPLA2-IIEはリポタンパク質代謝を介して肥満の調節に関わること、(2)sPLA2-XIIAは組織マスト細胞の活性化と獲得免疫応答に関わること、(3)PNPLA7/iPLA2θは肝臓のコリン代謝の制御を介して全身の...
【医歯薬学】薬学:カルシウム生体分子を含む研究件
❏細胞内カルシウム放出の制御を介したシナプス伝達修飾機構の解明(15K14309)
【研究テーマ】神経生理学・神経科学一般
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】真鍋 俊也 東京大学, 医科学研究所, 教授 (70251212)
【キーワード】神経科学 / 生理学 / 生体分子 / 脳・神経 / 遺伝子 (他8件)
【概要】これまで機能がほとんど解明されていないカルシウム動態調節分子の役割を明らかにすることを試みた。この分子のシナプス部位特異的遺伝子改変マウスを作製し機能解析を行った。海馬スライス標本を用いた電気生理学的解析においては、シナプス後部特異的な分子A欠損マウスでは長期増強が有意に減弱し、シナプス前終末特異的分子A欠損マウスでは、低頻度持続刺激によるシナプス応答が増大することを見出した。行動実験においては、...
❏樹状突起形態・機能の神経活動依存的制御の分子機構(20670002)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】若手研究(S)
【研究期間】2008 - 2012
【研究代表者】尾藤 晴彦 東京大学, 大学院・医学系研究科, 准教授 (00291964)
【キーワード】カルシウム / リン酸化 / 突起伸展 / シナプスから核へのシグナリング / 脳・神経 (他9件)
【概要】「経験」に基づく情報を、神経回路内に長期的に「書き込む」シグナル伝達機構については多 くの謎が残っている。本研究課題を通じ、(1)神経突起の形態制御を司る新たなCaMKK-CaMKカスケード、(2)シナプス活動が新規遺伝子発現を引き起こすメカニズム、(3)神経活動によって誘導され た遺伝子産物がシナプスを修飾する逆シナプスタギング機構、等を解明し、「経験」が神経情報 として神経回路に貯蔵される仕組...
❏神経アクチン細胞骨格制御に関わるRhoならびにCa^<2+>シグナル伝達機構の解明(17300116)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】尾藤 晴彦 東京大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (00291964)
【キーワード】脳・神経 / 酵素 / 遺伝子 / シグナル伝達 / 生体分子 (他9件)
【概要】本研究では、Rho活性やカルシウム流入のより生じる神経アクチン細胞骨格などの再編成機構と、その下流の生理作用などについて探索した。 まず樹状突起形成・伸展を制御するCaMK分子種を調べた。大脳皮質培養細胞の樹状突起形成は、CaMKIα、CaMKIIやCaMKIVのRNAiでは全く阻害されず、CLICK-III/CaMKIγのRNAiのみ顕著な短縮とRac活性の低下が明らかとなった。さらなる実験から...
【医歯薬学】薬学:発生・分化生体分子を含む研究件
❏脳神経幹細胞の増殖分化を制御するサリドマイド標的因子セレブロンの新規作動薬の探索(17H06112)
【研究テーマ】生物分子化学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2017-05-31 - 2020-03-31
【研究代表者】半田 宏 東京医科大学, 医学部, 特任教授 (80107432)
【キーワード】セレブロン(CRBN) / サリドマイド / CRBN作動薬 / 脳発生 / iPS細胞 (他20件)
【概要】サリドマイドの標的因子セレブロン(CRBN)が、発生過程における脳の神経幹細胞の増殖・分化に重要な役割を担うことを明らかにし、CRBNの新規基質として、四肢や耳のサリドマイド催奇形性を司るp63を新たに同定した。神経幹細胞を増殖させるCRBN作動薬を探索するため、サリドマイド誘導体にフッ素やヘテロ官能基を導入した100種以上の新規化合物の合成に成功し、ゼブラフィッシュおよびヒトiPS細胞由来の神経...
❏腸上皮組織に存在するアセチルコリンの新規生理学的役割の解明(26440184)
【研究テーマ】動物生理・行動
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】高橋 俊雄 公益財団法人サントリー生命科学財団, 生物有機科学研究所・統合生体分子機能研究部, 研究員 (20390792)
【キーワード】細胞・組織 / シグナル伝達 / 生体分子 / 生理学 / 発生・分化 (他13件)
【概要】研究代表者は腸オルガノイド培養系を用いて、腸上皮細胞内ACh産生系が存在すること、及び腸上皮にある内因性AChが代謝型ムスカリン性ACh受容体(mAChRs)を介して腸幹細胞の分化・増殖、維持機構に関与することを突き止めた。さらに、「多段階質量分析イメージング」(MS/MS測定)を応用することにより、ごく微量のAChを腸組織切片から直接検出し、腸上皮組織にAChが分布していることを初めて可視化する...
❏光シグナル伝達を基盤とした子実体形成機構の解明(22580097)
【研究テーマ】応用微生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】宮崎 安将 独立行政法人森林総合研究所, きのこ・微生物研究領域, 主任研究員 (40343800)
【キーワード】きのこ / 光受容体 / 形態変化 / シイタケ / 子実体形成 (他17件)
【概要】きのこの子実体形成には光が必要である。シイタケの光受容体遺伝子 Le.cry は、担子菌初のクリプトクロム型光受容体をコードしていた。その産物Le.CRY の解析 の結果、青色光領域を吸収し子実体形成に関わることが示唆された。プロテオーム解析の結果、 リン酸化や糖鎖付加などの翻訳後修飾を介して、子実体形成に関わる代謝経路やシグナル伝達 経路が存在することが分かった。トランスクリプトーム解析の結果、...
【医歯薬学】薬学:慢性炎症生体分子を含む研究件
❏炎症の終息と組織修復に関与する免疫細胞システムの解明(17H06175)
【研究テーマ】免疫学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2017-05-31 - 2022-03-31
【研究代表者】吉村 昭彦 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (90182815)
【キーワード】免疫制御 / マクロファージ / 制御性T細胞 / 神経炎症 / 組織修復 (他22件)
【概要】マウス脳梗塞モデルを中心に臓器損傷によって誘発される炎症および組織修復に関与する免疫機構を解明した。脳梗塞発症後1日以内の急性期に炎症が起き症状の悪化が起きるが、3日目以降には炎症は終息し始める。これにマクロファージとその表面に発現するスカベンジャー受容体が関与することを明らかにした。さらに発症2週間目以降の慢性期に脳内に大量の制御性T細胞が蓄積し、ミクログリアやアストロサイトの過剰な活性化を抑制...
❏心血管疾患の多臓器連携機序の解明と臨床応用(16H05295)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】眞鍋 一郎 千葉大学, 大学院医学研究院, 教授 (70359628)
【キーワード】心不全 / マクロファージ / 臓器連関 / 自律神経 / 心腎連関 (他10件)
【概要】世界的な心不全の急増は医療上の重要な課題となっている。我々はこれまでに、肥満脂肪組織に始まった炎症が遠隔組織に波及し、糖尿病や動脈硬化を促進することを見いだしていた。本研究ではさらに、慢性腎臓病において心不全が増加する心腎連関のあらたなメカニズムを明らかにした。心臓へのストレスに対して体が心臓-脳-腎臓を連携するネットワークによって適切に応答していることを見いだした。 ...
【医歯薬学】薬学:アクチン生体分子を含む研究件
❏収縮環の構造と形成・収縮機構の研究(22247031)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2010-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】馬渕 一誠 学習院大学, 理学部, 教授 (40012520)
【キーワード】細胞分裂 / 細胞質分裂 / 収縮環 / アクチン / ミオシン (他13件)
【概要】細胞質分裂は収縮環の収縮によって細胞が中央部からくびり切れることによりおこる。私は分裂酵母の収縮環ー細胞膜複合体(細胞ゴースト)を単離し、ATPを加えて収縮環を人為的に収縮させることに初めて成功した。この実験系を用い、アクチンの脱重合は収縮そのものには必須ではないことなどいくつかの性質を明らかにできた。また収縮環形成の際のアクチンの分裂位置への集合にはミオシンVが関与していることが示唆された。ウニ...
❏神経アクチン細胞骨格制御に関わるRhoならびにCa^<2+>シグナル伝達機構の解明(17300116)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】尾藤 晴彦 東京大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (00291964)
【キーワード】脳・神経 / 酵素 / 遺伝子 / シグナル伝達 / 生体分子 (他9件)
【概要】本研究では、Rho活性やカルシウム流入のより生じる神経アクチン細胞骨格などの再編成機構と、その下流の生理作用などについて探索した。 まず樹状突起形成・伸展を制御するCaMK分子種を調べた。大脳皮質培養細胞の樹状突起形成は、CaMKIα、CaMKIIやCaMKIVのRNAiでは全く阻害されず、CLICK-III/CaMKIγのRNAiのみ顕著な短縮とRac活性の低下が明らかとなった。さらなる実験から...
【医歯薬学】薬学:生理活性生体分子を含む研究件
❏脂肪酸代謝ネットワークによる生体制御およびその制御破綻による疾患メカニズムの解明(20H00495)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2020-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】有田 誠 慶應義塾大学, 薬学部(芝共立), 教授 (80292952)
【キーワード】脂質 / リピドミクス / 生理活性 / 生体分子
【概要】脂質代謝バランスがある一定の範囲に保たれることによって生体恒常性が維持されており、一方でこのようなバランスを制御するしくみが何らかの形で破綻してしまうことが、炎症・代謝疾患など様々な疾患の背後に潜むリスク要因となる可能性が指摘されている。我々はこれまでの研究から、ヒトアレルギー疾患において好酸球の脂肪酸代謝異常(12/15-リポキシゲナーゼ(12/15-LOX)活性の低下)を見出していた。この脂肪...
❏がん不均一性の克服に寄与する高活性天然物の探索と機能解明(20H03394)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】石橋 正己 千葉大学, 大学院薬学研究院, 教授 (90212927)
【キーワード】生理活性 / シグナル伝達 / 生体分子 / 有機化学 / 薬学
【概要】本研究では,がん幹細胞の生存と分裂を支えるがん微小環境で亢進するシグナル分子に作用する天然物から探索することを目的とする.今回,がん選択的にアポトーシスを誘導するトレイル(TRAIL)やエピジェネティック遺伝子転写を制御するポリコーム構成分子の一つであるBMI1のプロモーター阻害作用等に関するスクリーニングを植物成分や真菌等の微生物由来成分を対象として行った. 1)TRAIL耐性胃がん細胞を用いた...
❏骨芽細胞の分化・増殖に関わる微量天然物の全合成による大量供給と立体化学決定(17K15264)
【研究テーマ】生物有機化学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】小倉 由資 東北大学, 農学研究科, 助教 (50750139)
【キーワード】骨芽細胞 / 天然物合成 / 有機合成化学 / 生理活性 / 生体分子 (他7件)
【概要】これまでに無いタイプの画期的な骨粗鬆症治療薬の開発に繋がると期待される天然由来成分が発見されたが、これらは天然からは極微量にしか得られないため、その物質の構造の一部が判明していなかった。そこでこれらの天然有機化合物の合成研究に取り組んだ結果、化合物全体を作り上げるために必要な各ブロックの調製まで行うことができた。目的の天然有機化合物の合成にはこれらのブロックを連結することが必要で、これから様々な検...
【医歯薬学】薬学:分子間相互作用生体分子を含む研究件
❏金属架橋カプセルによる生体必須分子の識別法の開発(16K13947)
【研究テーマ】有機化学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】吉沢 道人 東京工業大学, 科学技術創成研究院, 准教授 (70372399)
【キーワード】金属 / 芳香環 / 分子カプセル / 生体分子 / 糖 (他10件)
【概要】水溶性の生体関連分子、例えば、複数の水酸基を持つ糖類は、水中で強く水和されているにもかかわらず、多点の水素結合ポケットを持つ生体レセプターで選択に捕捉される。一方、人工レセプターを使った糖の認識は、有機溶媒中で報告されているが、水中ではほとんど例がない。本研究では、分子カプセルが持つ芳香環で囲まれたナノ空間を利用することで、身近な砂糖のスクロースを水中で強く捕捉することに成功した。また、カプセルは...
❏脊椎動物由来味覚受容体タンパク質を基盤にした呈味物質センサーの創出(20688015)
【研究テーマ】応用分子細胞生物学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2008 - 2009
【研究代表者】三坂 巧 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 准教授 (40373196)
【キーワード】分子間相互作用 / 味覚 / 受容体 / 味物質 / センサー (他9件)
【概要】味物質の受容を行う味覚受容体を利用し、呈味物質に対して安定的な数値を提示する味センサーの作製を行った。最も嗜好される味である甘味を測定するために、ヒト甘味受容体を安定的に発現する培養細胞を作製した。甘味物質を投与した際に観察される細胞内カルシウム濃度変化を蛍光カルシウム指示薬の蛍光強度変化として測定することで、長期間安定的な数値を提示しうる甘味センサー細胞となりうることを示した。 ...
【医歯薬学】薬学:LC-MS/MS生体分子を含む研究件
❏質量分析用高性能標識試薬の開発と生体分子の高感度分析(24590047)
【研究テーマ】物理系薬学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】三田 智文 東京大学, 薬学研究科(研究院), 教授 (30187306)
【キーワード】標識試薬 / 質量分析 / クロマトグラフィー / 生体分子 / 新生児マススクリーニング (他9件)
【概要】近年、高速液体クロマトグラフィー(LC)とタンデム型質量分析計(MS/MS)を組み合わせたLC/MS/MS が広く用いられている。そこで、LC/MS/MS における検出感度および選択性の向上を目的として、LC/MS/MS用の標識試薬を作製することを目的として研究を行った。また、作製した標識試薬を用いて疾患のマーカーとなる生体分子の高感度な分析法を開発した。本研究で開発した分析法は、先天性代謝異常症...
❏LC/MS/MS用高性能標識試薬の開発と生体分子の高感度分析(21590039)
【研究テーマ】物理系薬学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】三田 智文 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 准教授 (30187306)
【キーワード】分析化学 / 標識試薬 / クロマトグラフィー / 質量分析 / LC(他9件)
【概要】近年、高速液体クロマトグラフィー(LC)とタンデム型質量分析計(MS/MS)を組み合わせたLC/MS/MS法が広く用いられている。本研究では、LC/MS/MS法における検出感度および選択性の向上を目的として標識試薬を合成した。また、合成した標識試薬を用いて疾患のマーカーとなる生体分子の高感度な分析法を開発した。本研究で開発した分析法は、先天性代謝異常のスクリーニング法として有用であった。 ...
【医歯薬学】薬学:生体高分子生体分子を含む研究件
❏関節軟骨表面における高機能潤滑システムの自己形成・自己修復メカニズムの探究(17H01244)
【研究テーマ】設計工学・機械機能要素・トライボロジー
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】澤江 義則 九州大学, 工学研究院, 教授 (10284530)
【キーワード】トライボロジー / 関節潤滑 / 超潤滑 / 細胞・組織 / 関節軟骨 (他10件)
【概要】関節軟骨によく似た性質を持つ柔軟材料(ハイドロゲル)を軟骨モデルとして用い,生体関節の摩擦を小さくし,滑らかな動きを可能にしている超潤滑メカニズムの詳細を探求した.その結果,関節液に含まれるヒアルロン酸とリン脂質の複合体が優れた潤滑機能を発揮し摩擦を低減すること,軟骨を形成する細胞外基質とこれらの成分が結びつくことで潤滑機能が更に高まること,さらに軟骨組織に含まれる水が上記の成分による潤滑機能の形...
❏分子計算を用いた学習アルゴリズムの設計と応用(13680464)
【研究テーマ】知能情報学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2001 - 2003
【研究代表者】榊原 康文 慶應義塾大学, 理工学部, 助教授 (10287427)
【キーワード】DNAコンピュータ / 分子計算 / 学習 / 生体高分子 / 超並列計算 (他11件)
【概要】分子計算理論の構築として,DNA分子の濃度とDNA計算中のノイズやエラーとの関係を調べて,理論的な解析を行った.具体的には,DNA分子の濃度を適切に調節することにより,ノイズに頑強な近似的アルゴリズムが構築可能であることを理論的に証明し,それに基づいて近似的アルゴリズムの設計方法を開発した(Sakakibara,2001). 帰納的学習アルゴリズムの設計として,ブール式の帰納的学習を効率よく行う分...
【医歯薬学】薬学:分析化学生体分子を含む研究件
❏1分子レベルでの生細胞内RNAリアルタイム計数プローブの開発(26620115)
【研究テーマ】分析化学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】吉村 英哲 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 助教 (90464205)
【キーワード】生体分子 / 1分子計測(SMD) / バイオテクノロジー / 細胞・組織 / 分析化学 (他7件)
【概要】本研究では、生細胞内における目的RNAの動態解析と定量を同時に実現するRNA可視化蛍光プローブの開発を目指した。本プローブは円順列変位型蛍光タンパク質とRNA認識領域からなり、目的RNAの結合により蛍光性が変化するように設計した。RNA認識領域としてPUM-HD変異体を用い、マウス由来βアクチンmRNAをターゲットとした。本プローブをマウス由来細胞に導入し蛍光顕微鏡で観察したところ、細胞質から明瞭...
❏ピラーアレイカラムを用いた生体分子の高感度分析システムの開発(26460033)
【研究テーマ】物理系薬学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】角田 誠 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 講師 (10323453)
【キーワード】クロマトグラフィー / アミノ酸 / マイクロ化学チップ / マイクロ化学分析システム / 生体分子 (他9件)
【概要】生体分子の分離分析法として、液体クロマトグラフィーが広く用いられている。しかしながら、これまでのクロマトグラフィーにおいては、分離能に限界があることが知られていた。そこで、本研究においては、理論的に高分離能を有することが知られているピラー構造を有するオンチップ液体クロマトグラフィー(ピラーアレイカラム)に着目し、研究を行った。本研究においては、ピラーアレイカラムの高性能化について検討した結果、圧力...
❏オンチップ液体クロマトグラフィーを用いたカテコールアミン高感度分析システムの開発(21790033)
【研究テーマ】物理系薬学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】角田 誠 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 講師 (10323453)
【キーワード】分析化学 / クロマトグラフィー / マイクロ化学チップ / 生体分子 / マイクロ・ナノデバイス
【概要】オンチップ液体クロマトグラフィーによる高性能な分離媒体の作製に成功した。フォトリソグラフィーとドライエッチングにより、シリコン基板にクロマトグラフィー用分離媒体として流路内にピラーアレイを作製し、分離用チップとした。低拡散曲線構造を有するカラム長の長いLCチップ(カラム長110mm)を用いることで、直線流路だけでは得られない分離能を得ることができた。6種蛍光誘導体化アミノ酸を140秒以内に分離する...
【医歯薬学】薬学:分析科学生体分子を含む研究件
❏細胞内ナノスペースにおける特定の生体分子の温度計測(18K19285)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2018-06-29 - 2020-03-31
【研究代表者】船津 高志 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 教授 (00190124)
【キーワード】生物物理学 / ナノバイオ / 細胞・組織 / 生体分子 / 分析科学 (他6件)
【概要】細胞内には局所温度の分布がある。しかし、現状では、温度計測の空間分解能は光の回折限界の~500 nmに留まっている。この限界を打開するため、細胞内の生体分子のラマン散乱光(アンチストークス光とストークス光)を測定することにより、生体分子の温度を計測することを目指した。低周波顕微ラマン分光システムの性能を確かめるため、Acetonitrileを顕微ラマン分光した。Stokes/Anti-stokes...
❏Isothermal DNA Sequencing by Diffusion Current in a MoS2 Nanopore(17K17682)
【研究テーマ】生体医工学・生体材料学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】徐 偉倫 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 講師 (50771549)
【キーワード】Nanopore / DNA sequencing / Bionanosensing / Diffusiophoresis / 2D materials (他18件)
【概要】It was demonstrated that the structural information of ssDNA molecules can be revealed using artificial solid-state nanopores. The proposed isothermal sensing method by diffusion current has simultane...
❏細胞内の特定の生体分子の温度を測定する(16K14705)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】船津 高志 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 教授 (00190124)
【キーワード】ナノバイオ / 細胞・組織 / 生体分子 / 分析科学 / 生物物理
【概要】水分子O-H伸縮振動のラマンスペクトルは幅広いスペクトルとなり、大きく分けて2つのピークが観測されること、isosbestic pointが3419 cm-1にあることが知られている。高温になるほど低ラマンシフト側のピークが小さくなり、高ラマンシフト側のピークが大きくなるため、この性質を利用して温度を計測できた。また、C-C-N変角振動(458 cm-1)、ジフェニルジテレニドのTe-Te伸縮振動...
【医歯薬学】薬学:遺伝子改変マウス生体分子を含む研究件
❏健康環境因子としての脂質代謝の新機軸(16H02613)
【研究テーマ】環境・衛生系薬学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】村上 誠 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 教授 (60276607)
【キーワード】酵素 / 脂質 / 生体分子 / 細胞・組織 / 遺伝子 (他8件)
【概要】本研究では、脂質代謝のボトルネック酵素の一つであるホスホリパーゼA2 (PLA2)ファミリーに注目し、各種PLA2サブタイプの網羅的欠損マウスの表現型解析を推進するとともに、リピドミクス解析を展開することで、脂質による健康環境調節とその破綻に基づく病態発症機序の解明を目指した。特に、外部環境との接触の場としての皮膚及び消化管の恒常性と疾患に関わる脂質経路の同定、その影響を受ける代謝・免疫等の遠隔組...
❏リン脂質のリサイクル(15K14957)
【研究テーマ】生物系薬学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】村上 誠 公益財団法人東京都医学総合研究所, 生体分子先端研究分野, 参事研究員 (60276607)
【キーワード】酵素 / 細胞・組織 / 脂質 / 生体分子 / 肝臓 (他9件)
【概要】コリンは栄養素として外因性に供給される以外に、細胞膜ホスファチジルコリン(PC)の分解からも生じるが、本代謝経路を担う酵素の実体と意義は不明であった。我々は脂質代謝酵素PNPLA8(ホスホリパーゼA)とPNPLA7(リゾホスホリパーゼ)の欠損マウスの解析を通じて、PNPLA8→PNPLA7経路が肝臓においてPCから内因性コリンを動員する主経路であることを明らかにした。本経路が遮断されるとコリン及び...
❏内因性GPC産生経路の解明とその代謝改善への応用(25670032)
【研究テーマ】生物系薬学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】村上 誠 公益財団法人東京都医学総合研究所, 生体分子先端研究分野, 参事研究員 (60276607)
【キーワード】酵素 / 脂質 / 生体分子 / 遺伝子 / 組織・細胞 (他9件)
【概要】本研究では、機能未知のPLA2サブタイプであるPNPLA7がリゾホスファチジルコリン (LPC)→グリセロホスホコリン(GPC)の代謝を担うリゾホスホリパーゼとして働くことを見出した。リゾホスホリパーゼは従来、細胞膜溶解性のLPCを消去する解毒酵素として認識されており、その実体やGPC産生酵素としての意義は着目されていなかった。本研究は、申請者が独自に樹立したPNPLA7欠損マウスを解析した。その...
【医歯薬学】薬学:新生児マススクリーニング生体分子を含む研究件
❏質量分析用高性能標識試薬の開発と生体分子の高感度分析(24590047)
【研究テーマ】物理系薬学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】三田 智文 東京大学, 薬学研究科(研究院), 教授 (30187306)
【キーワード】標識試薬 / 質量分析 / クロマトグラフィー / 生体分子 / 新生児マススクリーニング (他9件)
【概要】近年、高速液体クロマトグラフィー(LC)とタンデム型質量分析計(MS/MS)を組み合わせたLC/MS/MS が広く用いられている。そこで、LC/MS/MS における検出感度および選択性の向上を目的として、LC/MS/MS用の標識試薬を作製することを目的として研究を行った。また、作製した標識試薬を用いて疾患のマーカーとなる生体分子の高感度な分析法を開発した。本研究で開発した分析法は、先天性代謝異常症...
❏LC/MS/MS用高性能標識試薬の開発と生体分子の高感度分析(21590039)
【研究テーマ】物理系薬学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】三田 智文 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 准教授 (30187306)
【キーワード】分析化学 / 標識試薬 / クロマトグラフィー / 質量分析 / LC(他9件)
【概要】近年、高速液体クロマトグラフィー(LC)とタンデム型質量分析計(MS/MS)を組み合わせたLC/MS/MS法が広く用いられている。本研究では、LC/MS/MS法における検出感度および選択性の向上を目的として標識試薬を合成した。また、合成した標識試薬を用いて疾患のマーカーとなる生体分子の高感度な分析法を開発した。本研究で開発した分析法は、先天性代謝異常のスクリーニング法として有用であった。 ...
❏LC/MS/MS用高性能標識試薬の開発と生体分子の高感度分析への応用(19590036)
【研究テーマ】物理系薬学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】三田 智文 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 准教授 (30187306)
【キーワード】分析化学 / 標識試薬 / クロマトグラフィー / 質量分析 / LC (他8件)
【概要】近年、高速液体クロマトグラフィー(LC)とタンデム型質量分析器(MS/MS)を組み合わせたLC/MS/MS法が広く用いられている。本研究では、LC/MS/MS法における検出感度および選択性の向上を目的とした標識試薬を合成した。また、合成した標識試薬を用いて疾患のマーカーとなる生体分子の高感度な分析法を開発した。本研究で開発した分析法は、新生児のマススクリーニング法として海外で用いられている。 ...
【医歯薬学】薬学:マイクロ化学チップ生体分子を含む研究件
❏ピラーアレイカラムを用いた生体分子の高感度分析システムの開発(26460033)
【研究テーマ】物理系薬学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】角田 誠 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 講師 (10323453)
【キーワード】クロマトグラフィー / アミノ酸 / マイクロ化学チップ / マイクロ化学分析システム / 生体分子 (他9件)
【概要】生体分子の分離分析法として、液体クロマトグラフィーが広く用いられている。しかしながら、これまでのクロマトグラフィーにおいては、分離能に限界があることが知られていた。そこで、本研究においては、理論的に高分離能を有することが知られているピラー構造を有するオンチップ液体クロマトグラフィー(ピラーアレイカラム)に着目し、研究を行った。本研究においては、ピラーアレイカラムの高性能化について検討した結果、圧力...
❏オンチップ液体クロマトグラフィーを用いたカテコールアミン高感度分析システムの開発(21790033)
【研究テーマ】物理系薬学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】角田 誠 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 講師 (10323453)
【キーワード】分析化学 / クロマトグラフィー / マイクロ化学チップ / 生体分子 / マイクロ・ナノデバイス
【概要】オンチップ液体クロマトグラフィーによる高性能な分離媒体の作製に成功した。フォトリソグラフィーとドライエッチングにより、シリコン基板にクロマトグラフィー用分離媒体として流路内にピラーアレイを作製し、分離用チップとした。低拡散曲線構造を有するカラム長の長いLCチップ(カラム長110mm)を用いることで、直線流路だけでは得られない分離能を得ることができた。6種蛍光誘導体化アミノ酸を140秒以内に分離する...
【医歯薬学】薬学:クロマトグラフィー生体分子を含む研究件
❏ピラーアレイカラムを用いた生体分子の高感度分析システムの開発(26460033)
【研究テーマ】物理系薬学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】角田 誠 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 講師 (10323453)
【キーワード】クロマトグラフィー / アミノ酸 / マイクロ化学チップ / マイクロ化学分析システム / 生体分子 (他9件)
【概要】生体分子の分離分析法として、液体クロマトグラフィーが広く用いられている。しかしながら、これまでのクロマトグラフィーにおいては、分離能に限界があることが知られていた。そこで、本研究においては、理論的に高分離能を有することが知られているピラー構造を有するオンチップ液体クロマトグラフィー(ピラーアレイカラム)に着目し、研究を行った。本研究においては、ピラーアレイカラムの高性能化について検討した結果、圧力...
❏質量分析用高性能標識試薬の開発と生体分子の高感度分析(24590047)
【研究テーマ】物理系薬学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】三田 智文 東京大学, 薬学研究科(研究院), 教授 (30187306)
【キーワード】標識試薬 / 質量分析 / クロマトグラフィー / 生体分子 / 新生児マススクリーニング (他9件)
【概要】近年、高速液体クロマトグラフィー(LC)とタンデム型質量分析計(MS/MS)を組み合わせたLC/MS/MS が広く用いられている。そこで、LC/MS/MS における検出感度および選択性の向上を目的として、LC/MS/MS用の標識試薬を作製することを目的として研究を行った。また、作製した標識試薬を用いて疾患のマーカーとなる生体分子の高感度な分析法を開発した。本研究で開発した分析法は、先天性代謝異常症...
❏オンチップ液体クロマトグラフィーを用いたカテコールアミン高感度分析システムの開発(21790033)
【研究テーマ】物理系薬学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】角田 誠 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 講師 (10323453)
【キーワード】分析化学 / クロマトグラフィー / マイクロ化学チップ / 生体分子 / マイクロ・ナノデバイス
【概要】オンチップ液体クロマトグラフィーによる高性能な分離媒体の作製に成功した。フォトリソグラフィーとドライエッチングにより、シリコン基板にクロマトグラフィー用分離媒体として流路内にピラーアレイを作製し、分離用チップとした。低拡散曲線構造を有するカラム長の長いLCチップ(カラム長110mm)を用いることで、直線流路だけでは得られない分離能を得ることができた。6種蛍光誘導体化アミノ酸を140秒以内に分離する...
【医歯薬学】薬学:酵素生体分子を含む研究件
❏細胞外脂質代謝酵素による腸内細菌叢の制御(19K22483)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2019-06-28 - 2021-03-31
【研究代表者】村上 誠 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 教授 (60276607)
【キーワード】脂質 / 酵素 / 腸内細菌叢 / アレルギー / メタボローム (他8件)
【概要】本研究では、細胞外リン脂質分解酵素sPLA2を基軸に、脂質代謝の視点から腸内細菌叢の新規調節機構を解明することを目的とした。腸管に限局分布するsPLA2-IIA, -Xの各欠損マウスでは腸内細菌叢が変化し、これに伴い血中代謝物や糞便脂質が変化し、皮膚や脂肪組織に癌、アレルギー、肥満等と関連する表現型を発症した。欠損マウスを野生型マウスと同居飼育、またはよりクリーンな環境で飼育すると、両群間の腸内細...
❏新規アミド結合反応の開発とペプチド性機能分子の創出(16K14495)
【研究テーマ】生物機能・バイオプロセス
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】木野 邦器 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (60318764)
【キーワード】アミド化合物 / アミド結合形成反応 / ペプチド / アデニル化酵素 / 求核置換反応 (他15件)
【概要】アミド化合物には生体分子や化成品など有用物質が多く、バイオプロセスによる効率的な合成法の開発が望まれている。研究代表者はカルボキシ基の酵素的アデニル化とアミンの求核置換反応によるアミド化合物合成法を開発している。本研究では本手法を拡張して合成可能なアミド化合物の多様化を検討した。Fatty acyl-AMP ligaseによる脂肪酸アミド合成法、非リボソーム型ペプチド合成酵素のアデニル化ドメインに...
❏健康環境因子としての脂質代謝の新機軸(16H02613)
【研究テーマ】環境・衛生系薬学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】村上 誠 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 教授 (60276607)
【キーワード】酵素 / 脂質 / 生体分子 / 細胞・組織 / 遺伝子 (他8件)
【概要】本研究では、脂質代謝のボトルネック酵素の一つであるホスホリパーゼA2 (PLA2)ファミリーに注目し、各種PLA2サブタイプの網羅的欠損マウスの表現型解析を推進するとともに、リピドミクス解析を展開することで、脂質による健康環境調節とその破綻に基づく病態発症機序の解明を目指した。特に、外部環境との接触の場としての皮膚及び消化管の恒常性と疾患に関わる脂質経路の同定、その影響を受ける代謝・免疫等の遠隔組...
【医歯薬学】薬学:標識試薬生体分子を含む研究件
❏質量分析用高性能標識試薬の開発と生体分子の高感度分析(24590047)
【研究テーマ】物理系薬学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】三田 智文 東京大学, 薬学研究科(研究院), 教授 (30187306)
【キーワード】標識試薬 / 質量分析 / クロマトグラフィー / 生体分子 / 新生児マススクリーニング (他9件)
【概要】近年、高速液体クロマトグラフィー(LC)とタンデム型質量分析計(MS/MS)を組み合わせたLC/MS/MS が広く用いられている。そこで、LC/MS/MS における検出感度および選択性の向上を目的として、LC/MS/MS用の標識試薬を作製することを目的として研究を行った。また、作製した標識試薬を用いて疾患のマーカーとなる生体分子の高感度な分析法を開発した。本研究で開発した分析法は、先天性代謝異常症...
❏LC/MS/MS用高性能標識試薬の開発と生体分子の高感度分析(21590039)
【研究テーマ】物理系薬学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】三田 智文 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 准教授 (30187306)
【キーワード】分析化学 / 標識試薬 / クロマトグラフィー / 質量分析 / LC(他9件)
【概要】近年、高速液体クロマトグラフィー(LC)とタンデム型質量分析計(MS/MS)を組み合わせたLC/MS/MS法が広く用いられている。本研究では、LC/MS/MS法における検出感度および選択性の向上を目的として標識試薬を合成した。また、合成した標識試薬を用いて疾患のマーカーとなる生体分子の高感度な分析法を開発した。本研究で開発した分析法は、先天性代謝異常のスクリーニング法として有用であった。 ...
❏LC/MS/MS用高性能標識試薬の開発と生体分子の高感度分析への応用(19590036)
【研究テーマ】物理系薬学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】三田 智文 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 准教授 (30187306)
【キーワード】分析化学 / 標識試薬 / クロマトグラフィー / 質量分析 / LC (他8件)
【概要】近年、高速液体クロマトグラフィー(LC)とタンデム型質量分析器(MS/MS)を組み合わせたLC/MS/MS法が広く用いられている。本研究では、LC/MS/MS法における検出感度および選択性の向上を目的とした標識試薬を合成した。また、合成した標識試薬を用いて疾患のマーカーとなる生体分子の高感度な分析法を開発した。本研究で開発した分析法は、新生児のマススクリーニング法として海外で用いられている。 ...
【医歯薬学】薬学:細胞分裂生体分子を含む研究件
❏大容量RNA配列の情報解析による中心体非翻訳型RNAの網羅的同定(16K14673)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】北川 大樹 国立遺伝学研究所, 分子遺伝研究系, 教授 (80605725)
【キーワード】lncRNA / 細胞分裂 / 次世代シークエンス / 紡錘体 / 中心体 (他9件)
【概要】近年、非コードRNA(lncRNA)が様々な生理現象に関与していることが明らかにされてきた。過去の知見から中心体-分裂期紡錘体の形成に関与するlncRNAの存在は実験的に示唆されていたが、その同定には至っていなかった。本研究では、中心体-分裂期紡錘体系に局在するlncRNAを生化学的手法と次世代シークエンスを融合することで網羅的に同定することを試みた。結果として、分裂期紡錘体形成に関与するlncR...
❏超微小空間における中心小体構造の自己組織化原理の解明(16H06168)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】北川 大樹 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 教授 (80605725)
【キーワード】中心体 / 中心小体 / 細胞分裂 / 細胞生物学 / 遺伝子 (他8件)
【概要】本研究では、中心体複製における重要なプロセスである中心小体構築の分子機構に主眼を置き、その初期過程において微小空間で働く分子の機能解析を行った。その結果、初期過程で構築される土台構造であるカートホイールが形成される意義の一端を明らかにした。さらに中心小体周辺のマトリックス構造が形成される為に必要な分子複合体の同定に成功し、その複合体によって分裂期におけるマトリックスの拡大と中心小体間の結合が制御さ...
❏収縮環の構造と形成・収縮機構の研究(22247031)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2010-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】馬渕 一誠 学習院大学, 理学部, 教授 (40012520)
【キーワード】細胞分裂 / 細胞質分裂 / 収縮環 / アクチン / ミオシン (他13件)
【概要】細胞質分裂は収縮環の収縮によって細胞が中央部からくびり切れることによりおこる。私は分裂酵母の収縮環ー細胞膜複合体(細胞ゴースト)を単離し、ATPを加えて収縮環を人為的に収縮させることに初めて成功した。この実験系を用い、アクチンの脱重合は収縮そのものには必須ではないことなどいくつかの性質を明らかにできた。また収縮環形成の際のアクチンの分裂位置への集合にはミオシンVが関与していることが示唆された。ウニ...
【医歯薬学】薬学:神経科学生体分子を含む研究件
❏細胞内カルシウム放出の制御を介したシナプス伝達修飾機構の解明(15K14309)
【研究テーマ】神経生理学・神経科学一般
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】真鍋 俊也 東京大学, 医科学研究所, 教授 (70251212)
【キーワード】神経科学 / 生理学 / 生体分子 / 脳・神経 / 遺伝子 (他8件)
【概要】これまで機能がほとんど解明されていないカルシウム動態調節分子の役割を明らかにすることを試みた。この分子のシナプス部位特異的遺伝子改変マウスを作製し機能解析を行った。海馬スライス標本を用いた電気生理学的解析においては、シナプス後部特異的な分子A欠損マウスでは長期増強が有意に減弱し、シナプス前終末特異的分子A欠損マウスでは、低頻度持続刺激によるシナプス応答が増大することを見出した。行動実験においては、...
❏神経伝達物質放出の修飾機構解明のための分子生理学的研究(23220008)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】真鍋 俊也 東京大学, 医科学研究所, 教授 (70251212)
【キーワード】神経科学 / 生理学 / 生体分子 / 脳・神経 / 遺伝子 (他8件)
【概要】シナプス前終末の細胞内小器官に存在するカルシウム動態を調節する複数の機能分子の役割を明らかにするために、それらの分子の遺伝子改変マウスを用いて興奮性シナプス伝達を解析したところ、シナプス前性のシナプス可塑性に異常があることを見出した。また、神経伝達物質放出を制御する蛋白複合体と相互作用するシナプス前分子の機能解析を行ったところ、神経伝達物質の放出の制御とシナプス前終末内のシナプス小胞の動態に関与す...
❏新規D-セリンシグナリングを介したシナプス可塑性および記憶・学習制御機構の解明(23689012)
【研究テーマ】生理学一般
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】掛川 渉 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (70383718)
【キーワード】神経科学 / 生理学 / 生体分子 / アミノ酸 / シナプス
【概要】本研究では、発達期小脳に豊富に存在するD-セリンの生理的役割について追究した。その結果、D-セリンは神経活動依存的にグリア細胞から放出され、神経細胞に発現するデルタ2型グルタミン酸受容体と結合することにより、記憶・学習の分子基盤とされるシナプス可塑性を制御することがわかった。興味深いことに、デルタ2受容体は細胞内最C末端領域で結合するチロシン脱リン酸化酵素PTPMEGを介してシナプス可塑性を調節し...
【医歯薬学】薬学:脂肪酸生体分子を含む研究件
❏スフィンゴ糖脂質のシグナル制御機能における分子構造・機能連関の統合的理解(15H04696)
【研究テーマ】医化学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】古川 鋼一 中部大学, 生命健康科学部, 教授 (80211530)
【キーワード】シグレック / スフィンゴ糖脂質 / セラミド / 脂肪酸 / ガングリオシド (他15件)
【概要】細胞膜に発現するスフィンゴ糖脂質によるシグナル制御機能の機構解明のため、糖脂質の糖鎖と脂質部位を含む全体の構造を検討した。糖鎖改変癌細胞とEMARS/MS法によって、糖脂質の会合膜分子を同定し、糖脂質と特異的に結合して癌細胞の悪性形質増強に働くことを示した。一方、糖脂質のシグナル制御における脂質部位の関与の解析のため、GD3発現大腸癌細胞に対し長鎖塩基C4の水酸化に働くDES2遺伝子ノックアウトを...
❏新規ホスホリパーゼ分子群の機能的脱オーファン化(24390021)
【研究テーマ】生物系薬学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】村上 誠 公益財団法人東京都医学総合研究所, 生体分子先端研究分野, 参事研究員 (60276607)
【キーワード】酵素 / 脂質 / 生体分子 / 遺伝子 / 組織・細胞 (他14件)
【概要】本研究では、機能未知のホスホリパーゼA2(PLA2)分子種の欠損マウスを作出導入し、各PLA2が関わる生命応答を明らかにすること(機能的脱オーファン化)を目指した。その結果、 (1)sPLA2-IIEはリポタンパク質代謝を介して肥満の調節に関わること、(2)sPLA2-XIIAは組織マスト細胞の活性化と獲得免疫応答に関わること、(3)PNPLA7/iPLA2θは肝臓のコリン代謝の制御を介して全身の...
【医歯薬学】薬学:有機化学生体分子を含む研究件
❏がん不均一性の克服に寄与する高活性天然物の探索と機能解明(20H03394)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】石橋 正己 千葉大学, 大学院薬学研究院, 教授 (90212927)
【キーワード】生理活性 / シグナル伝達 / 生体分子 / 有機化学 / 薬学
【概要】本研究では,がん幹細胞の生存と分裂を支えるがん微小環境で亢進するシグナル分子に作用する天然物から探索することを目的とする.今回,がん選択的にアポトーシスを誘導するトレイル(TRAIL)やエピジェネティック遺伝子転写を制御するポリコーム構成分子の一つであるBMI1のプロモーター阻害作用等に関するスクリーニングを植物成分や真菌等の微生物由来成分を対象として行った. 1)TRAIL耐性胃がん細胞を用いた...
❏がん微小環境亢進シグナルの攻略に寄与する高活性天然物の探索と機能解明(17H03992)
【研究テーマ】天然資源系薬学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】石橋 正己 千葉大学, 大学院薬学研究院, 教授 (90212927)
【キーワード】生理活性 / シグナル伝達 / 生体分子 / 有機化学 / 薬学
【概要】本研究では,がん微小環境で亢進する細胞シグナルに作用する有用な低分子化合物を主に天然物から見出すことを目的として,幹細胞の自己複製に関わる細胞内シグナル,エピジェネティク遺伝子転写を制御するポリコーム構成分子,癌細胞選択的なアポトーシス誘導因子等を標的としたスクリーニングを行った.その結果,植物,放線菌の天然物抽出エキスコレクション等から,Wntシグナル阻害作用,TRAIL耐性克服作用,Bmi1プ...
❏細胞表面での強・弱リガンド複合化による高選択的ターゲティング法(16K13104)
【研究テーマ】ケミカルバイオロジー
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】田中 克典 国立研究開発法人理化学研究所, 田中生体機能合成化学研究室, 主任研究員 (00403098)
【キーワード】生体分子 / 糖鎖 / 細胞 / 認識 / 有機化学
【概要】生体内に多数存在する細胞群から、特定の細胞だけを高度に見分ける新手法の開発は重要である。報告者は、細胞表面の受容体に対するペプチド分子の「強い」相互作用と糖鎖の「弱い」相互作用を同時に働かせ、さらに両リガンド分子同士を細胞表面で選択的に化学結合させることにより、標的の細胞を選択的に見分ける手法を検討した。本課題では、インテグリンが高発現する数種類のがん細胞に対して、インテグリンのリガンドペプチドと...
【医歯薬学】薬学:病態生体分子を含む研究件
❏内因性GPC産生経路の解明とその代謝改善への応用(25670032)
【研究テーマ】生物系薬学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】村上 誠 公益財団法人東京都医学総合研究所, 生体分子先端研究分野, 参事研究員 (60276607)
【キーワード】酵素 / 脂質 / 生体分子 / 遺伝子 / 組織・細胞 (他9件)
【概要】本研究では、機能未知のPLA2サブタイプであるPNPLA7がリゾホスファチジルコリン (LPC)→グリセロホスホコリン(GPC)の代謝を担うリゾホスホリパーゼとして働くことを見出した。リゾホスホリパーゼは従来、細胞膜溶解性のLPCを消去する解毒酵素として認識されており、その実体やGPC産生酵素としての意義は着目されていなかった。本研究は、申請者が独自に樹立したPNPLA7欠損マウスを解析した。その...
❏新規ホスホリパーゼ分子群の機能的脱オーファン化(24390021)
【研究テーマ】生物系薬学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】村上 誠 公益財団法人東京都医学総合研究所, 生体分子先端研究分野, 参事研究員 (60276607)
【キーワード】酵素 / 脂質 / 生体分子 / 遺伝子 / 組織・細胞 (他14件)
【概要】本研究では、機能未知のホスホリパーゼA2(PLA2)分子種の欠損マウスを作出導入し、各PLA2が関わる生命応答を明らかにすること(機能的脱オーファン化)を目指した。その結果、 (1)sPLA2-IIEはリポタンパク質代謝を介して肥満の調節に関わること、(2)sPLA2-XIIAは組織マスト細胞の活性化と獲得免疫応答に関わること、(3)PNPLA7/iPLA2θは肝臓のコリン代謝の制御を介して全身の...
【医歯薬学】薬学:1分子イメージング生体分子を含む研究件
❏タンパク質の分子間相互作用の1分子観察(16H04094)
【研究テーマ】物理化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】藤芳 暁 東京工業大学, 理学院, 助教 (70371705)
【キーワード】1分子イメージング / 1分子観察 / 低温顕微鏡 / 抗原抗体反応 / 1分子計測(SMD) (他11件)
【概要】タンパク質は複合体をつくり生理機能を発現している。当該課題の研究目的は、その分子間相互作用を1分子観察できる光イメージング法を確立することにある。このような試みは世界的に見ても誰も成功していない。それは、分子間相互作用を研究するには、解像度1 nmで三次元全ての軸に対する空間情報を取得しなければならないからである。 このような背景から我々は、ナノメートルの分解能のクライオ蛍光顕微鏡の開発に取り組ん...
❏受容体クラスター形成の光制御による細胞への人工的生体シグナル入力法の開発(23750182)
【研究テーマ】生体関連化学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】吉村 英哲 東京大学, 大学院・理学系研究科, 特任助教 (90464205)
【キーワード】タンパク質 / 細胞・組織 / 生体分子 / 1 分子計測(SMI) / 生体関連化学 (他11件)
【概要】本研究では、細胞内シグナル伝達における受容体クラスター形成の意義の理解を目的とした。この目的のため、シグナル伝達分子Aktの1分子動態観察と、受容体ナノクラスターの人工的形成法の開発を行った。前者では、細胞外からのシグナル入力により、Aktの細胞膜滞在時間が延びることを見出した。この結果は、Akt動態が細胞表面の受容体クラスターに影響されることを示している。後者では、光感応性タンパク質を融合した受...
【医歯薬学】薬学:受容体生体分子を含む研究件
❏中枢神経系細胞間ネットワークにおけるシグナル機構の可視化解析(21229004)
【研究テーマ】薬理学一般
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2009-05-11 - 2014-03-31
【研究代表者】飯野 正光 東京大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (50133939)
【キーワード】受容体 / チャネル / 輸送系 / シグナル情報伝達 / シグナル伝達 (他9件)
【概要】中枢神経系において、Ca2+シグナルの未知機能探索とシグナル分子可視化研究を介して中枢神経ネットワーク機能について以下の成果を得た。(1) アストロサイト細胞内Ca2+シグナルを介したアストログリオーシス機構および神経細胞保護作用を明らかにした。(2) グルタミン酸シグナルがどのような時空間分布をとって伝達を行っているかについて、直接的な解析に初めて成功した。生体脳内測定へと拡張し、感覚入力によ...
❏脊椎動物由来味覚受容体タンパク質を基盤にした呈味物質センサーの創出(20688015)
【研究テーマ】応用分子細胞生物学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2008 - 2009
【研究代表者】三坂 巧 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 准教授 (40373196)
【キーワード】分子間相互作用 / 味覚 / 受容体 / 味物質 / センサー (他9件)
【概要】味物質の受容を行う味覚受容体を利用し、呈味物質に対して安定的な数値を提示する味センサーの作製を行った。最も嗜好される味である甘味を測定するために、ヒト甘味受容体を安定的に発現する培養細胞を作製した。甘味物質を投与した際に観察される細胞内カルシウム濃度変化を蛍光カルシウム指示薬の蛍光強度変化として測定することで、長期間安定的な数値を提示しうる甘味センサー細胞となりうることを示した。 ...
❏脊椎動物由来味覚受容体の構造機能連関を基盤とした味物質受容機構の体系的解析(18688005)
【研究テーマ】食品科学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】三坂 巧 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 准教授 (40373196)
【キーワード】食品 / 遺伝子 / 生体分子 / 味覚 / 受容体
【概要】近年、甘味・旨味や苦味といった味物質を受容する味覚受容体分子の存在が明らかとなり、味覚組織に発現する多くのGタンパク質共役型受容体が同定されたものの、各受容体に対するリガンドの解明については依然多くについて残されている。本研究課題においては味覚受容体の味物質受容機構の更なる理解のため、受容体の構造機能連関解析を基盤としてその機構を明らかにしようという目的で実施するものである。 哺乳類以外の脊椎動物...
【医歯薬学】薬学:アミノ酸生体分子を含む研究件
❏ピラーアレイカラムを用いた生体分子の高感度分析システムの開発(26460033)
【研究テーマ】物理系薬学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】角田 誠 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 講師 (10323453)
【キーワード】クロマトグラフィー / アミノ酸 / マイクロ化学チップ / マイクロ化学分析システム / 生体分子 (他9件)
【概要】生体分子の分離分析法として、液体クロマトグラフィーが広く用いられている。しかしながら、これまでのクロマトグラフィーにおいては、分離能に限界があることが知られていた。そこで、本研究においては、理論的に高分離能を有することが知られているピラー構造を有するオンチップ液体クロマトグラフィー(ピラーアレイカラム)に着目し、研究を行った。本研究においては、ピラーアレイカラムの高性能化について検討した結果、圧力...
❏新規D-セリンシグナリングを介したシナプス可塑性および記憶・学習制御機構の解明(23689012)
【研究テーマ】生理学一般
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】掛川 渉 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (70383718)
【キーワード】神経科学 / 生理学 / 生体分子 / アミノ酸 / シナプス
【概要】本研究では、発達期小脳に豊富に存在するD-セリンの生理的役割について追究した。その結果、D-セリンは神経活動依存的にグリア細胞から放出され、神経細胞に発現するデルタ2型グルタミン酸受容体と結合することにより、記憶・学習の分子基盤とされるシナプス可塑性を制御することがわかった。興味深いことに、デルタ2受容体は細胞内最C末端領域で結合するチロシン脱リン酸化酵素PTPMEGを介してシナプス可塑性を調節し...
❏生体分子の超分子構造を模倣したらせん状ナノスペースの創製と触媒・分離剤への応用(18760579)
【研究テーマ】触媒・資源化学プロセス
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】横井 俊之 東京工業大学, 資源化学研究所, 助教 (00401125)
【キーワード】多孔質シリカ / 生体分子 / 有機無機相互作用 / らせん状形態 / DNA (他8件)
【概要】本課題研究において生体分子としてDNA(Na塩型)に着目した。シリ力種、DNAともシリカ合成条件下では負に帯電している。 H18年度において、両者の相互作用を促進する為に正に帯電可能な官能基を有するSi源、(CH_30)_3Si(CH_2)_3N^+(CH_3)_3C1^- (TMAPS)、をシリカ源の一部に用いることでシリ力種との相互作用を実現し、さらにDNA-シリカ複合体からDNAを取り除き、...
【医歯薬学】薬学:骨芽細胞生体分子を含む研究件
❏骨芽細胞の分化・増殖に関わる微量天然物の全合成による大量供給と立体化学決定(17K15264)
【研究テーマ】生物有機化学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】小倉 由資 東北大学, 農学研究科, 助教 (50750139)
【キーワード】骨芽細胞 / 天然物合成 / 有機合成化学 / 生理活性 / 生体分子 (他7件)
【概要】これまでに無いタイプの画期的な骨粗鬆症治療薬の開発に繋がると期待される天然由来成分が発見されたが、これらは天然からは極微量にしか得られないため、その物質の構造の一部が判明していなかった。そこでこれらの天然有機化合物の合成研究に取り組んだ結果、化合物全体を作り上げるために必要な各ブロックの調製まで行うことができた。目的の天然有機化合物の合成にはこれらのブロックを連結することが必要で、これから様々な検...
❏RANKLリバース・シグナル阻害による骨粗鬆症治療の可能性検証(22791364)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2010 - 2011
【研究代表者】本間 雅 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (60401072)
【キーワード】骨・軟骨代謝学 / シグナル伝達 / 発現制御 / 生体分子 / 骨粗鬆症 (他9件)
【概要】刺激依存的なRANKL方向性輸送の足場として微小管が必要であり、刺激局所へ向かう微小管再構成にRac1/Cdc42、IQGAP1、CLIP170が関与する可能性を見出した。また、RANKビーズ刺激に伴いmTORC2が活性化し、刺激依存的RANKL移行過程に関与することを見出した。 ...
❏生理学的モデルに基づいた分子標的薬による副作用発現プロファイルの予測(21390041)
【研究テーマ】医療系薬学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】鈴木 洋史 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (80206523)
【キーワード】癌 / 薬剤反応性 / キナーゼ / 分子標的薬 / オフ・ターゲット (他17件)
【概要】チロシンキナーゼ阻害薬(TKI)であるerlotinibおよびsunitinib投与時に出現する種々の副作用は、off-targetキナーゼ、STK10およびPHKG1/2に対する阻害を考慮することで説明可能であることが明らかとなった。TKIによる副作用発現予測には、臨床血中濃度におけるoff-targetキナーゼの阻害率を考慮することが極めて重要であると考えられた。 ...
【医歯薬学】薬学:骨粗鬆症生体分子を含む研究件
❏RANKLリバース・シグナル阻害による骨粗鬆症治療の可能性検証(22791364)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2010 - 2011
【研究代表者】本間 雅 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (60401072)
【キーワード】骨・軟骨代謝学 / シグナル伝達 / 発現制御 / 生体分子 / 骨粗鬆症 (他9件)
【概要】刺激依存的なRANKL方向性輸送の足場として微小管が必要であり、刺激局所へ向かう微小管再構成にRac1/Cdc42、IQGAP1、CLIP170が関与する可能性を見出した。また、RANKビーズ刺激に伴いmTORC2が活性化し、刺激依存的RANKL移行過程に関与することを見出した。 ...
❏生理学的モデルに基づいた分子標的薬による副作用発現プロファイルの予測(21390041)
【研究テーマ】医療系薬学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】鈴木 洋史 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (80206523)
【キーワード】癌 / 薬剤反応性 / キナーゼ / 分子標的薬 / オフ・ターゲット (他17件)
【概要】チロシンキナーゼ阻害薬(TKI)であるerlotinibおよびsunitinib投与時に出現する種々の副作用は、off-targetキナーゼ、STK10およびPHKG1/2に対する阻害を考慮することで説明可能であることが明らかとなった。TKIによる副作用発現予測には、臨床血中濃度におけるoff-targetキナーゼの阻害率を考慮することが極めて重要であると考えられた。 ...
❏細胞内トラフィッキング制御に基づいた骨粗鬆症治療の可能性検証(20790129)
【研究テーマ】医療系薬学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2008 - 2009
【研究代表者】本間 雅 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (60401072)
【キーワード】薬理学 / 生理学 / シグナル伝達 / 発現制御 / 生体分子 (他14件)
【概要】従来RANKLに対する分泌型おとり受容体と考えられていたOPGは、ゴルジ体におけるRANKL生合成段階で既に相互作用しており、OPGと複合体を形成したRANKLがVps33aとの相互作用を介してリソソームへ選別輸送を受けること、およびリソソームに蓄積されたRANKLがRANK刺激依存的に細胞膜表面へ放出されることなどを見出した。RANKL放出過程を制御する分子が新たな創薬標的になると期待される。...
【医歯薬学】薬学:核酸生体分子を含む研究件
❏大容量RNA配列の情報解析による中心体非翻訳型RNAの網羅的同定(16K14673)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】北川 大樹 国立遺伝学研究所, 分子遺伝研究系, 教授 (80605725)
【キーワード】lncRNA / 細胞分裂 / 次世代シークエンス / 紡錘体 / 中心体 (他9件)
【概要】近年、非コードRNA(lncRNA)が様々な生理現象に関与していることが明らかにされてきた。過去の知見から中心体-分裂期紡錘体の形成に関与するlncRNAの存在は実験的に示唆されていたが、その同定には至っていなかった。本研究では、中心体-分裂期紡錘体系に局在するlncRNAを生化学的手法と次世代シークエンスを融合することで網羅的に同定することを試みた。結果として、分裂期紡錘体形成に関与するlncR...
❏機能性非コードRNA結合蛋白質を網羅的に同定する新たな基盤技術の開発(16K15212)
【研究テーマ】医化学一般
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】武川 睦寛 東京大学, 医科学研究所, 教授 (30322332)
【キーワード】非コードRNA / 蛋白質 / 機能性RNA / 核酸 / 細胞 (他8件)
【概要】近年、miRNAやlncRNA等に代表されるノンコーディング(nc)RNAが、細胞内で核酸や蛋白質と相互作用して、多彩な生命機能の制御に寄与すること、また、その異常が疾病発症に関与することが明らかにされ、注目を集めている。しかし、個々のncRNAの機能に関しては依然として不明な点が多い。本研究では、ncRNAの機能解析に資する新たな基盤技術の確立を目指して、生細胞内でncRNAと特異的に結合する分...
❏メチル化シグナルによる長鎖非コードRNA機能の発現機構の解明(25293073)
【研究テーマ】医化学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】黒川 理樹 埼玉医科大学, 医学部, 教授 (70170107)
【キーワード】酵素 / 遺伝子 / 核酸 / 生体分子 / 発現制御 (他7件)
【概要】我々はcyclin D1遺伝子プロモーターから転写される非コードRNA(プロモーター由来ncRNA-D)が、RNA結合タンパク質TLSとの結合を介してその遺伝子発現を抑制することを示した(Nature 454:126-30,2008)。TLSはpncRNA-Dの5末端側32-62を標的としていた。この領域は3末端側でステム-ループ構造をとるが、TLSは5末端32-44の直鎖状部分に強く結合していた...
【医歯薬学】薬学:蛍光生体分子を含む研究件
❏金属架橋カプセルによる生体必須分子の識別法の開発(16K13947)
【研究テーマ】有機化学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】吉沢 道人 東京工業大学, 科学技術創成研究院, 准教授 (70372399)
【キーワード】金属 / 芳香環 / 分子カプセル / 生体分子 / 糖 (他10件)
【概要】水溶性の生体関連分子、例えば、複数の水酸基を持つ糖類は、水中で強く水和されているにもかかわらず、多点の水素結合ポケットを持つ生体レセプターで選択に捕捉される。一方、人工レセプターを使った糖の認識は、有機溶媒中で報告されているが、水中ではほとんど例がない。本研究では、分子カプセルが持つ芳香環で囲まれたナノ空間を利用することで、身近な砂糖のスクロースを水中で強く捕捉することに成功した。また、カプセルは...
❏ピラーアレイカラムを用いた生体分子の高感度分析システムの開発(26460033)
【研究テーマ】物理系薬学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】角田 誠 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 講師 (10323453)
【キーワード】クロマトグラフィー / アミノ酸 / マイクロ化学チップ / マイクロ化学分析システム / 生体分子 (他9件)
【概要】生体分子の分離分析法として、液体クロマトグラフィーが広く用いられている。しかしながら、これまでのクロマトグラフィーにおいては、分離能に限界があることが知られていた。そこで、本研究においては、理論的に高分離能を有することが知られているピラー構造を有するオンチップ液体クロマトグラフィー(ピラーアレイカラム)に着目し、研究を行った。本研究においては、ピラーアレイカラムの高性能化について検討した結果、圧力...
❏近赤外蛍光を利用するバイオイメージングプローブの創製と体内診断薬への展開(17689006)
【研究テーマ】創薬化学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】小島 宏建 東京大学, 生物機能制御化合物ライブラリー機構, 准教授 (70345255)
【キーワード】分子認識 / 生体分子 / 分析科学 / 薬学 / 有機化学 (他8件)
【概要】ヘムやメラニン、水などの生体構成物質による吸収が少ないため組織透過性が良く、かつ、生体の放つ自家蛍光がないためノイズの原因となるバックグラウンド蛍光が無視できる近赤外領域に着目し、生体成分のダイナミックな量変動をin vivoで非侵襲的に画像として捉えることができる機能性近赤外蛍光プローブの創製を目指して研究を進めた。 昨年度までに開発に成功した亜鉛イオン、pHをモニターできる近赤外蛍光プローブを...
【医歯薬学】薬学:細胞生体分子を含む研究件
❏細胞表面での強・弱リガンド複合化による高選択的ターゲティング法(16K13104)
【研究テーマ】ケミカルバイオロジー
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】田中 克典 国立研究開発法人理化学研究所, 田中生体機能合成化学研究室, 主任研究員 (00403098)
【キーワード】生体分子 / 糖鎖 / 細胞 / 認識 / 有機化学
【概要】生体内に多数存在する細胞群から、特定の細胞だけを高度に見分ける新手法の開発は重要である。報告者は、細胞表面の受容体に対するペプチド分子の「強い」相互作用と糖鎖の「弱い」相互作用を同時に働かせ、さらに両リガンド分子同士を細胞表面で選択的に化学結合させることにより、標的の細胞を選択的に見分ける手法を検討した。本課題では、インテグリンが高発現する数種類のがん細胞に対して、インテグリンのリガンドペプチドと...
❏機能性非コードRNA結合蛋白質を網羅的に同定する新たな基盤技術の開発(16K15212)
【研究テーマ】医化学一般
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】武川 睦寛 東京大学, 医科学研究所, 教授 (30322332)
【キーワード】非コードRNA / 蛋白質 / 機能性RNA / 核酸 / 細胞 (他8件)
【概要】近年、miRNAやlncRNA等に代表されるノンコーディング(nc)RNAが、細胞内で核酸や蛋白質と相互作用して、多彩な生命機能の制御に寄与すること、また、その異常が疾病発症に関与することが明らかにされ、注目を集めている。しかし、個々のncRNAの機能に関しては依然として不明な点が多い。本研究では、ncRNAの機能解析に資する新たな基盤技術の確立を目指して、生細胞内でncRNAと特異的に結合する分...
❏高速バイオAFMが拓く新構造生物学(24227005)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2012-05-31 - 2017-03-31
【研究代表者】安藤 敏夫 金沢大学, バイオAFM先端研究センター, 特任教授 (50184320)
【キーワード】走査プローブ顕微鏡 / 1分子計測・操作 / バイオイメージング / タンパク質 / 細胞 (他19件)
【概要】三つの課題に取り組んだ。課題1では、既に確立した高速AFMを利用して多様な蛋白質系で起こる動的プロセスを観察し、機能メカニズムに迫るとともに、従来技術では困難な天然変性蛋白質の構造解析が高速AFMで可能であることを実証した。課題2では、振動を起こさずに広域を高速走査する技術やイメージング中に試料を操作可能なインターラクティブ高速AFMを開発し、その有効性を実証した。また、カンチレバー走査方式の高速...
【医歯薬学】薬学:分子認識生体分子を含む研究件
❏根の形態形成を制御するGRAS/IDDファミリーによる転写制御機構の構造研究(17K07448)
【研究テーマ】植物分子・生理科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】平野 良憲 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 助教 (50452529)
【キーワード】X線結晶構造解析 / 転写制御 / 分子認識 / GRASファミリー / 結晶構造解析 (他14件)
【概要】植物の根の形態形成に関与するGRASファミリーと転写因子IDDファミリーの相互作用に着目して、構造生物学的・生化学的手法を用いてより詳細な転写制御の分子機構の解析を行った。GRASファミリーのSCL3とIDDファミリー複合体のX線結晶構造解析を行った結果、既存のGRAS-IDD相互作用とは異なる新規の相互作用であることが明らかとなった。また、生化学的な解析から転写因子IDDファミリーとGRASタン...
❏創薬・医学研究への応用を目指した蛍光プローブのデザイン・合成・応用(16H05099)
【研究テーマ】創薬化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】花岡 健二郎 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 准教授 (70451854)
【キーワード】薬学 / 分析科学 / 生体分子 / 分子認識 / 有機化学 (他9件)
【概要】本研究では、これまでに研究代表者らが独自に確立してきた蛍光プローブの開発技術を生命科学研究に留まらず、創薬・臨床医学へと応用することを目指して研究を行った。具体的には、①低酸素環境を検出する蛍光プローブazoSiR640の開発に成功した。②GLUTを介して細胞内に取り込まれるactivatableな蛍光プローブの基礎骨格を開発することに成功した。③硫化水素(H2S)及び活性硫黄分子の産生酵素である...
❏中空錯体をテンプレートとする生体分子クラスター合成(24685010)
【研究テーマ】無機化学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】佐藤 宗太 東北大学, 原子分子材料科学高等研究機構, 准教授 (40401129)
【キーワード】自己組織化 / 生体分子インターフェース / 球状錯体 / 生体分子 / パラジウム (他10件)
【概要】数ナノメートルの球状錯体の内面/表面を生体分子で覆い,高度に構造制御された生体分子クラスターを合成し,その特異な相互作用の発現を開拓した.錯体上に整然と,高密度に生体分子が集積した分子を合成し,その構造を詳細に決定した.無機物質や生体高分子を対象に,従来法では到達できない分子スケールでの「面」の分子認識を達成した.個々の弱い相互作用が集積効果によって増幅され,構造と機能が分子レベルで明瞭に相関する...
【医歯薬学】薬学:細胞外マトリックス生体分子を含む研究件
❏卵巣癌のシスプラチン耐性回避のためのシスプラチン・テネイシン抗体併用療法の研究(19659429)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】日下部 守昭 財団法人動物繁殖研究所, 実験動物研究センター, 首席研究員 (60153277)
【キーワード】外科 / 生体分子 / 細胞外マトリックス / テネイシン / 抗体療法 (他8件)
【概要】抗テネイシン抗体と抗がん剤との併用療法による腫瘍抑制効果を検討した。 2008卵巣癌細胞をヌードマウス皮下に移植1週間目より以下の各週スケジュールに従って処理した。(1)抗テネイシン抗体(aTNC)は1匹1回当たり125μgを3日毎に腹腔注射した。(2)抗体投与スケジュールに合わせて、5FUは、15mg/kg、Docetaxel(Doc)は2mg/kg、Cisplatin(Cis)は30mg/m^...
❏乳癌と周囲微小環境相互作用を標的とした癌の増殖および転移抑制治療に関する研究(18390355)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】日下部 守昭 財団法人動物繁殖研究所, 実験動物研究センター, 主席研究員 (60153277)
【キーワード】外科 / 生体分子 / 細胞外マトリックス / テネイシン / 抗体治療 (他8件)
【概要】癌細胞と周囲間質細胞との相互作用は、癌の成長、浸潤、転移に重要な役割を担っている。細胞外マトリックステネイシン-C(TNC)とテネイシン誘導因子(TIF)は、この相互作用を調整する細胞外環境調整因子として重要である。 本実験の目的は、癌の周囲微小環境を標的とした癌の成長を抑制する抗体治療法を確立することである。そこで本実験では、癌細胞[ヒト扁平上皮癌細胞(A431)、ヒトメラノーマ細胞(A375)...
【医歯薬学】薬学:ブロテオーム生体分子を含む研究件
❏機能性非コードRNA結合蛋白質を網羅的に同定する新たな基盤技術の開発(16K15212)
【研究テーマ】医化学一般
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】武川 睦寛 東京大学, 医科学研究所, 教授 (30322332)
【キーワード】非コードRNA / 蛋白質 / 機能性RNA / 核酸 / 細胞 (他8件)
【概要】近年、miRNAやlncRNA等に代表されるノンコーディング(nc)RNAが、細胞内で核酸や蛋白質と相互作用して、多彩な生命機能の制御に寄与すること、また、その異常が疾病発症に関与することが明らかにされ、注目を集めている。しかし、個々のncRNAの機能に関しては依然として不明な点が多い。本研究では、ncRNAの機能解析に資する新たな基盤技術の確立を目指して、生細胞内でncRNAと特異的に結合する分...
❏アバカビルによる過敏症発症機構の解析(22659029)
【研究テーマ】医療系薬学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2010 - 2011
【研究代表者】鈴木 洋史 東京大学, 医学部・附属病院, 教授 (80206523)
【キーワード】薬剤反応性 / 特異体質性毒性 / プロテオーム / 免疫応答 / HLA (他8件)
【概要】HLA-B* 5701保因者におけるアバカビル過敏症では、従来の知見より想定されたプロテインアダクト由来のペプチドではなく、アバカビルそのものが異常抗原として抗原提示されている可能性が示唆された。同様の機序により副作用が発生する場合、従来のプロテインアダクト量に基づいたスクリーニング系では、リスク評価が不能であり、HLA多型特異的に薬物(もしくは代謝物)が提示されるか否かを判別する評価系を組み合わ...
❏リン酸化プロテオーム解析による白血病細胞のリン酸化異常の解明および治療への応用(22591168)
【研究テーマ】小児科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】嶋田 博之 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (80265868)
【キーワード】小児腫瘍学 / 癌 / 生体分子 / プロテオーム / リン酸化 (他6件)
【概要】種々の病型の白血病細胞株(25 種程度)およびレトロウィルス感染系を用いてBCR-ABL を導入したマウス骨髄細胞のトリプシン消化物から、HAMMOC法を用いてリン酸化ペプチドを濃縮し、LC-MS/MS法によりリン酸化タンパク質の同定ならびにリン酸化部位の同定を行った。その結果、BCR-ABL陽性細胞において4500以上のリン酸化部位を同定した。BCR-ABL陰性の白血病細胞株を並べて解析すると、...
【医歯薬学】薬学:ぺプチド生体分子を含む研究件
❏新規アミド結合反応の開発とペプチド性機能分子の創出(16K14495)
【研究テーマ】生物機能・バイオプロセス
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】木野 邦器 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (60318764)
【キーワード】アミド化合物 / アミド結合形成反応 / ペプチド / アデニル化酵素 / 求核置換反応 (他15件)
【概要】アミド化合物には生体分子や化成品など有用物質が多く、バイオプロセスによる効率的な合成法の開発が望まれている。研究代表者はカルボキシ基の酵素的アデニル化とアミンの求核置換反応によるアミド化合物合成法を開発している。本研究では本手法を拡張して合成可能なアミド化合物の多様化を検討した。Fatty acyl-AMP ligaseによる脂肪酸アミド合成法、非リボソーム型ペプチド合成酵素のアデニル化ドメインに...
❏生体機能分子を利用したアミド化合物生産法の開発(26289318)
【研究テーマ】生物機能・バイオプロセス
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】木野 邦器 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (60318764)
【キーワード】バイオテクノロジー / 遺伝子 / 酵素 / 生体分子 / 生物・生体工学 (他8件)
【概要】多様な機能を有するアミド化合物の中でも、抗体に代わる中分子医薬品として注目されているペプチドには、血圧降下作用をはじめ抗酸化や抗疲労さらには呈味性を有するものなど多く、効率的なペプチド合成法の開発が望まれている。研究代表者は、無保護のアミノ酸から任意のジペプチドを合成可能な新規酵素を多数取得しており、それらを利用して塩味増強効果を有するジペプチドの探索や酵素の機能改変による効率的な合成プロセスを開...
❏生体分子の認識能を利用した固体表面のナノスケール組成分析プローブ顕微鏡技術の開発(21710103)
【研究テーマ】ナノ材料・ナノバイオサイエンス
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】林 智広 東京工業大学, 大学院・総合理工学研究科, 准教授 (30401574)
【キーワード】走査型プローブ顕微鏡 / 生体分子 / ペプチド / 表面科学 / 固液界面 (他9件)
【概要】本研究の目的は2000年代前半から注目されてきた"特定の材料に対して特異的に高いアフィニティーを示すペプチド(以後、材料結合ペプチドと示す)"の材料認識能を利用し、従来不可能であった溶液中におけるナノスケールの分解能での表面化学組成分析技術を開発することである。我々は以前の研究でターゲット材料に対する結合メカニズムが明らかにされているTi結合ペプチドを用いて探針の設計、測定条件の最...
【医歯薬学】薬学:タンパク質生体分子を含む研究件
❏アミノアシルtRNA合成酵素の新規生理機能の探索とその制御機構の解明(20K06537)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】若杉 桂輔 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (20322167)
【キーワード】蛋白質 / アミノアシルtRNA合成酵素 / 生体分子 / 機能 / 制御機構 (他7件)
【概要】アミノアシルtRNA合成酵素はtRNAにアミノ酸を結合させるアミノアシル化反応を触媒する酵素である。我々は、ヒトのトリプトファニルtRNA合成酵素(TrpRS)がこの触媒機能に加え、細胞外に分泌された後、血管新生抑制因子として働くことを発見した。また、最近、ヒトTrpRSがインターフェロン-γ(IFN-γ)に応答して発現量が著しく増加し、細胞内から細胞外に分泌され、免疫寛容に関わる細胞外から細胞内...
❏根の形態形成を制御するGRAS/IDDファミリーによる転写制御機構の構造研究(17K07448)
【研究テーマ】植物分子・生理科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】平野 良憲 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 助教 (50452529)
【キーワード】X線結晶構造解析 / 転写制御 / 分子認識 / GRASファミリー / 結晶構造解析 (他14件)
【概要】植物の根の形態形成に関与するGRASファミリーと転写因子IDDファミリーの相互作用に着目して、構造生物学的・生化学的手法を用いてより詳細な転写制御の分子機構の解析を行った。GRASファミリーのSCL3とIDDファミリー複合体のX線結晶構造解析を行った結果、既存のGRAS-IDD相互作用とは異なる新規の相互作用であることが明らかとなった。また、生化学的な解析から転写因子IDDファミリーとGRASタン...
❏G蛋白質の活性調節因子として働くヒトのグロビン蛋白質の機能制御機構の解明(17K07329)
【研究テーマ】機能生物化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】若杉 桂輔 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (20322167)
【キーワード】蛋白質 / 蛋白質間相互作用 / 蛋白質工学 / 酸化ストレス / 細胞保護 (他8件)
【概要】ヒト脳神経細胞内に存在するニューログロビン(Ngb)は、酸化ストレスに伴う神経細胞死を防ぎ、また、通常酸素濃度正常状態では神経突起伸長を促す。本研究では、我々は、蛋白質工学的手法を用いて、ヒトNgbの作用機序の解明、及び、蛋白質間相互作用に着目した機能制御機構の解明に挑んだ。その結果、Ngbの働きに重要なアミノ酸残基や蛋白質間相互作用に重要なアミノ酸残基を明らかにできた。さらに、今回、新たに、Ng...
【医歯薬学】薬学:RANKL生体分子を含む研究件
❏RANKLリバース・シグナル阻害による骨粗鬆症治療の可能性検証(22791364)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2010 - 2011
【研究代表者】本間 雅 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (60401072)
【キーワード】骨・軟骨代謝学 / シグナル伝達 / 発現制御 / 生体分子 / 骨粗鬆症 (他9件)
【概要】刺激依存的なRANKL方向性輸送の足場として微小管が必要であり、刺激局所へ向かう微小管再構成にRac1/Cdc42、IQGAP1、CLIP170が関与する可能性を見出した。また、RANKビーズ刺激に伴いmTORC2が活性化し、刺激依存的RANKL移行過程に関与することを見出した。 ...
❏生理学的モデルに基づいた分子標的薬による副作用発現プロファイルの予測(21390041)
【研究テーマ】医療系薬学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】鈴木 洋史 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (80206523)
【キーワード】癌 / 薬剤反応性 / キナーゼ / 分子標的薬 / オフ・ターゲット (他17件)
【概要】チロシンキナーゼ阻害薬(TKI)であるerlotinibおよびsunitinib投与時に出現する種々の副作用は、off-targetキナーゼ、STK10およびPHKG1/2に対する阻害を考慮することで説明可能であることが明らかとなった。TKIによる副作用発現予測には、臨床血中濃度におけるoff-targetキナーゼの阻害率を考慮することが極めて重要であると考えられた。 ...
❏細胞内トラフィッキング制御に基づいた骨粗鬆症治療の可能性検証(20790129)
【研究テーマ】医療系薬学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2008 - 2009
【研究代表者】本間 雅 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (60401072)
【キーワード】薬理学 / 生理学 / シグナル伝達 / 発現制御 / 生体分子 (他14件)
【概要】従来RANKLに対する分泌型おとり受容体と考えられていたOPGは、ゴルジ体におけるRANKL生合成段階で既に相互作用しており、OPGと複合体を形成したRANKLがVps33aとの相互作用を介してリソソームへ選別輸送を受けること、およびリソソームに蓄積されたRANKLがRANK刺激依存的に細胞膜表面へ放出されることなどを見出した。RANKL放出過程を制御する分子が新たな創薬標的になると期待される。...
【医歯薬学】薬学:双方向シグナル生体分子を含む研究件
❏RANKLリバース・シグナル阻害による骨粗鬆症治療の可能性検証(22791364)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2010 - 2011
【研究代表者】本間 雅 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (60401072)
【キーワード】骨・軟骨代謝学 / シグナル伝達 / 発現制御 / 生体分子 / 骨粗鬆症 (他9件)
【概要】刺激依存的なRANKL方向性輸送の足場として微小管が必要であり、刺激局所へ向かう微小管再構成にRac1/Cdc42、IQGAP1、CLIP170が関与する可能性を見出した。また、RANKビーズ刺激に伴いmTORC2が活性化し、刺激依存的RANKL移行過程に関与することを見出した。 ...
❏生理学的モデルに基づいた分子標的薬による副作用発現プロファイルの予測(21390041)
【研究テーマ】医療系薬学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】鈴木 洋史 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (80206523)
【キーワード】癌 / 薬剤反応性 / キナーゼ / 分子標的薬 / オフ・ターゲット (他17件)
【概要】チロシンキナーゼ阻害薬(TKI)であるerlotinibおよびsunitinib投与時に出現する種々の副作用は、off-targetキナーゼ、STK10およびPHKG1/2に対する阻害を考慮することで説明可能であることが明らかとなった。TKIによる副作用発現予測には、臨床血中濃度におけるoff-targetキナーゼの阻害率を考慮することが極めて重要であると考えられた。 ...
【医歯薬学】薬学:破骨細胞生体分子を含む研究件
❏小胞体ストレス誘導剤クラハインの活性発現メカニズムの解明(15H06584)
【研究テーマ】生物分子化学
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2015-08-28 - 2017-03-31
【研究代表者】岩崎 有紘 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 助教 (00754897)
【キーワード】クラハイン / 海洋天然物化学 / SERCA / プロヒビチン / 破骨細胞 (他13件)
【概要】海洋天然物クラハインは、破骨細胞分化阻害活性と小胞体膜上のカルシウムイオンポンプ(SERCA)阻害活性を有する鎖状リポペプチドである。本化合物の示す生物活性の作用機序解明を目的として研究を行った。 結果として、以下のことが明らかとなった。 ①クラハインによる破骨細胞分化阻害活性に、プロヒビチン-1および-2が関与している可能性が示唆された。②クラハインのSERCA結合部位として、全アミノ酸配列(お...
❏RANKLリバース・シグナル阻害による骨粗鬆症治療の可能性検証(22791364)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2010 - 2011
【研究代表者】本間 雅 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (60401072)
【キーワード】骨・軟骨代謝学 / シグナル伝達 / 発現制御 / 生体分子 / 骨粗鬆症 (他9件)
【概要】刺激依存的なRANKL方向性輸送の足場として微小管が必要であり、刺激局所へ向かう微小管再構成にRac1/Cdc42、IQGAP1、CLIP170が関与する可能性を見出した。また、RANKビーズ刺激に伴いmTORC2が活性化し、刺激依存的RANKL移行過程に関与することを見出した。 ...
❏生理学的モデルに基づいた分子標的薬による副作用発現プロファイルの予測(21390041)
【研究テーマ】医療系薬学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】鈴木 洋史 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (80206523)
【キーワード】癌 / 薬剤反応性 / キナーゼ / 分子標的薬 / オフ・ターゲット (他17件)
【概要】チロシンキナーゼ阻害薬(TKI)であるerlotinibおよびsunitinib投与時に出現する種々の副作用は、off-targetキナーゼ、STK10およびPHKG1/2に対する阻害を考慮することで説明可能であることが明らかとなった。TKIによる副作用発現予測には、臨床血中濃度におけるoff-targetキナーゼの阻害率を考慮することが極めて重要であると考えられた。 ...
【医歯薬学】薬学:チャネル生体分子を含む研究件
❏膜輸送体の作動機構の構造基盤の解明(24227004)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2012-05-31 - 2017-03-31
【研究代表者】濡木 理 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (10272460)
【キーワード】X線結晶構造解析 / チャネル / トランスポーター / 遺伝学 / 電気生理学 (他15件)
【概要】イオンチャネルに関しては,新規に同定したMg2+チャネルMgtE,TRICチャネル,P2Xチャネルに関して高分解能の結晶構造に基づき,基質認識機構,輸送制御機構を解明した.トランスポーターに関しては,Ca2+/H+交換輸送体CAX,Fe2+排出輸送体FPN,糖の排出輸送体SWEET,ペプチド輸送体POT,アミノ酸排出輸送体YddG,多剤排出輸送体MATE,膜蛋白質の膜組み込みに働くYidCの高分解...
❏中枢神経系細胞間ネットワークにおけるシグナル機構の可視化解析(21229004)
【研究テーマ】薬理学一般
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2009-05-11 - 2014-03-31
【研究代表者】飯野 正光 東京大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (50133939)
【キーワード】受容体 / チャネル / 輸送系 / シグナル情報伝達 / シグナル伝達 (他9件)
【概要】中枢神経系において、Ca2+シグナルの未知機能探索とシグナル分子可視化研究を介して中枢神経ネットワーク機能について以下の成果を得た。(1) アストロサイト細胞内Ca2+シグナルを介したアストログリオーシス機構および神経細胞保護作用を明らかにした。(2) グルタミン酸シグナルがどのような時空間分布をとって伝達を行っているかについて、直接的な解析に初めて成功した。生体脳内測定へと拡張し、感覚入力によ...
【医歯薬学】薬学:培養細胞生体分子を含む研究件
❏脊椎動物由来味覚受容体タンパク質を基盤にした呈味物質センサーの創出(20688015)
【研究テーマ】応用分子細胞生物学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2008 - 2009
【研究代表者】三坂 巧 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 准教授 (40373196)
【キーワード】分子間相互作用 / 味覚 / 受容体 / 味物質 / センサー (他9件)
【概要】味物質の受容を行う味覚受容体を利用し、呈味物質に対して安定的な数値を提示する味センサーの作製を行った。最も嗜好される味である甘味を測定するために、ヒト甘味受容体を安定的に発現する培養細胞を作製した。甘味物質を投与した際に観察される細胞内カルシウム濃度変化を蛍光カルシウム指示薬の蛍光強度変化として測定することで、長期間安定的な数値を提示しうる甘味センサー細胞となりうることを示した。 ...
❏単一生細胞成分の経時的ナノ分析:機能分子の採取・同定・注入法の開発(15101004)
【研究テーマ】ナノ材料・ナノバイオサイエンス
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2003 - 2006
【研究代表者】猪飼 篤 東京工業大学, 大学院生命理工学研究科, 教授 (50011713)
【キーワード】AFM / mRNA / 培養細胞 / ナノマニピュレーター / PCR (他19件)
【概要】本研究課題では当該研究期間内につぎの事項の研究成果を挙げることができた。 1)膜タンパク質の特異的引き抜き過程におけるフォースカーブの解析から、当該膜タンパク質と細胞骨格の連鎖機構に関する情報をえる方法を開発した。 2)膜タンパク質の採取を行い、その同定法にけい光ラベルした抗体を用いた。赤血球膜タンパク質の採取は共有結合性架橋剤を用いる方法と、個々の膜タンパク質に特異的親和性を持つリガンドを用いる...
【医歯薬学】薬学:発現制御生体分子を含む研究件
❏根の形態形成を制御するGRAS/IDDファミリーによる転写制御機構の構造研究(17K07448)
【研究テーマ】植物分子・生理科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】平野 良憲 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 助教 (50452529)
【キーワード】X線結晶構造解析 / 転写制御 / 分子認識 / GRASファミリー / 結晶構造解析 (他14件)
【概要】植物の根の形態形成に関与するGRASファミリーと転写因子IDDファミリーの相互作用に着目して、構造生物学的・生化学的手法を用いてより詳細な転写制御の分子機構の解析を行った。GRASファミリーのSCL3とIDDファミリー複合体のX線結晶構造解析を行った結果、既存のGRAS-IDD相互作用とは異なる新規の相互作用であることが明らかとなった。また、生化学的な解析から転写因子IDDファミリーとGRASタン...
❏新規MAPK基質分子による遺伝子発現制御機構と癌におけるその破綻(15H04703)
【研究テーマ】病態医化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】武川 睦寛 東京大学, 医科学研究所, 教授 (30322332)
【キーワード】エピゲノム制御 / がん / ERK / MAPキナーゼ / CtBP (他13件)
【概要】ERK経路は細胞増殖を司る情報伝達経路であり、その異常な活性化が発癌を導く。これまでにERKの基質として複数の分子が同定されているが、未知の基質も数多く存在すると考えられており、その解明は癌克服の観点からも重要である。本研究において我々は、ERK基質分子の網羅的な探索を行い、MCRIP1を始めとする複数の新規分子を同定することに成功した。さらに、ERKによるMCRIP1のリン酸化が、転写抑制共役因...
❏メチル化シグナルによる長鎖非コードRNA機能の発現機構の解明(25293073)
【研究テーマ】医化学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】黒川 理樹 埼玉医科大学, 医学部, 教授 (70170107)
【キーワード】酵素 / 遺伝子 / 核酸 / 生体分子 / 発現制御 (他7件)
【概要】我々はcyclin D1遺伝子プロモーターから転写される非コードRNA(プロモーター由来ncRNA-D)が、RNA結合タンパク質TLSとの結合を介してその遺伝子発現を抑制することを示した(Nature 454:126-30,2008)。TLSはpncRNA-Dの5末端側32-62を標的としていた。この領域は3末端側でステム-ループ構造をとるが、TLSは5末端32-44の直鎖状部分に強く結合していた...
【医歯薬学】薬学:がん生体分子を含む研究件
❏細胞外脂質代謝酵素による腸内細菌叢の制御(19K22483)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2019-06-28 - 2021-03-31
【研究代表者】村上 誠 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 教授 (60276607)
【キーワード】脂質 / 酵素 / 腸内細菌叢 / アレルギー / メタボローム (他8件)
【概要】本研究では、細胞外リン脂質分解酵素sPLA2を基軸に、脂質代謝の視点から腸内細菌叢の新規調節機構を解明することを目的とした。腸管に限局分布するsPLA2-IIA, -Xの各欠損マウスでは腸内細菌叢が変化し、これに伴い血中代謝物や糞便脂質が変化し、皮膚や脂肪組織に癌、アレルギー、肥満等と関連する表現型を発症した。欠損マウスを野生型マウスと同居飼育、またはよりクリーンな環境で飼育すると、両群間の腸内細...
❏大容量RNA配列の情報解析による中心体非翻訳型RNAの網羅的同定(16K14673)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】北川 大樹 国立遺伝学研究所, 分子遺伝研究系, 教授 (80605725)
【キーワード】lncRNA / 細胞分裂 / 次世代シークエンス / 紡錘体 / 中心体 (他9件)
【概要】近年、非コードRNA(lncRNA)が様々な生理現象に関与していることが明らかにされてきた。過去の知見から中心体-分裂期紡錘体の形成に関与するlncRNAの存在は実験的に示唆されていたが、その同定には至っていなかった。本研究では、中心体-分裂期紡錘体系に局在するlncRNAを生化学的手法と次世代シークエンスを融合することで網羅的に同定することを試みた。結果として、分裂期紡錘体形成に関与するlncR...
❏超微小空間における中心小体構造の自己組織化原理の解明(16H06168)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】北川 大樹 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 教授 (80605725)
【キーワード】中心体 / 中心小体 / 細胞分裂 / 細胞生物学 / 遺伝子 (他8件)
【概要】本研究では、中心体複製における重要なプロセスである中心小体構築の分子機構に主眼を置き、その初期過程において微小空間で働く分子の機能解析を行った。その結果、初期過程で構築される土台構造であるカートホイールが形成される意義の一端を明らかにした。さらに中心小体周辺のマトリックス構造が形成される為に必要な分子複合体の同定に成功し、その複合体によって分裂期におけるマトリックスの拡大と中心小体間の結合が制御さ...
【医歯薬学】薬学:キナーゼ生体分子を含む研究件
❏生理学的モデルに基づいた分子標的薬による副作用発現プロファイルの予測(21390041)
【研究テーマ】医療系薬学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】鈴木 洋史 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (80206523)
【キーワード】癌 / 薬剤反応性 / キナーゼ / 分子標的薬 / オフ・ターゲット (他17件)
【概要】チロシンキナーゼ阻害薬(TKI)であるerlotinibおよびsunitinib投与時に出現する種々の副作用は、off-targetキナーゼ、STK10およびPHKG1/2に対する阻害を考慮することで説明可能であることが明らかとなった。TKIによる副作用発現予測には、臨床血中濃度におけるoff-targetキナーゼの阻害率を考慮することが極めて重要であると考えられた。 ...
❏神経アクチン細胞骨格制御に関わるRhoならびにCa^<2+>シグナル伝達機構の解明(17300116)
【研究テーマ】神経化学・神経薬理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】尾藤 晴彦 東京大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (00291964)
【キーワード】脳・神経 / 酵素 / 遺伝子 / シグナル伝達 / 生体分子 (他9件)
【概要】本研究では、Rho活性やカルシウム流入のより生じる神経アクチン細胞骨格などの再編成機構と、その下流の生理作用などについて探索した。 まず樹状突起形成・伸展を制御するCaMK分子種を調べた。大脳皮質培養細胞の樹状突起形成は、CaMKIα、CaMKIIやCaMKIVのRNAiでは全く阻害されず、CLICK-III/CaMKIγのRNAiのみ顕著な短縮とRac活性の低下が明らかとなった。さらなる実験から...
【医歯薬学】薬学:マクロファージ生体分子を含む研究件
❏炎症の終息と組織修復に関与する免疫細胞システムの解明(17H06175)
【研究テーマ】免疫学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2017-05-31 - 2022-03-31
【研究代表者】吉村 昭彦 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (90182815)
【キーワード】免疫制御 / マクロファージ / 制御性T細胞 / 神経炎症 / 組織修復 (他22件)
【概要】マウス脳梗塞モデルを中心に臓器損傷によって誘発される炎症および組織修復に関与する免疫機構を解明した。脳梗塞発症後1日以内の急性期に炎症が起き症状の悪化が起きるが、3日目以降には炎症は終息し始める。これにマクロファージとその表面に発現するスカベンジャー受容体が関与することを明らかにした。さらに発症2週間目以降の慢性期に脳内に大量の制御性T細胞が蓄積し、ミクログリアやアストロサイトの過剰な活性化を抑制...
❏心血管疾患の多臓器連携機序の解明と臨床応用(16H05295)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】眞鍋 一郎 千葉大学, 大学院医学研究院, 教授 (70359628)
【キーワード】心不全 / マクロファージ / 臓器連関 / 自律神経 / 心腎連関 (他10件)
【概要】世界的な心不全の急増は医療上の重要な課題となっている。我々はこれまでに、肥満脂肪組織に始まった炎症が遠隔組織に波及し、糖尿病や動脈硬化を促進することを見いだしていた。本研究ではさらに、慢性腎臓病において心不全が増加する心腎連関のあらたなメカニズムを明らかにした。心臓へのストレスに対して体が心臓-脳-腎臓を連携するネットワークによって適切に応答していることを見いだした。 ...
【医歯薬学】薬学:転写制御生体分子を含む研究件
❏根の形態形成を制御するGRAS/IDDファミリーによる転写制御機構の構造研究(17K07448)
【研究テーマ】植物分子・生理科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】平野 良憲 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 助教 (50452529)
【キーワード】X線結晶構造解析 / 転写制御 / 分子認識 / GRASファミリー / 結晶構造解析 (他14件)
【概要】植物の根の形態形成に関与するGRASファミリーと転写因子IDDファミリーの相互作用に着目して、構造生物学的・生化学的手法を用いてより詳細な転写制御の分子機構の解析を行った。GRASファミリーのSCL3とIDDファミリー複合体のX線結晶構造解析を行った結果、既存のGRAS-IDD相互作用とは異なる新規の相互作用であることが明らかとなった。また、生化学的な解析から転写因子IDDファミリーとGRASタン...
❏新規MAPK基質分子による遺伝子発現制御機構と癌におけるその破綻(15H04703)
【研究テーマ】病態医化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】武川 睦寛 東京大学, 医科学研究所, 教授 (30322332)
【キーワード】エピゲノム制御 / がん / ERK / MAPキナーゼ / CtBP (他13件)
【概要】ERK経路は細胞増殖を司る情報伝達経路であり、その異常な活性化が発癌を導く。これまでにERKの基質として複数の分子が同定されているが、未知の基質も数多く存在すると考えられており、その解明は癌克服の観点からも重要である。本研究において我々は、ERK基質分子の網羅的な探索を行い、MCRIP1を始めとする複数の新規分子を同定することに成功した。さらに、ERKによるMCRIP1のリン酸化が、転写抑制共役因...
【医歯薬学】薬学:免疫学生体分子を含む研究件
❏炎症の終息と組織修復に関与する免疫細胞システムの解明(17H06175)
【研究テーマ】免疫学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2017-05-31 - 2022-03-31
【研究代表者】吉村 昭彦 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (90182815)
【キーワード】免疫制御 / マクロファージ / 制御性T細胞 / 神経炎症 / 組織修復 (他22件)
【概要】マウス脳梗塞モデルを中心に臓器損傷によって誘発される炎症および組織修復に関与する免疫機構を解明した。脳梗塞発症後1日以内の急性期に炎症が起き症状の悪化が起きるが、3日目以降には炎症は終息し始める。これにマクロファージとその表面に発現するスカベンジャー受容体が関与することを明らかにした。さらに発症2週間目以降の慢性期に脳内に大量の制御性T細胞が蓄積し、ミクログリアやアストロサイトの過剰な活性化を抑制...
❏変性タンパク質可溶化技術を利用したがん免疫治療の診断薬開発と個別化医療への応用(16H04580)
【研究テーマ】生物機能・バイオプロセス
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】二見 淳一郎 岡山大学, ヘルスシステム統合科学研究科, 准教授 (00420498)
【キーワード】タンパク質工学 / 腫瘍免疫学 / 化学修飾 / バイオテクノロジー / コンパニオン診断薬 (他17件)
【概要】末梢血に含まれるがん抗原に対する自己抗体をバイオマーカーとして、個人差が大きいがんに対する免疫応答を的確に予測・モニタリングする技術開発に取り組んだ。150種類超の全長ヒトがん抗原の生産リソースを整備し、水溶性で全エピトープを露出するS-カチオン化抗原とluminex法を組み合わせた診断薬プロトタイプを完成した。実際にがん免疫サイクルの活性化を反映する自己抗体の変動を鋭敏に観察することに成功した。...
❏特異体質性薬物副作用リスク評価手法の構築(26670074)
【研究テーマ】医療系薬学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】鈴木 洋史 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (80206523)
【キーワード】薬剤反応性 / 免疫学 / 生体分子 / トランスレーショナルリサーチ
【概要】特異体質性副作用の発現には患者の遺伝背景の関与が想定され、アバカビル過敏症ではHLA-B*57:01とアバカビルの相互作用が免疫原性を示すことが報告されている。特異体質性副作用の発現が知られる7種類のHLA-B遺伝子型と薬物の組合せで同様の検証を行った結果、B*35:05とネビラピンのみでアバカビル同様の強固な相互作用が認められた。陰性対象との配列比較から抗原提示溝内へのネビラピンの結合が想定され...
【医歯薬学】薬学:薬学生体分子を含む研究件
❏がん不均一性の克服に寄与する高活性天然物の探索と機能解明(20H03394)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】石橋 正己 千葉大学, 大学院薬学研究院, 教授 (90212927)
【キーワード】生理活性 / シグナル伝達 / 生体分子 / 有機化学 / 薬学
【概要】本研究では,がん幹細胞の生存と分裂を支えるがん微小環境で亢進するシグナル分子に作用する天然物から探索することを目的とする.今回,がん選択的にアポトーシスを誘導するトレイル(TRAIL)やエピジェネティック遺伝子転写を制御するポリコーム構成分子の一つであるBMI1のプロモーター阻害作用等に関するスクリーニングを植物成分や真菌等の微生物由来成分を対象として行った. 1)TRAIL耐性胃がん細胞を用いた...
❏脳神経幹細胞の増殖分化を制御するサリドマイド標的因子セレブロンの新規作動薬の探索(17H06112)
【研究テーマ】生物分子化学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2017-05-31 - 2020-03-31
【研究代表者】半田 宏 東京医科大学, 医学部, 特任教授 (80107432)
【キーワード】セレブロン(CRBN) / サリドマイド / CRBN作動薬 / 脳発生 / iPS細胞 (他20件)
【概要】サリドマイドの標的因子セレブロン(CRBN)が、発生過程における脳の神経幹細胞の増殖・分化に重要な役割を担うことを明らかにし、CRBNの新規基質として、四肢や耳のサリドマイド催奇形性を司るp63を新たに同定した。神経幹細胞を増殖させるCRBN作動薬を探索するため、サリドマイド誘導体にフッ素やヘテロ官能基を導入した100種以上の新規化合物の合成に成功し、ゼブラフィッシュおよびヒトiPS細胞由来の神経...
❏抗体凝集体による免疫原性関連シグナル誘導の物理化学解析と数理モデル構築(17H03975)
【研究テーマ】物理系薬学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】内山 進 大阪大学, 工学研究科, 教授 (90335381)
【キーワード】バイオ医薬 / 抗体医薬 / 安定性 / 凝集 / タンパク質 (他22件)
【概要】本研究によりバイオ医薬品で発生するタンパク質凝集体の定量的解析手法が確立し、凝集の原因となるストレスの特定に成功し、さらに凝集体の免疫原性との関連性について解明することができた。とくに、プレフィルドシリンジに塗布されたシリコンオイルとタンパク質が複合体となった際の免疫原性への影響は顕著であり、製剤における容器設計の重要性がより明確となった。また、従来から提唱されてきた、コロイド安定性と構造安定性に...
【医歯薬学】薬学:薬剤反応性生体分子を含む研究件
❏特異体質性薬物副作用リスク評価手法の構築(26670074)
【研究テーマ】医療系薬学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】鈴木 洋史 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (80206523)
【キーワード】薬剤反応性 / 免疫学 / 生体分子 / トランスレーショナルリサーチ
【概要】特異体質性副作用の発現には患者の遺伝背景の関与が想定され、アバカビル過敏症ではHLA-B*57:01とアバカビルの相互作用が免疫原性を示すことが報告されている。特異体質性副作用の発現が知られる7種類のHLA-B遺伝子型と薬物の組合せで同様の検証を行った結果、B*35:05とネビラピンのみでアバカビル同様の強固な相互作用が認められた。陰性対象との配列比較から抗原提示溝内へのネビラピンの結合が想定され...
❏キナーゼ阻害薬による手足症候群発症機序の解析(24659069)
【研究テーマ】医療系薬学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2012-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】鈴木 洋史 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (80206523)
【キーワード】薬剤反応性 / 薬理学 / シグナル伝達 / 癌 / 生体分子
【概要】手足症候群は、一部のチロシンキナーゼ阻害薬によって高頻度に誘発される副作用であり、時として治療の中断を余儀なくされるほどの重篤な臨床像を呈する。本研究の開始当初は、FLT3阻害が単独で手足症候群の誘発に関与する可能性を想定していたが、その後臨床開発が進んだ新規薬物の情報も併せて解析した結果、単独分子の阻害のみで説明することは困難であることが判明した。検討を進めた結果、VEGFR阻害が共通要因であり...
❏アバカビルによる過敏症発症機構の解析(22659029)
【研究テーマ】医療系薬学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2010 - 2011
【研究代表者】鈴木 洋史 東京大学, 医学部・附属病院, 教授 (80206523)
【キーワード】薬剤反応性 / 特異体質性毒性 / プロテオーム / 免疫応答 / HLA (他8件)
【概要】HLA-B* 5701保因者におけるアバカビル過敏症では、従来の知見より想定されたプロテインアダクト由来のペプチドではなく、アバカビルそのものが異常抗原として抗原提示されている可能性が示唆された。同様の機序により副作用が発生する場合、従来のプロテインアダクト量に基づいたスクリーニング系では、リスク評価が不能であり、HLA多型特異的に薬物(もしくは代謝物)が提示されるか否かを判別する評価系を組み合わ...
【医歯薬学】薬学:薬理学生体分子を含む研究件
❏膜輸送体の作動機構の構造基盤の解明(24227004)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2012-05-31 - 2017-03-31
【研究代表者】濡木 理 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (10272460)
【キーワード】X線結晶構造解析 / チャネル / トランスポーター / 遺伝学 / 電気生理学 (他15件)
【概要】イオンチャネルに関しては,新規に同定したMg2+チャネルMgtE,TRICチャネル,P2Xチャネルに関して高分解能の結晶構造に基づき,基質認識機構,輸送制御機構を解明した.トランスポーターに関しては,Ca2+/H+交換輸送体CAX,Fe2+排出輸送体FPN,糖の排出輸送体SWEET,ペプチド輸送体POT,アミノ酸排出輸送体YddG,多剤排出輸送体MATE,膜蛋白質の膜組み込みに働くYidCの高分解...
❏キナーゼ阻害薬による手足症候群発症機序の解析(24659069)
【研究テーマ】医療系薬学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2012-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】鈴木 洋史 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (80206523)
【キーワード】薬剤反応性 / 薬理学 / シグナル伝達 / 癌 / 生体分子
【概要】手足症候群は、一部のチロシンキナーゼ阻害薬によって高頻度に誘発される副作用であり、時として治療の中断を余儀なくされるほどの重篤な臨床像を呈する。本研究の開始当初は、FLT3阻害が単独で手足症候群の誘発に関与する可能性を想定していたが、その後臨床開発が進んだ新規薬物の情報も併せて解析した結果、単独分子の阻害のみで説明することは困難であることが判明した。検討を進めた結果、VEGFR阻害が共通要因であり...
❏骨形成低下を生じない抗RANKL抗体の開発(24659668)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2012-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】本間 雅 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (60401072)
【キーワード】骨代謝 / 骨形成 / 骨吸収 / シグナル伝達 / 薬理活性 (他9件)
【概要】RANKLは成熟破骨細胞形成を刺激する分子であり、RANKL中和抗体が成熟破骨細胞の形成を抑制できることは既に知られている。一方我々は、骨芽細胞に発現するRANKLは、シグナル受容分子としても機能し、骨形成上昇に寄与することを見出している。従って、RANKL細胞外ドメインを標的とし、骨形成を上昇させると共に骨吸収を抑制する分子の創製が可能であると考えた。標的に対する高い選択性、将来的な医薬品への応...
【医歯薬学】薬学:共焦点顕微鏡生体分子を含む研究件
❏タンパク質の分子間相互作用の1分子観察(16H04094)
【研究テーマ】物理化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】藤芳 暁 東京工業大学, 理学院, 助教 (70371705)
【キーワード】1分子イメージング / 1分子観察 / 低温顕微鏡 / 抗原抗体反応 / 1分子計測(SMD) (他11件)
【概要】タンパク質は複合体をつくり生理機能を発現している。当該課題の研究目的は、その分子間相互作用を1分子観察できる光イメージング法を確立することにある。このような試みは世界的に見ても誰も成功していない。それは、分子間相互作用を研究するには、解像度1 nmで三次元全ての軸に対する空間情報を取得しなければならないからである。 このような背景から我々は、ナノメートルの分解能のクライオ蛍光顕微鏡の開発に取り組ん...
❏希土類イオンの単一スピン状態の1イオン光検出(15H03765)
【研究テーマ】物理化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】松下 道雄 東京工業大学, 理学院, 准教授 (80260032)
【キーワード】1分子観察 / 一分子計測(SMD) / 一分子観察 / 1分子計測(SMD) / 一分子観察(SMD) (他13件)
【概要】我々は、結晶中にある無数のイオン一つ一つをそれぞれ1量子ビットずつに割り当てることで、量子ビットを高度に集積することを目指して、新しい系の探索と観察する光学顕微鏡の独自開発を10年にわたり続けてきた。当該研究では、Pr3+同士の三次元相対位置を決定する場合に、遷移双極子の向きにより、20~30 nmの系統誤差が生じることが分かった。そこで、三次元のすべての軸を高精度に決定することで、この系統誤差を...
【医歯薬学】薬学:バイオイメージング生体分子を含む研究件
❏高速バイオAFMが拓く新構造生物学(24227005)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2012-05-31 - 2017-03-31
【研究代表者】安藤 敏夫 金沢大学, バイオAFM先端研究センター, 特任教授 (50184320)
【キーワード】走査プローブ顕微鏡 / 1分子計測・操作 / バイオイメージング / タンパク質 / 細胞 (他19件)
【概要】三つの課題に取り組んだ。課題1では、既に確立した高速AFMを利用して多様な蛋白質系で起こる動的プロセスを観察し、機能メカニズムに迫るとともに、従来技術では困難な天然変性蛋白質の構造解析が高速AFMで可能であることを実証した。課題2では、振動を起こさずに広域を高速走査する技術やイメージング中に試料を操作可能なインターラクティブ高速AFMを開発し、その有効性を実証した。また、カンチレバー走査方式の高速...
❏In vivoナノイメージングによる心筋興奮収縮連関のメカニズムの解明(23300146)
【研究テーマ】神経・筋肉生理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】福田 紀男 東京慈恵会医科大学, 医学部, 准教授 (30301534)
【キーワード】生理学 / 細胞・組織 / 生体分子 / ナノバイオ / 心筋 (他15件)
【概要】1)ラット培養幼若心筋細胞のZ線にAcGFPを発現させ、収縮の最小単位であるサルコメアの長さ変化を細胞内Ca濃度変化と同時にnm精度で解析できるシステムの構築に成功した。2)ラット培養幼若心筋細胞において、約38℃以上の条件下、高速(~10 Hz)のサルコメア振動(HSOs)が生じることを見出した。3)マウスin vivo心臓において、心筋細胞内ナノ分子情報を抽出できる新たな顕微システムを構築し、...
❏分泌素過程を制御する分子機構の解明(21790197)
【研究テーマ】生理学一般
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】坪井 貴司 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 准教授 (80415231)
【キーワード】開口放出 / ミオシン2 / マイクロRNA / ホルモン / 神経内分泌細胞 (他13件)
【概要】私達は環境変化に対応するため、ホルモンを分泌することにより体内の恒常性を一定に保っている。この機構の破綻は、アレルギー、糖尿病等の種々の疾患に直結する。本研究では、ホルモン分泌制御を行うタンパク質(ミオシン2)を同定し、その機能を生化学・生理学・バイオイメージングなど様々なアプローチで解析することにより、ホルモン分泌の仕組みを分子レベルで理解することが可能となった。 ...
【医歯薬学】薬学:バイオテクノロジー生体分子を含む研究件
❏抗体凝集体による免疫原性関連シグナル誘導の物理化学解析と数理モデル構築(17H03975)
【研究テーマ】物理系薬学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】内山 進 大阪大学, 工学研究科, 教授 (90335381)
【キーワード】バイオ医薬 / 抗体医薬 / 安定性 / 凝集 / タンパク質 (他22件)
【概要】本研究によりバイオ医薬品で発生するタンパク質凝集体の定量的解析手法が確立し、凝集の原因となるストレスの特定に成功し、さらに凝集体の免疫原性との関連性について解明することができた。とくに、プレフィルドシリンジに塗布されたシリコンオイルとタンパク質が複合体となった際の免疫原性への影響は顕著であり、製剤における容器設計の重要性がより明確となった。また、従来から提唱されてきた、コロイド安定性と構造安定性に...
❏新規アミド結合反応の開発とペプチド性機能分子の創出(16K14495)
【研究テーマ】生物機能・バイオプロセス
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】木野 邦器 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (60318764)
【キーワード】アミド化合物 / アミド結合形成反応 / ペプチド / アデニル化酵素 / 求核置換反応 (他15件)
【概要】アミド化合物には生体分子や化成品など有用物質が多く、バイオプロセスによる効率的な合成法の開発が望まれている。研究代表者はカルボキシ基の酵素的アデニル化とアミンの求核置換反応によるアミド化合物合成法を開発している。本研究では本手法を拡張して合成可能なアミド化合物の多様化を検討した。Fatty acyl-AMP ligaseによる脂肪酸アミド合成法、非リボソーム型ペプチド合成酵素のアデニル化ドメインに...
❏変性タンパク質可溶化技術を利用したがん免疫治療の診断薬開発と個別化医療への応用(16H04580)
【研究テーマ】生物機能・バイオプロセス
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】二見 淳一郎 岡山大学, ヘルスシステム統合科学研究科, 准教授 (00420498)
【キーワード】タンパク質工学 / 腫瘍免疫学 / 化学修飾 / バイオテクノロジー / コンパニオン診断薬 (他17件)
【概要】末梢血に含まれるがん抗原に対する自己抗体をバイオマーカーとして、個人差が大きいがんに対する免疫応答を的確に予測・モニタリングする技術開発に取り組んだ。150種類超の全長ヒトがん抗原の生産リソースを整備し、水溶性で全エピトープを露出するS-カチオン化抗原とluminex法を組み合わせた診断薬プロトタイプを完成した。実際にがん免疫サイクルの活性化を反映する自己抗体の変動を鋭敏に観察することに成功した。...
【医歯薬学】薬学:糖鎖生体分子を含む研究件
❏新規遷移金属触媒アミド化反応による疾患治療(16H03287)
【研究テーマ】生物分子化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】田中 克典 国立研究開発法人理化学研究所, 開拓研究本部, 主任研究員 (00403098)
【キーワード】化学合成 / 生体分子 / 蛋白質 / 糖鎖 / 生体内合成化学治療
【概要】体内の狙った臓器で選択的に金属触媒反応を起こすには、二つの問題を解決しなければならない。一つ目は、どのように体内で不安定な金属触媒を短時間で臓器に運ぶかという問題である。二つ目は、体内にさまざまな分子が存在する中で、どのような金属触媒反応を選択的に進行させるかという問題である。報告者らは、アルブミン糖鎖クラスターを「遷移金属触媒の運び屋」として活用することにより、哺乳動物内での金属触媒反応に初めて...
❏細胞表面での強・弱リガンド複合化による高選択的ターゲティング法(16K13104)
【研究テーマ】ケミカルバイオロジー
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】田中 克典 国立研究開発法人理化学研究所, 田中生体機能合成化学研究室, 主任研究員 (00403098)
【キーワード】生体分子 / 糖鎖 / 細胞 / 認識 / 有機化学
【概要】生体内に多数存在する細胞群から、特定の細胞だけを高度に見分ける新手法の開発は重要である。報告者は、細胞表面の受容体に対するペプチド分子の「強い」相互作用と糖鎖の「弱い」相互作用を同時に働かせ、さらに両リガンド分子同士を細胞表面で選択的に化学結合させることにより、標的の細胞を選択的に見分ける手法を検討した。本課題では、インテグリンが高発現する数種類のがん細胞に対して、インテグリンのリガンドペプチドと...
❏スフィンゴ糖脂質のシグナル制御機能における分子構造・機能連関の統合的理解(15H04696)
【研究テーマ】医化学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】古川 鋼一 中部大学, 生命健康科学部, 教授 (80211530)
【キーワード】シグレック / スフィンゴ糖脂質 / セラミド / 脂肪酸 / ガングリオシド (他15件)
【概要】細胞膜に発現するスフィンゴ糖脂質によるシグナル制御機能の機構解明のため、糖脂質の糖鎖と脂質部位を含む全体の構造を検討した。糖鎖改変癌細胞とEMARS/MS法によって、糖脂質の会合膜分子を同定し、糖脂質と特異的に結合して癌細胞の悪性形質増強に働くことを示した。一方、糖脂質のシグナル制御における脂質部位の関与の解析のため、GD3発現大腸癌細胞に対し長鎖塩基C4の水酸化に働くDES2遺伝子ノックアウトを...
【医歯薬学】薬学:制御性T細胞生体分子を含む研究件
❏炎症の終息と組織修復に関与する免疫細胞システムの解明(17H06175)
【研究テーマ】免疫学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2017-05-31 - 2022-03-31
【研究代表者】吉村 昭彦 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (90182815)
【キーワード】免疫制御 / マクロファージ / 制御性T細胞 / 神経炎症 / 組織修復 (他22件)
【概要】マウス脳梗塞モデルを中心に臓器損傷によって誘発される炎症および組織修復に関与する免疫機構を解明した。脳梗塞発症後1日以内の急性期に炎症が起き症状の悪化が起きるが、3日目以降には炎症は終息し始める。これにマクロファージとその表面に発現するスカベンジャー受容体が関与することを明らかにした。さらに発症2週間目以降の慢性期に脳内に大量の制御性T細胞が蓄積し、ミクログリアやアストロサイトの過剰な活性化を抑制...
❏原因腸内細菌抗原特異的自己免疫慢性大腸炎モデルと発症抑制プロバイオティクスの開発(17390215)
【研究テーマ】消化器内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】金井 隆典 東京医科歯科大学, 医学部附属病院, 講師 (40245478)
【キーワード】細菌 / 生体分子 / トランスレーショナルリサーチ / 免疫学 / 炎症性腸疾患 (他10件)
【概要】炎症性腸疾患慢性化永続化における腸内細菌の関与を追究する目的にてCD4^+CD45RB^<high>細胞を免疫不全マウス(Rag-1^<-/->マウス)へ移入する慢性大腸炎モデルを用いて追究した。 (1)炎症大腸局所には腸炎惹起性CD4^+ CD44^<high> CD62L^-IL-7R^<high>メモリー細胞が存在し、再びSPF-Rag-1^&...
【医歯薬学】看護学:イメージンク生体分子を含む研究件
❏高速バイオAFMが拓く新構造生物学(24227005)
【研究テーマ】生物物理学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2012-05-31 - 2017-03-31
【研究代表者】安藤 敏夫 金沢大学, バイオAFM先端研究センター, 特任教授 (50184320)
【キーワード】走査プローブ顕微鏡 / 1分子計測・操作 / バイオイメージング / タンパク質 / 細胞 (他19件)
【概要】三つの課題に取り組んだ。課題1では、既に確立した高速AFMを利用して多様な蛋白質系で起こる動的プロセスを観察し、機能メカニズムに迫るとともに、従来技術では困難な天然変性蛋白質の構造解析が高速AFMで可能であることを実証した。課題2では、振動を起こさずに広域を高速走査する技術やイメージング中に試料を操作可能なインターラクティブ高速AFMを開発し、その有効性を実証した。また、カンチレバー走査方式の高速...
❏開口放出様式を制御する分子機構の可視化解析(18689008)
【研究テーマ】生理学一般
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】坪井 貴司 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 准教授 (80415231)
【キーワード】可視化 / 生体分子 / 生理学 / 蛋白質 / 脳・神経 (他15件)
【概要】私達の身体は環境変化に対応するため、ホルモンを分泌することにより体内の恒常性を一定に保っている。この機構の破綻は、アレルギー、糖尿病等の種々の疾患に直結する。しかしホルモン分泌の詳細な分子メカニズムについては解明されていない。そこで、超高感度、超高解像度を持つ蛍光顕微鏡を新規開発し、内分泌細胞から起こるホルモン分泌反応を直接可視化計測することに成功した。そして、ホルモン分泌制御機構の詳細な分子メカ...
【医歯薬学】看護学:生体機能利用生体分子を含む研究件
❏スクアレンを出発材料とする生合成経路の再構築とその実験室内進化(15H04189)
【研究テーマ】生物機能・バイオプロセス
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】梅野 太輔 千葉大学, 大学院工学研究院, 准教授 (00400812)
【キーワード】合成生物学 / 進化分子工学 / スクリーニング / トリテルペン / オキシドスクアレン (他19件)
【概要】30,000を超えると云われるトリテルペン類の全てが,スクアレンを原料として生合成される.これらの骨格形成に関わる未知の遺伝子探索と機能改良のため,不可視であった細胞内のスクアレンの消費活性を色スクリーニングする手法を開発した.この手法を用いて得たスクアレン環化酵素の活性変異体を用いた人工経路を構成し,自然界には見つかっていない種々の非天然トリテルペン合成経路を確立することに成功した. ...
❏高機能化タンパク質ナノスフィアによるがん細胞ターゲッティング(26289310)
【研究テーマ】生物機能・バイオプロセス
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】小畠 英理 東京工業大学, 生命理工学院, 教授 (00225484)
【キーワード】タンパク質 / ナノ粒子 / DDS / 抗がん / 生体機能材料 (他10件)
【概要】疎水性温度応答性ポリペプチドとポリアスパラギン酸の融合タンパク質が、加温により直径30 nm程度の均一なナノスフィアを形成することが明らかとなった。このナノスフィアは、分子設計により表面に任意の機能タンパク質を提示することが可能であり、内部は疎水性コアを形成するため、疎水性化合物を容易に内包することができる。これを利用してがん細胞への特異的送達を行うため、表面に分子認識機能を有する分子を提示し、内...
【医歯薬学】看護学:老化生体分子を含む研究件
❏骨形成低下を生じない抗RANKL抗体の開発(24659668)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2012-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】本間 雅 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (60401072)
【キーワード】骨代謝 / 骨形成 / 骨吸収 / シグナル伝達 / 薬理活性 (他9件)
【概要】RANKLは成熟破骨細胞形成を刺激する分子であり、RANKL中和抗体が成熟破骨細胞の形成を抑制できることは既に知られている。一方我々は、骨芽細胞に発現するRANKLは、シグナル受容分子としても機能し、骨形成上昇に寄与することを見出している。従って、RANKL細胞外ドメインを標的とし、骨形成を上昇させると共に骨吸収を抑制する分子の創製が可能であると考えた。標的に対する高い選択性、将来的な医薬品への応...
❏骨恒常性維持におけるRANKL逆シグナルの役割の解析(24390349)
【研究テーマ】整形外科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】本間 雅 東京大学, 医学部附属病院, 特任准教授 (60401072)
【キーワード】シグナル伝達 / 生体分子 / 生理活性 / 薬理学 / 老化
【概要】新規シグナル伝達経路であるRANKL逆シグナルに関して、生理的な機能を明らかにすることを目指した。近年、生理的な成熟破骨細胞形成過程を中心的に制御しているのは骨細胞であることが報告された。そこでまず、骨細胞におけるRANKL逆シグナルを解析した結果、リソソームに蓄積するRANKL分子の骨細胞表面への放出をトリガーする役割を果たすことが明らかとなった。さらに、骨芽細胞におけるRANKL逆シグナルの役...
【医歯薬学】看護学:生理学生体分子を含む研究件
❏心血管疾患の多臓器連携機序の解明と臨床応用(16H05295)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】眞鍋 一郎 千葉大学, 大学院医学研究院, 教授 (70359628)
【キーワード】心不全 / マクロファージ / 臓器連関 / 自律神経 / 心腎連関 (他10件)
【概要】世界的な心不全の急増は医療上の重要な課題となっている。我々はこれまでに、肥満脂肪組織に始まった炎症が遠隔組織に波及し、糖尿病や動脈硬化を促進することを見いだしていた。本研究ではさらに、慢性腎臓病において心不全が増加する心腎連関のあらたなメカニズムを明らかにした。心臓へのストレスに対して体が心臓-脳-腎臓を連携するネットワークによって適切に応答していることを見いだした。 ...
❏細胞内カルシウム放出の制御を介したシナプス伝達修飾機構の解明(15K14309)
【研究テーマ】神経生理学・神経科学一般
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】真鍋 俊也 東京大学, 医科学研究所, 教授 (70251212)
【キーワード】神経科学 / 生理学 / 生体分子 / 脳・神経 / 遺伝子 (他8件)
【概要】これまで機能がほとんど解明されていないカルシウム動態調節分子の役割を明らかにすることを試みた。この分子のシナプス部位特異的遺伝子改変マウスを作製し機能解析を行った。海馬スライス標本を用いた電気生理学的解析においては、シナプス後部特異的な分子A欠損マウスでは長期増強が有意に減弱し、シナプス前終末特異的分子A欠損マウスでは、低頻度持続刺激によるシナプス応答が増大することを見出した。行動実験においては、...
❏In vivoナノ計測による心筋収縮制御機構の解明(15H04677)
【研究テーマ】生理学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】福田 紀男 東京慈恵会医科大学, 医学部, 准教授 (30301534)
【キーワード】生物物理 / ナノバイオ / 分子イメージング / 心筋 / 細胞・組織 (他10件)
【概要】1)ラット幼若心筋細胞のZ線にα-actinin-YC-Nano140を発現させ、細胞内局所のCa濃度とサルコメア長の同時計測を行った。2)マウス摘出心臓において、心筋細胞内局所のCa動態を計測する技術を開発した。3)マウスin vivo心臓から心筋細胞内のサルコメアの動きを高空間(20 nm)・時間(10 ms)分解能で捉えることのできるシステムを開発し、サルコメア動態とマクロパラメータ(心電図...
【医歯薬学】看護学:脳・神経生体分子を含む研究件
❏脳神経幹細胞の増殖分化を制御するサリドマイド標的因子セレブロンの新規作動薬の探索(17H06112)
【研究テーマ】生物分子化学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2017-05-31 - 2020-03-31
【研究代表者】半田 宏 東京医科大学, 医学部, 特任教授 (80107432)
【キーワード】セレブロン(CRBN) / サリドマイド / CRBN作動薬 / 脳発生 / iPS細胞 (他20件)
【概要】サリドマイドの標的因子セレブロン(CRBN)が、発生過程における脳の神経幹細胞の増殖・分化に重要な役割を担うことを明らかにし、CRBNの新規基質として、四肢や耳のサリドマイド催奇形性を司るp63を新たに同定した。神経幹細胞を増殖させるCRBN作動薬を探索するため、サリドマイド誘導体にフッ素やヘテロ官能基を導入した100種以上の新規化合物の合成に成功し、ゼブラフィッシュおよびヒトiPS細胞由来の神経...
❏炎症の終息と組織修復に関与する免疫細胞システムの解明(17H06175)
【研究テーマ】免疫学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2017-05-31 - 2022-03-31
【研究代表者】吉村 昭彦 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (90182815)
【キーワード】免疫制御 / マクロファージ / 制御性T細胞 / 神経炎症 / 組織修復 (他22件)
【概要】マウス脳梗塞モデルを中心に臓器損傷によって誘発される炎症および組織修復に関与する免疫機構を解明した。脳梗塞発症後1日以内の急性期に炎症が起き症状の悪化が起きるが、3日目以降には炎症は終息し始める。これにマクロファージとその表面に発現するスカベンジャー受容体が関与することを明らかにした。さらに発症2週間目以降の慢性期に脳内に大量の制御性T細胞が蓄積し、ミクログリアやアストロサイトの過剰な活性化を抑制...
❏細胞内カルシウム放出の制御を介したシナプス伝達修飾機構の解明(15K14309)
【研究テーマ】神経生理学・神経科学一般
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】真鍋 俊也 東京大学, 医科学研究所, 教授 (70251212)
【キーワード】神経科学 / 生理学 / 生体分子 / 脳・神経 / 遺伝子 (他8件)
【概要】これまで機能がほとんど解明されていないカルシウム動態調節分子の役割を明らかにすることを試みた。この分子のシナプス部位特異的遺伝子改変マウスを作製し機能解析を行った。海馬スライス標本を用いた電気生理学的解析においては、シナプス後部特異的な分子A欠損マウスでは長期増強が有意に減弱し、シナプス前終末特異的分子A欠損マウスでは、低頻度持続刺激によるシナプス応答が増大することを見出した。行動実験においては、...
【医歯薬学】看護学:遺伝子生体分子を含む研究件
❏大容量RNA配列の情報解析による中心体非翻訳型RNAの網羅的同定(16K14673)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】北川 大樹 国立遺伝学研究所, 分子遺伝研究系, 教授 (80605725)
【キーワード】lncRNA / 細胞分裂 / 次世代シークエンス / 紡錘体 / 中心体 (他9件)
【概要】近年、非コードRNA(lncRNA)が様々な生理現象に関与していることが明らかにされてきた。過去の知見から中心体-分裂期紡錘体の形成に関与するlncRNAの存在は実験的に示唆されていたが、その同定には至っていなかった。本研究では、中心体-分裂期紡錘体系に局在するlncRNAを生化学的手法と次世代シークエンスを融合することで網羅的に同定することを試みた。結果として、分裂期紡錘体形成に関与するlncR...
❏超微小空間における中心小体構造の自己組織化原理の解明(16H06168)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】北川 大樹 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 教授 (80605725)
【キーワード】中心体 / 中心小体 / 細胞分裂 / 細胞生物学 / 遺伝子 (他8件)
【概要】本研究では、中心体複製における重要なプロセスである中心小体構築の分子機構に主眼を置き、その初期過程において微小空間で働く分子の機能解析を行った。その結果、初期過程で構築される土台構造であるカートホイールが形成される意義の一端を明らかにした。さらに中心小体周辺のマトリックス構造が形成される為に必要な分子複合体の同定に成功し、その複合体によって分裂期におけるマトリックスの拡大と中心小体間の結合が制御さ...
❏新規アミド結合反応の開発とペプチド性機能分子の創出(16K14495)
【研究テーマ】生物機能・バイオプロセス
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】木野 邦器 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (60318764)
【キーワード】アミド化合物 / アミド結合形成反応 / ペプチド / アデニル化酵素 / 求核置換反応 (他15件)
【概要】アミド化合物には生体分子や化成品など有用物質が多く、バイオプロセスによる効率的な合成法の開発が望まれている。研究代表者はカルボキシ基の酵素的アデニル化とアミンの求核置換反応によるアミド化合物合成法を開発している。本研究では本手法を拡張して合成可能なアミド化合物の多様化を検討した。Fatty acyl-AMP ligaseによる脂肪酸アミド合成法、非リボソーム型ペプチド合成酵素のアデニル化ドメインに...
【医歯薬学】看護学:脂質生体分子を含む研究件
❏脂肪酸代謝ネットワークによる生体制御およびその制御破綻による疾患メカニズムの解明(20H00495)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2020-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】有田 誠 慶應義塾大学, 薬学部(芝共立), 教授 (80292952)
【キーワード】脂質 / リピドミクス / 生理活性 / 生体分子
【概要】脂質代謝バランスがある一定の範囲に保たれることによって生体恒常性が維持されており、一方でこのようなバランスを制御するしくみが何らかの形で破綻してしまうことが、炎症・代謝疾患など様々な疾患の背後に潜むリスク要因となる可能性が指摘されている。我々はこれまでの研究から、ヒトアレルギー疾患において好酸球の脂肪酸代謝異常(12/15-リポキシゲナーゼ(12/15-LOX)活性の低下)を見出していた。この脂肪...
❏細胞外脂質代謝酵素による腸内細菌叢の制御(19K22483)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2019-06-28 - 2021-03-31
【研究代表者】村上 誠 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 教授 (60276607)
【キーワード】脂質 / 酵素 / 腸内細菌叢 / アレルギー / メタボローム (他8件)
【概要】本研究では、細胞外リン脂質分解酵素sPLA2を基軸に、脂質代謝の視点から腸内細菌叢の新規調節機構を解明することを目的とした。腸管に限局分布するsPLA2-IIA, -Xの各欠損マウスでは腸内細菌叢が変化し、これに伴い血中代謝物や糞便脂質が変化し、皮膚や脂肪組織に癌、アレルギー、肥満等と関連する表現型を発症した。欠損マウスを野生型マウスと同居飼育、またはよりクリーンな環境で飼育すると、両群間の腸内細...
❏健康環境因子としての脂質代謝の新機軸(16H02613)
【研究テーマ】環境・衛生系薬学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】村上 誠 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 教授 (60276607)
【キーワード】酵素 / 脂質 / 生体分子 / 細胞・組織 / 遺伝子 (他8件)
【概要】本研究では、脂質代謝のボトルネック酵素の一つであるホスホリパーゼA2 (PLA2)ファミリーに注目し、各種PLA2サブタイプの網羅的欠損マウスの表現型解析を推進するとともに、リピドミクス解析を展開することで、脂質による健康環境調節とその破綻に基づく病態発症機序の解明を目指した。特に、外部環境との接触の場としての皮膚及び消化管の恒常性と疾患に関わる脂質経路の同定、その影響を受ける代謝・免疫等の遠隔組...
【医歯薬学】看護学:ゲノム生体分子を含む研究件
❏ケミカルジェネティクス法で新規同定したGreatwallキナーゼ標的候補の解析(15K07041)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】奥村 英一 東京工業大学, 生命理工学院, 助教 (00323808)
【キーワード】Greatwall / Gwl / M期 / 染色体 / ゲノム (他9件)
【概要】細胞分裂周期のM期は複数のM期キナーゼにより制御されている。その中のひとつであるGreatwall(Gwl)キナーゼは、生存に必須であり、M期の開始と進行を制御する。M期開始は、Arpp19/Ensaを標的としてリン酸化し、これがB55型PP2Aフォスファターゼ活性を抑制することで制御する。しかしM期進行の制御については、リン酸化の標的など制御機構は不明である。本研究では、代表者等がこれまでに見い...
❏関節リウマチを対象としたヒト免疫学の確立(23229007)
【研究テーマ】膠原病・アレルギー内科学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】山本 一彦 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (80191394)
【キーワード】ゲノム / 内科 / 免疫学 / 組織・細胞 / 生体分子 (他6件)
【概要】本研究では関節リウマチ(RA)患者のリンパ球について、主に(1)制御性T細胞(Treg)(2)遺伝子多型(3)自己抗原特異的CD4陽性T細胞に焦点を当てて解析した。(1)マウスにおいてTGF-beta3を産生し液性免疫応答を抑制するLAG3陽性Tregを同定し、さらにヒトLAG3陽性Tregが活動性RAで減少していることを示した。(2) 健常人約100名のリンパ球サブセットで発現遺伝子と遺伝子多型...
❏光シグナル伝達を基盤とした子実体形成機構の解明(22580097)
【研究テーマ】応用微生物学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】宮崎 安将 独立行政法人森林総合研究所, きのこ・微生物研究領域, 主任研究員 (40343800)
【キーワード】きのこ / 光受容体 / 形態変化 / シイタケ / 子実体形成 (他17件)
【概要】きのこの子実体形成には光が必要である。シイタケの光受容体遺伝子 Le.cry は、担子菌初のクリプトクロム型光受容体をコードしていた。その産物Le.CRY の解析 の結果、青色光領域を吸収し子実体形成に関わることが示唆された。プロテオーム解析の結果、 リン酸化や糖鎖付加などの翻訳後修飾を介して、子実体形成に関わる代謝経路やシグナル伝達 経路が存在することが分かった。トランスクリプトーム解析の結果、...
【医歯薬学】看護学:メタボローム生体分子を含む研究件
❏細胞外脂質代謝酵素による腸内細菌叢の制御(19K22483)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2019-06-28 - 2021-03-31
【研究代表者】村上 誠 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 教授 (60276607)
【キーワード】脂質 / 酵素 / 腸内細菌叢 / アレルギー / メタボローム (他8件)
【概要】本研究では、細胞外リン脂質分解酵素sPLA2を基軸に、脂質代謝の視点から腸内細菌叢の新規調節機構を解明することを目的とした。腸管に限局分布するsPLA2-IIA, -Xの各欠損マウスでは腸内細菌叢が変化し、これに伴い血中代謝物や糞便脂質が変化し、皮膚や脂肪組織に癌、アレルギー、肥満等と関連する表現型を発症した。欠損マウスを野生型マウスと同居飼育、またはよりクリーンな環境で飼育すると、両群間の腸内細...
❏リン脂質のリサイクル(15K14957)
【研究テーマ】生物系薬学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】村上 誠 公益財団法人東京都医学総合研究所, 生体分子先端研究分野, 参事研究員 (60276607)
【キーワード】酵素 / 細胞・組織 / 脂質 / 生体分子 / 肝臓 (他9件)
【概要】コリンは栄養素として外因性に供給される以外に、細胞膜ホスファチジルコリン(PC)の分解からも生じるが、本代謝経路を担う酵素の実体と意義は不明であった。我々は脂質代謝酵素PNPLA8(ホスホリパーゼA)とPNPLA7(リゾホスホリパーゼ)の欠損マウスの解析を通じて、PNPLA8→PNPLA7経路が肝臓においてPCから内因性コリンを動員する主経路であることを明らかにした。本経路が遮断されるとコリン及び...
❏内因性GPC産生経路の解明とその代謝改善への応用(25670032)
【研究テーマ】生物系薬学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】村上 誠 公益財団法人東京都医学総合研究所, 生体分子先端研究分野, 参事研究員 (60276607)
【キーワード】酵素 / 脂質 / 生体分子 / 遺伝子 / 組織・細胞 (他9件)
【概要】本研究では、機能未知のPLA2サブタイプであるPNPLA7がリゾホスファチジルコリン (LPC)→グリセロホスホコリン(GPC)の代謝を担うリゾホスホリパーゼとして働くことを見出した。リゾホスホリパーゼは従来、細胞膜溶解性のLPCを消去する解毒酵素として認識されており、その実体やGPC産生酵素としての意義は着目されていなかった。本研究は、申請者が独自に樹立したPNPLA7欠損マウスを解析した。その...
【医歯薬学】看護学:シグナル伝達生体分子を含む研究件
❏がん不均一性の克服に寄与する高活性天然物の探索と機能解明(20H03394)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】石橋 正己 千葉大学, 大学院薬学研究院, 教授 (90212927)
【キーワード】生理活性 / シグナル伝達 / 生体分子 / 有機化学 / 薬学
【概要】本研究では,がん幹細胞の生存と分裂を支えるがん微小環境で亢進するシグナル分子に作用する天然物から探索することを目的とする.今回,がん選択的にアポトーシスを誘導するトレイル(TRAIL)やエピジェネティック遺伝子転写を制御するポリコーム構成分子の一つであるBMI1のプロモーター阻害作用等に関するスクリーニングを植物成分や真菌等の微生物由来成分を対象として行った. 1)TRAIL耐性胃がん細胞を用いた...
❏アンジオクラインシステムによる造血幹細胞の生着制御機構の解明(19K08858)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】高橋 聡 東京大学, 医科学研究所, 特任教授 (60226834)
【キーワード】血管内皮細胞 / アンジオクライン / 細胞・組織 / シグナル伝達 / 生体分子 (他9件)
【概要】本研究では、臍帯血移植における骨髄組織特異的血管内皮に注目した、斬新なアプローチで生着不全の克服と、造血回復の促進を目標に据えた基礎的研究を行った。すなわち、研究分担者らの先行研究によって明らかになっているニッチ構成分子である血管内皮細胞に、造血幹細胞増殖、分化促進能が潜在していることを確認し、疾患動物モデルや細胞移植モデル等を用いて、成体血管内皮細胞の造血系細胞の増殖能、成体内の血管内皮造血転換...
❏根の形態形成を制御するGRAS/IDDファミリーによる転写制御機構の構造研究(17K07448)
【研究テーマ】植物分子・生理科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】平野 良憲 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 助教 (50452529)
【キーワード】X線結晶構造解析 / 転写制御 / 分子認識 / GRASファミリー / 結晶構造解析 (他14件)
【概要】植物の根の形態形成に関与するGRASファミリーと転写因子IDDファミリーの相互作用に着目して、構造生物学的・生化学的手法を用いてより詳細な転写制御の分子機構の解析を行った。GRASファミリーのSCL3とIDDファミリー複合体のX線結晶構造解析を行った結果、既存のGRAS-IDD相互作用とは異なる新規の相互作用であることが明らかとなった。また、生化学的な解析から転写因子IDDファミリーとGRASタン...
【医歯薬学】看護学:ストレス生体分子を含む研究件
❏G蛋白質の活性調節因子として働くヒトのグロビン蛋白質の機能制御機構の解明(17K07329)
【研究テーマ】機能生物化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】若杉 桂輔 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (20322167)
【キーワード】蛋白質 / 蛋白質間相互作用 / 蛋白質工学 / 酸化ストレス / 細胞保護 (他8件)
【概要】ヒト脳神経細胞内に存在するニューログロビン(Ngb)は、酸化ストレスに伴う神経細胞死を防ぎ、また、通常酸素濃度正常状態では神経突起伸長を促す。本研究では、我々は、蛋白質工学的手法を用いて、ヒトNgbの作用機序の解明、及び、蛋白質間相互作用に着目した機能制御機構の解明に挑んだ。その結果、Ngbの働きに重要なアミノ酸残基や蛋白質間相互作用に重要なアミノ酸残基を明らかにできた。さらに、今回、新たに、Ng...
❏心房細動の病態基盤としての炎症ネットワークの解明(23390213)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】赤澤 宏 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (20396683)
【キーワード】分子心臓病態学 / 肥満細胞 / リモデリング / スタチン / 細胞・組織 (他8件)
【概要】血行力学的負荷による肥満細胞の活性化にエンドセリン-1(ET-1)が関与し、ET-1は肥満細胞を活性化し、MCP-1 (monocyte chemotactic protein-1)を介してマクロファージの遊走を亢進させることで、心房リモデリングを促進することが明らかとなった。また、HMG-CoA reductase阻害薬ピタバスタチンは、ET-1による肥満細胞活性化を阻害し、心房における線維原性...
❏環境ストレスに対する樹木の根の代謝制御(18380087)
【研究テーマ】林学・森林工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】小島 克己 東京大学, アジア生物資源環境研究センター, 教授 (80211895)
【キーワード】荒廃地 / 環境造林 / 低酸素ストレス / アルミニウムストレス / Melaleuca cajuputi (他16件)
【概要】土壌に起因する環境ストレスが荒廃地の造林を行う上で問題になりやすい。荒廃地造林技術の開発のために環境ストレスに対する樹木根の代謝応答の機構を明らかにする必要がある。本研究では、樹木根の炭素代謝の応答を解析する手法を確立し、実際にいくつかのストレスに対する応答を解析した。その結果、低酸素ストレスやアルミニウム過剰ストレスには解糖系を阻害する作用があることが明らかになり、耐性樹種はその作用を回避する機...
【医歯薬学】看護学:分子生物学生体分子を含む研究件
❏生命科学・創薬科学を指向した分子ダイナミクス分類理論の構築(15KT0103)
【研究テーマ】連携探索型数理科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-07-10 - 2020-03-31
【研究代表者】山下 雄史 東京大学, 先端科学技術研究センター, 特任准教授 (50615622)
【キーワード】分子動力学シミュレーション / 分子生物学 / 数理科学 / 計算幾何学 / 時系列解析 (他17件)
【概要】計算機が進歩したことで、近年、生体分子の分子動力学シミュレーションを大規模におこなうことができるようになった。本研究では、分子動力学シミュレーションから数理科学的手法でダイナミクスの様々な特徴を抽出する手法を考案した。例えば、skeletal coreの概念を使うことで、解析の中で見かけの運動が現れてしまう効果を抑えることができるようになった。また、特異スペクトル変換法をおこなうことで運動の変化を...
❏新規ホスホリパーゼ分子群の機能的脱オーファン化(24390021)
【研究テーマ】生物系薬学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】村上 誠 公益財団法人東京都医学総合研究所, 生体分子先端研究分野, 参事研究員 (60276607)
【キーワード】酵素 / 脂質 / 生体分子 / 遺伝子 / 組織・細胞 (他14件)
【概要】本研究では、機能未知のホスホリパーゼA2(PLA2)分子種の欠損マウスを作出導入し、各PLA2が関わる生命応答を明らかにすること(機能的脱オーファン化)を目指した。その結果、 (1)sPLA2-IIEはリポタンパク質代謝を介して肥満の調節に関わること、(2)sPLA2-XIIAは組織マスト細胞の活性化と獲得免疫応答に関わること、(3)PNPLA7/iPLA2θは肝臓のコリン代謝の制御を介して全身の...
❏ヒト毛包由来細胞および上皮系幹細胞を用いた毛髪再生に関する研究(17390474)
【研究テーマ】形成外科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】吉村 浩太郎 (2006) 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (60210762)
【キーワード】移植学 / 再生医学 / 分子生物学 / 組織培養 / 移植・再生医療 (他8件)
【概要】ヒト頭皮から採取した毛乳頭細胞の遺伝子発現解析を、マイクロアレイおよびRT-PCRにより行った。マイクロアレイにより繊維芽細胞と比較したところ、ケモカインリガンドやインターロイキン、細胞周期関連遺伝子、プロテオグリンカンに有意な発現増強が認められた。またRT-PCRでは既知の毛乳頭細胞マーカー14種の遺伝子発現を検討したところ、繊維芽細胞と比較して2種の遺伝子で有意な発現増強、1種の遺伝子で有意な...
【医歯薬学】看護学:放射線生体分子を含む研究件
❏放射線治療効果を時間差判定するための光・核医学・MRI・CT融合画像ソフトの開発(19659315)
【研究テーマ】放射線科学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】笠松 智孝 慶應義塾大学, 医学部, 共同研究員 (30317242)
【キーワード】放射線 / 癌 / 生体分子
【概要】本研究の目的は悪性腫瘍の治療を行った後に、各画像の特性を融合させて正確な治療効果を判定するプログラムソフトを開発することにある。治療の間に腫瘍は分子生物学的、機能生理学的、形態学的に変化していく、腫瘍細胞の分子生物学的変化を光画像と核医学画像と、CTやMRI画像を重ねて同時解析する。これらの3つの画像を同時登録されるというプログラムソフトを開発して、時間差画像診断を可能とすることを最終目標としてい...
❏核医学イメージと光学的イメージとの融合により体内遺伝子を描画する方法の開発(17659374)
【研究テーマ】放射線科学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】久保 敦司 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (90051771)
【キーワード】放射線 / 遺伝子 / 生体分子 / トランスレーショナルリサーチ / Tc-99m (他11件)
【概要】本研究は放射能(RI)と蛍光とで二重標識したアンチセンス、または、その類似体のオリゴヌクレオチド(AON)によって、核医学手法と光学的手法とによって得られた融合イメージを用いて、体内にある遺伝子の局在を精確に、非侵襲的に捉える方法を開発することを目的としている。〈RI+蛍光〉標識したAONの生体内での安定性を確認し、次に、目的遺伝子をイメージングするに充分の量だけAONが到達するためのキャリアー物...
【医歯薬学】看護学:トランスレーショナルリサーチ生体分子を含む研究件
❏特異体質性薬物副作用リスク評価手法の構築(26670074)
【研究テーマ】医療系薬学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】鈴木 洋史 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (80206523)
【キーワード】薬剤反応性 / 免疫学 / 生体分子 / トランスレーショナルリサーチ
【概要】特異体質性副作用の発現には患者の遺伝背景の関与が想定され、アバカビル過敏症ではHLA-B*57:01とアバカビルの相互作用が免疫原性を示すことが報告されている。特異体質性副作用の発現が知られる7種類のHLA-B遺伝子型と薬物の組合せで同様の検証を行った結果、B*35:05とネビラピンのみでアバカビル同様の強固な相互作用が認められた。陰性対象との配列比較から抗原提示溝内へのネビラピンの結合が想定され...
❏卵巣癌のシスプラチン耐性回避のためのシスプラチン・テネイシン抗体併用療法の研究(19659429)
【研究テーマ】産婦人科学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】日下部 守昭 財団法人動物繁殖研究所, 実験動物研究センター, 首席研究員 (60153277)
【キーワード】外科 / 生体分子 / 細胞外マトリックス / テネイシン / 抗体療法 (他8件)
【概要】抗テネイシン抗体と抗がん剤との併用療法による腫瘍抑制効果を検討した。 2008卵巣癌細胞をヌードマウス皮下に移植1週間目より以下の各週スケジュールに従って処理した。(1)抗テネイシン抗体(aTNC)は1匹1回当たり125μgを3日毎に腹腔注射した。(2)抗体投与スケジュールに合わせて、5FUは、15mg/kg、Docetaxel(Doc)は2mg/kg、Cisplatin(Cis)は30mg/m^...
❏乳癌と周囲微小環境相互作用を標的とした癌の増殖および転移抑制治療に関する研究(18390355)
【研究テーマ】外科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2006 - 2007
【研究代表者】日下部 守昭 財団法人動物繁殖研究所, 実験動物研究センター, 主席研究員 (60153277)
【キーワード】外科 / 生体分子 / 細胞外マトリックス / テネイシン / 抗体治療 (他8件)
【概要】癌細胞と周囲間質細胞との相互作用は、癌の成長、浸潤、転移に重要な役割を担っている。細胞外マトリックステネイシン-C(TNC)とテネイシン誘導因子(TIF)は、この相互作用を調整する細胞外環境調整因子として重要である。 本実験の目的は、癌の周囲微小環境を標的とした癌の成長を抑制する抗体治療法を確立することである。そこで本実験では、癌細胞[ヒト扁平上皮癌細胞(A431)、ヒトメラノーマ細胞(A375)...